英国逍遥2015 - 「ハムレット」観劇(作成中)
明けて9月12日、土曜日。朝はBBC Breakfastを見ながらコーヒーをいれてのんびりと。
ホテルには綺麗な庭が付いている。 共有スペースの暖炉付きのお部屋も素敵。
ホテルから歩いて10分ほど、毎週土曜日に開かれるポートぺローの骨董市をのぞいてみた。9時ごろ行ったから屋台のお店はまだ8割がたのオープン。それでも結構なお客さんがきていた。
こんな屋台街がえんえん続く。凄い規模。
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さて午後からはいよいよハムレット観劇。Google Mapさんでルート検索するとSt. Paul駅から歩いて行くのが一番近そう。
聖ポール寺院
ロンドン博物館。ホームズ展の踊る人形ロゴが残っている。
バービカン着
バービカンは劇場、映画館、コンサートホール、美術館に住宅を併設した複合文化施設だ。劇場は地下1階、マチネは土曜だけで13:30から。
プログラムを買い、開場を待って劇場に入る。バービカンは面白い作りの劇場だ。客席の両サイド、列毎に扉がある。通路が無い。1階の席の足元は広いのでそんなに苦労せずに通れるけれど、異国の劇場だし、体調不良等で周囲の人にご迷惑をかけてはいけないので端の席をとった。2回行くので上手と下手の両サイド。これなら見切れはなかろうという魂胆。何れも前列。日本の大方の芝居と違って席を事前に選べるのは本当にありがたい(チケットとるのに数時間かかったけどねw)
チケットは本人チェックをするというので、パスポートを用意していたが、結局チケットを見せるだけで写真チェックはなかった。劇場入り口のみならず、劇場の緞帳(上下に開く面白いタイプ)にも、上演中のスマホ電源オフ、劇場内撮影禁止の注意書きが表示されている。例の盗撮事件があったからだとは思われる。
ここからは舞台感想なのでたたみます。この感想は9/12 ソワレ、9/14 マチネの感想を統合したものになっています。
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冒頭、幕が開く。そこは狭い物置の様な部屋。ハムレットはラフなジャージを着て、蓄音器(Gramophone)で音楽を聴いている(ナット・キング・コールの「Nature Boy」) 悄然とした様子。ふと顔を上げる 「誰か?(Who's There?)」
プレビュー版で物議を醸した冒頭シーン。三幕の有名セリフ「To be or not..」を冒頭に持ってきたのだ。斬新とまではいかないがインパクトはある演出だが、それは本公演では下げられ、本来の冒頭台詞「Who's There?」となったいる。ただし兵士バーナードが夜警で誰何する際の台詞をハムレットが部屋の外に立つ誰かに向けている台詞に変えている。
それにこたえて部屋に入ってきたのはハムレットの友人ホレイショー。彼の姿は眼鏡にチェックのシャツにジーンズというラフなスタイル。バックパッカーといった趣。まくりあげた袖からは刺青がのぞいている。
Photo: Johan Persson
ハムレットとホレイショーの再会のシーンを第一場において、場面は本来の第二場、宮廷に移る。ここでゴージャスなセットがその全貌を現す。
バービカンの舞台はとても広く奥行きがある。その舞台をフルに使ってセットを組んでいるのだ。大階段が配置され舞台下手側が二階建てになっている。二階にはテラス、オフィーリアの部屋がありここでも演技をする。初日は下手側に座っていたためこの部分は死角で演技がほとんど見えなかった。また舞台奥にも部屋がある。
中央には巨大なシャンデリア、やや上手奥にグランドピアノ。
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