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「蛮幽鬼」感想(ネタバレなし)

わあいお待ちかね。大好き劇団☆新感線の2009秋興行「蛮幽鬼」を観て来たよっ!「朧の森に棲む鬼」以来、2年ぶりの演舞場。しかも今回桟敷席!演舞場で桟敷席なんで「アテルイ」以来だわ~。桟敷席大好きなんだよね。真横だから舞台観づらいんだけど、花道と同じ高さの視点だし、なによりゆったりのんびり見れるしね。

お徳チケットお弁当つきで幕間に食べたお弁当も美味しかったし、ワインも飲んでほろ酔い気分で観た「蛮幽鬼」は……ふつーに面白かったよ。まあいろいろ言いたいことはあるけど、観終わった後の同行の夫の一言「復讐鬼の話じゃないじゃん!最後の方で『オレの復讐はなんだったんだ』って土門言ってるけど、お前言うほど復讐のためにあくどい事やってないじゃん」につきるかと……言うほど復讐鬼ではない土門。言うほど殺人鬼では無いサジ…うーん話がちっちゃいんだよね。ミニマイズ。

だから残念ながら、良く出来たかずき芝居で感じられるドライブ感、物語の拡大が感じられなかったんだね。何より登場人物がみな中途半端で過去のかずき作品の劣化コピーにしか見えなかったのが残念無念。

ホロビに向かい敵を陥れのしあがっていくのなら朧のライが。その宗教の力で民衆を魅了するのならSHIROHの天草四郎で。闇雲に敵を国を滅ぼすならば髑髏城の天魔王が。かずきさんがいままでに作ってきた魅力的なキャラクターのどれも超えてはいなかったんだなあ。

あ、勿論面白くないわけじゃないのよ。すげー面白くって幕合はさんで3時間のお芝居。一瞬たりとも退屈することはなくって、最後は手に汗握っちゃったりしてよかったの。高いお芝居だけどその価値は十分にあるのです。

でも私が新感線に求めてるのは、お金に見合うお芝居じゃあないんだよね。もっとその先にあるナニカ。いのうえさんとかずきさんが見ているその視点の先、舞台ごとその世界に持っていかれる臨場感とドライブ感。

いやー残念だ。他流試合でかずき物語のエッセンスをあますところなく魅せた「グレンラガン」。それを芝居に転化し、ピカレスクの名作に仕立てた「朧の森に棲む鬼」。かずきエンターテインメントの極地「五右衛門ロック」の後だけにすっごい期待してたんだけどねえ。

あ、映像は多用しすぎで萎えた。IZOからこっちずーっとフラストしてるんだけど、本編に実写映像あんど動画使うのやめて欲しい。字幕で十分じゃん!(メタマクは良い効果になってるんだけど)

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お弁当。秋の味覚の栗ごはん。お吸い物つき。

あ、役者さんは全員熱演で大満足!上川さんはかっこよかったし(声力あるよね~。歌はやめておけ)、堺さんはレクター博士というより、「ダークナイト」のジョーカーでしたな。おいしいキャラでステキだけど殺陣はもうちょっと頑張ってください。片手後ろに回しての立ち回りはおじいさんにしかみえなかった。早乙女くんは殺陣、演技ともにたいした才能ですが、役柄的にちょっと損してた(出ずっぱりなワリには見せ場がない)。Monk山内さんもあのガタイで姑息な役がお似合い~粟根さんとのでこぼこコンビも良かったよ!

劇団員で頑張ってたのは聖子さん。お歌もステキだし体当たりあのシーンは眼福で客席大拍手でしたよ!右近さん痩せたね~もうけ役!サンボちゃんとさとみちゃんも光ってた。カナ子さんよし子姐さんたちはお歌が無かったのが残念無念。じゅんさんのコール&レスポンスは劇場がひとつになったよ!フリーダム!

今回チケはこの1回しかとってない。どーしよーかなあ、リピしようかと悩んでたら、夫に「やめとけやめとけ、観たいシーンがあればオレが脳内再生してやるから」と言ってます。来年の30周年記念興行にお金ためとくか。

P.S.クライマックスの曲「一滴の愛」は詞・森雪之丞、曲・岡崎さん、お歌は森奈みさるさんでしたっ!一瞬瓜生あきなちゃんかと思ったよ~。森先生新感線気に入ったな(ニヤリ)

過去の新感線作品の感想

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