芝居

野田地図 「キル」観劇感想

さて恒例の年末年始野田地図だ。今回は10年ぶりの再々演になる野田中期の代表作「キル」。初舞台がコトバの洪水の野田地図なんて大丈夫かな妻夫木くんとかちょびっと心配したけど、広末ちゃんとともにぜーんぜん問題なかったね。脇を固める勝村さん、聖子さんはちょっと背筋がぞっとするような名演技。広末ちゃん、山田まりやちゃんは舞台にシフトしてもぜんぜん問題の無い安定感。高橋恵子さんが素晴らしかった。そして性別年齢不詳、高度な身体能力を使って板の上を縦横無尽に遊ぶ野田御大はあいかわらずだ。本当に舞台の妖精(妖怪?)だよね。こわいこわい。

「キル」そのもののシナリオの力はいわずもがな。再演から見ているけど(初演の羽野アキちゃんのシルクがみたかった...)、ラストシーンは何度見てもじわっとくる。膨大なコトバ遊びの果てに、モンゴルの平原が、万里の長城が立ち上ってくるドライブ感は健在。御大のプリミティブな世界情勢へのメッセージもこのくらいだと胸に落ちてくるんだけどね(去年の「ロープ」は生のまま投げつけられてちょっと胸焼けした)

まあ、素晴らしいです。カンパニーもまだ3日目とは思えないくらいまとまりがあった。1ヵ月後くらいにまた見てみたいなあ。妻夫木くんはまだまだ進化しそうだね!

ネタバレ感想は気が向いたら書きます。

P.S.例のシーンで古ちんの野田芝居モノマネ芸を思い出してちょっと噴いたことはナイショだ。

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犬顔家ネタ補足

会社の昼休みに唐突に思いついたので、AirEdge経由で覚え書き(会社のイントラネットは私用に決して使いませんよ)

英国行った際、行きのVA内で夫が映画「300(スリーハンドレッド)」を見てげらげら笑って、「お前もみてみろよ~まるでマンガだから」と勧めてきたのだ。そのとき私は「シュレック3日本語吹替版(山ちゃん最高)」と「ナイト・ミュージアム(ふつう)」を見ていたので、帰りの機内で見たのだ。早送りでね。

そしたらまんま唐沢なをき先生のマンガでした。皮パン赤マント軍団が盾と剣持って、「This is Sparta!」って叫びながら快進撃~って感じでね。そりゃおかしいけどさ、それだけじゃん!あ、フラゼッタみたいで絵はきれいでしたよ。

そして唐突にわかってしまったのだ。新感線の「犬顔家の一族の陰謀」で、さとみちゃんが男たちを湖に突き落として殺すときになんか叫んでたんだけどそのときはわからなかったの。あれ「This is Sparta!」って言ってるんだね。300でもペルシャ軍を海に押し落としてたもんね。いのうえさんはこまかいネタを仕込んでくるなあ。

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歌舞伎とBL

まあ、昔から歌舞伎の世界を舞台にしたBLってのはあったけど、まさか本家が狙ってくるとは思わなかったよ..orz。衆道ものということでいままでお蔵入りしてた狂言を復活させてまさかのボーイズラブとコラボレーション。さすがは染ちゃん。

十月花形歌舞伎 通し狂言 「染模様恩愛御書 細川の男敵討」

みどころ(HPより)
この作品は『蔦模様血染御書(つたもようちぞめのごしゅいん)』という外題で明治22年11月、市村座で初演されました。当時は、本火を使った演出で大評判となりましたが、衆道(男色)という主題や、見せ場である大火事の演出の問題により長らく上演が途絶えていました。今回、その幻の傑作が、若き花形俳優の果敢な挑戦により新たに甦ります。


そしてコラボはこちら。イラストは西炯子先生っすよ。えらい時代になったもんだ(それがあなたの望んだ世界ってか)

史上初、歌舞伎とボーイズ・ラブのコラボレーション!!

- 市川染五郎・片岡愛之助 主演「通し狂言 染模様恩愛御書」の連動小説-

男には果たす忠義がある。男には守る愛がある。そんな男たちが織りなす恋と感動のストーリー。数馬…、いつまでも一緒にいよう。

パレット文庫スペシャル版 「染模様恩愛御書 紅蓮のくちづけ」 9/30頃発売 


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「Our House」英国的感想補足

そいえば私は英国大好き人間だった。ウエストエンドにお芝居観にいったこともあるし、カムデン・マーケットも覗いてみたことがある。そんな視点で「Our House」の感想を

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ケロロかよ!

さて私はケロロ好き。一時の熱狂は収まったとはいえコドモケロギロストラップ欲しさに少年エース買ったりしてるのだ。そんな折、信じられないニュースが!

アニメ「ケロロ軍曹」オープニングテーマ決定 (2005.8.29)

毎週金曜夕方6時好評放送中テレビ東京系6局ネット「ケロロ軍曹」オープニングテーマにグループ魂の「君にジュースを買ってあげる」が決定しました!10月の放送より登場します。

グループ魂公式サイト(音が出るので注意!)

グループ魂といえば最新シングル「本田博太郎」がでて乗りにのってる(1stシングルは「竹内力」)パンクでコミックなバンドではないですかっ!ボーカルは破壊(阿部サダヲ)、リードギターは暴動(宮藤官九郎)...いや決して小劇場役者の片手間ではなくちゃんと日比谷野音ライブとか全国ツアーとかやったりしてますから!

そっかケロロの主題歌をサダヲちんが歌うのか~(嬉)

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コマーシャルにあの人が

日曜の朝は政治討論や経済情報番組などをみながらマターリするのが日常だ。チャンネルをザッピングしていて、ふと気になる映像が目にとまった。コマーシャルだ...しばし見ながら首をひねり、企業のWebページに飛んで情報を得る...あれ?これはやっぱり!

明星チャルメラ「ちょっとちょうだい」編

演じている俳優さんは、小須田康人さんとナイロン100℃の松永玲子さん。いずれも中堅の舞台俳優さんで大好きだ。小須田さんは第三舞台出身で、新感線にも客演している。スタイルが良くて声も良く渋いおじさまからキれた若者役まで何でもできるが、私が好きなのは『子供のためのシェイクスピア』シリーズ。とっても良いシェイクスピア俳優さんなのだ!松永さんはナイロン100℃の看板女優さんで何故か公演客演どのお芝居でもすばらしいプロポーションを披露してくださる。色っぽいお姐さんから謎の老婆までこれまたなんでもできる女優さんだ。

コマーシャルには、このように大好きな小劇場役者さんがでてくるのであなどれない。そもそも民放を見る機会はあまりないし、あってもコマーシャルにはそんなに注目していない。たまさか画面のはしにぱっと映った人をみて「あ、あれは大倉孝二さんでは!」「あっ!蔵之介さんがおちゃらけたビールのコマーシャルに!」と認識するとメーカーのWebページに確認に走るのだ。なかなかたいへんだ(嬉しいけどね)

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「新撰組!」終了

小劇場系劇団の観劇が趣味の人間にとって今年の大河は天国だった。お馴染み・ご贔屓の役者さんたちがゴールデンタイムのNHK大河の画面をぞくぞくと彩ったのだ。主要どころでは三谷サンシャイン組の小林隆さん、相島一之さん。山南さんで巷を席巻した東京オレンジの堺雅人さん。ナイロン三宅アニキに大倉さん、カムカムの八嶋さん、重鎮の野田秀樹さんに白井晃さん。マニアックなところでは、元惑星ピスタチオの保村大和さんまででてきて唖然としたのだ。新感線からは、第4話のみだけどとても印象的な役で橋本じゅんさんもでていたし。この1年は祝祭のようだったよ。

そしていよいよ終盤になって登場したのだ。新政府軍に捕われた近藤に心情的に味方する義に厚い薩摩の藩士、有馬藤太役で我らが古田新太さんが!この起用に関しては三谷さん自らNHKのサイトで思い入れを語ってらっしゃる。そうか古田さんをかつぎだしたのは、実力派の小劇場役者を起用するというキャスティングのテーマを完結させるためだったのね。すごいじゃん古ちん!そして三谷さんの思惑通り、古田さんはとても格好よく有馬を演じたのでありました。

ミーハーな私がもっとも嬉しかったのは、本日の最終回で古田さんとともに大好きな粟根まことさんも出演されたこと!古田さんとちがって粟根さんはめったにテレビにでない(最近では数年前のNHKの朝の連続ドラマに1回だけ出演されたくらいかな?)ので嬉しいこと嬉しいこと。古田さんと同じく薩摩の藩士なのだけどこちらは近藤を断罪する役で、その特徴であるところの殺し屋のような目つきを存分に発揮されておられました、ちなみに上記のページの右上写真が古田さんと粟根さんのツーショットだ)

てなわけでいろいろ嬉しかったけどやっぱり哀しい最終回。末期に近藤が土方の名をつぶやくところでぐっときた。楽しい1年だったなあ。終わっちゃって寂しいよ。

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