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シティボーイズミックスPRESENTS「10月突然大豆のごとく」感想(ネタバレあり)

年に一度のお楽しみ。還暦を迎えたおじさまたちのゆる~いコント。でも毎年ゴールデンウィークあたりにやる公演が今年は無かったのであきらめていたら「10月突然!」公演のお知らせが!喜んでチケとって出かけましたよオペラシティの新国立劇場中劇場へ。

池尻ジャンクションができてから、新国立劇場は三茶の世田谷パブリックシアターに次いで「車で行くと近い劇場」になっています。ドアツードアで30分。近っ!

今年は中村ゆうじさん(54才。三度目の離婚をなさったことをアフタートークで大竹さんにバクロされていました。お盛んですなあ)に加えて若手漫才コンビの「ザ・ギース」と「ラバーガール」。この2組知らなかったのですが、何度も賞をとられている実力派の方々なのですな。実際うまくってバツグンの安定性。大昔、くりぃむしちゅーの有田さんと上田さんが「空飛ぶ雲の上団五郎一座」で舞台に立った時、あまりのうまさに「やっぱ芸人さんて演技もうまいんだ~」とすっかり尊敬したけどそんな感じ。

むしろだめだめなのはきたろうさんと斉木さんだ…いやそれを期待して観に行ってるところもあるんだけどさあ。今回も期待にたがわぬだめだめさ。斉木さんはセリフでてこなくって、大竹さんに教えてもらってるし、きたろうさんはあろうことか漫才コンビのセリフを間違えて相方のラバーガールの飛永さんをあわてさせていましたよ。

あとはネタバレ含むんでたたみます。観劇前の方はご注意ください。あ、今年もWOWOWの収録日にあたってしまった。なぜかあたる機会多し。

覚えてる限り書きます。

「10月突然!」(とでっかいスクリーンにボールドで、それに続くコント」

・虫になった斉木さん。でも動じない。びっくりする大竹さんを誘って何事もなく飲みに行く。
・船長「しゅみませんでした。また逮捕してください~」 「中○が謝罪したぞ~」(ヤバイ)
・いらっしゃいませが有料に!
・まっくろくろすけだ~(まっくろくろすけになったみんながかわいい)

「脳内ハードディスクの整理」

患者きたろうさんの頭の中が、スクリーンに映し出されるとそこには雑多なファイルフォルダーが(Windowsならエクスプローラのような絵)。友達のフォルダーを開くとイチローがいたり、ニーチェのフォルダーにはなぜカフルーチェが!

「ミスター・カトーの下宿」

つまんなかった

「重厚な芝居」

日本を牛耳るフィクサーたちの重厚な芝居をお楽しみください。重厚なシーンは「重厚」ランプがともる。でも落ちは「天使の羽」のランドセル。斉木さんがヤリタイホーダイで楽しい楽しい。

「年上女房の集い」

毎回ある「シュールな人情話」カテゴリー。今回はしみじみしていてよかった~。

「叱りバー」

大竹さんの切れ芝居がサイコー。斉木さんのオトボケがかわいいけど、セリフを忘れてて大竹さんにガイドしてもらってた。大竹さんも苦労がたえませんなあ。

「さておきクラブ」

なぜか舞台を「アナログ放送は2011年7月で終了します」の巨大弾幕が横切る。

「コロス」

コロスは観客に対して、観賞の助けとなる劇の背景や要約を伝え、劇のテーマについて注釈し、観客がどう劇に反応するのが理想的かを教える(wikiより…ってこのままの説明がスクリーンにでたぞ!プロがwikiそのまま引用ってどうよ細川さん!)

若手サラリーマンのあるあるコントに、なぜかシティボーイズ+中村さんがコロスに扮して踊ってからむ。抱腹絶倒で面白かった~。アフタートークできたろうさんが「新国立劇場にふさわしい」とおっしゃってた。私もそう思います。大竹さんがいっしょうけんめい踊ってた。

ことしは面白かった!また来年もお会いしたいです~。でもGWに戻るの?10月にやるの?

■過去の公演感想

2009年「そこで黄金のキッス」

2008年「ロータスとピエーレ」

2007年 『モーゴの人々』

2006年 『マンドラゴラの降る沼』

2005年 『メンタル三兄弟の恋』


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