映画「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」三回目感想
うわあ、前回からすっかり間があいちゃった。仕事がむにゃむにゃのステータスはあいかわらずなんだけど、そろそろファーストランもおしまいでスクリーン縮小になっちゃうからね。でTwitter情報で、28日までTOHOシネマズ川崎のプレミアスクリーンで上映されていると知り、こりゃ幸いといってきたよん。
いやあよかったですプレミアスクリーン。こじんまりとしてるけど、ゆったりゴージャスシートにサイドテーブル。スクリーンは大きく音響も最高THX。お近くの方は是非是非ご利用ください。いまなら通常料金でハイクラスなのだめ鑑賞ができますよ!
例によって私の感想はネタバレには躊躇がありませんので、未見の方はご注意くださいませ~。
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てなわけで前回から1ヶ月近く間があいているのでなんだか新鮮な気分で観る事ができましたよ。いやあ原作厨ゆえ前編からこっちいろいろといいたいこと言ってきたけれど、私はやっぱりのだめ映画は大好きだ!と胸をはって言えるよっ!
でも感想にすると思わず残念ポイントが!後編対象の原作はもりだくさんだからさあ、あれもこれも入れたい気持ちは本当にわかる。ましてや、後編はテレビ/SP/映画前編と違って、原作と同時進行。プロットを先に渡していたとはいえ、原作厨は「のだめ物語はまとめて見ると印象が全然かわる」といういことを身をもって知っている。「Ruiカンタービレ」「苦悩に満ちたのだめの試練」「出エジプト」あたりの、最終回を迎えてはじめてその位置づけが明確になったエピソードを最終回前に脚本にまとめるのは本当にたいへんだったと思うし、最終回を迎えてから映画化したらまた違ったものになったと思う。
映画の流れは以下の感じ。やっぱり、原作と同時進行になった後半に向かってまとめかたが散漫になっているんだよね~。
【映画オリジナルエピとの合体】のだめ悪夢内で「わかりました」エピ
【原作エピを合体】・峰(真澄ちゃん)来仏+「仕方ないじゃないですか」エピ
【原作エピを変奏・合体】清良とコンヴァトで邂逅+「音楽やっていなかったら」エピ
【原作どおり】のだめラヴェルとの出会い(原作どおり)
【原作エピを変奏・合体】テオと千秋盗撮写真選び + のだめ千秋Ruiの共演曲を知る
【原作どおり】つぶれ肉マンハグ+のだめさん、ハイ!?+二人旅
【原作改悪】千秋Ruiとのうちあわせすっぽかし、二人旅の終わり
【原作削除】Ruiカンタービレ
【原作どおり】千秋Ruiコン、のだめプロポーズ
【原作削除】千秋イタリア、雅之との対話(和解)
【原作どおり】ミルヒーのだめコン、のだめトンズラ
【原作エピを変奏】千秋もんもん、「俺、ふられたのか」
【原作エピ削除】のだめエジプトでファンとの邂逅、ブリュッセルでの文無し一夜、千秋ブラジル
【原作どおり】ヤドヴィとの出会い、のだめ幼稚園
【原作良改変】悲愴、「それでも俺は何度でも...」
【原作削除】ニナ・ルッツ邸
【原作どおり】二台ピアノ
【映画オリジナル】ミルヒー解説
【原作削除】「ちゃんと分けてひとつになった」
【おまけ】幻コンチェルトあーんどらぶらぶ
今回新規に気がついたことはあんまりないなあ。あ、そうそう、二人旅の際に、ノートルダム寺院前でとったのだめと千秋の写真がコルクボードに貼ってあるのに気がついた。あと、のだめがトンズラから帰った部屋にツタンカーメン風の置物の他にEgyptのロゴのTシャツが!やっぱ行ってるんだよなあ。ピラミッドとのだめ。見たかったなあ。
さてさて次回は渋谷のシアターTSUTAYAさんかしら。あそこも音いいし、良い映画館なんだよね~。その頃には前編DVDもでてるし!のだめのために家のDVD視聴設備を出来る範囲で最良にいたしました!ブルーレイREGZAとソニーのデジタルサラウンドヘッドフォンでお待ちしております~。
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コメント
Nyaさん、こんばんは~。雨ですね。
おととい、3回目TOHOシネマズ六本木ヒルズで観てきました~。
)、今回は、単純にのだめ映画単体として観ることができて楽しめました♪
1回目はどうしても、原作と無意識に比較してしまってあれがない、あのエピもない、これとあれがいっしょくた?などと思いながら観てしまう自分がいてあまり純粋に楽しめなかった気がしているのですが(何より、舞台挨拶で舞い上がって平常心で観れてなかったかも
毎回私が涙してしまうポイントがあるのですが、オープニングのランランさんの弾くベト7(これまでののだめの歴史とこれから後編が始まるというドキドキとこれで終わってしまうというせつなさ等様々な思いと感情がこのピアノでこみ上げてきちゃうんです。)、峰、清良再開シーン、つぶれ肉まんハグ、ラストの千秋ダッシュ~2台ピアノの一連のシーン。
「今日は3回目だから、気楽に観よ~っと」とあまり気合い入れずに観るつもりだったのに、樹里ちゃんの一喜一憂する表情とかについ見入ってしまい、気がつけばいつも通り大感情移入してしまうのでした。
この映画に対していろんな評価があることも事実でしょう!が、しか~しっ
あ~、やっぱり、私もこの映画大好きですっ!
前篇よりもむしろ後編の方が好きかもです。
なんでだろう??
初めて観た時は展開は早すぎるし、詰め込み過ぎなのも納得いってなかったはずなんですけどねぇ。
ほんとに、麻薬ですねぇ。また観たいです。飽きませんっ。
川崎ではプレミアスクリーンで観られるんですねっ。
なんてぜいたくなんでしょう~☆
投稿: まりも | 2010.05.24 00:15
Nyaさま こんにちは。
映画前編は娘と一緒に見ましたが、今回娘は忙しくて行けそうにないので、限定ポストカードがなくならない内に一人で見に行ってきました。
私は多分Nyaさまと同年代ですが、考えてみると、映画に一人で行ったのは、なんと生まれて初めてのことでした。誰に遠慮することもなくウルウルできて最高でした。
そして、1回目は前売り券でしたが、味をしめて、今度はほぼ半額のレディスデイにまたまた一人で見てきました。
悲愴にはほんとに泣けましたが、その他にも、回想シーンにのだめの「これってフォーリンラブですか」がさりげなく入れてあったのは、とてもよかったです。
もとからのファンには忘れられないセリフですが、映画しか見ない人にもわかりやすいですよね。そして、それ以上に二人のすごしてきた年月が、とても愛おしく感じられました。
それと、のだめがコンクールでラベルを聴くシーンは、実際の音楽があると、本当にのだめのワクワクする気持ちがとってもよくわかりました。ルイのコンチェルトのシーンも、実際の音があるために、原作以上に感動しました。
映画になって、見に行けて、本当に幸せでした。
この感動を分かち合う場を提供してくださっているNyaさまにも、感謝、感謝です。
本当にありがとうございました。
投稿: あまぐり | 2010.05.24 16:21
nyaさま、こんにちは。
以前、一度だけコメントさせていただいたわかばです。
後編3回目に行ってこられたんですね。
わたしもあと1回くらいは箱が小さくなってしまう前に観に行きたいな・・・・と思っているところです。
まりも様もおっしゃっている通り、1回目って「あれがない。これがない。」になってしまいますよね。
1回目で映画全体の流れを把握できたので、今度は表情の細部までしっかり観たいです。
1回目よりジ~ンとくるんでしょうね。
賛否両論あるようですが、原作の画がない状態であそこまで映像化してくれたスタッフのみなさんには拍手拍手です^^
以前、ブログで書かれていた林檎の電話はその後いかがですか?
わたしも次の機種変更で・・・と狙っているので、nya様の感想が知りたいです。
お時間がありましたら教えてくださいませ。
では、失礼します。
投稿: わかば | 2010.05.24 17:01
Nyaさんこんばんは~。3回目ごらんになったんですね。私は2回目を地元の映画館で観てきました。2回目は脳内で原作のコマ割りが映像の横に浮かんできましたよ(苦笑)。
Ruiのコンチェルトのとき、映画ではRuiカンタービレがないので千秋とふたりでのだめを想い千秋が甘い顔をしているのではなく、千秋がRuiにうつつを抜かしているみたいに知らない人には思われるなってことと、Nyaさんが言われたように、ここではなく、のだめのショパンコンチェルト~楽しい無数の記憶~のところでフラッシュバックしてほしかったというのが今回感じたことです。
あと、のだめが自分の幻想を見たとき、首にはルビーのペンダント、原作でRuiがステージで着たような赤系統のチェックのドレスだったんです。でも、最後にミルヒーが見たいといった二人が同じ舞台に立つシーンでは同じく首にはルビーのペンダント、深紅のドレスで千秋が何よりも嬉しそうな顔でのだめもそれに応えていて、やっぱりこの二人には誰も立ち入れないと思いましたわ。
のだめがコンチェルトwithミルヒーのときよりもキラキラして美しかった~。
それから、悲愴は良い改変ということでしたが、私もです!ビデオで千秋がのだめのピアノを聴いて彩子さんに呼ばれて立ち去るシーンと2台ピアノを前編鑑賞後に見ていたので、二人の出会いとそれぞれの契機になった「オレは今小さな身震いを感じている」「これってフォーリン・ラブですか?」を思い出し、1回目のときも今回も涙しました。のだめを知る前から「悲愴」は好きでしたけど、ますます大好きになりました。映画を観たことで、原作を読み返すとき、曲が聞こえてくるような感じでより楽しめます。
追伸:オトナファミの感想ありがとうございました!
投稿: まりあんぬ | 2010.05.26 21:50
こんばんはNyaさん。 お久しぶりです!
私は今週4回目行って来ました。まさか(?)の全編超えです(笑)
勢いのある全編に比べ、後編は満足感があってもうDVDでいいかな・・・と思ってたのですが、日が経つにつれ禁断症状が・・(笑)原作未読の友人が(1回一緒に行った)また行きたいというので行ったら、今回1番感情移入出来たと思います。
ラヴェルのところスゴク切なくて泣けるのですがRUIの「この曲 のだめみたい」は入れて欲しかったな。。
RUIと千秋がのだめを思いながらコンチェルトしたからこそ、のだめの思うコンチェルトを超えてしまったのだから。
DVDには入ってるかな?淡く期待。
終わらないうちに また行きたいと思います(今度は1人で)樹里のだめ と玉木千秋見納め(涙)してこようと思います。
投稿: りん | 2010.05.27 21:51
をヒルズでご覧になったのですね!ARTスクリーンかな?
後編オープニングしっとりしてて良いですよねえ。私も大好きです。いろいろ私も言っていますが、大好きなのは疑いの無いところです。のだめドラマファンで本当によかったと思ってますよ~。
わはは~わたしも映画をひとりで見に行くのなんて30年ぶりくらいですよ~。のだめ映画は"音"に尽きますよね~。ラヴェルに出会った楽しさ。のだめのわくわく感が本当に伝わってきました。
私もあまぐり様をはじめとする皆様と感動をわかちあえて嬉しいです。ありがとうございます!
はい~、わたしも終盤は原作の絵が無い状態で、よくもあそこまで原作の意を汲んで映像化できたと感心しきりです。小姑みたいに細かく齟齬を指摘するのがすまないくらいです。
ふふふのふ、iPhoneいいですよ~。不満はいまのところなく使えております!
**申し訳ありません。一部コメントを修正させていただきました。私のブログのポリシーとして違法コンテンツ関連の話題はNGとなっておりますことをご容赦ください。**
Rui千秋のコンチェルトに関しては、Ruiの「この曲のだめみたい」という台詞と、千秋が指揮中にその台詞を思い起こすシーンはいれてほしかったですねえ。
2台ピアノではじまり、2台ピアノで占めたのは本当に良かったと思います。悲愴は美しくなにより印象的でした!
おお4回目!私も負けていられません~。ファーストランには間に合わないかもしれませんが2番館で観ますよ~。
Ruiの台詞。DVDにははいっていることを期待いたしましょう!
投稿: nya | 2010.05.30 15:13
Nyaさんこんばんは。コメント訂正の件、了解しました。私こそブログポリシーに外れてしまい、申し訳ありませんでした。以後気をつけます。今後もオペラ編、後編TSUTAYAシアター、前編DVDの感想を楽しみにしています。
投稿: まりあんぬ | 2010.05.30 19:01
やっと 昨日観てきました〜♪
のだめ、かわいかった〜o(^-^)o
千秋くん、ちょっと痩せすぎじゃないですかね。
投稿: よしお | 2010.05.31 14:47
はじめまして。
住まいのある東京と実家のある信州で合計4回みました。まだ見たい。年明けに撮りだめてあった「のだめスペシャル」4本をいっきにみてからはまり、すぐに前編鑑賞しました。今は登場する楽曲をひとつひとつ集め、コンサート行く日々。音楽ストーリーなのにコミックなんて・・・と思っていたけど、あさはかでした。ストーリーも曲のアナリゼも充実していて楽しい。
よしおくんへ、「ぼくらの時代」によるとクランクアップしてから千秋は7Kg太ったそうな。
投稿: yuchan | 2010.06.01 13:59
ご了解ありがとうございます。私の我侭ですのでどうぞお気になさらずどんどんコメントくださいね!まりあんぬさんのコメントは楽しくって大好きです!
おお、よしおさんもついにご覧になったのですね。学生時代のふっくら少年の面影を残した学生千秋も好きですがパリの精悍な大人千秋も大好きです~。
こんな辺境のブログにようこそお越しくださいました!変態の森へようこそ!ですね。はまればはまるほど楽しいのだめワールドですヨ!
投稿: nya | 2010.06.06 09:56
Nyaさん、初めて書き込ませていただきます。
「のだめ」に嵌って、かなり前からブログを拝読している南カリフォルニアに住んでいるNyaさんと同年代(ちょっとだけ年上)です。 5月末から6月初めにかけて日本に帰ったので、念願ののだめ後編を2週間で3回、観に行きました。 Nyaさんのアリナーゼのお陰で予習、バッチリで堪能できました。 ありがとうございます。Nyaさんのアリナーゼがなければ、「のだめ」をあそこまで理解はできなかったと思います。海外にいるわりには日本のものは簡単に手に入るので、コミックは全巻持っていますし、映像もドラマ、SP、後編直前SPも事前に観ていました。 前編を後編の前に観るのはあきらめていたのですが、日本行きの飛行機の中でやっていたのです。 前編のDVDももちろん予約して今、送られてくるのを待ってます。 千秋のバッバの弾き振りが劇場で見られなかったのが残念ですが、贅沢はいいません。
「のだめ」以外のNyaさんのブログもとっても楽しく、いろいろと参考させていただいているので、これからも宜しくお願いします。 同年代なのに、ものすごいスケジュールでお仕事をされていてすごいなあ、といつも感心していますが、くれぐれも無理しすぎないでくださいね。 年々体力の減退を感じている私です。
PS さっきツィートにも返信させていただきました。 初めての返信でドキドキしてしまいした。
投稿: つんどく | 2010.06.06 16:36
おお、つんどくさん、はじめまして!コメントありがとうございます。
こんな辺境のブログにようこそお越しくださいました!
妄想感想お褒めいただき恐縮です。へっぽこ感想なのでどうぞ話半分に読んでやってください~。
つんどくさんは南カリフォルニアにお住まいなのですね!のだめ後編を日本でごらんになれてよかったです~。しかも前編は機内で!なんとラッキー。
ツイッターの方もありがとうございます!どうぞ今後ともよろしくお願いします。
投稿: nya | 2010.06.06 19:14
nyaさん、ご無沙汰いたしました。前は自分の悩みを投影してご迷惑をおかけしました。富山では、映画が終わってしまい悲しいー(T-T)、さらに、毎日チェックしてる映画HPが、ツィッタもマングース日記も、露骨に更新されなくなったのも悲しいー。まだオペラ編は続いてるのに。これから25巻、そして映画後編DVDと、のだめは不滅だぞー。今さら天ファミとか酔っ払い研究所とか買い揃え、改めて二ノ宮さんの天才ぶりに舌を巻いています。チビが来たりて紙を食う、は最高の猫漫画ですね。
投稿: yida | 2010.07.08 23:21
おお、yidaさん、コメントありがとうございます。
あ、どうぞお気になさらずに~いつでもご自由にコメントくださいね。
もちろんのだめは不滅ですとも!番外編はまだつづいてるし、映画後編DVDも10月に発売決定ですよ!まだまだ楽しめますよ~。
私もようやっと「よっぱ研」よみました。破天荒な生活すごい!そしてチビ!2009年1月に亡くなったのを知っているだけに涙涙で読みました。猫飼いなら誰でもうなづく「ぬるり」の表現にしびれましたよ。
投稿: nya | 2010.07.11 23:24