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2012年4月

映画「テルマエ・ロマエ」を観てきたよ!

さて、大好きな「テルマエ・ロマエ」。珍しくも夫が先にハマった漫画。当時はまだ業界で話題になりはじめたばかりだったけど、あれよあれよいう間に大人気となり国民的漫画になったのはご存知の通り。それでも実写映画になる!と聞いた時はわが耳を疑った。日本にタイムスリップするといってもローマ時代がメインだし、どーやるんだ!とあきれていたら、主役が阿部ちゃんで監督が武内Pと聞いて俄然期待が膨らんだ。

なんせ武内Pはマイ・フェイバリッドドラマ&映画「のだめカンタービレ」の監督だ。音大を舞台にした日本編はともかく絶対に実写化不可と(作者も)思っていたのだめと千秋以外ほぼ西洋人が登場人物のパリ編を見事な手腕で実写化した実績があるからね。

その手腕とは、メイン登場人物に日本語堪能な外国人(もしくは外国人系日本人)俳優を配置し、それ以外は全部外国人に母国語で演技させ、吹き替えしちゃうというわりとダイタンなもの。のだめ映画ではそれが見事にかみあってきちんとした物語になっていたのがすごかった。

あとはピンポイントでハンパなくお金かけるところ。ウィーンの学友協会の黄金ホールを押さえたのは凄い手腕だと思った。のだめピアノ吹き替えがラン・ランだったのも良かったにゃあ。わかってお金かけててその効果がきちんとでているところが凄いんだ。

てなわけで映画「テルマエ・ロマエ」も原作をきちんとリスペクトしてちゃんとわかってやってる感が素晴らしい作品に仕上がっていた。ローマ人役の「濃い顔」「濃い演技」の役者さんたちはみんな好き。北村さんはうまいって知ってたけど宍戸さんもいい役者さんじゃあないですか。朴訥で真面目なアントニヌスを好演してた。そしてなにより大好き市村さん!さっすが一流の舞台人。ハドリアヌス帝の重厚な芝居といったら!阿部ちゃんルシウスとの二人シーンはまるで蜷川舞台を観ているようだったよ。

そしてセット!チネチッタでHBO/BBC大作大河ドラマ「ローマ」のセットをまんま借用という「それなんて他人の褌?」って思ったけどいやあ素晴らしい素晴らしい。大迫力のローマの雑踏!神殿!トイレ(いいのよ~)をスクリーンで観られるなんて、なんて贅沢なんでしょう。勿論他人の褌だけじゃあない。冒頭のローマ風呂のシーンは日本でセット組んだんだって。漫画の第一話をあますところなく再現していて美術さん凄すぎです!

閑話休題。「ローマ」は日本でも放映されたのでちょっと見たけど、NHK大河ドラマ平清盛の宮廷場面がハダシでにげだすようなドロドロエロエロの愛憎劇。肉食人種の濃ゆさに辟易したよん。やっぱり私はサワヤカ草食系物語が好きだ~。

てなわけでヤマザキマリ先生も大喜びの「テルマエ・ロマエ」実写版。あのコネタ満載原作をよくまとめていたし、オリキャラ漫画家真美ちゃんの上戸彩ちゃんも愛らしくて清楚で(おっぱいでかいにゃあ)よろしかった。もちろん笹野さんをはじめとした「平たい顔族」おじいちゃん軍団もいい味でてた~。

ひとつ不満だったのは、ケイオニウスの扱いかな。女にだらしないけど原作ではローマを想うよいところもあるんだよ。映画ではそのあたりはしょちゃったんで悪役扱いになったのがつらいところだった。北村さんはすっげーハマリ役だけどね!

まあともかくコドモからお年寄りまで楽しめてローマ史の勉強もできる「テルマエ・ロマエ」はGW映画としては最高の作品です。お誘いあわせの上皆様も是非どうぞ!あ、先着100万名wでもれなくもらえる小冊子も面白いよ!ヤマザキマリ先生が、阿部ちゃんルシウスと漫画ルシウスの出会いを描いてる。武内Pも登場するよ。

映画公式サイト

p.s. 映画は新宿ピカデリーのプラチナシートでみたよん。プラチナラウンジではウェルカム・ドリンク。席はひろびろとしてオッドマンにクッションつき。シャンパンはウーヴグリコのイエローラベル。席まで持ってきてくれるのでローマ人のように寝そべって映画観られるのだ~。贅沢贅沢。夫はすっかり気に入って次回もここで…っていってるけど、新ピカで一番の大箱にかかるようなメジャー映画あんまり観ないしにゃあ。

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つれづれ卯月:最近読んだ本

あっという間に桜も散り頃になっちゃったねえ。あ、東北・北陸・北海道はこれからかなあ。今年の桜はほんとーにキレイ。皆様も楽しんでくださいね~。

てなわけで最近読んだ本羅列しマス。

1.森薫拾遺集

とにかく世の中には絵が好きでスケッチブック(チラシの裏でもいいけど)があればずっとそれに書き続けている方々がいるわけです。ま、いわゆるフェチ、変態の類ですね。森薫先生がまさにそれ。特徴は「エマ」「乙嫁語り」という正統派のグランドロマンに隠された(隠されてないけど)マニエリズムとフェテシズム。マニエリズムは全盛期のおおやちき先生を思い起こさせるし、フェテシズムはアル中をのりこえてもまだJKにこだわりつづける吾妻ひでお先生を凌駕する。

いったい妙齢の美しい女性がどうやってこの"ずばぬけた変態性"を養ったのか。それがいちばんの神秘。とにかく森薫ファン、メイド&執事ファン、バニーファン、ヴィクトリア朝の下着ファン必見。私は「昔買った水着」の畳の目が全部手書きだったのに腰抜かしました。変態万歳。

p.s.そういえば初期のメイド漫画「クレールさんの日常茶飯事」の絵柄が初期の高橋葉介先生を模しているとあって狂喜。デビュー作「仮面少年」をはじめて読んだ時の衝撃といったら!誰にも真似できない流麗な筆で描かれた不思議なストーリーに酔った。先生の絵はやがて変わってしまったのだけど、森薫先生にも初期高橋葉介のDNAが受け継がれているのかあ。

2.夏天の虹

大好きな「澪つくし」料理帖シリーズ最新刊。かなり前からこの刊は悲しい内容であると聞かされていて覚悟していただけに、思ったより落胆しなかった。小松原様との別離は想像ついてたしね。澪ちゃんの行く道は試練に満ちているけれど、彼女の料理の食べた人たちの幸せに支えられて前に前にとすすんでいく。筋が一本通っているから、つらい恋の顛末も悲しむことはない。それでも最後の章はちょっと心が折れたけどね。。。いずれにしても雲外蒼天を信じてついていくしかないにゃあ。今回は一柳の主人がよかった。澪ちゃんはよい先達に恵まれている。きっとよい料理人になるよ!


3.俺物語

ツイッターで話題になってたこの作品。読んでみたら面白かった~。主役の硬派でイカツい剛田くんも彼を好きになる大和さん、彼の親友のイケメン砂川くんとお姉さん。みんな気持ちのよい人たちばっかりで読後感は最高。続きも気になるよう。

4.ナカさんのながれ

bassoことオノ・ナツメ先生をデビュー前に発見したのは私の漫画読みとしての誇りだ(恐るべきエスプリ - 「クマとインテリ」感想など)。あれよあれよという間にメジャーになってしまい、しかしその重圧に押しつぶされることなく新境地を続々開いている。basso名義での最新刊は日本が舞台。ラーメン店主41才ナカさんと、その恋人27才のマツシン君の穏やかな恋物語。私はもうBLは読めないので性描写ありの表題作はちょっとつらかったのだけど(ぜんぜんソフトだけどね)、併録されている「くろぐろ」シリーズはどんぴしゃ萌えた!画材店の同僚の物語、妻に先立たれた(?)男やもめの矢田さんと目のくりくりした若白髪、推定アラサーの秋山くんの淡く優しい友情物語は本当にツボにはまってやばいです。さりげなく殺し文句をつぶやいてしまう矢田さん大好き!

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爛漫の春

ちょびっと風は冷たいけれど、暖かくて穏やかな週末だったねえ。満開の桜の中をドライブしたよ。

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皇居の桜。ドライブで通りかかった砧公園も、千鳥が淵もたいへんな人出でみんな桜を楽しんでいた。昨年の震災の後、かわらず桜が咲いたことはとてもとても嬉しかったけど、積極的にそれを楽しむ気分にはなれなかった。だから今年、桜の花を観て浮き立つ心が戻ってきたことが嬉しかった。被災地はまだまだ大変で復興への道ははじまったばかりだけど、いまはともにこの春を寿ぎたい。

銀座シャネルの「ベージュ アラン・デュカス 東京」が春季限定でやってるテラスでのんびり。あったかくていいにゃあ。

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シャンパンと桜のモヒート(ノンアルコール)。

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ピクニックバスケット。サンドイッチはほうれん草とベーコンとパテ・ド・カンパーニュ(フォアグラ入り)。スイーツは桜のギモーブ(マシュマロ)に桜のマカロンと桜尽くし!うまかったあ。

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おまけ。地元たまプラーザの桜並木。こちらもたいへんな人出。

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