特撮博物館@MOTに行ってきたよ!
隠居生活は毎日が日曜日。楽しみにしていたことのひとつは平日に美術展に行けること。だって人気の美術展ってすっごい人出で作品を楽しむ余裕もありゃしない。現役時代はルーブルもゴッホも歌川国芳も平日有給休暇をとって行ったんだもの。引退後はそんなこと気にせず、好きな時に行けるなんて素晴らしい!
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隠居生活は毎日が日曜日。楽しみにしていたことのひとつは平日に美術展に行けること。だって人気の美術展ってすっごい人出で作品を楽しむ余裕もありゃしない。現役時代はルーブルもゴッホも歌川国芳も平日有給休暇をとって行ったんだもの。引退後はそんなこと気にせず、好きな時に行けるなんて素晴らしい!
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いきなり閑話休題。ライフ・ゲームって知ってるかな?コンピュータによる生態系シミュレーション・プログラム。コンピュータ内の仮想生命体はシンプルな規則性に沿って誕生繁栄死滅を無限に繰り返す。生命体はドット(もしくはキャラクター)として表現されるので、その生態と進化は奇麗なパターンとなる。
ライフ・ゲームは私が高校生の頃、はじめてコンピュータに触れた時期に流行っていた。何といまから30年以上前の1970年代だ。友人に誘われてのぞいたコンピュータ同好会。勿論、当時はパソコンなんてなかった。みんな机上でプログラムを考えてデバッグ、その実行は大型コンピュータが鎮座しているコンピュータ・センターまで出かけて行っていた。入力はパンチカード(!)で出力はプリンター。ディスプレイ出力はあったけど、一般的ではなかったと記憶する。
プログラムをパンチカードに打ち込んで(1行1枚なんで時間かかること)、読み込ませたらしばし待つ。うまくいけば奇麗なパターンがプリンター用紙に打ち出されてくるんだ。そこに現れるパターンは一つの生命の歴史。生命が誕生し、繁殖し、進化しやがて死滅する。最初は規則性を持って動いていたパターンが突然変異で乱れ、やがて新しいパターンが生まれる。与える初期値によって無限に進化し続けるものもあれば、あっという間に滅びるものもある。
電子の世界の疑似生命は美しく不思議で魅力に溢れていた - それがライフ・ゲーム
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てへへ、いきなり閑話休題ですみません。で、お台場の日本未来科学館で開催中のテオ・ヤンセン展に行ってきたのさ!
物理学者にしてアーティストのテオ・ヤンセンが創り出した人工生命に魅了されたのはもう何年前になるだろう。海辺の風を食んで自立歩行する美しく不思議なビーストたち。最初のビーストが生まれたのは20年も前。最初はシンプルでただ風をうけて歩行するだけだったビーストは、風を貯める装置(ペットボトル)、水や障害物を感知するセンサーを備え、さらに巨大化し、日々進化し続けている。
テオ・ヤンセンの公式サイト。進化するビーストの動画をみることができる。
お正月にNHK Hiで放映されたテオ・ヤンセン特集によれば、初代ビーストはテオ・ヤンセンがATARIのコンピュータでプログラムしたライフ・ゲームで生を受けたということだ。ATARIのディスプレイに映し出されたシンプルな疑似生命はやがて、プラスチックパイプの骨格とチューブの筋肉を持ったリアルな創造物に転換され進化し続けている。
テオ・ヤンセンの希望。それは彼の生み出した疑似生命ビーストが彼の死後も進化と繁栄をすることだ。そしてそれはいま、インターネットという地球規模のインフラを通じて可能となった。彼のビーストを見た世界中の人々が類似もしくはまったく新しい彼らオリジナルのビーストを作りYoutubeを通して発信しているのだ。
コンピュータ上のライフ・ゲームから生まれたビーストは、コンピュータ・ネットワークのインフラを通して進化し繁栄続けている。それは素晴らしい回帰。
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さて、テオ・ヤンセン展。休日は混むだろうと平日午後に半休をとっていった。お台場の未来科学館は閑散としているかなと思ったら結構人はいたよ。考えてみればまだ冬休みだからね。加えて漏れ聞こえてくる英語北京語韓国語。観光スポットにもなっているのだなあ。よしよし。
入口には動かして遊べるビーストもあり、なかなか期待できそう!と思って中にはいったら巨大ビーストがたくさん!進化の過程にあわせて展示されている。動いている姿はビデオで。いまはやりの裸眼3Dテレビでも紹介されていてすごい。裸眼3Dテレビってみててキモチワルクなることを発見!別にとびだしてなくてもいいや。
圧巻なのは1時間毎のビーストの実演!巨大なビーストが風を貯めて動く!(実際は屋内で風がないのでコンプレッサーで圧縮空気を送ってためておく)
百聞は一見にしかず。現地でご覧になるかnyaのとったへたへたビデオをどうぞ!長いので適当に早送りしてね!
テオヤンセンがライフゲームをプログラミングしていたATARIのコンピュータも展示されてて狂喜!なっつかしい~。
ミュージアムショップで売っていたミニ・ビーストを組み立てて遊ぶ。楽しいなあ。
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2/14までやっているのでお近くの方はぜひどうぞ!美しく巨大な疑似生命。科学と芸術の夢のコラボレーションをご体験ください!
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突然のニュースに愕然。トノバンが亡くなった…。
加藤和彦さんが自殺=「あの素晴しい愛をもう一度」-遺書2通、軽井沢のホテル
トノバンといえば初めて認識したのはフォークル。私はメンバーで精神科医の北山修さんの大ファンで、学生の頃には自切俳人(北山先生の別名)のオールナイトニッポンを欠かさず聞いていた。そんでもって勿論サディスティック・ミカ・バンド。おしゃれでステキなあのバンドをトノバンはもう40年近くも前にやってたんだぜ!私はちょっと遅れてYMO経由でその存在を知ったので、もう初代は解散してたんだけど、勿論アルバムは集めたよ。私はミカさん、かれんちゃん、カエラちゃんと3世代の「タイムマシンにおねがい」を聞いているなあ。最近まで北山先生と坂崎さんとフォークルやったりしてたのに、まだお若いのに、何で…。
残念な気持ちでいっぱいです。ご冥福をお祈りします。
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昨日の日経の朝刊で「La Machine」が横浜上陸したと知り、即効で観にいったよ!
財団法人横浜開港150周年協会(横浜市中区)では、 4月28日(火)より開幕する横浜開港150周年記念テーマイベント「開国博Y150」のオープンに先がけ、 日本初上陸する巨大スペクタクルアート劇団「ラ・マシン」による「開国博Y150プレイベント」を、 4月17日(金)から19日(日)の期間中、開催します。
横浜港に上陸した巨大蜘蛛。霧と雪、炎を盛大にふりまきながら赤レンガ倉庫前を練り歩く。
楽隊を従えて。なんだかますむらひろしの世界だ。
最初は、すごいすごいと大騒ぎしながらみていたのだけど、そのうち声もなく見入ってしまったよ。たくさんの人々があやつっているのが見えるにもかかわらず、ひとつの巨大な生き物にしか見えないのだ。
いやー横浜でLa Machineが見ることができる日が来るなんて!開港プレイベントに招致した横浜市は偉い!明日日曜日午後は、蜘蛛二匹による市内大パレードがあるので、お時間のある方は是非!
みじかいけど動画。音楽は生演奏なんだよ(最後にあついといってるのは私)
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昨日訪れた横浜ベイクオーターの駐車場に至る通路にレイアウトされていたアート。それがライフストライプ。
生物の生活をストライプ模様で表現するアートプロジェクトです。「ライフストライプ」のコンセプトは、アート集団「Spread」が2003年コンセプト化したアートプロジェクトで、21色で毎日の生活パターンを表現できます。ユーザーごとに1日の行動を記録することでオリジナルストライプが生成され、その模様から毎日を確認し、生活を感じることを目的としています。
さっそくわたしのライフストライプをつくってみたよ。典型的なワークデイ。
お約束ねこまる。くうねるあそぶの猫ライフ。
ま、僕自身がストライプですからニャ。
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その絵を前にして夫はいった。「なるほど絵と云うものはこうして実物を見てみなければ判らないことがあるね」
それには私もまったく同感だった。この絵を目当てに私たちは横浜美術館で開催されている「ルーブル美術館展」を訪れたわけであるが、まさかこんな愛らしい小品だとは思っていなかった。もちろん絵のデータとしてはちゃんとサイズ(23X30.5cm)は記載されているわけだが - その小ささを実感としては持っていなかったわけだ。
ちっちぇ~ - それが18世紀ロマン主義の旗手ドラクロワの著名な絵画「オフィーリアの死」の印象だった。あ、いやいやもちろん可能な限り近寄り絵のディティールを確認しその美しさ哀れさにもちゃんと感じ入ったけどね。ドラクロワのシェークスピアシリーズはいいな~。あ、猫シリーズもかわいいよ。
音楽同様私自身の絵画の趣味は非常に俗だ。幼い頃自宅の居間に飾られていたルノワールの複製画が良くなかったのか、もうまったく持って凡庸。まして真贋などさっぱりわからない。SFファンであるがゆえに、英米のパルプ雑誌のイラストレータに大いに影響を与えたロマン主義のドラクロワに魅かれ、風景画といえばバルビゾン派。その後なぜかダダイズムに転び、マルセル・デュシャンの「泉」にであって要するになんでもありか!と衝撃を受けて完璧に美的センスが破壊されたんだけどね。
だから今回も「横浜美術館にルーブル来てるのか~、おおドラクロワ初出もあるし、バルビゾン派も多いのね。アングルも嫌いじゃないから見に行ってみようかなあ」と思って、代休をとった日に夫を誘って出かけた。そうしたら平日にもかかわらずすっごい人手。辟易して早々に会場をでたのだが。「ま、とりあえずドラクロワとミレー・コローと目玉の「トルコ風呂」が見れたからいいやー」といって夫に大いにあきれられたよ。
会場では無料のラジオガイドを貸してくれるのでそれを聞きながら回るもよし。カタログ(2000円也)を買い求め、それをまず読んでから回るもよし。しかしやはり人気の展示会。なかなか落ち着いてみれないのがちと悲しい。ま、いずれ本場でね。
ところで、会場でもらったチラシにこんなものが!フランク・ロイド・ライト好きにはたまらないマンションがみなとみらいにできるのだ。エントランスにタリアセンですよ奥さん!いま住んでいる2LDKのマンションに満足しており、老後もリフォームして住もうと思っていたが、ちょっと心が動いている。とりあえず会員にはなってみたよ。
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