ドラマ「JIN -仁-」第五回 感想
さあて、物語も中盤にさしかかり、いよいよ仁先生歴史改変の大仕掛け吉原梅毒ペニシリン編だよ~。
しっかしコマ落としのように展開が進むなあ。原作ではそれなりに試行錯誤しているペニシリンの抽出製造もあっという間であまり苦労してないように見えちゃうのがなんだかなあ。とはいえ適宜、梅毒・ペニシリンの発見・抽出法など解説もはいって、物語としてはわかり易いんだけどね。私はそのうちCGアニメで仁先生と咲ちゃんが解説はじめるかと思ってたんだけどってそりゃ「Mr.BRAIN」だよっ!ちがうドラマだよっ!綾瀬はるかちゃんいっしょだけど。
野風花魁と末期梅毒の夕霧(高岡早紀ちゃんが美しい~)との哀しくもしっとりとした交情物語の裏で、粉骨砕身ペニシリンの抽出製造にいそしむ仁先生あーんど西洋医学所の一大プロジェクトX。暗躍をはじめるアンチ緒方派の医師たち、公式に脱藩して着々と自分の立ち位置を確立する龍馬…とこのあたりはうまいことまとめてます。未来ちゃんが学生時代にまとめたレポートを思い出しながら、あっという間にぺニシリンも黄色ブドウ球菌も単一培養しちゃうスーパードクターJこと仁先生。寒天培地もエーゼも自作かよっ!オートクレーブはどーすんだよ~同定なしかよ~とつっこみをいれる私は学生時代は微生物学を専攻しておりました。培地にカビはやしてよくどつかれたよな~。いや難しいんですよ菌の単一培養って。すぐコンタミるしね。
そしてこんな超早回しみたいな展開でも、夕霧の最後はやっぱり泣けた。末期の梅毒に特効薬は無い。けれどもペニシリンを投与することにより、症状が緩和され意識もクリアになり野風と最後の別れをすることができた。はからずも終末医療(ターミナルケア)で夕霧のQOL(Quality of Life)向上を施した仁先生とそれをきちんと理解する野風と咲。姉とも慕う夕霧に「おさらばえ」が言えた事に感謝する野風の涙が美しい。原作の野風も好きだけど中谷野風も大好きだ~!男装咲ちゃんは少年剣士のようで凛々しいなあ。野風と仁先生の関係にはらはらしてとっちらかってるのも可愛いねえ。
ラスト、仁先生が未来とのいきさつもナニモカモ咲ちゃんにうちあけるあたり、スタッフはこの物語をどのあたりに落としこもうとしているのかなあ。原作のエピソードを使っているとはいえ、ほぼオリジナル展開を見せるドラマ版仁は制作の力量が試される。大いに期待はしているんだけど、不安もちょっぴり残るのでありんすよ~。写真の扱い方が安易だしなあ。ほとんどギャグだよありゃ。夫は次に写真を見るときは仁先生と未来ちゃんが銀色の未来服着て背景で車が空とんでるにちがいない!といっております。いやあ仁先生次はX-Rayの発明ですね!(嘘です)
さて次回はミステリ展開。佐分利くんの謎あーんど仁先生と咲ちゃんどきどき野外デート編ですな!これも楽しみ。龍馬もっとだしてくれ~。
P.S.スタッフロールに小須田さんのお名前がっ!えっとアンチ緒方派の人?来週もでるかな~。あとインターン時代の仁先生と未来が激可愛かったです。未来ちゃんに呼び出され告白かな?と思ってwktkしながらついていったらレポートわたされてがっかり…なんて面白すぎるなれそめだろう!カジュアルファッションの中谷さんの細さ美しさに感動しつつ大沢さんの40才過ぎてるとは思えない若さとほややんさに惚れた!可愛いよ~。
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