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2014年1月:SHERLOCK S3情報【ネタバレ】英国本放送「His Last Vow」諸情報と断片的感想

うわわああああああ!S3E3 フィナーレ!「His Last Vow」がついについに、英国時間 1/12(日) 20:30(日本時間:1/13(月) 5:30)から放送されてしまいましたよ奥さん!タンブラーは落ちるわ、ツイッターのアクセス数は飛躍的に伸びるわもう大変!まさにInternet Explosion。そして放送終了後は英メディアこぞってレビューをトップで記載しましたよ。まさにまさに怪物番組!

めぼしい記事をピックアップ。主観入ってます。レビュアーみんな女性記者。そしてブロマンス追求ww

Guardian:E1/E2はファンに迎合しすぎと思ったけど、E3はパーフェクトですって!褒めすぎちゃうか?
Sherlock – TV review

Independent:E2はちょっとブロマンス風味だったけど、E3でシャーロックは友人と妻と英国のために奔走するヒーローに!S4まで毎週E3見返すそうですよ!
Sherlock, TV review: 'Series 3 finale delivers the goods'

Telegraph:星4つの高評価。テレグラフさんE1のシャロジムのあのシーンが好きなんだねええ。
Sherlock, season 3, episode 3, review

The Times:星5つの最高評価。マインドパレスの表現が素晴らしいと。
TV review: The Voice; Sherlock, series 3, episode 3

Digital Spy:キャストの心情まで踏み込んでいる良レビュー。てか私とほぼ同意見。
Sherlock series 3 finale: 'His Last Vow' recap

デイリーメールとRadioTimesはS3関連の記事が多くて絞りきれませんでした....

"There's an east wind coming, Watson."
"There's an east wind coming all the same, such a wind as never blew on England yet. It will be cold and bitter,"

「東風が吹いてきたね。ワトソン君」
「東風はずっと吹いていたが、こんな風が英国に吹いたことはなかった。冷たく辛い風となるだろう」

His Last Bow, Sir Arthur Conan Doyle, The Strand Magazine, December 1911, England


当ブログではネタバレには容赦しませんが、基本は公式で手に入る情報のみで構成しています。今月中に英国に注文したDVDも入手できると思いますので、詳細な感想はそれから書きますね

てなわけで今回も現時点で発表された公式情報をまとめて断片的に感想を述べていきたいと思います。ネタバレには容赦ないのでどうぞご留意ください。

公式サイト: BBC One 「His Last Vow」SHERLOCK / Series 3 Episode 3

とはいえ、今回の話はちとBBCが出してる情報だけで語るにはつらいな。上記ガーディアンやデジタルスパイの記事内のあらすじも使わせてもらいます。あ、BBC Oneのタンブラーはネタばれショットの嵐です。本当に容赦ない。

“Sherlock Holmes has made one enormous mistake which will destroy the lives of everyone he loves."

シャーロック・ホームズは重大なミスをおかした。彼が愛する者はすべで破滅するだろう -

今回の敵は恐喝王。チャールズ・オーガスタス・マグヌッセン。デンマーク生まれで英国で複数のメディアを所持する企業人。しかしそれは表の姿。彼は持てる力を駆使し、英国のみならず世界の重要人物の弱点をつかみ彼の邸アップルドーに保管している。彼に脅迫された英国政府の高官がシャーロックの依頼人となるところからこの物語ははじまる。

"I've dealt with murders, psychopaths, terrorists, serial killers. None of them can turn my stomach like Charles Augustus Magnusson."

「僕は殺人やサイコパス、テロリストやシリアルキラーを扱ってきた。しかしチャールズ・オーガスタス・マグヌッセンほど不快な人物はいなかった」

このシャーロックの台詞は聖典「犯人は二人」からとられている。ほぼ同じ意だ。

"I've had to do with fifty murderers in my career, but the worst of them never gave me the repulsion which I have for this fellow. "

「僕はこれまで50人の殺人者を扱ってきたが、彼以上に僕に嫌悪感を抱かせる人間はいなかった」

マグヌッセンの造形が素晴らしい。見る者に嫌悪感を抱かせる仕草、神経を逆なでするような会話、手のうちの獲物をいたぶり己の支配下に置く - ある種のサイコパス。見事な恐喝王ミルヴァートンの現代版。彼の視界に浮かぶのは目の前の人物のPRESSURE POINT(弱点) - これがある意味伏線となる。

ミルヴァートンの経営する会社に忍び込むシャーロックとジョン、手引きするのはシャーロックの彼女のジャニーンだ。そう、ジョンの結婚式でメイドオブオナーであったジャニーンはCAMの秘書。シャーロックは彼女を籠絡し、プロポーズするという名目でまんまとミルヴァートンの私室に忍び込む。

しかしそこには先客がいた。女だ!彼女は命乞いするマグヌッセンを前にその頭を撃ちぬこうとしていた。

シャーロックはその後ろ姿に尋ねる - 「レディ・スモールウッド?」と

この下りは「犯人は二人」で、ホームズとワトソンが恐喝王の私邸に忍び込み、恐喝されているレディの不名誉な手紙を盗み出そうとしたらそこには先客がいて - というくだりをなぞっている。依頼人が恐喝王を殺そうとするんだね。しかし物語はここから大きく分岐する。

「ホームズさん、レディではありません」 - 振り向いたその顔は



シャーロックは胸を撃たれる、しばし唖然として彼女を見つめ - 撃たれた胸を見て、ゆっくりと -

ここから彼のマインドパレスが急速に展開する。彼のマインドパレスを司るさまざまな人々が現れて、なんとか生存の道を探り始めるのだ。この展開は綺麗で見事でエモーショナルで素晴らしい。こんな映像見たことなかった!

出血を抑え、ショックから心を守り、苦痛から免れるためにシャーロックが行き着いたマインドパレスの奥の奥、ダンジョンの底のような部屋に囚われていたのは -

彼の歌う甘き死の誘いの歌を聞きながらシャーロックは死に向かって堕ちていく - しかし友の名が彼を生につなぎとめる。友のために、友の愛する家族を護るためにシャーロックは生への階段を昇り始める

シャーロックは助かった。しかしそれは彼を撃った犯人が手心を加えたためでもあった。彼は病院を抜け出し、犯人を空き家に誘い出す。現れた彼女はそこに至った背景を話し、シャーロックに口止めを懇願する。しかし彼女がシャーロックと思って話しかけていた人物は -



さて、シャーロックも無事全快し、マイクロフトとともに彼らの両親の家でクリスマスを過ごしていた。身重のメアリとジョンも招かれている。 ジョンは腹をくくってメアリとともに生きることを決めたのだ。

しかし彼らを眠らせ、シャーロックとジョンはマグヌッセンの邸宅アップルドーへ乗り込む。マグヌッセンは政府の最要人マイクロフトの弱点を次々と抑えていく。麻薬中毒の弟シャーロック→彼の親友ジョン→ジョンの妻メアリー : そして

彼が世界中から集めた要人の秘密が納められた書庫(Vault)に乗り込む - そして彼らはマグヌッセンの言うシャーロックの「one enormous mistake(重大なミス)」を思い知る。

彼らが見たものは -

追いつめられるシャーロックとジョン。恐喝王の持つ莫大な要人の秘密。そこに納められたシャーロックの、ジョンの、メアリーの秘密。そこから逃れる術は無い。

ジョンとメアリーを、そして世界を恐喝王から護るためにシャーロックが最後にとった行動は -

"The game is over."
"The game is never over, John. But there may be some new players"

ラスト、兄の命でエージェントとなり東欧に赴くシャーロックを見送るジョンとメアリー。メアリーのお腹はだいぶん大きい。ジョンにシャーロックは自分のフルネームを告げる。「William Sherlock Scott Holmes」と。子供の名前に使ってほしいと言う彼にジョンは笑って答える。「女の子なんだ」と

ジョンは言う「ゲームは終わったな」 シャーロックは答える「いや、ゲームは終わらない。プレイヤーが変わるだけだ」

マグヌッセンの一件で野に置くには危険と見なされ英国の管理下に置かれるシャーロック。それは親友との別れを意味していた。全ては親友ジョンとその妻メアリーのため。それは彼らの結婚に際してシャーロックが贈った最後の誓い。「どんなことがあっても君たち三人を護る」

シャーロックは約束を破らない。ジョンもメアリーも全てを飲み込んで彼を送り出そうとする。

しかし!


さあ、最後に現れたのは誰でしょう!英国中のメディアが一斉にハックされある人物の復活を告げる。そして飛び立ったはずのシャーロックは急遽連れ戻される

戻ってきた飛行機を見たジョン

"There's an east wind coming"

東風は厄災の予兆。聖典ではそれは第一次世界大戦の予兆であった。「最後の挨拶」のラスト、東風が英国を襲い、たくさんの人間が命を落とし、国は疲弊するだろうとホームズは予言した。

その予言はあたるのだろうか。復活するのは「彼」なのだろうか?

待てS4ってってええええええええええええええ!ちょっと待て~いますぐ作れ~って感じですな!

シャーロック・ホームズ、世界で唯一の諮問探偵、人の心を解さない孤高のソシオパス。S1でジョン・ワトソンという親友を得て人の心を知り、S2で彼のために命を捧げた、S3でシャーロックはジョンに「名」を捧げる。おそらく誰にも語ったことはないだろう真の名を。そうS2E3で一度死んだ彼はここで初めて完全に人として生まれる。

人間シャーロック・ホームズの誕生だ。そして彼を大きな心で包みこむジョン、彼は身の内にソシオパスを抱えることができる、なぜなら彼もまたソシオパスの仲間 - 怪物だからだ。

なんて考察はちゃんとメディアが届いて作品を見てから進めます。

いやああああ本当に面白いですよSHERLOCK! 2年待ったかいがありました。日本での放送もぜひ早くしてほしい!セルフ翻訳限界があるよう(涙。そしてモファティス!もう2年後といわず今年作ってくださいS4。お願いしますよ見たいんですよ。人間シャーロック・ホームズと怪物ジョン・ワトソンの探偵譚を!

BBCドラマ「SHERLOCK」感想および情報目次  

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