書籍・雑誌

白山宣之遺作集「地上の記憶」感想

「白山宣之」の作品をはじめて読んだのはもう随分と前だ。東京三世社の「名探偵に名前はいらない」の中の一編。関川夏央先生の探偵小説を原作にした漫画アンソロジー。もう30年以上も前で、当時は大友克洋先生を筆頭としたニューウェーブと呼ばれる新興世代の漫画家たち(もちろんいまでは大御所だ)がどんどん頭角を現し始めた頃。もうなにしろ筆致が達者なのだ(達者すぎて模倣に見えることすらあった)。劇画タッチ、ニューウェーブ、ハードボイルド、戦前の冒険漫画風。どんな作風でも一貫してスタイリッシュ、そして素晴らしい余韻を残す作品ばかりだった。

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「シャーロック:ケースブック(ハヤカワ版)」ファーストインプレッション

さてさて業界騒然の「SHERLOCK : CASEBOOK」、いわゆるBBCドラマの公式ガイドブックが英国で出版されたのは昨年10月。これはUK Amazon経由で購入した。当時、SHERLOCKはNHK BSプレミアムでS1/S2とも放送されており、DVDも出て徐々にファンを獲得していた…といっても日本国内ではまだまだ無名だから、当分日本で発売されないと思ったのだ。昨年10月に入手して開いた時、私はこのガイドブックの日本語化はまず無理とため息をついた。

この先はネタバレあったりするのでたたみます。まずこのケースブックの存在自体が壮大なネタバレなので、ドラマ未見の方は是非SHERLOCK、S1/S2全6話をご覧になってからお読みください。ぜったいぜったい持ってて損はないっすよ!

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代官山蔦屋書店と特設SHERLOCKコーナー

さてさてSHERLOCK熱でまだまだ頭フットウ中。そんな私にtwitterのTLでみかけたこんなイベントが!

代官山蔦屋書店に『SHERLOCK』特設コーナー開設!

早速行ってきますた。代官山蔦屋書店ははじめて。昔よく行ったトゥレトゥールもおいしいケーキ屋さん「イル・ブルー・シェル・ラ・セーヌ」 のはいってるフォーラムビルのお隣りにあるということを初めて知ったよ。

本屋さんだけでなく、いろいろなお店がはいってる、T-SITEっていうんだって。

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いやあ、いい本屋さんだ!駐車場は広いし(2000円あたり1時間無料)、深夜2時まで開いてるし、品揃えもなかなかに充実。SFの棚は小さいけど書店員さんのこだわりが見てとれて素晴らしい。蔦屋さんらしく古本(ヴィンテージ)も同棚に並んでて、先だって亡くなったハリイ・ハリスン先生のサンリオ文庫「ステンレス・スチール・ラット」シリーズが揃ってて嬉しくなっちゃったよ。わかってるにゃあ。車・美術関係の書籍も超充実!本屋さんのあちこちに座り心地のよい椅子が設けられていて座って読めるのもうれしいね。

本屋さんは文化空間。大衆向けのコンテンツ・レンタル業で成功を収めたCCCがこんな形で大衆に文化を還元するのは素晴らしいことだと思う。贔屓にするよ!

あ、あとT-SITEの北村写真機店も素晴らしかった。カメラのキタムラにゆかりのお店なのかな。趣味の良いカメラが新品・中古でそろい踏み。トイカメラもばっちりカバー。カメラマン夫垂涎ののライカやニコンのヴィンテージものもあったりしてすげえ。私はトイデジカメを買おうとして夫にとめられた。

おっと、しまった肝心のSHERLOCKコーナーはこじんまりでした。こんな感じー。AXNミステリーで9/8(土)放送予定のSHERLOCKシリーズ1(字幕版)とタイアップして、シャーロック関連の書籍を多数そろえてる。お部屋のミニチュアもあったよ!シャーロック・ホームズ・ハンドブック買っちゃった。これでいつでも聖典のエピソードにあたれるよ。

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そだそだSHERLOCKといえばこんなのも買った。

SHERLOCK特集にベネさんインタビューあんとベネさんポスター、ということでこれだけじゃにゃあと思って買わないでいたら、マーティンへの言及もあるというのでつい買ってしまいましたが、すでにネットでのインタビュー記事などで読んでいた内容なので目新しい情報はなかったにゃあ。ご希望の方がいらしたらさしあげますので連絡くださいな。

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「まつるひとびと」感想

そうそう、9月は「フォーゼ」に「髑髏城」のテレビあーんど舞台のかずきまつりだったんだけど、もひとつありました!何と!かずきさん初のオリジナル短編集「まつるひとびと」が出版されたのだ!じゃーん!

かずきさん初のオリジナルは、お祭りをキーワードに書かれた6つの短編。綺譚風あり伝奇あり昭和ノスタルジーありとなかなかにバラエティに富んでいて面白いよ!

「山すべり」…昭和の筑豊の炭鉱町を舞台にしたノスタルジックな物語。すでに斜陽産業となっていた炭鉱町で繰り広げられる少年たちだけの祭りはどこかちょっと物哀しい。これナッポくんの一人称にしたほうがすっきりすると思う。

「おんなばしら」…「新青年」がでてくるから大正時代かな?これも炭鉱街の遊郭を舞台にしたちょっと荷風っぽい物語。かずきさんがあとがきでかかれているようにモデルはバルセロナの「人間の塔」だね。娼婦たちが「人間の塔」を組んだら色っぽいぞ~というifはなかなか面白い。ラストの展開にちょっとあぜんとしたけど、雰囲気は良いデス。高橋葉介先生の絵で思い浮かびました。

「婿飛ばし」…現代の地方都市が舞台。新潟の奇祭「婿投げ」が近年話題になってるけど、ヒントはそれかな?新婚のお嫁さんがお婿さんを放り投げる「婿飛ばし」。ちょっとしたお遊びめいたお祭りだったけど砲丸投げの才能のあるお嫁さんが投げたらトンデモないことに…喜劇なんだか悲劇なんだかわからないこの微妙な雰囲気は味だなあ。好き!

「祓え相撲」…筒井康隆先生の傑作に「走る取的」という短編があって、まあお相撲さんがえんえんおいかけてくるだけなんだけど怖い怖い…ってのは関係ないな。相撲は神事、お相撲さんは悪霊を鎮めるものってすごい好きな概念です。行事さんがトボケテていい感じ。

「国綱引き」…ええっと神事と美人市議と産廃と…って三題話かよっ!そこそこ読ませるのにオチが散漫で惜しい!長編にしても面白そうな題材だにゃあ。

「トチノキ祭り」…某所に伝わる秘祭「トチノキ祭り」の取材とするライターと編集者。わあ昭和の香りのSF短編だあ。筒井先生とかかんべ先生とかむかしこんな風味のたくさん読んだにゃあ。懐かしい。出来はふつー。

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浅倉先生ありがとうございました。

Twitterにも書いたけれど、あらためて -

わああん。2/14に翻訳者の浅倉久志先生が亡くなられていたことを堀晃先生のブログで今日知った!悲しすぎる~。夫が浅倉先生逝去の報は先週私に言ったといっているが喘息で聞いちゃあいねーよ状態だったらしい。

コドモの頃、私がはじめてSFの世界に分け入ったのは海外の翻訳SFからだった。浅倉先生はその頃から翻訳活動をはじめられたので、ヴォクト・ヴォネガット等々の名作を先生の名翻訳でたくさん読んだ。「スラン」大好きだったなあ。

そしてそれからもティプトリーJrやギブソンにいたるまで、古典、ニューウェーブ、サイバーパンクとここ40年近くのSFトレンドを先生の名翻訳で享受できたことは日本SFファンの僥倖でした。浅倉先生、ありがとうございました。先生の魂が安らかに宇宙を旅されることをお祈りします。

でも先生最大の功績P・K・デイックの著作群私読んでないんだよね(苦手作家なのです~)。夫は大ファンで著作は全部家にあるけどさ。ごめんPKDあんど浅倉先生!いつかはちゃんと読みます(夫が後ろでアンドロ羊の文庫を手にして立っているよ…まっまだ読むもんかっ!)

(nyaの三大苦手作家。何度挑戦しても3ページ以上読めない。ドストエフスキー/P・K・デイック./野阿梓)

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先週読んだ本

■八朔の雪 みをつくし料理帖  高田郁

ご飯がおいしそうなお話は良いお話というのが私の持論ですが、その観点では大合格。上方出身の天才女料理人澪ちゃんが苦労して作る江戸人の舌にあった料理のどれもがおいしそう。おまけに巻末にレシピまでついてお徳感満載です。度重なる艱難辛苦を己の才覚と周囲の暖かな人情で乗り切る下がり眉のかわいい澪ちゃんがんばれ!と応援してしまうよ。この巻はいわばお話の導入部で、まだまだ先は長いみたい。早く続刊が読みたいなあ。

■数学的にありえない アダム・ファウファー

信頼できる本読みのひとり、児玉清先生絶賛との書店POPに弾かれて思わず手にとってしまって読んだらそりゃもう面白いウンチク "ラプラスの魔"ジェットコースターエンターテインメント! 確率論、量子力学と理系材料をテーマにしてるけど、なぜか文系の香りがします。一見関係ないように見える多数の登場人物の運命がラストに収束していくドライブ感に酔った。ラストが本当に良いんだ!超おすすめ!

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つれづれ最近買った本

「おくりびと」原案ということでミーハー的な興味で購入。妻子を養うため、図らずも「納棺夫(造語)」という職についてしまった、文学者(崩れ)の著者が多くの「死」と周辺の事象に触れた経験から、死生観、宗教観を語る。日常として死に触れる職業を持った人は多かれ少なかれこのような独自の死生観、宗教観を持つのだろうなと思いました。作品、エッセイ、宗教書、いずれにしても中途半端で散漫な印象を受けましたが、作者の真摯なお人柄が全てを凌駕する本。

もはや名作「グリーンウッド」に続く那州先生の代表作と言っても過言では無い「魔法使いの娘」もいよいよ物語の核心に迫る第7巻。さきの感想でも書いたけど、そもそもこのコミックを買ったのは、主人公初音の義理の父、稀代の霊能力者にして生活無能力者鈴の木無山のルックス(長髪丸メガネ、黒一色の着物に羽織)が新感線の傑作「髑髏城の七人」1997年版の蘭兵衛(粟根まことさん)にクリソツだったからです。粟根ヲタとして先生には大いにシンパシーを感じマス。

それはともかく無山と兄弟子で初音の実の父親の無定、弟弟子の無畏(兵吾も)のそれぞれの関係性が徐々に明らかになっていく。 初音は無山に監視され操られていたことに気づいて逃走。この「監視」に気づき初音が絶望するシーンの恐ろしさは秀逸。人の倫理の外にいる無山が兄弟子無定を殺し、その記憶を封じて娘の初音を手元に置いた真の目的。姿を隠した無畏の真意。「いまさら遅い」「間に合わない」と絶望する兵吾。そしてJrの元に身を寄せて何故か巫女修行(笑)をする初音。いよいよ核心に触れる次巻の巻末予告が「逃げちゃだめだ」っつーのにも笑いました。次巻が待ち遠しいよー。

同人誌時代からファンであった先生の商業デビュー作を紹介したのがこちら(basso名義、BL)。それから僅か4年。一気にメインストリームに躍り出たオノ先生。とはいえ、帯のリスパラアニメ化はびっくらこいた。イタリア老眼鏡紳士萌えなんて、ヲタの極北だと思ったのに~(;-;)。まあ、いいや。GENTE最終巻のこの巻も、ちょっとビターで温かな大人の恋や家族の愛がつまってます。大好きなルチアーノがフィーチャーされて嬉しくも切ない!あ、初版特典しおりは、ジジでした。ジジ可愛くって大好きです。

先生は本当に人間ドラマを描くのがうまくて、それはリスパラでのイタリアのリストランテ、さらい屋の江戸時代の裏稼業、COPPERSのニューヨーク市警、どこを舞台にしても普遍な感動を与えてくれるのが素晴らしい。そして多くの人がそれを支持するのも嬉しい。宝物です。

アニメ「リストランテ・パラディーゾ」公式サイト

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最近読んだ本

さいきん、本力(ほんぢから)がめっきり落ちてしまい、紙の本を読む機会がすごく減ってしまいました。今日めずらしくまとめて読んだので記録。

■「おそろし」宮部みゆき

いやーやっぱりミヤベさんの時代劇は読み応えがあっていいなあ。連作がひとつの大きな物語となってクライマックスの解放につながるドライブ感は健在。続きがあるのかな。業を背負ったヒロインおちかちゃん物語はまだまだ読みたいところだねえ。

■「いっちばん」 畠中恵

病弱若だんなシリーズ最新刊はさすがの安定感でどれもこれも楽しく読めた。天狗と管狐の友情が可愛らしい「天狗の使い魔」が好き。

■「荒川アンダーザブリッジ」 中村光

聖☆おにいさん」を読んでその巧みさに感心し、一気に7巻大人買い。なにこの傑出した才能と絵の上手さ。このカオスな状況でニノとリクが真面目に愛を育んでいるのに感心。 ただ、この作風が私の好みに会うかというとちょっとビミョー。とりあえず垣間見えてきた完結は見届けようと決意。


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「影の棲む城」ぷち感想

アメリカSF・ファンタジー界の24年組(と私が勝手に呼んでいる)、L・M・ビジョルド女史の翻訳新刊、「影の棲む城」を読んだよ!これは五神教シリーズの第二作目で、前作「チャリオンの影」がすっごく面白かったのだ。

姫神・母神・御子神・父神・庶子神の五神を崇める国チャリオン宮廷を舞台に繰り広げられる魔術と陰謀と恋と冒険の物語。主人公はいい感じにへたれたおっさん騎士カザリル(35歳)。まあいろいろあって(はしょるな)、カザリルは我とわが身を犠牲にし、見事チャリオン宮廷にかかった呪いをとりのぞき、姫と王子の月下氷人となり、自身も十代のかわいいお嫁さんまで手に入れるのだ!

そんでもって、その続編だからとうぜんおっさんカザリルが主人公かと思いきや、今度は前作姫のお母さん、年増美人(40歳)のイスタ国太后が主人公。若い頃から悩まされてきた呪いも見事カザリルが払拭してくれたので、いっちょ気晴らしにとお供の屈強な男子2人と身軽な元気少女と食いしんぼ僧侶をつれて、巡礼の旅にでるというどこかで聞いたような漫遊記。しかしその旅は当然イベントもりだくさんで、中年お母さん暴れる暴れる。ひょんなことから立ち寄ったお隣の国の城に巣食う魔との戦いと神との交歓と恋と冒険の物語。

いやー面白かった良かったよ。読むと元気になる物語はいいね! 若い頃は老SF作家の書く、あきらかに自分をロールモデルにした老主人公が、若いもの同様に恋をしたりセックスをしたりするお話がすんげー浅ましい感じがしていやだったんだ。でも自分がその年になってみてはじめてわかる。40だろうが50だろうが、切ない恋に胸苛まれることもあるし、相思相愛ならラブラブハッピーだし、勿論性欲だって旺盛だ。若くて見目良い男子女子には思わず胸ときめくし、皺深い老人もプリティ、酸いも甘いも噛み分けた同世代はもちろんオールOK。ストライクゾーンがひろがるんですな。若い頃にはわかり得なかった感情だよね。もう一度ハインラインとか読み返さなくっちゃあ。

てなわけで、L・M・ビジョルド女史のおっさんおばさん主人公の恋と冒険の物語が大好きー。あ、そうそう、翻訳鍛冶先生のあとがきによれば、もうすぐ待望の「ヴォルコシガン・サーガ」の新刊、「コマール」がでるみたい!私は待ちきれなくって原語版で読んじゃったけどね。ふふふのふ、いよいよモテ男だけど女運悪いマイルズ殿下にも運命の人が!楽しみだ~。はやく~。

過去のヴォルコシガン・サーガの感想

その2

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「夜は短し歩けよ乙女」感想

祭りの多い下町に育ったからであろうか。夏の夜の街の喧騒が好きだ。街路樹にともる提灯。そぞろ歩くたくさんの人々。にぎやかな太鼓や鉦の音が遠くから聞こえてくる。闇と光。喧騒と静寂。期待と寂寞。生者も死者もともにあるようなナニモカモを含む夏の夜。

香港やバンコクの夜もそんな雰囲気は共通で大好きなのだ。

で、2007年本屋大賞にノミネートされたいへんな評判を呼んでいるこの小説をつい手にとって読んでみたら。まさにそんな世界。舞台は京都。ヒロインは女学生 - ひよこ豆のようにキュートでかわいい(酒豪だけど)黒髪の乙女。語り手は彼女に恋する大学のクラブの先輩。舞台はまごうことなき現代なのに、ちょっと古風な言葉遣いが奥床しくて好ましくてなんとも愛らしい小説だ。

手には酒、不埒者は必殺「おともだちパンチ」で一蹴し、さまざまな人やモノや事象に出会いながら彼女は闊達に京都の夜を歩く。虚実入り乱れる夜の先斗町。イマジネーションの奔流。「不思議ちゃん」な彼女に恋する先輩は、悶々としながら追いかける。

ま、舞台は夜の京都だけでは無く、古書市や学園祭などさまざまに変わるのだけど、構図はかわらない。冒険する乙女と追う先輩。物語の終盤、「外堀を埋めることに疲れた」先輩は、次の一手を考えあぐねているのだけど、そんな逡巡すら彼女は飄々と飛び越える。ラストシーンの二人の図を考えるとにこにこしてしまうくらいかわいらしい。

作者の方は京大農学部卒だそうで。ああ、なんとなく理系男子が書きそうな文体と人物像だなあと納得しました。いやそれが嫌いなんじゃなくってとても好ましい。浮世離れしているといえばいるんだけど、その離れ方が地上2cmくらいの微妙な浮遊感で決して乖離しているわけじゃないのが素敵。清原なつの先生や川原泉先生の過日の少女漫画がお好きな方ははまりそう。佳作な小品ですな。

P.S.居間でこの本を読んでいたら、帯の「大森望大絶賛」の文句をみた夫が「わー大森望の推奨本ってビミョー」とか失礼なことをいいやがりましたよ。いや確かにまあ。でもこの本は面白いですよ。

装丁も可愛らしいので貼ってみました。


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