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劇場版「天元突破グレンラガン紅蓮編」を観て来たよっ!ネタバレ注意~

いやあ正直観る気はなかったんだけど、試写会の評判も上々だし、漏れ聞こえてくる新作追加のシーンもまさかの○○○編でもう公開近づくにつれて気が気じゃなくなってきちゃってさあ。とうとう公開初日、夫に「そんなに気になるんなら観にいって来い~、俺は行かんけど」とドヤされて、「え~、きっとグレンの観客は若い人ばっかりで50がらみのオバサンが一人で観てるなんて痛すぎるよ~」とさんざん抵抗したんだけど、まあ好奇心には勝てずに最寄の映画館(といっても神奈川はチネチッタだけさ)のシートをオンライン予約して行ってきちゃったよ。

劇場版アニメをひとりで観にいくのなんて高校以来30年ぶりじゃないかなあ。劇場版ヤマトだったような気がします。化石だよなヒストリー。

で、面白かった~、行ってよかった~!サイコーっすよ。

ではお約束。

例によって私の感想は劇場版とはいえネタバレには躊躇がありませんので、未見の方は本当にご注意くださいませ~。また私の感想は劇団☆新感線の座付作家の中島かずきさんが脚本を書いたアニメという観点に基づいております。かずきさんのりのりでうれしいなあ。

さあて、「天元突破グレンラガン」テレビシリーズ全27話。次元を超えた全宇宙に広げた大風呂敷を見事にたたんで大団円と相成ったのがちょうど1年前の9月だった。かずきさんとGAINAXのスタッフみんなが織り出す壮大な物語に心ひっさらわれて、そりゃあ熱狂したものだけど、私にとってグレンラガンは正直「終わった」物語。もちろんいまだに、岩崎さんの音楽はケイタイに入ってて毎日聴いてるし、折に触れてDVDを見返したりもしているけど、この物語はそれ以上の広がりの余地がないほどにキレイに終わってしまってる…つもりだったんだ。

いやいやいや、まさかそう来るとはね。テレビ版のアバンタイトルをまんま1000年前の螺旋王の戦いに置き換えてくるとは。しかも吉成作画(ってゆーか吉成グレパラそのまま持ってきたんだね)で強烈にかっこいい。冒頭アンスパ上川さんの一声ではじまり、その後はロージェノム池田なるしーの語りで紡がれる昔日の戦いに涙で前が見えないほど嬉しくなった私は新感線厨ですすみません。

ニアの面影のある少年ロージェノム、その傍らにはかわいらしい動物たち(アルマジロはちゃんと見えた)。アンチスパイラルに反旗を翻す青年ロージェノム(髪長い~)。アンチスパイラル戦艦。無数のガンメン。ラゼンガン。アーク・超銀河形態。アンチスパイラルとの最終決戦。それは「かつてシモンと同じように戦った」ロージェノムの物語。彼は戦いに敗れ人類を地下に追いやり圧制を敷き - 。

そして1000年の時間が流れる。

さてここから先はほぼ総集編なんだなあ。しかし微妙なバランス。1話と8話がほぼフルカットはいっていて、後はすっげーはしょられている。特に旅にでてから黒の兄弟、ロシウ合流の怒涛のはしょりっぷり、6話の風呂覗きの回も中途半端にはいってるので、未見(まあたぶんいないと思うんだけど)の人はフラストたまるんじゃあないかしらねえ。といってもじゃあどうすればいいのかってのは私もちょいとわからない。あ、寝床でメガネかけて本を読むヨーコの新作カットはヨマコ先生の面影あってよかったな。

このままMADのような総集編が続くのかなあ、そりゃあアニキの見得が大画面で見られるのは嬉しいけれど、おうちに帰ってDVDでじっくりみたほうが良いかしらなんてちらっと思ったけれど、アニキの死からはじまる怒涛の新展開にはど肝を抜かれたよ!すげーや尺が足りないせいかどうなのか四天王(チミルフいないけど)一気に来るんですわ。ヴィラルにはエンキドゥならぬダイガンザンドゥが!(ここで劇場内は失笑の嵐でした…不憫だな定時王)。そして、四天王まさかの合体でドテンカイザンに!むちゃくちゃですようかずきさん(喜んでいる)!

シモンの復活もまったく書き直されてるよん。シュザックをドリル1本で登るシモンってどーよ。絵的、声的にはすげー改良されていると思うけど、テレビ版とどちらがいいかというと、ま、判断保留ということで。テレビ版見すぎて思いいれありすぎちゃってどうもね。あ、もちろん「happily ever after」はちゃあんとかかってましたよ。これははずせない!しょこたんも感激だ。

そして、ドテンカイザンに挑む大グレン団の咆哮はこれはもう掛け値なしにかっこいい!後半の螺旋の戦士たちにつながっていくし、それぞれの個性も(ロシウもね!)きちんと見えて素晴らしい。アディーネ姐さんとヨーコの白兵戦は今石監督の執念が感じられて良かった。互いの男の船の奪い合いなんだよねえ。いやあこのまえ観たばっかりのかずきさん新作「五右衛門ロック」の「お色気対抗歌合戦」のシーンを彷彿とさせますなあ眼福眼福ヨーコの乳首見えなかったけど。

あ、北カナンドマ決戦の中継を見ている地球人の中に、少年ギンブレー発見!かわいいんだっ!

ラスト。ひとり生き残ってしまうヴィラル。カミナの墓に詣でるニアと大グレン団。テッペリンで未だ倦んでいる螺旋王。ロシウの「まだ、戦いは続くのですね(うろ覚え)」

そして螺厳編に続く!って螺厳編12話からなのっ?テッペリン戦から3部・4部までいけるのかなあ。ちょびっと心配だ~。でも、きっとかずきさんと今石監督とGAINAXは今回のようにトテツもない吃驚展開を提示してくれるに違いないんだ。老体にムチうって観にいくよっ!

映画を観た帰り道。本屋さんでブラウンの「天の光は全て星」新装刊を買う。いや、これもちろん初版で持ってるんだけど新装版の解説はかずきさんだからさあ。絶版になってて、グレン後に古本価格にとてつもないプレミアついちゃったんだって。すごいなあ。

ふふふやっぱラゼンガンはベイリー「禅銃」からとったんだ~。私の感想は間違ってなかった!そしてかずきさんは「カエアンの聖衣」のようなワイドスクリーン・バロックがやりたかったんだねえ。魅力的なガジェット(という名のネタ)に溢れた壮大な与太話なんてまさにグレンラガンじゃん。同世代の「リタイヤしたロートルSFファン」として心からそれに同意だ!

そしてほんとうに「天の光は全て星」のラストはグレンラガンのラストと見事にシンクロしてるんだねえ。遠い岸辺。天を切り裂き高く高く打ちあがっていくロケットを見上げる老主人公。傍らには未来を夢見る子供。先に行ってしまった愛する人への想い。そして過去から未来へと連綿と続く時間の流れとそこに在る全ての人々への畏れ。

素晴らしいや。かずきさんありがとう。

グレンラガン感想まとめ

劇場版公式サイト

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コメント

初めまして。同じ劇場で観ました結構大きなスクリーンに正直「いいのかチネ?」と思いつつ。最初3分で元は取ったと思えた故に大甘な意見ですが、あの端折りぷりはいっそ気持ちよかったです。「TV版観てない人間を想定しない」以上に、友人曰くの「中途半端に話を追うより アニキかっこいい!なんか解らんがこの話アツい!が伝わる方がいっそ初見者に親切だろう、それで興味持てばTV版観て削られた部分を補完するだろし」ってのは当たってる気がします。
冒頭も素晴らしい対比ですよね、何も知識無い人間を引き込む(ある意味 騙す 笑)TV版と、世界背景を知ったが故に「おおっ!」と目が輝く映画版・・・もうこれは、完全なファンムービーでサービス映画で27話完走に対する監督からの特典映像なんだと思いました<製作側は心外かもしれませんが。
実は「見に行く気がない」とおっしゃってたので「勿体ないです!」と僭越ながら言わせて頂こうかと思って覗いたのですが、やはり不要な心配でした(笑)。長々とすいません、失礼します。

投稿: n. | 2008.09.07 02:08

かな~りお久しぶりです
劇場版が今日公開だったので、久々にブログを覗きに来ました^^
正直、映画化を楽しみにしてて映画化が発表されたとき嬉しかった・・・でも総集編と聞いてガッカリしていたんです
総集編より、第2部と第3部の間の話をやってほしいと思ってました
まだ地下にいる人たちに呼び掛け、カミナシティを作ったりヨーコが先制になろうとするキッカケの話があったり・・・
だから総集編と聞いて映画は見に行かないつもりでした
でも、前売り券の特典が・・・その特典欲しさで前売り券を買い「大グレン団応援画集」をもらいました♪
で、映画のほうなんですが評判が気になって、あちこちの書き込みを見ました
すごい出来みたいですね^^特典欲しさでも前売り券買っといてよかった~
でも、うちの近所の映画館は10月公開なんですよね;;
全国23カ所しか上映されないのに、よく行く最寄りの映画館でやってくれるだけでも嬉しいんですけどね・・・早く見たい><
ちなみに今、ネットで仲良くなったアニメ好きの中国人の留学生の女の子を仲間に引き込もうと、その人のブログにネタばれでストーリーを1話から順に書いてる途中ですwここのURLをそのまま書きたい気持ちですが^^;
その子には今まで未来少年コナンなどを勧めたけど、グレンラガンは是非見てほしいなって・・・

投稿: くれよん | 2008.09.07 02:49

sunnさん、はじめまして!こんな辺境のブログにようこそお越しくださいました。

おお、nさんもチネでご覧になったのですね。スクリーン大きかったですねえ。そのスクリーンで冒頭繰り広げられるロージェノム・サーガに心躍りましたよっ!総集編部分はどうかな~と思うところもあったのですが、後半の怒涛の新展開といい。やはりこれは「スタッフからファンへの10倍返し」として、ありがたくお受けする次第です。

本当に観てよかったです~。ではでは、またいらしてくださいね!

sunくれよんさん、こんにちわ~。ご無沙汰してます!

私も正直総集編なら、観にいく必要はないなと思ったのですが、いやいやどうしてやはりかずきさんとGAINAXはただものじゃあありません。素晴らしい作品になってますので是非ご覧になってくださいね。

ではでは、またいらしてくださいね~。


投稿: nya | 2008.09.07 09:16

CM見て今から楽しみにしています。
(先行はとてもみれない・・・。)
一家で見に行って
子どもより親が熱中してしまいそうです。heart04

投稿: かをるくん | 2008.09.07 20:20

おお、かをるくん、コメントありがとう!

是非是非大画面でかっこいいアニキの口上や、感動的なシモンの復活や、ヨーコとアディーネ姐さんの肉弾戦や、ロージェノム・サーガを観てやってくださいまし。熱狂すること間違いなしです!

川崎でもお子様連れの方がいらっしゃいましたよ~楽しく観てきてね!

投稿: nya | 2008.09.09 05:49

はじめましてnさん。
実は大のグレンファンでして…。(それこそ、この様な熱いアニメを「これを、まっていたあぁぁぁぁ!!」と思い、アニキの死に号泣するくらいに…)
で、7日の川崎チネチッタにて、期待と不安に胸を膨らませながら観ましたが、
期待以上の出来でした!
nさんのおっしゃる通り、冒頭のロージェノムの過去は凄く嬉しかったっす!(グアームが幼い頃からの仲ってのがイイ!)
その後は程良く編集した、と思います。(問題の4〜6話のはしょりは新作カットも含め、ロードムービー風な感じで良かったなぁ、と…)

で、まさか最後の方がオリジナルとは凄まじすぎました!!
見所もたっぷりで。
アディーネ様とヨーコのバトル、そしてまさかのダイガン同士の合体、新しくなったシモン復活の過程(自分にとってはテレビ版よりシモンの「芯の強さ」がすんなりと理解できましたので、劇場版の方がお気に入りです。)、大グレン団全員が名乗り!
正統スーパーロボット風なギガドリルブレイク!!

本当に開いた口がふさがらない位にハイテンションの極みでしたよ。

久々に劇場で観て良かった! と思える作品なあまり、昨日まで余韻が抜けませんでした…。長文、失礼しました。

投稿: パッコル | 2008.09.09 22:19

バッコルさん、はじめまして!こんな辺境のブログにようこそお越しくださいました!

バッコルさんも7日にチネでご覧になったのですね。スクリーンも大きいし椅子も座りやすくてよい映画館でしたね~。

いや本当に大画面で迫力たっぷり!冒頭とラストの新エピソードや新作カット、そして何よりエンディングが素晴らしかったですねえ。これは螺巌編も楽しみです!

ではではまたいらしてくださいね~。

投稿: nya | 2008.09.10 06:09

nyaさん、こんばんは〜。
こちらからもTBさせていただきました〜。
いやはや観るまではネタバレを踏まないように、あちこちのBlogやサイト様を避けていたのですが、すっかり解禁です。

ほんと、nyaさんとの感想シンクロに、嬉し過ぎる驚きを感じてしまいました!
私も最初のうち『MADのような総集編』にちょっと後悔したのですが、怒濤の四天王(3人だけど)勢揃いから熱くて熱くてそんな思いも一瞬で吹っ飛びました。
『お色気対抗歌合戦』、確かにそちらの方が直接的に対決!って感じですよね。
あ、ヨーコの乳首は見えませんでしたが、ニアのパンツは見えましたヨ。流石、がいなっくす。(笑)

なるしーに始まり、なるしーに終わった紅蓮篇、次の螺厳編はどうなるのでしょうねぇ。
ホント、楽しみです。

投稿: | 2008.09.15 00:05

おお、恵さん!ご丁寧にコメントとTB返し、ありがとうございます!

恵さんの感想はまさに我が意を得たり!という感じで嬉しかったです~。アバン・ロージェノムにど肝を抜かれ、ヨーコとアディーネ姐さんの肉弾戦に女心の矜持を思って涙し、そして怒涛のシモン復活と大グレン団の咆哮に胸をアツクして -

なるしーロージェノムで締める!うーん新感線の舞台を1本観た気分ですなあ。まじ螺厳編が楽しみですね!

投稿: nya | 2008.09.15 11:57

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性懲りもなく、映画館まで足を運びましたヨ、グレンラガン。 オタクじゃない、マニア [続きを読む]

受信: 2008.09.14 23:51

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