経済・政治・国際

命の価値は

レバノンの子供達になにかできることはないだろうかと日々考えている。戦争の意義や是非とはかけ離れたところで日々危機にさらされ失われていく幼い命のことだ。とりあえず怪我を負ったり避難している人たちのために寄付をしたところで夫に異議を唱えられた。彼の言い分。

俺は最近考えている。イスラエルとヒズボラ - あれは彼等の戦争だ。宗教と民族と経済的な利害関係。いかなる手段であれ、彼等の関わりの外にあるものが手をだすことは戦争を継続するための燃料を投下するだけに過ぎないのではないか。その点で銃前で武器弾薬を手当するのも銃後で被災者・負傷者を援助するのもレベルとしては同等だ。戦争を完全に終結させる究極の手段は滅びることだが、そこまではいかないまでも当面戦争を起こさせないために国家を疲弊させるのが一番だ。

彼の言い分にも納得できるところはある。しかし日々テレビでレポートされるCrisis of Middle Eastの映像。あれを心痛めずには見られない。なにかしなければというこの気持ちさえも戦争に利用されるのか。人類の負った原罪は深い。

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昨今の時評

しかしなあ、議員さんのコンピュータ・リテラシーが低いのはいたしかたないと思うのだけど、それ以前に情報とか政治のリテラシーが低いってどうよ。こりゃあよっぽど山だし(差別語であることは認識)の議員さんかと思ったら「東大-大蔵省(当時)官僚-UCLAでMBA」っつー超エリート経歴じゃないですか。これでどうしてあんなオソマツなことができるのか想像もつかんよ。

二大政党制っていいと思ってる。どちらが政権をとっても国政をリードしていける力のある政党同士が政治の場で十分な議論を尽くすのであれば、日本のQoP(Quality of Politics - 私の造語なので間違ってたらごめん)もあがっていくと期待しているのだ。でも民主党の今回のふるまいはあまりに幼稚でとても政権を運営していけるとは思えない。あいまいな情報で国会を空転させた責を免れようと当該議員の休養などでうやむやにするのであれば国民の信頼は二度と得られまい。

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バラエティ・ショー型政治を憂う

いつから政治はバラエティ・ショーになったのか。いや古来政治が有閑階級の道楽だったことを考えればこの流れもあながち間違ってはいないのかな。バースプレイスであるという点を差し引いても私は日本という国を好きだし愛しているが、欠点が多い国であるということも自覚している。

外部から与えられた近代化という課題を急速に実施した結果、日本は旧態のインフラ上に社会システムを築かざるおえず、それがゆえに非常に多くの矛盾を抱え込んでしまった。過日の政権政党の政策が間違っていたとまでは思わないが、結果としてそれが今日の状態(バブル崩壊後の経済停滞や企業事故の続出から近隣諸国との軋轢まで)を生んだことは否めないだろう。

月々何十万もの税金や年金基金を国庫に収めているタックス・ペイヤーという立場からのここ数年の国政選挙の判断基準は「自身の老後を委ねるのにふさわしい政策を持ち、それを実施できる政党、政治家であるか」ということだった。ただその基準はいかにも狭く長期視点に立ったものではないことは自覚していた。今回の政局混乱を見れば、日本は急ごしらえの近代政治体制をアドホックに維持することのみに費やしてきたが、それも限界に達してしまったということがよくわかる。今回の衆院選では日本が真の意味での近代国家になれるかどうかの判断を迫られている。バラエティ・ショーに目を奪われることなく真摯に投票したい。

ねこまる御礼写真一枚更新しました。面白い写真がとれないなあ。

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かりゆしキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

自分の先見の明にはめまいがするよ...って半月だけの先見の明かよ!

あとは経団連の奥田会長だけだな(ニヤリ) 一旦はじめたのだから徹底して欲しい。切なる願いです。

首相、かりゆしウエア 官房長官「注目は今日だけ?

夏の軽装化(愛称・クールビズ)が始まった1日午前10時半、小泉首相は濃い青のシャツをグレーのスラックスの外に出す着こなしで、公邸を出た。記者団に「かりゆしウエアです。いいでしょ」。

たくさんの拍手をありがとうございました。ねこまる御礼更新しました。

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