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2011年3月

つれづれ弥生:春はまた来る

おとといのエントリーはちょっとキヨワになっていたなあ。リアル私を知る人はお分かりのとおり、基本はオバカで楽天家。はやく気を取り直してお仕事がんばって働いて、被災地の方々のお力となり、原発で失墜した日本のクレディビリティをあげなきゃね!

■演劇ファンとして震災で中止された公演の主催者・スタッフの方々にお見舞いを申し上げます。また公演慣行された主催者の方へ御礼を申し上げます。どちらの決断も私は支持しますし、精一杯の応援をしていきたいと思います。震災前に観劇した野田地図「南へ」は公演続行とあいなりました。野田御大の演劇人としての決意に感銘を受けました。これからも野田地図を、演劇を、私は愛していきたい。

「劇場の灯を消してはいけない」

今回延期となった観劇予定であった公演「Pre‐RENJO『訣別、門出』篇」「『風街漂流記』~松本隆・言葉の海への航海」。延期だものね!日程が決定したら観に行きますよ~!

■だーい好きな新感線も「港町純情オセロ」のおけいこも再開!アワブロもはじまって元気なじゅんさんのお姿が見られてひと安心。どうぞどうぞ元気なお芝居(オセロだから悲劇だけどね)で日本を元気にしてください!

■わああん、大好きな冬ドラマ「デカワンコ」が終わっちゃったよう。演劇人升毅さん、大倉孝二くん、吹越満さんあーんど佐野史郎さんがでていたので、初回を見てみたらなんだか脚本がしょぼしょぼでがっかりしてちょっと見るのやめてた。けれど、刑事ドラマとしてはアレなのであって、かわいい多部ちゃんワンコとかわいいかわいいおじさん(田口トモロヲさん激萌!)刑事たちウィズミッハイルを愛でるドラマと考え直して観れば、テンポがよくってBGMもおっされ~でどっぷりはまって毎週楽しく見ていたよ。震災による中断もあり、心配していたけど、最終回もユルユルでしかも慰安旅行@温泉で、だいすきおじさん刑事たちのリラックスした浴衣やセミヌード(わーい)なんか見ることができて眼福眼福。出演者座談会とかコメンタリーとかあればDVDも買っちゃおうかなあ(わくわく)。

■もちろん松尾スズキさん大熱演の「TAROの塔」もHDDに撮ってちゃんとみてるよ!いやあベラボーなドラマですげえすげえ。これは最終回終わってからまとめて感想あげます。本気のNHKドラマ班はすごさを見たよ(龍馬伝のgdgdはおいといて)。若き日のTAROらぶ。

■JINセカンドシーズンも震災後、ロケも再開したみたいでひと安心。公式サイトもオープンだよ!

■4月ののだめ関係情報2発!わー楽しみ~

1. 04/13 「Nodame Illustrations のだめカンタービレイラスト集」 KCピース 予価:1,680円(税込) ISBN:978-4-06-364859-1

何と、二ノ宮先生、このイラスト集の印税を全額を震災の義援金として寄付されるそうです。うわー10冊くらい買ったほうがいいかなあ。

2.のだめ映画が地上波初登場ですヨ!(フジテレビ系)

映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」
2011年04月16日(土)21:00~23:30(土曜プレミアム)

映画「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」
2011年04月23日(土)21:00~23:40(土曜プレミアム)

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つれづれ弥生:On the Beach

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― ベランダの桜が咲いたよ。春は何度でも巡りくる。

葛飾柴又育ち(マジ)の私にとって、3月10日の「東京大空襲」は9月1日の「関東大震災」と並ぶ特別な日であった。幼少の頃から繰り返し聞かされた祖父母の世代が体験した災厄とそこから得たたくさんの教訓(Lessons Learned)は疑似体験となって私の体に沁み込んだ。でも、本年2011年より、3月11日とそこから続く長い災厄と復興の日々が私自身の Lessons Learnedになるんだろうと思ってる。生まれて半世紀目のコペルニクス的転回。学ぶべきことは多いし、それを今後の社会に還元していかなければと日々思いを新たにしている。

とはいえ、今週からようやくe-workが終わり、出勤できるようになった。照明の落とされたターミナル駅。動かないエスカレータ。棚が空のスーパーマーケット、計画停電で真っ暗になった街並。これから日常になっていくであろう、でもまだ非日常にちょっぴり心が折れかけてる(よわよわ)。オフィス節電で、ソーラー電卓が使えないんだよう(;-;)

若い頃は、50才になったらリタイアして、悠々自適に過ごすんだ!英国に住むのもいいなあ。なんて呑気なことを思っていたけど、まさかこんな老後が待っていたとは!うーむ、もう少し働いてお金貯めとかないと今後の生活が大いに不安だ。経済はシュリンクするだろうし、今後は会社もクビになっちゃうかも(がーん!)。おうちのローンは払い終わったけど、あとはどうやって生計をたてていこうかねえ。

1960年代、日本の高度成長期に生を受けた私たちはまた、冷戦の時代の子でもあった。米ソ欧が競って核実験を行っていた時代。空気中に排出された夥しい放射性物質、雨が降ると放射能に気をつけろといわれた。核戦争の危機が叫ばれ、核戦争による人類の終末(もしくは復活)を描いた厭世的なSFが多く発表された。

昨年、アニメに私の訳を使っていただいたエリオットの「The Hollow Men」。静謐で穏やかな終末(感)を描いた詩篇。でもあの頃は、まさかこんな日を迎えるとは思わなかった。本当に人生はわからないな。

この詩篇も、この詩篇を掲げた核戦争による人類の終焉を描いたSF「渚にて(On the Beach)」も大好きだけど、もちろん穏やかに現状を受け入れるだけでなく、力強く歩きださなきゃいけないってわかってるよ!(いまはちょっとwhimperモートだけどね)

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震災とTwitter

昨夜のSuperMoon。被災された方々へ等しく光が届きますよう。

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非常時にはその人のありようが試される。オフィスで激震に見舞われた際に私は机の下にもぐりこみ頭をかかえて震えていただけ(ダメ)だけど、いち早く会議室のドアをあけにいった同僚や、ヘルメットをかぶって「みんな落ち着いて!」とフロアを走った災害担当の同僚などほんとうにえらかったと思う。絶え間ない余震、家族への連絡が取れない不安状況で仕事を続けている同僚たちを心から尊敬した。

Twitterへの取り組み方も同じだ。その人の情報リテラシーが試される。震災直後は、帰宅難民となったこともあり、都内の交通情報のツイートはたいへんにありがたかった。(もちろん「xx線復旧」のツイートを見た後には、鉄道各社の公式サイトで実際の運行状況を確認することは忘れなかったが)

しかし、震災から日がたつにつれてノイズのようなツイートが増えてきたのも事実だ。針小棒大に騒ぎを広めるツイート、誰かのゆるいツイートを不謹慎だと非難する、言語道断な人種・地域差別、ソースも確かめないまま右から左へ「拡散希望」のツイートを非公式RTする等々。

自分がRTしたツイートがデマとわかった際に「でもxxならいかにもやりそうじゃない」という論調のツイートがあったのには呆れた。デマに踊らされ、誰かを非難し、あげくの果てに偏見を改めない。これはいわゆる物語におけるテンプレ悪役(しかも雑魚)の言動そのものだ。

さきの大戦で、関東大震災で、オイル・ショックで、私たちはたくさんの間違いをし、誰かに社会に害をなしてきた。時がすぎてその愚かしい行いが検証され反省されてきたはずなのに、震災から一週間、私はネットの上でそんな過去の愚かしい行為が繰り返されているのを見て暗澹たる気持ちになった。

もちろんソーシャルメディアには良いところもたくさんある。人脈を駆使し、車やガソリンを確保し、いちはやく支援物資を満載にして手弁当で現地に乗り込んだ社長さん達、ファンやその家族を気遣い励ます作家や役者の方々、YoutubeやUstreamでチャリティコンサートを行うミュージシャン。普段いささか軽薄だなあ(すまん!)と思っていたセレブリティの方々が真摯に支援活動されてて本当に見直した。

また、ネット上にはたくさんの専門家・識者がいる。福島第一原発の現在も進行中のクライシス。いったいどのようなことが起こっているのか、「最悪のシナリオ」をたどった場合、どのような惨事が起きるのか。私たちは何に気をつけ覚悟すればよいのか。原子力を専門にされてきた方々が、冷静で信頼のおける考証をたくさんされている。自分が欲しいと思った情報にすぐアクセスでき、その情報は刻々と更新されていく。これは従来の片方向のメディアではできなかったことだ。

信頼が置けると私が判断したブログ記事です。冷静で的確。→「福島原発で起きていること

そういえば、日本ユニセフについても多数のデマや誹謗がとびかっている。私自身、日本ユニセフのマンスリープログラムで毎月募金をしているため、このデマや誹謗にはたいへんに腹がたった。そもそもユニセフとは国連児童基金。途上国・戦争当事国の児童を支援する機関だ。

私は子供を持たないため、せめて世界の支援を必要としている子供たちの役に立ちたいと思っての募金だ。日本ユニセフは日本におけるユニセフの支援機関。日本にユニセフの理念を普及し、寄付を集めユニセフに円滑に送るための機関だ。そもそもが途上国・戦争当事国の児童支援のための募金であり、私もそれを承知でユニセフに募金をしている。ユニセフからは期毎に活動の詳細なレポートが送られ、収支もきちんとレポートされており、信頼のおける機関と私は考えている。

それがいつの頃からか、日本の災害には募金は使われない、職員、広告塔の芸能人が上前をはねて私腹を肥やしているなどという誹謗中傷がまかり通るようになったのだ(多分児童ポルノ禁止活動あたりからだな)。それははっきりいって中傷だ。ユニセフの理念は上記の通りだし、組織が活動するには運営費がかかる。それが大きな組織であればあるほど額も大きくなるだろう。これは例えば日本赤十字も同じだし、いずれもその収支はきちんと報告されている。

今回の震災にあたり、日本ユニセフがだしたプレスリリース「東日本大震災(東北関東大震災)への、日本ユニセフ協会ならびにユニセフの対応について」もたいへんに曲解されて伝わっている。読めば一目瞭然であるが、今回の震災はたいへんな被害であるため、ユニセフは日本支援を決定した。日本ユニセフの運用資金をまず被災地の児童救援のためにあて、ユニセフ本部からも別途支援を行うといっているのだ。支援活動もすでにはじまっている

私自身はいままで、日本で震災や自然災害があった際には日本赤十字に募金してきたし、今回もそうした。それはその募金をひろく被災された方々の支援に使って欲しいと思うからだ。

募金を行う際は、その募金がどのように運用されているのかきちんと確認するのは当然のことだ。その募金を全額被災地に送りたいのなら、方法はひとつだけで、被災地に直接自分で届けることだ。しかしそれはまったく現実的では無いし無駄が多い。支援活動のプロフェッショナルが募金を運用しながらより効率的に被災地が求めている援助を行う。私達はそのために実績ある団体に募金を委託する - その実態も知ろうともせずに詐欺だ着服だと騒ぐのは愚かな行為であると思う。

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震災その後

何度も書いていることだけど-

東京は下町の生まれだ。もう半世紀も前のことだ。ずっとずっといつか関東を襲うであろう直下型大地震の恐怖を叩き込まれて育った。祖父母から、もしくは学校経由で地域の被災経験者達から、1923年に起こった関東大震災の話を繰り返し聞かされた育ったのだ。

地震は怖い。それまでに築いていた生活を、安寧に送っていた日常を、なにもかもを奪っていく。抗うことはできない。大地の身震いに無力な人間はただただ翻弄されるしかないのだと。

子供の頃、悪夢にまでうなされた下町被災の姿を目の当たりにしたのは阪神・淡路大震災の時だ。炎に包まれる長田地区 - 私は既に社会人になっていたけれど、本当に言葉も無かった。そして、地震に対する備えも大切だが、真に大切なのは地震に被災した際の対応とも知った。迅速な避難、救助、治療、身元確認、支援物資の補給という震災直後の救援活動にはじまり、被災された方々をどのようにリカバーしていくか。ライフラインを迅速に復旧し、仮設住宅を建て、被災された方々のケアをする。平行して被災地域のインフラを復興していくのだ。阪神・淡路大震災で大きな課題がいくつかあがり、その後のいくつかの震災でその課題は更新され、解決法が提示され、首都圏に在住し、勤務する私たちもいつか来るであろう直下型の大地震への備えを強くしていった。

そしてそのときは来た。

いくつかは予測されていたことであり、いくつかは予測不可であった。三陸地方を襲う大津波の中継を見たときは総毛だった。下町育ちの私たちが震災(特に火事)に対する備えを叩き込まれて育ったように、三陸地方は大津波に対する備えは万全であったはずだ。しかし、それをも凌駕する人類史に刻まれるほどの大津波は多くの町を飲み込みたくさんの犠牲者をだした。その備えを不足であったとは誰もいわないだろう。

そして福島第一原子力発電所 - 震源地に程近い原発はマグニチュード9.0の激震には耐えたが、襲ってきた津波を防ぎきることはできなかった。予備電源を失い、冷却する術の無くなったサーマルリアクターがどれほど制御できなくなるものか。私たちは震災から1週間を過ぎてなお完全解決の術を見出せない。ただただ世界が、その原発と東電・自衛隊・機動隊との戦いを見守っている。

自然の完全な制御は不可能だ。しかしそれでも人類はその災厄に抗い続ける。なぜならそれが人類だからだ。

てなわけで(ここでトーンかえるか!)、震災から一週間。会社では東北地方と千葉の事業所で一部被害があたtけど社員家族の全員無事は確認された。でも関東地方の事業所は計画停電下でもあり、基本はe-work。自宅や客先から連絡をとりあい、メールやテレコンで業務をすすめているけれど隔靴掻痒でなかなか大変。やっぱりe-workをデフォにするのは難しいと実感してます。

自宅は計画停電地域なのだけど、いままで一度も停電になっていないのが不思議。TEPCOさんのフリーダイヤルもいつもつながらなくて、ちょっとフラストだけど、いまの大変なTEPCOさんにクレームあげるのもなんだしなあ。いつでも停電に備えておくほうが大切だし、それでおこらなかったらラッキーなのだ。

スーパーの棚は空。買占めもあるだろうけど、物流の停滞もあるだろうしね。節ガソリンのため夫がはりきって自転車で買い物にいってます。節電もきちんとしてるよ。居間で毛布にくるまって、ペットボトルにお湯入れた簡易湯たんぽでeWorkしてます。

これからどれくらい非日常がつづくのかわからない。いま市場は大混乱だけど、この状態が長く続けば間違いなく日本経済はシュリンクするだろうし、私の仕事にも大いに影響があるだろう。

しかし、いまの自分にできることを淡々とやるしかないしね。被災地には募金。日常は節電。お仕事はeWork。ねこまるがいつもどおりなのが心の癒しデス。てかねこまるがそこにいるとeWorkになんねえ!

追記:Twitterにはいろいろ思うところ有。デマが増えてきてすごいし、安易に救援のRTをするのもどうかと思う(せめてソースにあたってからね)。本当にTwitterは情報リテラシーを問われるメディアだなと思った次第。

「東北関東大震災に関するデマまとめ」のまとめ

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地震の日

3月11日の東北地方太平洋沖地震で被災された方にお見舞いを申し上げます。被害の全容はまだ不明かつ広範囲で余震が続いております。どうぞ安全を第一にお身体おいといください。未曾有の危機をともに乗り切りましょう。

3月11日の金曜日。年度末を控えて週の仕事はそこそこ忙しかったけど、金曜午後ともなればすっかり週末気分。しかも夜は宴会が予定されていた。おいしいお店と聞いていたので、私は「仕事が終われば宴会だなあ楽しみだなあ」とのんびり思っていた。午後2時からは部門の定例会議。その週のレポートとアクションプランを各メンバーが報告していた時だった。同僚がふと「揺れてない?」とつぶやいた。

最初はいつもの地震と思ってた。「あ、ほんとだ。揺れてるね」と皆が言っていたときに ― 来た!

ボスが言った。「あ、縦だ!これは大きい!」 すかさず同僚が会議室のドアを開けに走る(えらい!)。揺れは止まらないどころかどんどん大きくなっていきフロアのあちこちで悲鳴が上がる。私は机の下にもぐりこんで震えていた。壁がきしみ、経験したことのない大きな揺れがフロアを襲う。ネットですばやく地震情報を見た同僚が「震源は東北だ!」と叫んだ。

え?関東じゃないの?こんな大きい地震なのに震源は東北なの?じゃあ震源に近いところはどうなっているの。恐怖が私を襲った。前にも書いたが私は東京下町の生まれで、いつか関東を襲うであろう直下型大地震の恐怖を叩き込まれて育った。この大きな揺れが関東直下型でないとしたら、どんな大きな地震が東北を襲ったのだろう。

揺れの真っ最中、「強い地震が発生しています。このビルは絶対に安全です。落ち着いて行動してください。エレベーターは使えません。避難指示があるまで屋外にはでないでください」と繰り返し自動アナウンスが社内に流れていた。

会社の社屋は免震構造となっているため安全であるが、高層階はたいそう揺れる。大きな揺れは収まったが、いつまでも揺れが残り、しかも余震が続いている。携帯は発信規制がかかっているため、秘書さんの固定電話を使って自宅と実家に電話をかけようとしたがこれも混雑のためかからず。同僚たちも当初は家族と連絡をとろうとしていたが電話もメールもほぼ不通とあってあきらめる。30分ほどの会議中断ののち続きを始めるが、余震は頻繁に続き、時折建物がきしむほどの大きな揺れが来るので全く落ち着かず。

落ち着かない会議が終わり席に戻ったのが4時。「都内の交通はすべて止まっているため、徒歩で帰宅できる人は安全に十分注意して帰宅するように」との社内アナウンス。私の家は神奈川県川崎市でとても徒歩帰宅のできる距離ではない。本日は帰れないことを覚悟し、社内のATMでお金をおろし、自販機で水とお茶のペットボトルと菓子パンを仕入れた。同じことを考える社員はたくさんいて、ちょっとした行列。

フロアに戻ると、皆が窓から外を見ている。会社から見えるお台場から黒煙があがっている。よくみるとその他にも複数個所から黒煙があがり、空を真黒に覆っている。「爆発だ!」誰かが叫んだ。遠くに大きな火災が見える。その火が2度3度と大きく膨らむ(コスモ石油のオイルタンク爆発と思われた)。窓からは首都高速も見下ろせるが、閉鎖されているため車が一台も走っていない。オフィスの窓からこんな光景を見る日が来るとは思わなかった。暗澹たる気持ちになる。絶え間なく続く余震の揺れで気分が悪くなり机に伏している同僚もいる。お子さんを保育園に預けているお母さん社員たちが保育園に連絡をとろうとしているもつながらず不安を募らせている。

ただ皆やはり社会人。誰一人パニックにならず気をしっかりと持っているのはさすがだ。私といえば仕事も手に付かず(すまん)。PCを会社のネットから切り離し、自前のe-Mobileでつなげて(つながる!)、NHK@UstreamとTwitterで情報を収集する。東北の被災状況が断片的にはいりはじめる。津波の被害がリアルタイムに中継されており、言葉を失う。

マグニチュードは7.9と発表され、後に8.8に修正され、最終的には9.0となった。関東大震災や阪神淡路大震災よりも遙かに大きな値。日本観測史上最大の想像を遙かに超えた未曾有の大地震が東日本を襲ったのだ。

すでに日が暮れていた。固定電話の輻輳が回復し、やっと自宅と実家と連絡がとれる。どちらも無事でとりあえず安心する。交通復旧の兆しはない。こうなったら長丁場だと多少落ち着いた。イヤホンでNHK@Ustreamを聴きながら、仕事を始める。

夜間になるにつれ、徒歩帰宅する人たちが増えてきた。最初は近隣、そして都内。やがて神奈川や埼玉在住の人たちも三々五々連れだって徒歩帰宅をはじめている。会社では非常用の水と食料が配られた。私はすでに自分で用意していたので受け取らなかった。もらった人に味見をさせてもらった非常食はココナツ味の甘いクッキー(?)でおいしかった。夜がふけるにつけフロアに残っている人は、完全遠隔地の人たちだけになっていった。

余震が続く中、落ち着かない状況で座り続けて仕事をしているのも少々つらい。どうせ今夜は徹夜だろうと、外のコンビニに行くことにした。職場はビルの19階。エレベータは止まっているためもちろん歩きだ。非常階段を下っていくと、ところどころで壁がはがれ落ちて散らばっている。コンビニの棚はほとんどカラだが、カップラーメンやスープはまだ残っていたのでそれを求めてレジに並ぶ。もちろんレジは長蛇の列だが混乱はない。店員さんもきびきびと応対していた。こういう日常は本当に安心する。帰りは喘息がでないよう休み休み階段を上る。日頃の運動不足を実感する。

夜になり、会社のイントラにも状況がアップされた。仙台をはじめとした複数のオフィスで被害が出ている模様。また技術部員が被災されたお客様のシステム復旧にあたっている。TwitterとFacebookでも社員向けの情報、安否確認がされている。被災されたお客様への迅速な対応はIT企業の矜持だ。また被災地域のインフラを担うお客様も多く、インフラの復旧には最大限のバックアップをしていかなければいけない。当面はそれが最優先になるだろう。

Twitterでは盛んに情報交換が行われている。徒歩帰宅者用休憩場所や帰宅難民の避難場所。公共施設、ホテル、オフィス、コンビニやレストランまでどんどん開放されていくのが素晴らしい。また交通復旧状況もリアルタイムにツイートされる。デマや心無いツイートも時折あるけれど、おおむね誠実で互助精神に溢れたもの。ソーシャルメディアは(つながりさえすれば)本当に心強い。

11時をすぎ、半蔵門線/田園都市線が復旧したことを知り、とりあえず身支度をし、かばんの中には水と食料をいれて駅に向かった。まだ本数は少なく、徐行運転、ラッシュアワー以上の混雑であったが、無事帰宅できたのでありました。

家についたのが1時。たいへんな1日であったが、まだ各地で余震は続いており、関東地方も安心はできない。いつでも避難できるよう災害救助用品をあらためて確認した。(ねこまるケージと非常用トイレとペットフードもね!)

すでに自衛隊による救助活動が開始され、世界中各国からの救援の申し出が続々届いている。常に観ているBBC WorldもBreaking Newsで日本の地震と津波のニュースを流しており、国民の落ち着いた対応と迅速な救援体制をたたえている。私自身も微力であるが救援復興活動に尽くしたいと思う。

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つれづれ弥生:ユウウツな季節のはじまりだよ!

うわわのわ!つい先だって新年を迎えたばかりなのにもう2か月過ぎちゃった。いっそすがすがしいくらいの光陰矢の如しっぷりにしびれちゃう。ちゃんと形に残さなきゃねえ。

ついに花粉症の季節がやってきましたよ!ただでさえ喘息を発症しやすい季節です(昨年はヒドイコトになってました…)。1月ごろから毎日クラリチン飲んで予防してるけど、怖いにゃあ。マスク常時装備でびくびくしてますー。

5月の「港町純情オセロ」が楽しみ~。公式サイトでは大好きな粟根さんお稽古レポートブログ「アワブロ」の予告がわざわざ動画で!アワブロファンは多いのだ!

そして先週末東京駅で見つけてしまいましたよ!駅貼りポスター!

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粟根ファンならみなやるであろうアップも!わあい待ち受けにするぞ~って私iPhoneだからできないよ!

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5月の連休は、じゅんさん新感線なにわシェイクスピア「港町純情オセロ」あーんど古ちん蜷川井上先生フェアウェル「たいこどんどん」のステキ舞台で乗り切るぞ。楽しみだ~!

あ、古ちんといえば!缶コーヒーWANDAのCMにでてる! 朝のあいさつ編で最後にロングで沢村さんと談笑している姿がスリムでほれぼれしちゃう!あと10年はこの体型でやってくれえ!

待望のミヤベ先生江戸怪談もの新刊「ばんば憑き」。いやあ面白かったしみじみした!いろいろ江戸ものを読んだけど、こと現代の女性作家に限って言えば、深さでも暖かさでも人間の業の怖さでもやっぱり宮部作品は頭ひとつ抜きんでていると思う(もちろん異論は認めるよ~)。

実は私は宮部作品の中でも評価が別れる(というかむしろ低い)逆玉探偵杉村三郎さんシリーズ「誰か」「名もなき毒」が大好きなんだけど、表題作「ばんば憑き」はそれと表裏一体のような夫婦関係がとても面白かった。もちろん三郎さんは、佐一郎(あ、名前が似てる!)の心境には至らないと思いたいんだけどね。

宮部先生は、人間の業や悪意を書くのがとてもうまいけど、決して読後感は悪くない。人の世のいとなみを清濁あわせて丸ごと愛しているような懐の深さがとても心地よいんですな。

シンガポール旅行計画中。仕事で行ったシンガポール。プライベートでいつかラッフルズに泊まりたいなあと思ったけど、ツアーみたら意外にお安い!しかも羽田発着で便利!本場もんの海南鶏飯食べに行くそ~ナイトサファリも!

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