東京下町、京葉工業地帯に程近いところで生まれて育ったからかなあ。工場は身近だったし、何しろ高度成長期に子供時代、バブル時期に新米会社員時代を過ごした昭和の生まれ。東京にはどんどん新しいビルや橋が建っていった。池袋サンシャインシティ、有楽町マリオン、赤坂アークヒルズ、レインボーブリッジ、お台場、海ほたる…そりゃもうステキな巨大建造物が次々と造られて私には天国だった。
そう、私は巨大建造物が大好きだ。橋や船、工場、トンネル、人工島やビル・コンプレックスなどのメガ・コンストラクション。巨大なコンクリートと鉄のカタマリ。でっかいボルトやうねる配管。それだけでも超ステキなのに、なによりステキなのはそこに電気や人が加わりタマシイが入って生き物のように活動しはじめるときだ。もうわくわくしちゃう。
てなわけで、首都高3号線をよく利用するnya家では、日々建設のすすむ大橋ジャンクションが、その地上部分の威容を現すにつれて、その横を通るたびに「でけえええ!」「なにあのアーチのアール!完成したらどんなにでっかい円筒になるんだー!」とその完成を楽しみにしていた。
で、いよいよ3/28(日)に開通。それに先立ち3/7(日)に大橋ジャンクション見学会「山手トンネルウォーク」が開催されるということを知って、Webで申し込んだのだ!
閑話休題。大橋ジャンクションまめ知識(公式サイトより)。山手トンネル(中央環状線)と3号渋谷線を結ぶジャンクション。と、いっても山手トンネルと高架の3号渋谷線の高低差は約70m。狭い都内ゆえ、ジャンクションに避ける空間にも限界がある。そこで考えられたのが4重ループ構造のジャンクション。神宮外苑の国立競技場とほぼ同じ大きさの巨大ドーナツ構造の建造物の中を4重ループの高速道路が70mの高低差を一気に駆け上がるという度肝を抜く構造になったというわけさ。考えた人造ったひと超えらい!
大橋ジャンクション公式サイト
いやあ、雨で寒くてお天気悪いにもかかわらず、すっげえ人の波!池尻大橋駅からもう人人人で、こりゃあどんな大混雑の見学会になるのかちょっとうんざりしたのも事実!ところがところが、さすがは大橋ジャンクション。なにしろスケールでっけえから、そこそこ快適に見ることができたのよ。うーん大好き巨大建造物!
びっくりしたのは受付スルー。一応Webで受付して、時間帯も指定された(12-14)んだけど、きっと目安なんだねえ。スタッフの人はみなフレンドリーで素晴らしい。みなさんお疲れ様でした!

人口密度こんな感じ!ジャンクション部の表示は「用賀」(東名)と「渋谷」(都心環状)。開通したらいっぱいお世話になると思います。よろしく新ジャンクション!

記念写真ポイント。すぐそこは出口で高速びゅんびゅん車通っててちょっとコワい。老若男女、小さいお子さん連れのご家族、カップル(若いのからお年寄り(nyaたち!)まで)、カメラ大好きグループなどなど、そりゃもうたくさんの人々がみんな楽しそう。みんなそんなにジャンクション好き?!
トンネルの中はきれいなLEDアートや、各種映像、パネル展示。スライドショーなどなど来場者を飽きさせない展示がされていた。あ、トンネル内ドライブシミュレータもあったなあ。シールドマシンの工事工法のビデオ上映とともにシールドマシンの刃(でけええ、しかも消耗品!)も展示されていてみんなさわっていたよ。

桜の名所、目黒川から巨大アーチを描く外観を望む。ローマのコロッセオか中国の客家みたいだよね~。壁面にはオオイタビというつる科の植物を這わせて壁面緑化。屋上には空中庭園を造ってグリーン・ジャンクションにするんだって。来年の春、桜の時期のこの風景も一変して、緑の壁を背景にした満開の桜となることでしょう。さぞかし美しいだろうなあ。また来よう。
後から追加。なんと!このオオイタビがジャンクションの壁面を全部覆うのは50年かかるんだって!気が長い~。ジャンクションはゆっくり成熟していくのだ!
コドモの頃夢見ていた未来都市は、緑溢れる地上のあちこちに聳え立つ巨大ビル・コンプレックス、その間を縫う高速道路。屋上や壁面は緑化され、人々は心安らぐ緑や美しい川や海に親しんで便利に生活してた。巨大建造物を造る人たちも同じ考えをもっていると信じてるよ。
てなわけでおみやげノベルティ(各種パンフレットに色鉛筆!アメも)ももらってほくほくで帰ってきたのでありました。いや~満足したした。らぶメガ・コンストラクション!でも6000歩もあるいてちょっと疲れたよ(軟弱)!
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