業界はせまいなあ
2004年5月からブログをはじめたからもう6年かあ。飽きっぽい私にしては本当に良く続いてる。日々の雑記、折々に興味のあることや読書観劇感想など。ジャンルを特定しないままユル~クやってきてるのが長続きの秘訣かな。
最初は1ヶ月に数アクセスしかなかった訪問者の方々も、のだめの感想をきっかけに中高校生から同年輩の方々まで多種多様なコメントをいただけるようになり感激至極。たくさんの方々とお話できるのは本当に楽しい。ブログをやっていて良かったなあと日々思っているよ。
長年に渡って多種多様なエントリーを書き散らかしているので、稀に雑誌やテレビなどのメディアの方々から取材やエントリー転載のご依頼をいただくことがあります。夫が前職業界誌の記者、現在はフリーのライターのため、かの業界の厳しさはわかっているつもり。ために基本はウエルカムです。こんなゴミのようなエントリーでよろしければ幾らでも使ってやってくださいませ。(無断転載は困るけど)
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で、先週の9/17(金)の夜更け。連休前日のため夜更かししていた私たち。夫の携帯が鳴った。メディア業界は24時間体制なので、夜更けの電話は当たり前。でも内容は夫の仕事じゃあないみたい。「はい、たしかにそのブログはうちの女房がやってます。はい、いいですよ。この電話に連絡いただければ女房と話せますんで」。
え、私?
訝る私に夫はいった。「いや、アニメの中でお前のブログに載ってた翻訳を使いたいみたいなんだよ。制作の人が連絡をとりたがってるって。すぐこの電話に連絡くれるみたいだよ」
アニメ?でも何で夫の携帯に?
聞けば連絡をくれたのは、夫の仕事先の某編集者の方。私のブログを見つけたアニメの制作者の方が、エントリーを読んでいるうちに夫に関するエントリーを見つけ「これはひょっとして夫のことでは?」と、かの編集者の方に連絡をとったとのことだ。業界せめえええ!
すぐに電話が鳴り、かの制作者の方と直接お話をした。アニメの最終回にエリオットの詩篇を使いたいが、その翻訳として私のエントリーをみつけたので、使わせてはくれまいか?とのこと。
それがこれ、「かくて世の終わりきたりぬ」。英国の国民詩人エリオットの「ホローマン」。
原詩はすでに著作権がフリー(のため、私のブログにも全文掲載している)であるが、エントリーにもあるようにこの詩はSF古典の名作、ネビル・シュートの「渚にて」にゆかりのあるもの。「かくて世の終わりきたりぬ」の一文は、故井上勇先生が訳されたものだ。ゆえに版元の東京創元社にお話通すようにお願いして私の翻訳掲載を承諾した。
それにしても今までの業界からの連絡は、ブログのプロフィール欄に掲載されている私のメアド経由でいただいていたのに、今回に限り夫経由という方法を使った理由は何故かしら?と訝っていたが、すぐに謎はとけた。
何故ならかのアニメ「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の最終回は、9/20(月)の連休最終日の深夜に放映されたのだから。みじけええ!
てなわけで、なかなか面白く、かつ業界の狭さクイックさを思い知った経験だったのでありましたよ。
P.S.ご連絡いただいた制作の方はとても礼儀正しく丁寧で、「掲載のお礼にこのアニメのDVDをお送りします!」とおっしゃってくださったが、録画してはじめて観たそのアニメは、いわゆる乳ゆれパンチラばりばりの美少女アニメだったのでちょっと複雑な気分。でも原作はあの佐藤大輔先生だし、作画は丁寧で良いし、声優さんも豪華なのできっと人気があるんでしょうねえ。
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