「のだめカンタービレ」感想 Lesson 123
うわあ、きたきたきましたよ。上り続けたジェットコースターは一気に下りに! しかし走り出したと思ったら大きくカーブをきって、とんでもないところに連れて来られたよ。さすがは二ノ宮先生だ~。
しかしLesson125…前回からのレッスンNoの間違いはいつになったら直るのか。これはもう編集さんが根本的な勘違いをしているとしか思えない。それとも私がいつの間にか2話読み飛ばしてしまったのでしょうか?教えてプリリン~!
例によって私の感想はネタバレには躊躇がありませんので、単行本派の方はご注意くださいませ~。あ、それに加えてヘンな断言やら予想やらが入ってますけど、あくまで私の世迷言なんでホンキにしちゃいやですよ~。
さて、休載明けのLesson123。Ruiと千秋の「ラヴェル・ピアノ協奏曲ト長調」。それはのだめが"いつかは千秋先輩と"と思い描いていた、温かくて楽しい「夢のコンチェルト」だった。千秋の指揮でピアノを奏でているのは自分と見紛うほどに。
「いま」ののだめには何も確かなものはないのに、夢見ていた「いつか」だけがここにある。では、「これからの」のだめは何をすればよいのだろう -
いっさいが吹き飛ばされ打ち砕かれ、まさに「コトバもない」状態ののだめの迷走が始まる。
■
興奮さめやらぬコンサートの帰り道。アパルトマンの面々が口々に今日の演奏を褒める中、ひとりリュカだけが毒を吐いている。そんなリュカも何らかの刺激を受けたんだろうな、突然「指揮がやりたいな」と言い出して、みんなを驚かせる。しかし、「いつかのだめと共演を」と振り返るも、のだめの姿は既にない。
一方、ルノーを運転する千秋は、良い仕事ができた今日の演奏を気持ちよく思い出すも、やはり気にかかるのはのだめのこと。
「のだめはどう思っただろう」「Ruiの事になると焦りだすけど」
「今はそうじゃないと信じてるし……」(長田氏の「ミミズをください」絵)
千秋の心をよぎるのは、ラフマニノフ事件のホタルのだめ。かつて、千秋がミルヒーと共演したラフマを聞いたのだめは、その演奏にうたれ、曲に執着し、練習に没頭した。「あそこまでいかなくていいけど(いいのか)」「またそんないい刺激になってくれればいい……」
■
でも千秋、あのころののだめは、音楽に対しては全く無自覚だったんだよ。そして「千秋とミルヒーのラフマ」と「当時ののだめ」の間には、とてつもない距離があった。まあ、その距離をホタル一発でぐわんと縮めてしまうのがのだめの怪物的な天才性を物語っているんだけどね。しかし、「Ruiと千秋のラヴェル」と「いまののだめ」の間には、実はそんなに開きはない。それがゆえに彼女は刺激を受けるのではなく、「自分自身の存在」を疑ってしまったのだ。
■
帰宅した千秋を迎えたのは、なんとのだめ。機嫌よく今日の演奏会を褒め、千秋を部屋に招きいれながら「ごはんにしますか?お風呂にしますか?」「それとものだめ?」と可愛らしく千秋を誘う。千秋が戸惑いながらもすっげー嬉しそうに 「えっ!」「あ……」「じゃあ」といいかけるのは、明らかに「のだめ」と答えようとしていたのが見て取れて微笑ましい(情けないけどさ)。
しかし、そんな千秋にお預け食らわせて、「お疲れパーティ」の準備をするからとお風呂に追いやる無慈悲なのだめ。
お風呂にはいりながら大いに戸惑う千秋。「あんな反応……」「今まであったか?」(このパターン)「いや ない」(湯船に沈む千秋)「変だろ」「なんか…」
一方キッチンに立つのだめは佐賀のりを一心不乱にちぎりながら、かつてないほど焦った顔を見せている。
ソファに座って、シャンパンで公演の成功を祝う二人。シャンパンを一気飲みしたのだめは、艶かしい顔(薄化粧?)で「今日……」「泊まっていってもいいですよね?」「真一くん……」 と千秋を誘う。もちろん断る理由もないけど、明日からイタリアだから朝が早いと言う千秋に、のだめはいつかイタリアにも行きたい、ヴィエラ先生にも紹介して欲しいと妙に女っぽい表情で訴える。
もうすぐ試験なのにちゃんと勉強しているのか、ベートーヴェンは終わったのかと師匠口調で問う千秋に「そのへんはもう心配していただかなくて大丈夫ですから」(ため息)と目そらしで突っぱねるのだめ。様子のおかしいのだめに「本当はなにしにうちに……」と問い詰めようとした千秋にのだめはいきなり抱きつく。
「先輩」「のだめのこと好きですか?」「ずっと一緒ですよね?」
突然の豹変に千秋は大いに困惑するも、のだめをしっかりと抱きかえす。
「わけがわからないけど……」「こいつも今……また こいつなりの変な方式でなにかを乗り越えようとしているのかもしれない」「きっとそうに決まってる」
■
明けて朝。のだめをベッドに残して、イタリア行きの支度をする千秋。出かける際にのだめに声をかけようとするといきなり背後にシーツにくるまったのだめの姿(ハロウィンのだめのアダルト版ですな)。驚く千秋に、のだめは大ゴマ(ページ1/2)で「結婚してくだサイ!」と必死の表情で訴える。
固まる千秋。一瞬の間。「ば……」
「ばーか」「ねぼけてんじゃねーよ」とのだめをでこピンして、出かけてしまう。
部屋に残されるのだめ。そして千秋は大いに焦る。「なんだ?今の……」。妻だのなんだのっていういつもの冗談だよなと思いながらも、「でも」「あいつ」「オレの目を真っ直ぐ見てた-」
■
場面は変わってアパルトマンの前。前日のコンサートの記事を読みながらご機嫌で歩くミルヒー(Ruiの好演を褒める記事。千秋は一行)。のだめギャグパートの雰囲気で「今日は~~♪」「シンイチ・チアキと~~♪」「ワン・モア・キッス♪」と歌いながらアパルトマンの門をくぐると中庭のベンチにシリアスな雰囲気で座るのだめ。
明るくのだめを誘うも、のだめは無言。ただならぬのだめの様子に、ミルヒーは「泣きたい時は」「わたしの胸で泣きなサーイ(はあと)」と広げた腕に、号泣しながらとびつくのだめ。吃驚するミルヒー。
「野田恵(24)」「パリに留学してもうすぐ3年目」「初めての欠席 」
コンヴァトのレッスン室のピアノの前のオクレール先生は不審気な表情。
街角(イタリア?)の千秋の表情は見えないも焦っている様子(後ろには妙に嬉しそうなジャンゆうこ)
■
私自身は、男と女の本質にはたいして変わりはあんめーというライトなジェンダーフリー論者なんだけど、女性特有の逃避心理として「結婚によるリセット願望」があるのは認めざるを得ない。仕事やその他もろもろの理由で人生にしくじってしまい、自分の立ち居地が危くなってしまったときに縋ってしまう「逃避手段としての結婚」は女性特有の心理だろうと思っている。
--以後チラ裏なのでスルー推奨
私も若い頃、仕事がうまく行ってないときの無力感に耐えかねて「結婚して寿退職(死語?)してあとは専業主婦に~」なんて当時は彼氏だった夫に迫ったこともありました。もちろんそんな甘えは一蹴されましたが。そして今では夫が専業主夫ですが(自業自得)。
--チラ裏終わり。
■
千秋がLesson116で危惧していたように、のだめの留学は、ラフマニノフ事件が長いスパンで繰り返されているだけだったのかもしれない。あの頃ののだめは、日本でただ楽しくピアノを弾いているだけだった。千秋に出逢い恋をして、さらに彼の音楽にうたれ、「先輩と一緒にいたい」がために、闇雲にその天才性を爆発させるのだめ。
でも果たして「一緒にいたい」のは「先輩」なのか「先輩の音楽」なのか。パリでののだめの目標は「プロになって、千秋先輩とコンチェルトをする」ことだった。しかし、その目標がかなってしまったら、のだめは何をするつもりだったのだろう。
のだめは、圧倒的な自信(根拠なし)を持つ彼女の音楽を唯一無二のものとして、千秋と並び立つことができると思っていた。それはある意味真実だ。しかし音楽は可変で進化する。いま彼女が思っているその音楽を、「千秋とRui」が奏でたとしても何の不思議はない。
では、「夢のコンチェルト」の先ののだめは何をすれば良いのだろうか。簡単なことだ。より素晴らしい音楽を奏でれば良いのだ。のだめと千秋はお互いがお互いの音楽の源泉だ。千秋がRuiと「いまの彼らの最高のラヴェル」を演奏したとしたら、その先の千秋とのだめは「もっと素晴らしいラヴェル」を奏でることができるだろう。
しかし、いまののだめにはそれがわからない。唯一無二のよりどころだと思っていた、「いまの彼女の夢」は「Ruiと千秋」がかなえてしまった。いまの自分に残されたものは「千秋の恋人」としての自分の立場だけだ。それを確かめるために、すがるために千秋のもとに逃げ込んだのだ。
彼らの人生は続く。それは千秋とのだめの果ての無い音楽の巡礼だ。一時の喪失に迷ったとしてものだめはきっと道を見つけて、その先に進むことができるだろう。ミルヒーはその良き導者になるに違いない。
■
てなわけで、今回「のだめがかわいそー、千秋ひでー、的外れ」という感想は却下デス。のだめは一時の喪失感に迷っているだけだし、これは自身で乗り越えなければいけない試練だ。千秋は全くまっとうな仕事人であり、のだめの良き恋人の立場を崩していないと思う。ここで安易にのだめに「ずっと一緒だよ」とかのだめのヤケクソプロポーズに答えたとしたって、のだめの逃げ場所作っちゃうだけだからね。何しろ愛の言葉はピロートークでたっぷり囁いているだろうしさ。
まさに「神は耐えうるものにだけその試練を与えている」のだ。この場合の神は二ノ宮先生ですな。大丈夫。艱難辛苦の果てに得た果実は甘い。のだめの音楽への道はきっと開ける。
先生のご都合で、月一連載になっちゃったのはちょっと残念だけど、今月のような密度の濃い萌え度満点の素晴らしいお話が読めるのなら言うことはありません。のだめが超かわいくってなあ(溜息)。きっと千秋の視点だからだな。あ、朝チュンシーンの千秋の背中も色っぽかったよ~。
では、6月10日の次回を楽しみに~。
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コメント
Nyaさん、こんばんは
いつもありがとうございます。
今回は特にNyaさんの感想読んですっきりしました。
そう、そうなんですよね、まったくもって同感です!
私も千秋を責めるのはおかど違いかな・・・と、
ここがのだめの正念場ですね、がんばれー
ミルヒーに期待大です。
それにしても二ノ宮先生って本当すごいですよね。
いつも、そう来たか!って感じですが、
今回は本当にすごい、さすがです。
終盤に近づいている臭いプンプンでちょっと寂しい気がしますが、来月心待ちにします。
ついでながらあちらの方もファンです、Les boisの次、期待してます。
投稿: TC | 2008.05.10 23:23
こんばんは。ご無沙汰しております。
体調は回復されましたか??
私も子供に風邪をうつされひどい目に遭っておりました(^-^;)
さて、のだめLesson123の感想読ませて頂きました。
もう全てにおいて納得できました。
「千秋ひでー」とは全く思いませんでしたが、
のだめが迷走しまくっているなあ、大丈夫なんだろうか・・・と
私自身少し沈んでしまっていたもので・・・
「結婚によるリセット願望」というフレーズで
そうか、今回ののだめの場合それだったのか~と
得心してしまいました。
私としてはのだめは千秋から「のだめのピアノ」だけではなく
「のだめ自身」が好きなんだという言葉をもらっていないんじゃないか、
と思っていたのです。
今回のだめが思い描いていた演奏をRuiとの共演で果たしてしまった為、
もう千秋に「のだめのピアノ」は必要とされなくなってしまうのではないか、
そうなっては千秋のそばには居られないと思ってしまったのではないか、と
勝手な事を考えていました。
でもそれは違いますね。
のだめが見つけないといけないことなんですよね。
それは千秋への逃避ではないんですから。
ここでミルヒーが出てきたのもそれを諭す為なんでしょうね。
Nyaさんの解釈を読ませて頂いて本当にすっきりとしました。
やっぱりNyaさんはすごいです!!
これで安心して1ヶ月間過ごせます(^-^;)
でも二ノ宮先生が「あと少し」とおっしゃっていたので
もう終わってしまうのかととても寂しいです。
できれば千秋との共演も描いて頂きたいところですが
そこまでは難しいでしょうかね・・・
ではでは、どうぞご自愛下さいませ。
またお邪魔させて頂きます(^-^)
投稿: たれねこ | 2008.05.10 23:54
nyaさん、こんばんは。
いつもわたしの気持ちを言語化してくださってありがとうございます。
のだめは、将来の約束が欲しくなっちゃたんだろうなぁ。千秋との共演は、約束されてないと思ってしまって。
婚約じゃなくていいから(もちろん)、扉にあるように、少しだけやさしい千秋がみたいなーと思うのですが。
投稿: watapen | 2008.05.11 00:02
こんばんわ~お邪魔いたします。nyаさんの感想待ってました。今日わたくしは、kiss読んでから、もんもんのムラムラな1日を過ごしました(笑)
しかし・・「結婚」とは。のだめも女の子だったんだ~と実感。でも私も若いころ、同じ様な経験が・・んで結婚しちゃった派です(早まったか?)
でも、のだめは「特別」なので周りが許しませんよね。Ruiが音楽への愛に気づいた様に、のだめも自分に音楽への愛がある事に気付けばいいのに、と思います。私はのだめは幼い頃から、音楽への愛情は充分あるし、天性の音楽家だと思ってます。ただその才能ゆえに、周りからの強制や嫉妬(ゆーと君)を招いた事によって、ねじ曲がってしまった。のだめの変な自信はここから来てるのでは、と思います。でもその才能を支える土台は努力と経験、探究心。それは千秋が実証してますよね。オクレール先生はこれを引き出そうとしてるんでしょうね・・・千秋とは一時離れそうな予感ですが、これまでも千秋と離れる時はのだめ復活!なので楽しみでス。あ~長くなってしまってスミマセン。(__)
投稿: りん | 2008.05.11 01:03
Nyaさん、こんばんは。
実はわたしも、連ドラの放映と同時に原作を読み始め、ハマりにハマっている状態だったりします。(前回のLesson122の感想への書き込み、少し紛らわしかったですね。すみません)
わたしも「千秋ひでー」とは思いませんでしたが、のだめが号泣し、ミルヒーに飛びつく姿に、涙をこらえるのに必死でした。(買って最初に読んだ時、とある場所で、大勢の人に囲まれていたため、泣くに泣けませんでした。擬音表現なしでの号泣シーンに音を感じ、さすが先生!と感動しまくりでした)
千秋の部屋に思い立って訪れたと言う、のだめ。ベタな3択に、うれしそうに答えようとする千秋の言葉をさえぎって、のだめの提案した「お疲れパーティー!」これには、のだめにとって、千秋との「最後の晩餐」的な意味が含まれていたのでは?のだめは一度「千秋と千秋との音楽」から旅立とうとしてるのでは?そう、思っていました。
千秋を誘うような言動、好きか?一緒か?の問い、結婚してくだサイ!発言。音楽抜きで、千秋にとっての、のだめの存在を確認したかった。それは確かだと思いますが、結婚発言に対し、千秋が今すぐ「Yes」と答えるハズないと思った上での、発言だったんじゃないか?と…。真相はいかに?
ミルヒーが今後、のだめをどう導くか…気になるところですが。ここまで、ベーベちゃんをじっくりゆっくり育て上げてきた、オクレール先生がどう出るのか…も、気になります。ふたりの行く末に思いを馳せながら、来月を待ちたいと思います。
投稿: 水歌 | 2008.05.11 01:21
nyaさん。こんばんは。お久しぶりです。
体調はいかがですか?連載再開までどう過ごそうかと思っていたのですが、結構忙しい新年度であっという間に過ぎていってしまいましたよ。
今回も素晴らしい感想レビューに感服です。
もう、その通り…。でも、のだめを偏愛する私はただただ、切なくて…。のだめより10年以上も生きている私は、何度ともなくその喪失感を味わってきました。のだめは正にその最中でもがいているから、切なかったです。「なんのために」がみつからない時ほど、つらい事はないですからね。
だから、最後ミルヒーにしがみついて泣く姿を見るとウルウルしちゃいまして…。(漫画で泣くなんて久しぶり)彼女はこうやってただ泣きたかったんだろうな~、って思いました。
それが、真一くんじゃなくてミルヒーって所がやっぱり粋だなとも思いますけど…(笑)。
千秋は精一杯受け留めたと思いますよ。頭では理解できなくても、のだめの心の崩壊をどこかしらで感じ取ったんだと思います。
「結婚」の言葉が出てきたのは驚きましたが、あまりこれには深い意味はないと思っています。助けての叫びなんだろうなと思います。
お待ちかねのミルヒー登場は、ここなんですね。のだめの再生がいよいよ始まるんじゃないかと勝手に期待しています。
「え」「あ」「じゃあ」は笑えました。そんなに日干し状態でしたっけ?あ、合宿以来なんでしたっけ?
そして、リュカの「指揮やってみたい。」発言(!)なんだかんだ言っても「もしかして千秋の事好き?」なんて思っちゃったりもして…。
本当に盛りだくさんの内容でしたね。次回も楽しみです。
あ、「ズーラシア」は近所なのでよく行ってます。
では、くれぐれもお身体大切にしてくださいね。
投稿: 茶々 | 2008.05.11 01:27
お久しぶりです、こんにちは!
連載再開まで今回はすごく長く感じました。
のだめが乗り越えなくてはならない最後にして最大の試練が訪れましたね。
のだめの最終目標が、千秋とのコンチェルトだったので、プロのピアニスト
になるためには、真の意味での開眼が必要だったのでしょう。
それから、のだめが千秋と一緒にいるためにはピアノは必要不可欠で、
音楽で繋がっていると自覚していたのに、その音楽も他の誰か(Rui)が
奏でてしまった。Ruiが、とういうより、あのコンチェルトが、
のだめから大切なものを奪ってしまった。
それはきっとのだめが今までに味わったことのない喪失感なのでしょうね。
目標を見失い、自分の音楽もわからなくなってしまった。
のだめと千秋を繋ぐものがなくなったと感じて、結婚を口走ったのでしょう。
今回ののだめは女っぽくて可愛かったのですが、対等なパートナーというより、
夫を支える妻のような補助的な役割でなんだか、のだめらしくなかったです。
のだめは必ず、この試練を乗り越えてその後には華々しいフィナーレが
待っているはず。もしかしたら二ノ宮先生は、皆が期待している
のだめの活躍は描かないかもしれませんね。
それだけに今回の試練が長く辛いものになるのかも。
投稿: boo | 2008.05.11 03:09
寝ても覚めても、なにをしてても「のだめ」の事ばかりなり…な、わたしですが。(「ながら」は得意なので、実生活でさほど困らないのが救い、かもしれません)続けてのコメント、どうぞお許しください。(わたしの解釈なので、こちらへ書き込みするのは間違いだとも思うので、Nyaさんのご判断で削除してください。すみません)
のだめは、千秋とRuiのコンチェルトを聴いて、のだめが「夢(目標)」だと描いていた、千秋とのだめのコンチェルトが、あくまでも「夢(目標)」だったのだと気づいたのだと、思いました。のだめが「宝物」の「ラヴェル・ピアノ協奏曲ト長調」を、みつけたあの日。千秋の部屋で、峰くんたちに聴かせた演奏。峰くんが「次元が違う」と感じていました。次元が違う…のだめのレベルはとうに、峰くんたちを遥か、そして千秋をも超えてしまっているんじゃないかと、思っていたのです。千秋を愛するが故、のだめは、のだめにとっての「夢(目標)」は、千秋とのコンチェルトだと描いていたけれども。のだめのレベルはもう、それどころではなかった。それには、のだめ自身も気づいていない…というか、のだめ自身では、どうすることもできず。千秋もそれに感づいていながら、認めたくない(わかりたくない)のではないのか、と。のだめのレベルに気づいているのは、師匠である、オクレール先生。じっくりゆっくり育て上げてきた、ベーベちゃん。「メグミ」を、どんなかたちで、大空へと放つのか…。
うーん、どうなるんだ?…ていうか、こんなわたしの解釈事態が「的外れ」なのかも?きっとそうに決まってる。
投稿: 水歌 | 2008.05.11 09:16
本当に「のだめカンタービレ」もいよいよクライマックスですね~。のだめはここをどのように乗り切るか、ミルヒーはそれをどう助けるのか、本当に楽しみな終盤展開になってきましたね。
あ、あちらの方もありがとうございます。拙い習作ばかりでお恥ずかしいデス。これからもこっそりと更新して行きますので、どうぞなま温かい目でご覧になってくださいませ~。
ではでは、またいらしてくださいね~。
お気遣いありがとうございます。もうすっかり大丈夫です~。
まさか変態のだめがこんな形で迷走するとは思わなかったのでちょっと吃驚しました。考えてみれば、ハロウィンのだめの頃から、等身大の学生としてののだめの悩みはでてきていたのですよね。千秋の後を追いかけるように留学したけれど、なかなか芽がでない鬱屈した日々に、追い討ちをかけるようなRuiと千秋のコンチェルト。そしてのだめだけができると思っていた楽しく暖かな音楽さえ、彼らに演奏されてしまったら、のだめ自身はこれから何をよりどころに音楽をすればよいのか -
それはもう迷走するのも無理はないでしょうな。千秋とのだめはそれぞれの力を借りて、音楽への扉を開き、海外にでたけれど、それから先は彼ら自身の戦いです。のだめが千秋とともに人生を歩むためには、どうしても「彼女自身の音楽の動機」を見つけなければいけないと思っています。
甘い愛の言葉も時には必要でしょう(私自身は千秋はのだめに愛の言葉を言っていると思っています)。でも私はそれは今では無いと思うんですよね。がんばれ~のだめと心から声援を送っております。
ではでは、最近は気候が不順ですので、たれねこさんもご家族もどうぞご自愛くださいませ~。
ではまたいらしてくださいね~。
投稿: nya | 2008.05.11 11:15
のだめはいつも超然としてるので、まさか普通の女の子の様に、約束を欲しがってしまうとは思わなかったので千秋と一緒にちょっと吃驚してしまった私デス。
でもそれだけ追い詰められているってことなんですよねえ(しんみり)。ミルヒーの胸で大いに泣いて、そして道を見つけられるといいなあと思っております。
ではでは、またいらしてくださいね!
今回、萌えましたね~!のだめは可愛いわ、千秋は色っぽいわでもう何度読み返したことか。
本当にのだめが一気に身近になったような気がしましたよ>結婚。(こればっかりはタイミングですから~)
りんさんのおっしゃるように、のだめは「天性の音楽家」です。しかも、周囲はその才能を慈しみ育ててくれている。いずれ「彼女自身の音楽」を獲得した暁には千秋も追いつかないほどの素晴らしい音楽家になるに違いない…と妄想しています。
ではでは、またいらしてくださいね~。
投稿: nya | 2008.05.11 11:31
今回ののだめの迷走は、妙齢の女性ならみな経験のあることではないでしょうか。足元が崩れていくような心もとなさ、砂を噛むような空しさが切なく胸に迫ってきましたね。
そして窮地に陥ったのだめを助けるのは、やっぱりミルヒーなのか。ラフマのピアコンで千秋に道を開いたミルヒー。今度はのだめを導いてくれるのでしょうか?今後の展開が楽しみです~!
そしてリュカですよ!大いに千秋を意識してますよね~。数年後千秋をも脅かしそうじゃないですか!これも楽しみ~。
ではでは、またいらしてくださいね!ズーラシア好きです~。
はい~、いよいよオーラスですね。のだめが、千秋とではなく彼女自身の音楽を見つけるための最後の旅がはじまります。
それにしても迷走のだめの可愛いこと!いや彼女自身は本当に悩んでてその悩みは胸に迫るんですが、どうしてもここは千秋視点で読んでしまってくらくらです。
ではでは、またいらしてくださいね!
投稿: nya | 2008.05.11 12:06
水歌さん、コメントありがとうございます!
あ~、のだめからの別離…までは思い至りませんでした。結局のだめが一人の音楽家として確立するには、千秋への依存を一度断ち切らなくてはいけませんからね。でもそこまでの覚悟を持っての行動か…というと私はちょっとわかりません。次回の展開を待て!といったところでしょうか?
私も水歌さんのおっしゃるように、のだめのポテンシャルは彼女の思っているよりずっとずっと高いと思いますよ。千秋とRuiのコンチェルトは、そのポテンシャルを爆発させるために「先輩とのコンチェルトの夢」という枷をとっぱらう「のだめカンタービレ」最後の大仕掛けだと思っています。ま、これももちろん私の妄想で「的外れ」だとは思うんですけどね。
いずれにせよ、今後の展開が楽しみです。
ではでは、またいらしてくださいね!
投稿: nya | 2008.05.11 12:15
nyaさん、こんにちは! 昨日から熱を出して子どもの世話も家事も旦那に押しつけ(笑)、それでものだめが気になって気になって・・・来てしまいました。文章変だったらすみません。
のだめ、どういう動機をみつける・・・というか、多分心の奥底から再度引っ張り上げてくるんじゃないかな? と私は思っていますが(今更外付けはあり得ないかなと・・・)。ここで花桜先生のトラウマも解消されるんでしょうかねえ、それとも負の部分として持ち続けるんでしょうか・・・?
しかし最大級の萌えシーンの筈なのに、すごく切なかった(>_<) 私も社会人になりたての頃、6kgも痩せて会社を辞めるにやめられなくて、結婚に逃げたい時があったので、のだめの気持ちすっごいよくわかったなあ。切なくて泣いてしまいました。。
マンドラゴールの満月の夢、ノクターンですぐに回収されたのかと思いきや、こんな所まで引きずるなんて二ノ宮先生のイケズ・・・とつぶやきたいです。私は「間に合わなかった」(夜が明けてからの逆プロポ)と解釈しましたがどうなんでしょうねー? あの伏線と関係ないならなぜ満月? という疑問も出てくるし。
ではでは、徒然と書いてしまいました。また来させてくださいね! nyaさんもお体ご自愛下さい。ズーラシアは私もわりと近くでよく行きます(^O^)
投稿: ちぇるしー | 2008.05.11 16:21
nyaさん こんにちは
いやー、すごい展開ですね。nyaさんの感想に思っていることがいっぱい書いてありました。
>「Ruiと千秋のラヴェル」と「いまののだめ」の間には、実はそんなに開きはない。
千秋が音楽家として遠くにあったときは感じなかった嫉妬を、自分の目の前にその背中が見えたとき感じたのでしょうね。バッハの弾き振り、合宿レッスンのときのベートーベン、そしてこのコンチェルト。のだめ自身は自分が真の音楽家の道へ足を踏み入れたことに気付いていないのでしょうね。
真一君の腕の中に入れば鬱々とした思いが解決するかと思ってみたけれど、結局変わらなかった。でも、その鬱々とした思いの正体すらのだめはわからないのでは?だから、号泣なんですよね。
迷子ののだめは、ミルヒーとオクレール先生が助けてくれることでしょう。直接的なアドヴァイスがあるのかどうかはわかりませんが(たぶんないと思いますけれど)。
千秋がのだめをかいかぶっているところは若さですね(私たち読者もかいかぶっていたと思いますけれど・・・)。でも、何かしらの異常を感じているところはさすが恋人。
展開が、「彼とのベッドに逃げても、本来進むべき道は消えないので迷うヒロイン」というレディースコミックの王道?になるとは思っていなかったのでちょっとびっくり(ベッドに逃げるところがでてくるとは思っていなかった。朝チュンシーンでも真一君のテレがないのが二人の恋人歴の長さを感じさせますね)。私的には好きですけれど。結末へ向けての巻きのサイズが思っていたより大きかったです。ここまで、のだめの迷いが大きいとは思っていなかった。のだめの成長を描いてくださるんだなーと思い二ノ宮先生に感謝、感謝です。
図書館戦争のコメ入れています。またみてくださいね。
いつもながら、長くてすみません。でも、また来ますのでよろしく。
投稿: wako | 2008.05.11 18:23
nyaさん、こんにちは。
素晴らしいレビューをありがとうございます!
今回は、のだめの気持ちを思うと切なくて、でも、のだめに頑張れと声援を送りたくて何度も読み直し、nyaさんの感想を読ませて頂き、やっと落ち着きました。
のだめは「先輩と一緒にいたい」「先輩の音楽と一緒にいたい」という気持ち一心でここまで歩んできたし、その根本は変わっていないと思います。昔、ミルヒーに「のだめちゃんの夢は」と問われて「幼稚園の先生と千秋先輩のお嫁さん」と答えたのだめを思い出しました。
もちろん音楽と正面から向き合うようになり、色々な面で成長しているのだめ。「何のために音楽をやるのか」という根本的な問いに、どう答えを見出すのか。本当の正念場ですね。
それにしても、ここでミルヒーが登場するとはさすが二ノ宮先生・・と唸りました。
次回Lesson124もnyaさんのレビューも楽しみにしています。お忙しい日々を送られているようですが、どうぞご自愛くださいね。
投稿: Fuming | 2008.05.11 18:32
こんばんは★Nyaさんの感想読んでちょっと落ち着きました~(T_T)
真一くんとのだめの萌えシーンや次回からの新たな展開に向けてのミルヒー登場とわくわく場面満載なのに、胸が苦しいです(T0T)
「恋って切ない...」
「不安でいっぱいなんだろうな...」
のだめの涙を見て、一緒に号泣(T_T)
次回からの展開に期待しつつものだめの心を思って一緒に泣いておきます。
それにしてもジャンとゆうこの浮かれカップル(大好きだけど)相変わらずでホッとします(^_^;)
投稿: kuro | 2008.05.11 20:44
お久しぶりです!nyaさん。ご無沙汰してましたがいつも読ませていただいてました。
DVD届き&本誌の展開で久々のだめ発熱状態です。
いやーびっくりしました、この展開。と言うかのだめの反応に。そう来たかぁ!
私はやはり仕事に自信失ったときに結婚を自分から切り出した奴なもんで、
(せっついたと言うか)なんともいえない気持ちになりましたよ。
のだめにこんな感情抱くなんて思ってもみませんでした!
しかも壮絶な萌えシーンのあとにw
のだめを抱きしめる千秋の表情(一部なのに・・)に鼻血。
千秋も日干しなら読者も日干しだったし…
うーん、自然で、でも初々しい部分も残すカップルの
お泊り・・・素敵・・・。
いつもはどちらかと言うと千秋からお誘いだったんじゃないかとか、
愛の言葉はあるんだけど
決して直接的だったり過剰でなくて、さりげないのじゃないかとか、
妄想大暴走中です。
「のだめのこと好きですか?」にかなり衝撃。
最初の頃は言うけどだんだん少なくなる「好き」「愛してる」の台詞・・とか。
のだめを思いながらチョイ苦悩中の千秋にもエール、
そしてのだめもスパーンと(もしくは少し回り道?)、
開眼して欲しいです!次号待ちきれません!!
本日はDVD2夜で泣きました…
また、DVD感想も楽しみにしてますね!
投稿: tono | 2008.05.11 22:41
お体大丈夫ですか!?最近天候不順ですからね~。どうぞお大事に!
あ、もちろん答えはのだめの中にあるんですよ~。後はいかに彼女がそれに気づいて自分自身をひっぱりあげるだけだと思ってます。ミルヒーが刺激になるといいのですが。
今回ののだめの悩みは本当にその気持ちがわかるだけにつらいものがありましたね。でもその悩みを越えなければ自分を確立できないということもわかっているので、のだめには是非ふんばってほしいところです。
ではでは、またいらしてくださいね~。
そう、そうなんですよ!千秋同様に私たちものだめを買いかぶっていたんですよね。でも、彼女もまだ若い学生で、一生懸命勉強しているけれどなかなか芽がでない。悩むのも逃避するのも当然です。ただここを乗り越えなければ「のだめの成長物語としてののだめカンタービレ」が成立しない。
いまはただ可愛いのだめを応援しています。がんばれ~。
ではでは、またいらしてくださいね!図書館戦争いいですよね~。
投稿: nya | 2008.05.11 23:50
何のために音楽をやるのか、千秋抜きでその命題は成り立つのか?恋と音楽を「わける」ことができるのか…、のだめが棚上げにしてきたことがRuiと千秋のコンチェルトでさらされてしまい、まさにのだめの正念場ですね!
迷うのだめをうまくミルヒーが救い上げて欲しいと心から思います。
ではでは、お気遣いありがとうございます!またいらしてくださいね!
本当に今回は、のだめの切ない気持ちが胸に迫ってきましたね~。萌えシーンなのに切なさ満載。本当に二ノ宮先生はうまいです!
ではでは、またいらしてくださいね!
そうそう、DVDも来ているのですよ。でも本誌の衝撃が大きく、まだ1話しか見ていません。2話&特典もみなければ~。
今回ののだめも気持ち&行動は、本当に身に覚えがあるだけに胸に迫りましたね~。いつもは超然としてるのだめがあそこまで追い込まれているのは本当にかわいそう、でも逆に追い込まれているからこそ、のだめ開眼が近いとも思えて、わくわくしているのも事実です。
いまこのタイミングで月一になったのはちょっとつらいですが、クライマックスを丁寧に描いていただけるのはありがたいともいえます。本当に次号が待ちきれませんね!
ではでは、またいらしてくださいね!
投稿: nya | 2008.05.12 05:18
Nyaさん、お久しぶりです。
今回は余りにも深すぎ、悶えすぎ・・・苦しいです。
発売日の早朝コンビニダッシュ、読後は一日中悶々としてしまいました。
表紙からして、もう何かを予感させ、実際息付く間もなく読みました。
Wakoさんのおっしゃる通り、私ものだめを買いかぶっておりました。
こんなにも脆い一面があったとは!
真一君がそれを受け止めてくれたけど不安は消えず・・・「結婚」の文字が出ましたが、例えそれをも受け止めてくれたとしても、のだめの不安は解消されないのではないかと思います。
どうしても自分で乗り越えなければならない壁なんですね。
今までだと壁に突き当たっても、いつしか解決しちゃうパワーがありましたが、今回はどうなるんでしょう?
今までと違う立場、もっと音楽に近い場所にいますし、Ruiとのコンチェルトを聴いて絶望感は相当深い。(ふんわりした描き方だったので、こんなに深いとは思っていませんでした)
真一君の考えてる「何かを乗り越えようとしてる」とは「音楽の壁を乗り越える」というよりも「自分自身の限界を乗り越える」試練。
落下を始めたジェットコースターが大きくカーブを切って方向転換とは、Nyaさんの表現力は本当にすごい!感激です。
のだめの快進撃が始まるには、まだ時間が必要かもですね。のだめ羽化は音楽のみにあらず、まず心の羽化が始まったということでしょうか。
それに伴って音楽も羽化へと進むのかな・・・
羽化に絶対必要なミルヒー、抜群のタイミングで登場しましたね!
次号はミルヒー的救済が予想されますよね。
これによって、真一君が戻ったときには一人で勝手に立ち直っているのか、それとも今回に限り、真一君が必要なのか・・・
(最後のコマで真一君が悶々としてるのが気になる。ジャン&ゆうこも。ぷぷ)
良妻のだめのバックには花やら星やらが飛び交ってるのが何とも・・・
逆プロポーズのコマ、前頁の「先輩」のコマがやたらでかい・・・
所長の演出も見所でした。
必要不可欠なシーンはきっちり描き込む所長のこと、今回も重要だからこそ登場したエピソードなのでしょう。
ところで私の勝手な妄想ですが、ラストに向けて絶対に真一君の感情流出があると思っています。
のだめと真一君の感情のぶつかり合い。
今まで言わずに心にしまったおいた言葉・・・
それがないと、どーしてもすっきりとラストを迎えられません!(私が)
31番もまだ完成していません。
もしかしたら、これも31番の一部なのかも、とも思えてきます・・・
長文になり、失礼いたしました。
1ヶ月後を悶々と待つことにいたします。
投稿: まろん | 2008.05.12 12:36
まろんさん、コメントありがとうございます!
本当にこの数話で、それまで棚上げされていたのだめの課題が一挙に噴出してきた感じですね~。ただ、ここを乗り越えないとのだめの真の成長はありえないので、ただがんばれ~と応援するばかりです。
ではでは、またいらしてくださいね~!
投稿: nya | 2008.05.13 21:20
はじめまして。のだめで検索してたどりつきました、なつといいます。あたしも、のだめ大好きです。
今回の展開びっくりしました。
あたしも千秋ひで~とは思いません。
どう考えてものだめが自分を見失っているとしか、、。
月いち連載になってもこんな萌え~な話なら、、、というのも同感デス。
ということで、いきなりのコメントお許しください。
近くに語り合えるリアルのだめ仲間がいないので、のだめの話に飢えている(笑)というのと、、、。
nyaさんの別の記事にあたしにおなじみの店の名前とかが出てきたので(ベルグの4月、、とかズーラシア、とか。あたしも連休中にズーラシア行きました。)一言残したくなってしまいました。
よかったら、またこちらに来てもいいですか??
仲良くしてくださると嬉しいデス。
投稿: なつ | 2008.05.18 22:32
なつさん、はじめまして!こんな辺境のブログにようこそお越しくださいました。
はい~、私もリアルのだめ仲間がいないので大歓迎ですよ。のだめについて語りあいましょー。
なつさんもた○プラーザ近辺にお住まいなのかしら?ベルグの四月は名店ですね~。どのケーキもおいしくて大好きです。
ではでは、いつでもお越しくださいね~。
投稿: nya | 2008.05.18 22:57
ご無沙汰しております。4月は子供の入園やら親子通園やらで慌しく、夕食が手抜きだとほざく旦那に軽く殺意を覚えているうちに、ひと月経ってしまいました。
「のだめも休載中だし…」などと油断していたらいつの間にか再開しているし、しかも「そう来るかぁ~!!」って展開になっているし、いやもうビックリです。
いわゆる「適齢期」を経た女性で、チラッとでも結婚に逃げようと考えたことはないと言い切れる人ってごく少数派じゃないでしょうか?
でも、結婚式でめでたしめでたしで終わる童話と違い、現実はその後の人生の方がずっと長いし、結婚という安全地帯に逃げ込んだつもりでも、新たな最前線基地に飛ばされただけってことも無きにしも非ず。
あ、別に私の結婚生活が不幸だと言っている訳ではありません、念の為(笑)。
今までののだめのイメージからすると、今回ののだめの言動は意外な感じもして「のだめも普通の女の子だったんだなぁ…」と感慨無量の部分もありますが、逆にキャラが豹変するほどの喪失感に苛まれているのかと思うと、切ないですね。
のだめがどこまで本気で「結婚」を口にしたのかはわかりませんが、千秋も全く考えていないことはないでしょう…いや、きっと考えている(妄想している)に違いない!ただ、この二人の場合、何年付き合ったからとか、何歳になったからとかいうのではなく、二人各々の音楽的成長や活動を軸にそのタイミングが決まると思います。だからこそ、千秋は(おそらく)今までその話をしなかったのではないでしょうか。
今ののだめのような状態の時、いつにも増してはっきりした言葉が欲しい、確かな約束が欲しい、と思うのはよ~くわかりますが、ここで安易に逃げ場を与えなかった千秋はむしろ男を上げたと思います。それでこそ日本男児!(意味不明)
ゆうこのような女性なら、ただ傍にいて内助の功に徹することでお互い満たされる。こういう関係なら「ずっと一緒」で済むかも知れないけど、のだめと千秋の場合は、どうすればずっと一緒でいられるのか、どういうふうにずっと一緒にいるのか、というビジョンが見えてこないと、物理的に一緒にいることも難しくなってしまう。千秋は、のだめが「夢のコンチェルト」だけでなく、その先のビジョンを見据えてくれるのをじっと待っているのかも知れませんね。
またしても長文、失礼しました。
投稿: ミカエル | 2008.05.27 19:17
ミカエルさん、コメントありがとうございます!
おお、お子様の入園おめでとうございます!のだめのオトナ展開びっくりしましたね~。私もまさか朝チュンシーンがでてくるとは思ってもいませんでした。
のだめの喪失感、まさにそれですね。日本で千秋に出会い、Lesson26でミルヒーと千秋のブラ2を聴いて音楽に開眼し、Lesson51で設定した目標、それが「先輩とのコンチェルト」。しかしLesson122のRuiと千秋のリストを聴いてその目標が意味をなさなくなってしまったのです。そして迷走。
これからのだめはどうするか。しかしその答えをのだめは持っているし、千秋はのだめが答えをだすのを待っている。ミカエルさんのおっしゃるとおり、ここから最終回にいたるまでは、「のだめと千秋が未来へのビジョンを共有する」お話の流れになっていくと思うんですよね。
ではでは、またいらしてくださいね!
投稿: nya | 2008.06.01 11:20
こんばんは、前回に引き続きタイミングの外れたコメントですみません。
かなり意外な方向にいきましたね。さすがは所長の斜め上。
のだめが落ち込むのは予想していたんですけど、、こういう形とは…。落ち込むっていうより迷走ですね。
L117の「よくやってきたね」やL119のベーベ卒業は一体なんだったんでしょう。途中で千秋が手を離さなければ良かったのか、そもそも手を貸したことが間違いだったのか。
ちょっと気になるのが、のだめのオクレール先生への信頼度の低さです。L121でもRuiも教えを受けてたってのでショックみたいだったし。今回で明らかにミルヒー>>>オクレール先生って感じですよね。傍にいた時間ならオクレール先生の方が2倍ぐらいになるのに。
うーん、私ちょっとオクレール先生って巨匠には思えないんですよね。
L103&104のRuiカンタービレでも、「料理を味わう」の示唆もあんまり役に立ってないように見えるんです。逆に「自分は感受性が乏しいの?」ってどんどんRuiは追い詰められて、サラダ巻を見て「楽しめるわけないでしょ!!」ってキレちゃってるし。あの時Ruiに必要だったのは「自分を見つめ直すこと」+「喜んでもらえるのが嬉しい」だったわけですし。
まあ「料理を作る人に目を向けさせる」ことはオクレール先生も言ってますけど、「喜んでもらえるのが嬉しい」っていうのは、千秋みたいに実際に作ってる人でないと言っても説得力がないと思う。
のだめとの信頼関係の薄さは、誰に一番責任があるかって言ったらもちろんのだめ。L116の4コマの会話も、Ruiがオクレール先生のレッスンを受けていたのにショックを受けているのも低レベル過ぎる。のだめが千秋が驚くほどの課題曲をこなせたのもオクレール先生の指導あってのもの。
でもL117のだめが楽譜を読む楽しさに目覚めたのは千秋が手を貸してから。オクレール先生の指導力に足りないところがあったということではないでしょうか。手を貸したこと自体悪かった・のだめの成長にならなかったというなら、ベーベ卒業認定をするべきではなかったのでは。
求め過ぎなのかもしれないけれど、やはり巨匠と呼ばれるにはそれぐらいでないと、と思います。私の中ではオクレール先生はミルヒーに比べるとやはり格落ちですね。私がミルヒーファンなせいもありますけど。
投稿: 真昼 | 2008.06.01 23:38
おお、真昼さん、力作コメントありがとうございます!
こちらこそ、そろそろ次のLessonなのにコメント遅くなり申し訳ありません。
オクレール先生の立ち位置がわからないので判断しかねるんですが、オクレール先生は。のだめの才能を見出してパリに招き、彼女の才能のポテンシャルとその開花までの期間を見極めて、短期間でその不足分(なんせ幼少から学生時代を無為にすごしたのですから)を補おうとしているわけです。
その立場にぶれはないし、その師弟関係が非常にシビアでドライというのも現実に即しているので私としてはあまり齟齬は感じません。
ミルヒーもまあ、日本編ではマンガ的キャラでしたからねえ。上下はつけられませんねえ。魔法使いミルヒーがのだめ終盤のシビアな世界に現れて(そしてミルヒー自身も聴力の衰え、老いというシビアな環境におかれている)どのようなミラクルをのだめにほどこすのか、とても楽しみです。
ではでは、またいらしてくださいね~。
投稿: nya | 2008.06.07 19:20
お返事嬉しいです。
>そろそろ次のLessonなのにコメント遅くなり申し訳ありません。
いいえ、そもそも6月になってコメントしてるのが遅すぎるので(そして更に書く…)。
>その師弟関係が非常にシビアでドライというのも現実に即している
パリ編は日本編に比べると日常観が重要になっているので、それに則った結果かもしれませんね(アニメになってホントに大丈夫でしょうか?)。
>ミルヒーもまあ、日本編ではマンガ的キャラ
師弟関係っていうとどうしてもただの指導じゃなくて、音楽の真髄をみせてくれるっていうのを考えちゃうんです。「楽しい音楽の時間デス」「僕たちは音楽でつながってる」っていう千秋が師から学んだものは作品全体のテーマになってるし。
けど、確かにそれってすごくマンガ的ですね。
登場した時点で、ある程度わかっている千秋とは師弟のあり方が違うのは当然かもしれません。
でも現実的かつシビアであるほど、L119が目立ちます。根底にあるのが「先輩と一緒にいたい」で、結局ラフマニノフ事件が長いスパンで繰り返されているだけの状態ののだめにベーベ卒業認定はやはり見通しが甘かったように思えてなりません。
投稿: 真昼 | 2008.06.07 20:05
あともう一つ思ったんですけど、のだめってオクレール先生のピアノに感動したことってないんでしょうか。演奏そのものでなくて、音楽に向ける姿勢とかでも。
千秋はまず感動→弟子にしてくれー(確かにマンガ的)ていう手順ですよね。これがあるとないとでは大分違うと思うんですけどね~。
あ、でも千秋もヴァイオリンとピアノの師とは喧嘩別れに終わってる。それでもあれだけ弾けてるんだからいいのかな。
投稿: 真昼 | 2008.06.07 20:39
おお、真昼さん、コメントありがとうございます!
>師弟関係っていうとどうしてもただの指導じゃなくて、音楽の真髄をみせてくれるっていうのを考えちゃうんです
ですです!ミルヒーは千秋とのだめにとってのドア・オープナー、日本で澱んでいた彼らに音楽の真髄をみせて、世界に誘ったわけですね。
そういった意味では、のだめにとってのヨーダはコーチですね。千秋の後を追いたいと安易な気持ちで音楽家を目指したのだめを(暗黙的に)戒め、愚直に成長のための音楽を学ばせている。のだめの成長はまさに花開かんとしているわけで、一にも二にもそれはのだめ自身と指導したオクレール先生の努力の賜物でしょう。
ではでは、またいらしてくださいね!
投稿: nya | 2008.06.08 01:58
こんばんは!初めてお邪魔します。すみません
シュトレーゼマンもはっきりしなさいって言ってたし。(野暮なこと言ってごめんなさい(^-^;))もちろん千秋がのだめを恋人として大事にしてるのはのだめだってわかってるだろうけど。でもここに来させてもらって、結婚してくだサイと言ったのだめの気持がわかってスッキリしました!Nyaさんの言うとおりですよね。二人に言葉は要らないし、私もいつもと違うのだめだったので少し不安になってたみたいです。もう千秋ものだめも子供じゃないんですね。
最近初めて単行本を全部読んだ者です。もうどっぷりです。ただLesson123を読んでからすっきりしなくて・・・。私の周りにのだめを語れる友達もいなくて、どういうことなんだろうって悶々としてたらここに辿りつかさせていただきました。Nyaさんの解説読んで納得です!!
私がひっかかったことは、みんなに恋人扱いされてるけど、そもそもいつ千秋とのだめはお互いに気持をはっきりと言葉にしてたのかなあと謎だったんです。朝チュンの関係だったのにも気付きませんでした・・・
ほんといろんな方の意見が聞けて、またのだめ大好きになれて感謝の思いでいっぱいです!
ありがとうございました
投稿: 青緑 | 2008.10.28 23:57
青緑さん、はじめまして!
こんな辺境のブログによくお越しくださいました!
そうなんですよ~、変態ピアノ少女(ひどい言い方デス)だったのだめもいまやすっかり大人の女性です。
「結婚してくだサイ」には私も正直びっくりしました。のだめがまさかそんな「現実めいた」逃避手段を口にするとは思ってもみませんでしたので。
しかしその後の展開はまさにミラクル。これからもっと素晴らしいフィナーレが待っているにちがいありません。
「のだめ」の世界は、漫画の「行間」を読むことを要求される省略の世界です。登場人物のふるまいや言動から描かれなかった事象を想像するのもなかなか楽しいですよ。そういった観点でLesson67をご覧になるとまた面白いかもです。
あ、もちろん読み方は人それぞれです。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
ではではまたいらしてくださいね!
投稿: nya | 2008.11.01 06:23