2016年1月:SHERLOCK Special【ネタバレ】英国本放送「The Abominable Bride」諸情報と断片的妄想
あけましておめでとうございます!
ついについにSherlock Specialが英国で放送されましたな!
例によって当ブログではネタバレには容赦しませんが、まだちゃんと視聴していないので、公式やメディアの記事ベースに紹介。DVDはオーダー済みなので詳細な感想はそれから書きます。何より来月は日本でスクリーニングですよ!いや待ち遠しいなあ!
ネタバレはここから下に記載いたします。いや回避組は一切情報入れないで観たほうが面白いと思うよ。そしてデイリーメールの記事には注意しような!
公式サイトBBC One/Sherlock 「The Abominable Bride」
The boys are back and we are SO EXCITED. #Sherlock. Tonight. 9pm...ish. pic.twitter.com/M3GqFWi15J
— BBC One (@BBCOne) January 1, 2016
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さて、シャーロックのスペシャルを観る前に、S3がどういう状況で終わったのか思い出してみよう。ジョンとメアリーを護るために恐喝王に引き金を引いたシャーロック。彼を庇うマイクロフト。しかし結果的には要人を殺害したシャーロックは国外追放となりジョンと永劫に別れ機上の人となる。シャーロックとジョンの物語は決着した - と思わせてからの
「Miss me?」
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ここでS3は完となり、物語はS4に続く。しかしその前に一度きりのスペシャル。おそらくベネさんとマーティンが多忙すぎて、シーズン3話を撮影するまとまった時間がとれなかったためと思われる。それが本編とは乖離したヴィクトリアン・シャーロックであると聞いた時私の心に思い浮かんだのは「正典への回帰」だった。つまりシャーロックの世界は「ドイルによるホームズ譚」の無い世界。それをうまいこと正典の世界に回帰させて、ドイルのホームズ譚のあるシャーロックにしてしまうのではないかと。
しかしそうするとヴィクトリアン・シャーロックと現代シャーロックの2つの物語が存在することになる。どうするか。1895年をまるごと21世紀に還元してしまえば良い - 21世紀のシャーロックの中に正典シャーロックの世界を封印してしまうのだ(逆でもOK)
と、ここまで考えてSFではありがちなこのネタ、モファティス別作品のドクター・フーならともかく、シャーロックじゃあやらないかあ。本編とはあくまで関係ないお遊び的なエピソードになるのかなあなどといろいろ楽しみにしながらスペシャル公開の日を待っていた。
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まだ観ていないので内容はともかく、まあ見てくださいよこのネタばれに躊躇のないデイリーメールの記事を。
シャーロックスペシャルを観ていたファンから「何がおこってるの?」の戸惑いのツイが!ってな感じで。何と、ヴィクトリアン・スペシャルは、番外編の体裁をとっておきながら正しくS3とS4の間に位置する作品。物語はS3のラストからさらに見たこともない方向に進んでいくのだ。
故に現代のシャーロックとヴィクトリアン・シャーロックはきちんとリンクしている。ジョンとメアリーは結婚しているし、ライヘンバッハの滝(本当に滝!)でモリアーティは滅びた後の世界。
物語はごく穏当にはじまる。それはS1E1の冒頭を正確になぞる。第二次アフガン戦争で負傷してロンドンに帰還したドクター・ワトソンが旧友スタンフォードの紹介で奇人シャーロック・ホームズに出会い同居する。
諮問探偵ホームズは次々と事件を解決し、相棒ドクター・ワトソンはそれを手記としてストランドマガジンに発表。一躍時の人となる。
そこへレストレードが事件を持ち込む。いわゆる「忌まわしい花嫁」事件。結婚を控えた花嫁が往来に向かって乱射した揚句自殺。しかし彼女は蘇り、連続殺人を始めるのであった。
正典のモチーフが立ち現われるストーリー、現代シャーロックの登場人物が少しづつ役割や風体を変えて現れる面白さ(モリ―とマイクロフト!)に心奪われていると少しづつ世界が歪み始める。
そう、彼が現れるのだ。
(これ以降はDVDが手に入ったあとに記載します~)
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各紙レビュー記事。The Timesは☆四つ。順次追加して行きます。
Sherlock’s back and it's fast, fun, flashy, fantastic
A marvellous, mysterious Victorian treat
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