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つれづれ最近買った本

「おくりびと」原案ということでミーハー的な興味で購入。妻子を養うため、図らずも「納棺夫(造語)」という職についてしまった、文学者(崩れ)の著者が多くの「死」と周辺の事象に触れた経験から、死生観、宗教観を語る。日常として死に触れる職業を持った人は多かれ少なかれこのような独自の死生観、宗教観を持つのだろうなと思いました。作品、エッセイ、宗教書、いずれにしても中途半端で散漫な印象を受けましたが、作者の真摯なお人柄が全てを凌駕する本。

もはや名作「グリーンウッド」に続く那州先生の代表作と言っても過言では無い「魔法使いの娘」もいよいよ物語の核心に迫る第7巻。さきの感想でも書いたけど、そもそもこのコミックを買ったのは、主人公初音の義理の父、稀代の霊能力者にして生活無能力者鈴の木無山のルックス(長髪丸メガネ、黒一色の着物に羽織)が新感線の傑作「髑髏城の七人」1997年版の蘭兵衛(粟根まことさん)にクリソツだったからです。粟根ヲタとして先生には大いにシンパシーを感じマス。

それはともかく無山と兄弟子で初音の実の父親の無定、弟弟子の無畏(兵吾も)のそれぞれの関係性が徐々に明らかになっていく。 初音は無山に監視され操られていたことに気づいて逃走。この「監視」に気づき初音が絶望するシーンの恐ろしさは秀逸。人の倫理の外にいる無山が兄弟子無定を殺し、その記憶を封じて娘の初音を手元に置いた真の目的。姿を隠した無畏の真意。「いまさら遅い」「間に合わない」と絶望する兵吾。そしてJrの元に身を寄せて何故か巫女修行(笑)をする初音。いよいよ核心に触れる次巻の巻末予告が「逃げちゃだめだ」っつーのにも笑いました。次巻が待ち遠しいよー。

同人誌時代からファンであった先生の商業デビュー作を紹介したのがこちら(basso名義、BL)。それから僅か4年。一気にメインストリームに躍り出たオノ先生。とはいえ、帯のリスパラアニメ化はびっくらこいた。イタリア老眼鏡紳士萌えなんて、ヲタの極北だと思ったのに~(;-;)。まあ、いいや。GENTE最終巻のこの巻も、ちょっとビターで温かな大人の恋や家族の愛がつまってます。大好きなルチアーノがフィーチャーされて嬉しくも切ない!あ、初版特典しおりは、ジジでした。ジジ可愛くって大好きです。

先生は本当に人間ドラマを描くのがうまくて、それはリスパラでのイタリアのリストランテ、さらい屋の江戸時代の裏稼業、COPPERSのニューヨーク市警、どこを舞台にしても普遍な感動を与えてくれるのが素晴らしい。そして多くの人がそれを支持するのも嬉しい。宝物です。

アニメ「リストランテ・パラディーゾ」公式サイト

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