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「五右衛門ロック」プレビュー感想

日本の夏。新感線の夏…てなわけでおっ待たせしました!劇団☆新感線の2008年夏興行「五右衛門ロック」の開幕でぃっ!!

わあい、やっとやっとはじまったよ!お待ちかね愛する新感線の夏祭り。「五右衛門ロック」で7月は遊び倒すぞ~と、新宿コマ劇場に赴いたらすげーすげー!

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コマの大看板。北島三郎大先生と並んでますよ!

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出演者のぼり。粟根さんのもちゃんとあるよっ!開演前の劇場入り口のすごい人波に、通りがかる人が「なにこれ!」とみなびっくりしていたよ。

そんでもってびっくりした~、プレビューなのにすげー面白い!松雪さん、超面白色っぽくて峰不二子!江口さんびっくりするくらい銭形のとっつあんで歌すげーうまいの!まさか聖子さんが穴掘りシモンになるとわ~、松雪さんとの「お色気対抗歌合戦(ほんとーにこのタイトル)」素敵!

北大路さんリアル螺旋王!もうおそばに侍りたいったらありゃしない!慈英さんすげー美味しいアヤシイ南蛮人!森山君無駄にダンスうますぎ!じゅんさんステキでちっちぇえ悪役~、マリちゃんモダチョキ~、粟根さん二の腕色っぽい~!

そして古ちん!古ちん超かっこいいステキ大好き!「さてどん尻に控ぇしは…」の見得サイコー!広いコマ劇場を縦横に遊び満場の観客を魅了する、これぞ不世出の看板役者の晴れ姿でいっ!。

無駄に歌って無駄に踊って、うねる物語に心さらわれ、どかんどかんと笑ってやがて美しい滅びの寂寞に涙する。うーんざっつ新感線エンターティンメント!

サイコーいのうえさん!サイコーかずきさん!サイコー岡崎さん!そしてサイコー新感線!

2300席余のコマ劇場を埋めた満席の観客のスタンディング・オベーションは際限なく続く。古ちん3度目のカーテンコールはもう暑いから衣装脱ぎたいのカツラとりたいのと身振りでお客さんに訴えてたよ。

素晴らしいお芝居をありがとう。プレビューでこの出来!千秋楽までどれだけ進化するのかもう楽しみで仕方ない。さあ次は来週だ。

みんな見ないと損するよっ!この7月はコマへGO!

五右衛門ロック公式サイト

例によって私の感想はネタバレには躊躇がありませんので、これから観劇予定の方はご注意くださいませ~。

しっかしコマって広大だよね~。シアガの劇場案内によればなんと座席数2321。9列目だったんだけど、今回とったチケではいちばん前の席。しかもど真ん中で舞台近っ!と思って後ろを振り向いたら最後列は霞んで見えませんっつーくらい広い。

その広大な劇場に響き渡るジューダス!そしてステージ下に仕掛けられた巨大ムービングライトが青、赤、白の順で観客席を舐める。円形舞台に降りた幕には五右衛門ロックの文字が浮かび上がる。うーんわくわくするよなオープニングだよ。

■あらすじっつーかサワリ

ときは安土桃山、ところは伏見城の太閤秀吉の寝所。いきなり宙吊り(ミッションインポッシブルですな)で派手に登場した石川五右衛門(古田新太)。暗殺をたくらんだ秀吉に気づかれあえなくお縄。あれよあれよという間に三条河原で哀れ釜茹での刑になりました(ここでオープニングタイトルね)展開早っ!

そして五右衛門の葬式。御棺を前にしめっぽいことは嫌いとばかり歌い踊りながら、女白浪、真砂のお竜(松雪泰子)と仲間たちが陽気に弔うその席に現れたのは、彼をお縄にすることが生涯の目標のマジメで頑固なお役人岩倉左門字(江口洋介)。どうもあやしいあっけなさ過ぎると棺をあらためるもそこにはクロコゲになった死体があるばかり。大いに不満そうに立ち去る左門字を見送るその棺から現れたのは死体を担いだ五右衛門だったのだ。何と五右衛門は生きていたのだあ!わー驚いた(→棒読み)

さて人払いをして二人きりになった寝室で、五右衛門に色っぽくセマるお竜。もちろん腹に一物もニ物もあるお竜は五右衛門に新しい泥棒仕事を持ちかけてきたのだ。しかし五右衛門は乗ってこない。泥棒家業はもうやめたとフテ寝る五右衛門の前にあらわれたのは双子のようにそっくりな(わはは)アヤシイ南蛮人コンビ(川平慈英と右近健一)。

希代のお宝月生石がやまほど眠る南海の孤島タタラ島。宝を独り占めする独裁者クガイ(北大路欣也)からそのお宝をかすめとっちまえとたきつけられ、ようやくその気になる五右衛門。

船をしたててタタラ島に向かう五右衛門一味。後を追うのは当然左門字。「待てい五右衛門!おとなしくお縄を頂戴しやがれっ!」「やーなこったい!」とどこかで聞いたようなやりとりをする一行をいきなり襲う大嵐!どーするどーなる五右衛門一味…てなかんじだよ。

しっかし、プレビューだってのに完成度高かったなあ。目だったミスといえば右近さんがちびっと歌詞間違えたのと、江口さんが冒頭噛んだのくらいじゃね?台詞も歌もはいってるし、ダンドリ問題ないし、殺陣も見事だ。それぞれの歌部分が冗長かなってとこあったんだけど、それはいのうえさんが刈り込んでくと思う。きっとすっげーテンポよくなってくぞ~ぞくぞくしちゃうね。

ま、あとは気がついたところ羅列。じっくり感想は来週の観劇で。

・右近さんと慈英さんのアヤシイ南蛮人コンビはツボにはいってやばい。慈英さんのパンフコメントに「いままで封印してきたあやしいガイジンキャラを開放する」とあったけど、開放された途端もうパワー炸裂で怪しくっておかしくって腹黒くって素敵素敵。タップもダンスも歌ももんのすごいうまいエンターテナーだよ!(途中息切れしてたけど)。あ、右近さんが背中にシャネル、慈英さんがルイ・ヴィトンのロゴマークしょってたね!ナイス衣装。

・五右衛門船出の歌「ゾクゾクっと海賊!」のメロディーにはモトネタがあるはずだ俺は確かにどこかで聞いたと同行の夫が申しております。パイレーツオブカリビアンあたり?

・嵐で難破してタタラ島に流れ着いた五右衛門を文字通りお縄にする左門字はかなりマヌケでいい感じ。左門字はきほんマヌケキャラでときどきいいところかっさらってく(銭形のとっつあんだからね)。ロープギャグは面白いけど、もうちっとメリハリつけてテンポよくなるといいなあ。

・今回ギャグパートはまんまドリフのコントだよっ!舞台セット含めてね。コントモードからいのうえ歌舞伎モードにかわると、殺陣の雰囲気もがらりとかわるのがすげえと思った。一幕のバランスがこのあたりよくなればなあ。

・しっかし江口さんがすごい!これでまだ舞台は三回目のはずなのに~おそろしいくらいなじんでる。私は江口さんの初舞台「十二人の優しい日本人」を観ている。あの頃から台詞や口跡にまったく問題はなかったけど、正直あの長身(185cmあるんだよね~さとしよりでけーや)をもてあましてる感はあった。でも今回はその長身を生かしきったでっかい演技!殺陣ダンス所作は見事、声もいいし間抜けなギャグもばっちり。ギターも歌もうまい~いやー惚れた惚れた。

・そしてマリちゃん!じゅんさんマリちゃんの小悪党夫婦サイコー!ばかっぷるでちっちぇー夫婦は、台詞から何からまんまメタマクですげーセルフパロティーと思ったけど、メタマクのホンはクドカンやん!かずきさんぱくりやん!まっいいけど~(いいのか)。今回も戯曲買ったけど、ちゃあんとホンに書いてあります。台詞まんまです。

・モダチョキを彷彿とさせるマリちゃんのナンバー「ちっちゃいあなた」に涙した。バックダンサーズも素敵。マリちゃんはすばらしい歌姫だなあ。

・北大路さんと松雪さんのムード歌謡とダンスサイコー。今回歌詞担当の森雪之丞さんは非常に良い仕事をされておられる~、演歌からムード歌謡からメタルからもう何でもOK。天才ですな!

・聖子さんは二幕から(一幕はダンスのガヤ)。パンフの聖子さんは、ゴーグルつけてつるはし持って、まんまグレンラガンの穴掘りシモンで意表をついた。そして演歌うますぎです。

・森山君のカルマ王子は登場時どこの美形かと思いましたよ。もう新感線では王子役で固定ですな(サンボちゃんの地位やばし)。メタマクのジュニアは正義漢でいさましい王子だったけど、カルマ王子は弱っちくてちょいヘタレなのもよし。もう体動く動く。殺陣もまるでダンスで切れ良すぎで思わず拍手が起こってました。

・聖子さんと松雪さんの「お色気対抗歌合戦」すげー!聖子さんのカンロクに若い松雪さんが圧倒されるかと思ったら負けてないんだこれが!笑いをとるためなら女も捨てる…松雪さんは準劇団員認定ですな。これほどおポンチにはまるとは~。さすが会見で「ネタものに出演できて嬉しい」と言い切っただけのことはある。(その後ろでいのうえさんとかずきさんが「松雪よ、これはネタものじゃないんだ」と二人で泣いていたわけだが) そして後ろでちんまり踊ってる古ちんが抱腹絶倒ですよ。

・ホッタル族と左門字カルマの邂逅。いきなり左門字フォークジャンボリーの世界へ。ギターかきならしはじめたとき会場が皆あっけにとられて、いい声で歌い始めたときは大喝采。カルマは月生石でハイになっちゃうんだね。あのダンスちょっと怖い。

・ラストの壮大な仕掛けが前過ぎてよくわからなかった。来週はあと10列くらい後ろで見るので全容が判明するだろう。

・今回ボノー将軍じゅんさんとガモー粟根さんが敵同士No2という同じポジションで殺陣のカラミが多くてすごいうれしかった。この二人の殺陣は早くて華やかでほんとうにかっこいいんだ。そして殺陣指導アクションクラブの前田さん川原さんもそれぞれの副官役で同じ位置で笑った。この二人の殺陣は…神業ですよ。

・松雪さん江口さん森山くん古ちんの口上と見得は本当にかっこよくてもうお客さん大喜び!(グレラガのカミナが四人いるかと思ったよ!)

・マリちゃんまた側転してた!どの舞台でも必ず一回はやってるね。身軽なのよ~かわいいのよ~。

・粟根さんラストにちゃっかりおいしい位置に!みんなで海賊になる後日談が観たいよう。

・ラストの松雪さんは怖くないんか!?パンフのコメントで「おいしいとこ持っていきます!」と宣言してたけど、本当においしいや。まじにプロだなあ。尊敬します。そしてバックには「炎のたからもの」ライクな司さん曲が…どこまでカリ城やねん。

あとまた気がついたら書きます

よくできたお芝居に観客はノリノリ。手拍子はでるわブラボーはでるわもうたいへん。カーテンコールもスタンディングオベーション。SHIROHの千秋楽で最前列でただひとり立たなかった夫(ひどいよね)も今回ばかりは立って拍手喝さいだったよ。出来を聞いたら「100点!」だってさ。すげー(いんど屋敷が120点で最高点でその次くらいによかったって→何様?)

てなわけでロートルファン大興奮の「五右衛門ロック」だったですよ。ああ私はこんな新感線が見たかったんだ本当に大好きなんだと心から認識。通うぞ~!

いままでの新感線観劇感想

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