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ドラマ「SHERLOCK:S2E2 バスカヴィルの犬」感想

うふふのふ~シャーロックおんもしろいにゃあ。らぶらぶいってたらあっという間に一週間が過ぎちゃった。あ、オリンピックもはじまっちゃった!Benedict Cumberbatch(以下ベネさん)はBBCのオリンピックカウントダウン番組のオープニングアクトやっててすげー格好よかった。舞台で鍛えてるだけあって佇まいと声と台詞回しが最高なんですな。

こんなのも買った。もうシャーロック中毒。特集としてはしょぼいんだけど(インタビューとパスティーシュ数編あんど座談会)編集部と日暮先生のはまりっぷり(特に編集部は腐の方向で。。ってミステリマガジンの編集者って編集長以下みな女子なんかあ!?)が面白かったのでよしとします~。

えっと私のドラマ感想は例によってネタバレに躊躇はありません。未視聴の方はどうぞスルーして、そして観てくだされ~。NHKオンデマンドで!面白いんだよ~損はさせないよ~(ステマ)。見たのは吹き替え版です。要所要所で原語版で台詞確認してますがおっかけきれない英語苦手もののかなしさ(;-;)。

ヌルイホームズファンのため見落とし勘違いたくさんあります!気がついたら更新していきます~。

では今回は、私がダートムーアまでいっちゃったくらい大好きなお題!S2E2の「バスカヴィルの犬(The Hounds of Baskerville)」の感想いきます!

The past and the present are within the field of my inquiry, but what a man may do in the future is a hard question to answer. (僕の捜査の対象は過去と現在で人がこれから何をするかというのは答え難い問題だな)
- Doyle, Arthur Conan. The Hound of the Baskervilles(Electronic Text Center, University of Virginia Library)

さて今回の舞台。原作ではバスカヴィル家(The Baskervilles)なんだけど、これを今風にダートムーアにある政府のバスカヴィル生物科学研究施設にしちゃったの。だからただのBaskervilleなのだ。実際のダートムーアにはあんな地雷原も研究施設もなかった...と思う。

冒頭、血まみれで槍を抱えて帰ってくるシャーロックに「そんな恰好で地下鉄にのってきたのか!」と驚くジョンは原作「ブラック・ピーター(Black Peter)」からの引用。「his hat upon his head and a huge barbed-headed spear tucked like an umbrella under his arm. (彼は帽子をかぶり巨大な逆棘のついた槍を傘のように脇に抱えて帰ってきたのだ)」ってね。

つまらない事件ばかりでストレスがたまり煙草不足にのたうつシャーロックがかわいい。「7% Stronger」は低タールじゃだめ~といってるのかと思ったら原作「四つの署名(The Sign of Four)」の冒頭で「a seven-per-cent solution(7%水溶液)」のコカインを打ってる描写からみたい。いずれにせよ不健康。

ジョンのブログに女の子から「うさぎのブルーベルの捜索依頼」が来ている。ペットのうさぎが突然輝き始めた翌日にいなくなったと。興味を持つシャーロック。

そこにリアル依頼者来る。依頼人はグリンペン在住のヘンリー・ナイト氏。ダートムアのグリンペンは原作と同じ。ヘンリー・バスカヴィルではなく、ヘンリー・ナイトなのは原作の称号Baronet(準男爵)からかな?Knight(騎士)はバロネットより一階級下。いずれにせよ、地方豪族やジェントリクラスの階級。

彼はテレビのドキュメンタリー番組のビデオをみせる。ドキュメンタリーといってもBBCではなくITVあたりの眉つば番組。彼は幼少の頃、父をDewer's Hollowという恐ろしい窪地で魔犬に襲われてなくしている。番組はこの魔犬がバスカヴィル研究所から脱走した実験動物ではないかというもの

彼の恐ろしい体験を馬鹿にするシャーロックの態度に腹を立て帰ろうとするヘンリー氏。しかしストレスのたまったシャーロックが彼の昨夜からの行動を高速推理するのにびっくりして居住まいを正す。

この高速推理はあいかわらずすげえ。ヘンリー氏この状況でよく女の子ナンパできたにゃあ。ベネさんの早口超かっこいいけどほとんど聞き取れず(涙) 私は英国の列車の車内販売サンドイッチをよく食べたけどそれほどがっかりじゃあなかった。でもコーヒーは泥水。ヘンリー氏がスモーカーであることを見抜き煙草を吸って~と懇願するシャーロックかわいい。ヘンリー氏の煙草の煙を吸おうとするシャーロックは更にかわいい!

父の死がトラウマとなり魔犬の物語を作り上げたのではないかと疑う医師ジョン。ヘンリーのセラピストモーティマー医師も同意見とのこと。原作では事件の依頼者であるバスカヴィル家の主治医ジェームズ・モーティマーは女性(ルイーズ)になっている。したがって「ホームズさん、それは巨大な猟犬の足跡だったのです!(Mr. Holmes, they were the footprints of a gigantic hound!)」の台詞も原作ではモーティマー医師のもの。

シャーロックはこの一言でがぜんやる気になる。おまえなぜそれがhoundだってわかるねん!って感じですな。

原作ではジョンを先に行かせて..と思わせて実はシャーロックムーアに隠れて隠密捜査だったのを手っとり早く同行にしちゃったんだと思う。

さてダートムーア!ランドローバーでムーアを行く二人。荒涼たる丘陵のてっぺんは雨風にさらされて岩が露出。さらのその岩が削られて面白い景観を作ってるんだ。これをTORという。Bの4桁道路(田舎道)をドライブするといい感じ。空気も澄んでるし、面白いTORを見つけると車を停めてパブリックフットパス歩いて見物するのがぐー。沼沢地には気をつけること。

TORの上に立つシャーロック!俺ってかっこいいオーラばしばしでてておかしい~。

そして魔犬観光スポットになってるグリンペン。シャーロック達が滞在し(ゲイ疑惑が..ってかオーナーがゲイカップル!)情報収集するイン(旅籠)の名前がCross Key。英国ではごくありふれたパブの名前。ここのポイントは看板のVegitarian Cuisine(菜食料理)。英国のインはパブとセットになってるのが普通。最近はおいしいご飯を売りにするパブ兼インもたくさんあるよ。

インのオーナーに情報収集するジョン。肉のインボイス(納品書)をめざとく見つけちゃう。菜食レストランなのに。

シャーロックは魔犬を見たというツアーガイド氏に賭けを持ちかけて情報を引き出す。彼がズボンの尻ポケットに競馬新聞を突っ込んでいるのを見て賭け事好きと見抜いたのだ。これは「青い紅玉(the Blue Carbuncle)」からだろうな。「When you see a man with whiskers of that cut and the "Pink"un ' protruding out of his pocket, you can always draw him by a bet,(あの口髭の男のポケットから"Pink'un"が出ているのを見たろう?賭けを持ちかければ必ず引っかかると思ったのだ)」 。Pink'unは英国ローカルの競馬誌。Green'unとかもあるよ。

お兄ちゃんからくすねたオールマイティカードを使ってバスカヴィル研究所に潜入するシャーロックとジョン。そりゃあマイクロフトは女王様にも謁見できる英国政府そのものだからね。ちょっとチート。訪問目的を査察としてまんまと研究所の最深部に入り込む。ジョンの軍人歴(大尉なんだ。えらい~)にものをいわせて威圧的にはいりこむあたり(笑

セキュリティ担当バリモア少佐は原作ではバスカヴィル家の執事バリモア。フランクランド博士とステイプルトン博士はフランクの叔父チャールズの友人から。

ステイプルトン博士に「BLUEBELL」の文字を見せるシャーロック。冒頭にでてきた失踪うさぎはこのバスカヴィル研究所で開発されたもの(遺伝子操作で光るんだね)。ステイプルトン博士のお嬢さんの手になぜかわたっていたのだ!

シャーロック達の潜入はあっという間にお兄ちゃんにバレる。マイクロフトがいるのはディオゲネス・クラブ。これは「ギリシャ語通訳(Greek Interpreter)」で初登場したマイクロフトが創設したロンドンで最も風変りなクラブ(the queerest club in London)。 子供の頃、クラブというものの存在をこれで知ってあこがれたなあ。おしゃべり禁止、女人禁制のクラブ。座り心地の良い椅子とライブラリに集う物静かな紳士たち!夫も「おおやっとディオゲネス・クラブでたかあ!」と喜んでたよ。

身ばれしちゃってバリモア少佐に問い詰められピンチのシャーロックとジョン。助け船を出すのはフランクランド博士。彼はヘンリーの父の友人で彼を案じている。実は博士もジョンのブログの愛読者だったのだ!ここでもアルミの杖事件大好評。どんだけ~。ヘンリーのことで何かあれば電話してと携帯の番号を渡す。ここで博士が携帯番号をセルナンバーというのが伏線。英国人にとっては違和感あるのだ~。

ヘンリー邸を訪問し、結構なお金持ちっぷりにびっくりするジョン。シャーロックはヘンリーにDewer's Hollowに行くことを提案。しかも夜。明るいってことは季節は夏なのかな?英国は高緯度なので夏は夜9~11時頃まで明るい。しかも寒い。ダートムーアあたりでは8月でも10度以下まで冷え込む夜もあるのでコートは欠かせない。途中、丘の向こうに光の点滅を見るジョン。モールス信号かと思い書き取るも意味不明。ヘンリーとシャーロックは魔犬を見る。

インのレストラン。暖炉の前、理屈にあわないものを見たと怯えるシャーロック。「僕はいままで常に自分を律していた。感情とは離婚していたんだ(Always been able to keep myself distant...divorce myself from feelings)。 しかし見ろよ。今、体は僕を裏切っている(But look, you see, body's betraying me.) 感情ってのは実に面白い。まるでレンズについた傷だ。台無しだよ!(Interesting, yes? Emotions. The grit on the lens, the fly in the ointment)」

これをうけてのジョンの台詞が「オーケイ、スポック(All right, Spock)」。もちろんこれはスター・トレックのミスター・スポックだね。シャーロックはまさに理性の塊。バルカン人のスポックなのだ。

恐怖が君に幻覚を見せたのだというジョンに正気を証明するためレストランの客についての高速推理を披露するシャーロック。とりなそうとするもシャーロックは跳ね返す。ジョンが憤慨して「じゃあどうして僕の意見を聞こうとするんだ。ただの友達に!」というとシャーロックは「僕には友達なんかいないさ!(I don’t have friends.)」と吐き捨てる。傷ついたジョン。世界中の視聴者がシャーロックをどつきたい気持ちになったにちがいないよ!もちろん私も!シャーロックはひでーやつだ!

怒ったジョンがインの外に出ると再び丘の上から光の点滅。近寄ってみるとそれはただのカーセックスの現場で車のヘッドライトが揺れて点滅しているようにみえるだけだった。ひでー。見物車あり。落胆したジョンにシャーロックからメール。インのパブにヘンリーの主治医モーティマー医師がいるから話してみたら?とまだ怒っているジョンに画像添付。モーティマー医師はジョンの好みの気の強そうな美人だったのだー(棒。「まったく悪党め!(Oh, you're bad man..)」といいながら嬉しそうにパブに向かうジョン。

モーティマー医師とすっかり仲良くなったたらしのジョン。ヘンリーのことを聞き出そうとするが守秘義務で答えてくれない。そこにフランクランド博士があらわれシャーロックの同棲相手なんていったもんだからまたもやふられてしまうジョンカナシス…。

翌朝のシャーロックは吹っ切れたようにハイテンション。昨夜の怒りが持続してるジョンのご機嫌を一生懸命取ろうとする!まず「ジョン、聞いてくれ!昨夜僕がいったことの本当の意味はつまり僕には友達がいない…ひとりをのぞいてってことなんだあ!(Listen, what I said before, John. I meant it. I don’t have friends.I’ve just got one.)」 すげー殺し文句だなヲイ。さらにシャーロックは続ける。「ジョン、君は素敵だ!素晴しい!」シャーロック正気か!でもちょっと気を取り直したジョンにかける言葉がひどい!

「君は自分自身を輝かせることはできないけど、僕を光に導くことはできる。凡才でも天才を刺激してその力を引き出すことができるのだ! 」ってこれ原作「バスカヴィル家の犬」の冒頭でホームズがワトソンにまんまの台詞いってますから!そんでワトソン褒められたって喜んでますから~!

もちろん現代のジョンは「褒めてるんだかけなしてるんだか」とあきれてるよ。でもこれがシャーロックの精一杯なんだよね。ジョンはそれわかってるんだよね(涙。

シャーロックはジョンの例のモールス信号の誤解から「Hound」が実はなにかの頭文字ではないかと思い付いたのだ。と、パブに戻るとそこには休暇中のレストレード警部が!ジョンとはファーストネームで呼び合う仲。しかし原作のレストレードはあくまでもレストレード警部(Inspector Lestrade)でファーストネームはない。唯一「ボール箱(the Cardboard Box)」の中のホームズにあてた手紙の署名で「G.Lestrade」とイニシャルを明かしている。Gからグレッグってつけたのかな?

原作では大詰めの逮捕劇のためにシャーロックがロンドンから呼び寄せるんだけどね。ま、どうやらマイクロフトにいわれてシャーロックの手伝いにきたみたい。ちょうどよいとジョンが肉屋のインボイスをみせてレストレード警部に調査をしてもらう。ジョンにコーヒーをいれてご機嫌をとろうとしてるシャーロックは勿論腹にイチモツありますヨ。

結局インのオーナーカップルが魔犬騒ぎをもりあげようとムーアでこっそり大きな犬を飼っていたのだ!扱いきれなくなって殺処分したのだという。ジョンは二人になった時にレストレード警部に「彼ははあなたにあえて喜んでるんですよ。隠そうとしてるけど(You know he’s actually pleased you’re here? Secretly pleased.)」という。レストレード警部は「そりゃ嬉しいね。彼は同じ顔ぶれの方がいいんじゃないかね?なんせ彼は...えっと」と言葉を探していて、ジョンは「アスペルガー(Asperger’s)?」と補う。原作でもいわれているけど、モダンシャーロックでは公式設定なのね。

再びバスカヴィル研究所訪問。今回はお兄ちゃんのお墨付きの訪問(シャーロックは「もしもしお兄ちゃん、元気~?(Hello, brother dear. How are you?)」と猫なで声で気持ち悪い電話をかけてるよ)

手分けして研究所を捜査する。ジョンがはいりこんだ研究室で彼もついに魔犬を見てしまうのだ!助けに来るシャーロック。魔犬はリアルではなく薬による幻覚だという。なぜHoundだったのか。最初のヘンリーの説明にシャーロックもジョンも引きずられて同じものをみてしまった。

ステイプルトン博士の研究室で疑わしい薬物(砂糖ね)を検査するシャーロック。ヘンリー邸でコーヒーを飲んだ際、ジョンは砂糖をいれなかった。結果ヘンリーとシャーロックが魔犬をみた。今回はシャーロックがジョンに砂糖をいれたコーヒーを飲ませてジョンが魔犬を見た(実験したんだ!ひでー)。砂糖がアヤシイって仮説をたてたんだね。

閑話休題。ここでステイプル博士がジョンに語っているうさぎのブルーベルが光った理由。「オワンクラゲ(Aequoria Victoria)の蛍光緑色タンパク質(GFP gene)」を組み込んだからという台詞にピンとくるのはたぶん日本人。これを発見したのは下村脩博士。すごく簡単に遺伝子に組み込めてかつ光るので遺伝子発現特定ができ、遺伝子工学の発展に不可欠な物質なのだ。この功績で下村博士2008年にノーベル賞もらってる。

今回の圧巻、シャーロックの「精神の宮殿(Mind Palce)」シーン。きれいなんだ~。でも仮面ライダーWのフィリップ君の脳内図書館に似てると思ったことは秘密。大仰な演出の割に割とストレートな結論になったのは、まあマインドパレスの絵が見せたかっただけだったんだろうなあ。

ヘンリーの記憶にあるハウンドと「Liberty」「In」という単語からシャーロックは類推する。各項一番最後の単語はいやいやちがうってってシャーロック全部放り投げてるのがおかしいにゃ。

1. 「Liberty」→「Liberty Bell(自由の鐘)」「Flatenity(フランス革命の理念 Liberty, equality, fraternity)」「Liberty Pattern(デパートのリバティね)」「LibertyBellMarch(スーザ作曲、モンティパイソンのテーマで有名)」

2.「In」→「Inn(旅籠)」「India(インド)」「Ingolstadt(インゴルシュタット:ドイツの地名)」「Indium(原子番号49、スペクトルが藍色(Indigo)なのでインジウム)」 

3.「hound」→ ハウンド種の犬「Ridgeback」「Wolfhound」→「Hound Dog(エルビスの)」

結論 : インディアナ州リバティH.O.U.N.D 。うーんあまり考えがいのない結論だ!

ステイプル博士のIDでCIAのシステムにはいろうとするも権限なしでだめ。セキュリティ担当のバリモア少佐なら。。と尋ねるも不在。彼の部屋にあるものからパスワードを類推する。サッチャーの本が6冊もある(これがジョンのブログの事件簿「6つのサッチャー(Six Thatchers):言わずと知れた6つのナポレオン(Six Napoleons)のパロ)なんだな。)というわけでサッチャーのファーストネームから「Maggie」というパスワードを引き当てる

ここはちょっとにゃあと思った。普通パスワードは英数字の組み合わせが必須だし、ごく短期間で変更しないといけないし、有意にしちゃいけないことはS2E1でもいってたはず。まあいいけどさ。

てなわけでH.O.U.N.Dの正体がやっと判明。「extreme suggestibility(高い被暗示性)」「fear and stimulus(恐れと刺激)」「conditioned terror(条件反射で与える恐怖)」「aerosol dispersal(噴霧散布)」 そして開発者の記念写真。みんなしてお揃いの魔犬トレーナー来てるのがなんだかにゃあ。極秘プロジェクトだろうに。H.O.U.N.Dは開発者の頭文字の組み合わせであったのだ。

H.O.U.N.Dは神経に作用して強い暗示を与えるガス兵器。米軍はこれを対人兵器として開発した。しかしこれには強迫神経症や性格の凶暴化などのシビアな副作用が伴うことがわかり開発は中止された。写真の背後に写った知った顔はフランクランド博士。米国に長くいたため携帯のことをセルフォンという。英国人なら携帯はモバイルフォンだからね。英米の言葉の違いで犯人の検討をつけるというのは原作「三人のガリデブ(Three Garridebs)」で「鋤(plough)」の綴りで見破る話がある。これは英国の綴りで米国では「plow」が使われている。このように英米の言葉や綴りの違いは結構あって、それで出自がわかるって仕組みだね。

フランクランド博士に使われた薬の副作用で強迫神経症となり、モーティマー医師を撃って Dewer's Hollowに逃げ込むヘンリー。自殺をしようとした彼を、シャーロックは真相を話してとめようとする。20年前、米国から悪魔の研究を持ち帰って続けようとしていたフランクランド博士をとめようとしてヘンリーの父は殺された。大きな黒い顔に赤い目はガスマスクをつけた博士の姿だったのだ。彼は例のプロジェクトのトレーナーをきていたため、ロゴのH..O.U.N.DとLiberty,Inが記憶に残りそれが強い暗示で魔犬へと変わっていった。

このあたりすげー大味な落ちでつっこみいれたくなったけどね。緻密からは程遠い。軍事評論家(マジ)の夫は80年代にこんな時代遅れのガス兵器開発なんてやんないだろうといってた。やってるならベトナム戦争背景の70年代だろうってね(それ題材なのが米国ならキングのファイアスターター、日本なら吉田秋生のバナナ・フィッシュ)

犬の足跡はクロスキーのオーナーがムーアで秘密裏に飼っていた犬。その犬が(生きていて)彼らを襲う。ガスマスクをつけたフランクランド博士登場。博士のガスマスクをとると、そこにあらわれたのはモリアーティの幻影。シャーロックが真に恐れているのはジムなのか。

撃ち殺されるワンコかわいそす。逃げるフランクランド博士は地雷原に迷い込み爆死したのでありました。

インで朝ごはんを食べるジョン。シャーロックはコーヒーだけ。結局オーナーカップルは犬を殺していなかった。そのセンチメントがわからないというシャーロック。よくよく考えて研究所でシャーロックはわざとジョンを追い込んで幻覚をみせた。。と気がつき始めたジョンをごまかすシャーロックがかわいいね。センチメントがわからないといいながらオーナーに犬のことを話しに行くシャーロック -

そしてマイクロフトと何らかの司法取引をしたモリアーティが釈放される。独房にはびっしり書かれたシャーロックの文字 -

わあい今回も凝った脚本で面白かったけど事件そのものはなんだか雑だったにゃあ。ってそれは毎回そうか。何よりシャーロックがジョンの機嫌をそこねて一生懸命とりつくろうところが本当に萌え。ジョンは大人だなあ。しかしそれも含めて今回E2はまるまるラストエピ「滝」への伏線回とみた。ジョンもレストレードもマイクロフトもみんな今回の行動が「滝」の行動につながるんだろうな。そしてシャーロックは自分の中の恐怖=モリアーティと戦うことになるのだ。

いやだなあ来週はS1以上のクリフハンガーが待ってるんだぜ!日曜の夜はフヌケになること間違いなしだろうなあ月曜有休休暇とろうかしらと予告を見ながら逡巡中。

だからはやくーS3を~S3E1は「空家の冒険(the Empty House)」になるというウワサが~。

BBCドラマ「SHERLOCK」感想および情報目次

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コメント

はじめまして。しろまゆと申します。
僕も“精神の宮殿”は“地球の本棚”に見えました。

投稿: しろまゆ | 2017.04.04 12:54

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