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劇場版「天元突破グレンラガン螺巌篇」を観て来たよっ!ネタバレ注意~

祭りだ祭りだ~。2007年4月1日からはじまった2年に渡るグレンラガンの楽しいお祭りもいよいよオーラス劇場版螺巌篇。昨日からの封切だけどあまりの大雨にちょっと心が折れてしまって、本日行ってきたよ!昼間は舞台挨拶でSOLD OUTだったんで夕方の回ね。

いきなり閑話休題。川崎チネチッタの予告でゲキシネ「五右衛門ロック」が流れてさあ。ほぼ劇場を埋める全ての人たちに大声で、「かずきさん脚本のめっちゃくちゃ面白い冒険活劇だよっ!すっげー面白いから観に来て~」と叫びたくなっちゃったよ。まじ面白いんでひとつよろしく。絶対損はさせませんぜ!5/16封切です。詳しくは上記サイトで。舞台の興奮感想はこちら。宣伝終わりマス。

例によって私の感想は劇場版とはいえネタバレには躊躇がありませんので、未見の方は本当にご注意くださいませ~。また私の感想は劇団☆新感線の座付作家の中島かずきさんが脚本を書いたアニメという観点に基づいております。いよいよこのお断り書きも最後かあ。感慨深いねっ!

とはいえ感想といってもなあ。やっぱり私にとってのグレンラガンのマスターピースはテレビ放映版で、次がDVD版とかずきさんの小説版。そんでもって紅蓮篇に螺巌篇の順番かな。いや劇場版が面白くないってわけじゃあないよ。むしろ逆。すっげー面白いし密度濃いし関わっている全てのスタッフの熱意ががんがん伝わってくる痛快作。

それでも私には、シモンの覚悟、ニアの矜持、ヨーコの決意、ロシウの苦悩、キタンの男気、ヴィラルの憧憬、ロージェノムの倦怠、アンチスパイラルの道理 - これらは全てテレビ放映時にダイレクトに心に届いて感動し慟哭したものなのだ。劇場版、特に今回の螺巌篇はあくまでテレビ版ありきになっている。紅蓮篇では、まだテレビ版が未見の人にもわかるようにという配慮があったけど、螺巌篇ではそのあたりはふっきってしまい、テレビ版を前提として補完増幅していく方法をとっている。その方法はとても正しいと思うけれども、同じ涙はもう流せないのがちょびっと悲しいな。  - いや悲しくないか、なんてったってこれはマツリだもんね。

そういう意味ではすっげー楽しんだよ。ありがとう今石監督、かずきさん、GAINAXと関わった全てのスタッフのみなさん!グレンラガンという素晴らしい作品に出会えて本当によかったなあ。

てなわけでまとまった感想はテレビ版の時に書いたから、今回は羅列します~。

・まさかのテッペリン戦アバンで3分!すっげーあっとゆーまに大人だよ!

・とはいえこの尺で、テレビ版ではできなかったこまやかな補完 - シモンとニアの帰還からカミナシティ建設までの道のり - がされていたのですっげー満足。ロシウが次第に政府の中枢(最初はコドモギンブレーやシベラのお守りやってたね~)になっていくのも手にとるようにわかるっつーか、ロシウがあんなに頑張っているのに、シモンはその間ずっとカミナ像彫ってたのかよ~。

・リンカーネ編のシモンのへたれっぷり増強。ロシウに後を託してナニモカモほうりなげていたのは、自分の中で膨らみ続ける螺旋力の暴走を恐れてということが明確になっている(小説版で補完してたよね) この時点ですでにシモンはコアドリルを自分で生成できるまでになってたんだねえ。

・覗き見アンスパさんカワユス。上川さんもパンフで語ってるけどこの物語の道理はアンチスパイラルにあるんだよねえ。でも最後の決戦ではアンスパさん、完全に螺旋力暴走してましたね。ギガドリルブレイク対決は結果はともかく台詞では完全に上川さんがカッキーに勝ってたよ。さすがだよ!

・まさかのバーチャルロージェノム!カテドラル・ラゼンガン(月ね)のハッキングシーンは抱腹絶倒で笑い死ぬかと思いました。またなるしーがのりのりなんだわ。

・多元宇宙シーンに生き残り組追加。キッドアイラックゾーシィが株屋さんになってた。レイテ先生授業参観パパジェノムにマッケン。ジョリンボーは保父さんかな。

・シモンが多元宇宙から脱出するシーンの背後の光の柱に我が子をだきあげる姿があって涙。このシーンは全体的に絵がクリアになっていたのでDVDが楽しみです。

・自殺ロシウを殴って止めるのはキノンでしたあ! 

・天元突破大安売りしすぎ!噂に聞いていた超兄貴&超アンスパ対決にはちょびっと笑って最後は肉弾戦で締め。ラストのシモン台詞改変含めてこのあたりには正直モノ申したいこともあるんだけど(中島吉成暴走)、スタッフのやりたいこと全部やりきった感はもの凄く伝わってきたのでしゃーないなあと思いました。

てなわけで泣けると聞いていたんだけど、涙はテレビ版で出尽くしちゃったのか私は泣けなかったんだ。スレた大人ってやーねと、周囲のすすり泣きが聞こえる中、心中嘆いていたら、ED(スタッフロール)、しょこたんの「涙の種、笑顔の花」をバックに、ブータと二人で歩いていくシモンに、クローバーがハートの軌跡を描いて纏わりつくところでいきなり涙腺突破しちゃったよ。なんて良いEDなんだあ(涙)

かずきさんのパンフのインタビュー。

【螺巌篇】のスタッフは全員本気で作っていますから。そうじゃないと「グレンラガン」という作品は終わらないんですよ。(中略)作品が僕らに高い水準の仕事を要求してくるんですよ。(中略)僕は幸運なことに演劇のときに、劇団☆新感線の作品で何本かそういう作品にめぐりあっているんです。ただ、アニメに本格参戦した最初の作品で、こういう作品とめぐり合えるなんて、すばらしい経験でした。

お芝居はスタッフワーク。脚本と演出とスタッフと役者、そして客。その場の空気が化学反応を起こして、ほんとうに時折なんだけど、狭い劇場空間を超えて舞台がどこまでも広がっていくドライブ感を得ることができる。私が「グレンラガン」に感じるものは、劇団☆新感線のとてもよくできたお芝居を劇場で観ているときの感覚と等しく同じ。かずきさんの脚本に今石監督はじめGAINAXのスタッフの相乗効果で、画面の向こうに無限に広がる大宇宙を確かに感じることができた。その大宇宙いっぱいに大風呂敷を広げ、そして -

ラスト。壮年シモンは、各地で井戸を掘り、大地を潤し、花を咲かせ続けている。それはニアの夢。彼女の指輪を首から下げて。傍らにはブータ。夜空を見上げれば、たくさんの朋友(とも)が居る満天の星々。彼の歩く先にはきっと愛する人々が腕を広げて待っている。

2年にわたって広げた大風呂敷の見事なたたみっぷりありがとう。楽しいおマツリだったよ!!

グレンラガン感想まとめ

劇場版公式サイト

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コメント

どうも、お久しぶりです。グレンラガン螺厳篇、26日、nyaさんの次のレイトショー(ギリギリ間に合い!)で観ました!!
いやぁ紅蓮篇より遥かに楽しかったっすよ。 本音を言いましたら。

次から次へと見所、ツッコミ所や笑い所が多すぎて多すぎて…。
いくつか挙げるとしましたら、(TV版では不明だった)大破したダイグレンが、おそらくテッペリン攻略戦記念公園のモニュメントとして残されていた場面がお気に入りです。(実は廃墟萌えなんで…)
あと、ロージェノムヘッドの馬鹿ばかしいハッキングやら、グレン団の面々が酒場で市民にイチャモンつけられたりするシーン、監獄ものの定番(?)ねじりん棒やパラシュート部隊のパロディがでたり…ああ!ホントにキリが無い位印象的な場面ばっかなんですよ。
しかし、螺厳篇はまさに「天元突破祭り」でした。久々に、「もう一度劇場で見たい!」と思った作品でした。

投稿: パッコル | 2009.04.30 21:58

おお、チネ仲間のパッコルさん、ご無沙汰しております。コメントありがとうございます!

螺厳篇お祭りでしたね~。制作者はナニを考えていやがるんでぇ!くらいの密度とノリで、ほんとうに素晴らしかったです。

>TV版では不明だった)大破したダイグレンが、おそ>らくテッペリン攻略戦記念公園のモニュメントとし
>て残されていた場面がお気に入りです。

ぎゃああ、このシーン見逃してます!もう一度みなくちゃ~。

投稿: nya | 2009.05.01 04:53

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