« つれづれ睦月 | トップページ | 未来科学館と羽田焼肉チャンピオン »

テオ・ヤンセン展を観てきたよ!

いきなり閑話休題。ライフ・ゲームって知ってるかな?コンピュータによる生態系シミュレーション・プログラム。コンピュータ内の仮想生命体はシンプルな規則性に沿って誕生繁栄死滅を無限に繰り返す。生命体はドット(もしくはキャラクター)として表現されるので、その生態と進化は奇麗なパターンとなる。

ライフ・ゲームは私が高校生の頃、はじめてコンピュータに触れた時期に流行っていた。何といまから30年以上前の1970年代だ。友人に誘われてのぞいたコンピュータ同好会。勿論、当時はパソコンなんてなかった。みんな机上でプログラムを考えてデバッグ、その実行は大型コンピュータが鎮座しているコンピュータ・センターまで出かけて行っていた。入力はパンチカード(!)で出力はプリンター。ディスプレイ出力はあったけど、一般的ではなかったと記憶する。

プログラムをパンチカードに打ち込んで(1行1枚なんで時間かかること)、読み込ませたらしばし待つ。うまくいけば奇麗なパターンがプリンター用紙に打ち出されてくるんだ。そこに現れるパターンは一つの生命の歴史。生命が誕生し、繁殖し、進化しやがて死滅する。最初は規則性を持って動いていたパターンが突然変異で乱れ、やがて新しいパターンが生まれる。与える初期値によって無限に進化し続けるものもあれば、あっという間に滅びるものもある。

電子の世界の疑似生命は美しく不思議で魅力に溢れていた - それがライフ・ゲーム

てへへ、いきなり閑話休題ですみません。で、お台場の日本未来科学館で開催中のテオ・ヤンセン展に行ってきたのさ!

物理学者にしてアーティストのテオ・ヤンセンが創り出した人工生命に魅了されたのはもう何年前になるだろう。海辺の風を食んで自立歩行する美しく不思議なビーストたち。最初のビーストが生まれたのは20年も前。最初はシンプルでただ風をうけて歩行するだけだったビーストは、風を貯める装置(ペットボトル)、水や障害物を感知するセンサーを備え、さらに巨大化し、日々進化し続けている。

テオ・ヤンセンの公式サイト。進化するビーストの動画をみることができる。

お正月にNHK Hiで放映されたテオ・ヤンセン特集によれば、初代ビーストはテオ・ヤンセンがATARIのコンピュータでプログラムしたライフ・ゲームで生を受けたということだ。ATARIのディスプレイに映し出されたシンプルな疑似生命はやがて、プラスチックパイプの骨格とチューブの筋肉を持ったリアルな創造物に転換され進化し続けている。

テオ・ヤンセンの希望。それは彼の生み出した疑似生命ビーストが彼の死後も進化と繁栄をすることだ。そしてそれはいま、インターネットという地球規模のインフラを通じて可能となった。彼のビーストを見た世界中の人々が類似もしくはまったく新しい彼らオリジナルのビーストを作りYoutubeを通して発信しているのだ。

コンピュータ上のライフ・ゲームから生まれたビーストは、コンピュータ・ネットワークのインフラを通して進化し繁栄続けている。それは素晴らしい回帰。

さて、テオ・ヤンセン展。休日は混むだろうと平日午後に半休をとっていった。お台場の未来科学館は閑散としているかなと思ったら結構人はいたよ。考えてみればまだ冬休みだからね。加えて漏れ聞こえてくる英語北京語韓国語。観光スポットにもなっているのだなあ。よしよし。

入口には動かして遊べるビーストもあり、なかなか期待できそう!と思って中にはいったら巨大ビーストがたくさん!進化の過程にあわせて展示されている。動いている姿はビデオで。いまはやりの裸眼3Dテレビでも紹介されていてすごい。裸眼3Dテレビってみててキモチワルクなることを発見!別にとびだしてなくてもいいや。

圧巻なのは1時間毎のビーストの実演!巨大なビーストが風を貯めて動く!(実際は屋内で風がないのでコンプレッサーで圧縮空気を送ってためておく)

百聞は一見にしかず。現地でご覧になるかnyaのとったへたへたビデオをどうぞ!長いので適当に早送りしてね!

テオヤンセンがライフゲームをプログラミングしていたATARIのコンピュータも展示されてて狂喜!なっつかしい~。

Img_0556

ミュージアムショップで売っていたミニ・ビーストを組み立てて遊ぶ。楽しいなあ。

2/14までやっているのでお近くの方はぜひどうぞ!美しく巨大な疑似生命。科学と芸術の夢のコラボレーションをご体験ください!

|

« つれづれ睦月 | トップページ | 未来科学館と羽田焼肉チャンピオン »

「文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

私はバリバリ文系だけどビーストは間近で
見てみたい!
でも今忙しくて・・・(>_<)
nyaさんのビデオありがたかったです。

投稿: きみえ | 2011.01.10 21:18

きみえさん、コメントありがとうございます!

はいー文系理系かかわらずビーストは人の心をとらえる魅力がありますよ~。

機会があれば是非実物をご覧になってくださいね。迫力ありますよ!

投稿: nya | 2011.01.15 16:22

今度2月2日に行こうかと思ってます!
でも時間が1時間半しかないのですが、やはりきついですかね?><

見て回るのにどれくらい時間かかりましたか?

投稿: るか | 2011.01.24 18:47

るかさん!コメントありがとうございます!

是非ご覧になってください。1時間半あれば、会場をみて1時間毎のビーチアニマル実演をみて、ミュージアムショップでお買い物が十分に楽しめますよ~。

実演の時間は事前に確認したほうが良いかもです!

投稿: nya | 2011.01.25 23:01

nyaさん 丁寧なご説明ありがとうございます!

1時間半で結構楽しめそうですね♪
実演の時間も確認しておきます。

今からわくわくです!!

投稿: るか | 2011.01.25 23:09

るかさん、どうぞ楽しんでいらしてくださいね~(^0^)

投稿: nya | 2011.02.01 22:12

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33364/50519725

この記事へのトラックバック一覧です: テオ・ヤンセン展を観てきたよ!:

« つれづれ睦月 | トップページ | 未来科学館と羽田焼肉チャンピオン »