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ドラマ「のだめカンタービレinヨーロッパ」第一夜感想

ああ、どうしよう。言葉にならないくらい嬉しいよ。千秋とのだめの欧州奮闘記を実写で見ることのできるこの幸せをなんと表現したら良いのだろう。スメタナホールでチャイコを振る千秋は本当に立派で音楽を楽しんでいて胸詰まった。全てのスタッフに感謝と尊敬を。

さてさて楽しい音楽の時間がまたはじまったよ。一昨年ドラマ版の最終回の感想で、私は、パリ編の映像化は無理であろうと断言したが、そんなシロウトのあさはかな予想をあっさりと覆してくれたスタッフの力に脱帽だ!そもそも困難化の大きな理由として私があげた「主要な登場人物がほぼ外国人、会話はフランス語」というハードルも、主要人物に外国系日本人と日本語に堪能な外国人を配し、かつ字幕・吹き替えも巧みに入れることであっさりクリアした。プラティニの審査員とウィルトールのコンマス・ホルン・フルートの吹き替えはナイス判断。コンマスさん素敵だった~。あ、もちろんヴィエラ先生もね!世界的なマエストロの起用はドラマに風格を与えてくれるし、なんといっても気さくな演技が素晴らしい。

街並み、城、大聖堂、ホールなどヨーロッパの風景はどこも歴史の重みを感じさせる風格を持っていて、日本人から見るとまるでおとぎ話のような世界。だから、はじめはちょっと気後れがしちゃうんだけど、なんていったらいいのかな、ヨーロッパの素晴らしいところは、その中でちゃんとみんなふつーに生活してるってところなんだ。

日常にその歴史的風景が溶け込んでいる。あえていうならクラシック音楽もまさにそれで。毎日呼吸してご飯をたべて眠るように、クラシック音楽も日常のいち要素。そんな「空気」感が、今回のドラマでちゃんと表現されていたと思うし、それを表現できたということは即ちドラマスタッフが作品の根底を理解していたからに他ならない。キホンをきっちり踏まえた上で再構築されたのだめ世界。失敗するはずがないね!

あーチラ裏の前置きが長すぎてすみません。てなわけで本編感想行きます!

以下感想は、明晩の展開に関わるネタバレを含んでいるため原作未読の方はスルーしてくだされ~って注意書きもドラマ以来だよ。嬉しいな~。

物語は桃が丘音大卒業式シーンから(千秋なぜ人形)。作中に随時挿入される峰・真澄ちゃんをはじめとする日本シーンは原作厨からすると蛇足なんだけど、ドラマであれだけの存在感を魅せてくれた彼らに再会したい気持ちも事実なので良いと思うのだ。

そしてプラハはドヴォルザークホールでのヴィエラ先生のコンサート。原作では新オペラ座でOtelloなんだけど、ヴィエラ先生の中の人がチェコだから仕方無いんだよねえ。マエストロ本物だし、シュトラウス「英雄の生涯」は美しく壮大だしで言うことはありませーん。そして夜はもうパリかよ!いくらプラハとパリは飛行機で1時間くらいの距離って言ってもねえ(千秋大丈夫なのか)。

レストランで酔っ払う千秋はちょっと玉木くんでした。ホームシックでキれるのだめはかわいいな。子犬千秋は二ノ宮先生のHPにあるラブい二人ではなくてちょっとがっかりだけど作品世界にはあってたよ。

アパルトマン管理人アンナさんどこかでみたことがあると思ったらロザンナさんなのか~。最終回でヨーコママに宮崎美子さんを配したようにナイス起用。ターニャとフランクが仏語で会話してると、本当に外国映画みたいだなあと思う私は純日本人です。フランクとのだめが噛み合わない日仏会話するシーンは抱腹絶倒。ウエンツ君は仏語がんばったね~。それよりなによりベッキーターニャの素晴らしさ。完全に役を理解して表現していた。一緒に見ていた夫が「おお、ベキ子はちゃんと女優だったのだなあ」と感心していたよ。明日のお城シーンも大期待だ!

そのベッキーターニャをコーチする鬼千秋サイコー!のだめぷりごろ太式仏語取得中に「通電」してたのはナイスアレンジ(絶対神通力使ってるよね)。二人のヲタクに振り回されてよれよれのフランクターニャ原作どおり~。でもベッキーターニャはちょいとスリムで、原作ではのだめの即コロカレーでスリムになって、さらに黒木くんに恋をして化粧もすっきりきれいめのお姉さんになった後期ターニャがぴったりのイメージなんだよね。そこまでやってほしいなあ…って暴走しましたすみません。リヨン駅。「はう~ラックシュスーパーリッチ~」までやってくれるとは!ゆうこはイメージどおりのうざったい存在感が素晴らしい!山口さやかちゃんは演技うまいなあ。それよりなによりカタイラサイコー!

さてここからは圧巻のプラティニ指揮コンクール。さきに述べたけど、オケと審査員はきちんと演技できる、むこうの俳優さんを配置して吹き替えで対応しているのは大正解。(ロラン君もむこうの俳優さんでいいと思ったのは事実)。あえていえば、千秋も地でしゃべらせるのではなく、吹き替えにしちゃえ~と思ったけどね。そこまで望むのは酷というものでしょう。間違い探しドヴォルザーク「新世界より」は大好きな曲なので嬉しかった~。(指揮コンの間違い探しにこんな有名曲がでるはずは無いというブレーンの大澤先生のご不満はもっともだとは思いマス)

閑話休題。日曜の朝のお楽しみ、テレビ朝日の「題名の無い音楽会」で、オケ間違い探しを知ったのはどれくらい昔かなあ。マエストロは大編成のオーケストラの各パートを一音一音聞き分けて、そこからちゃあんと自分の望む音楽を作り出せるのだ。どれだけの才能に恵まれ、どれだけ修行すればそんなことができるのか、いまに至るまで理解できないよ~。休題終り。

しかし、ハラヒロシがぬっくんとは~(実は暮れにこっそり伊勢丹の「のだめカフェ」に行ったので知っているのだ~>私はどんだけドラマのだめ好き以下略)。あれだけのシーンに芸達者の温水さんを使うとはなんてゼイタクな!

そうそう、中間の提供表示のバックに、「もうジャンだけでいいのに~」のジャンゆうこを後ろに、白目を剥く千秋と片平という原作まんまのレストランシーンがあって噴いた。DVDにはそのシーン入れて欲しい~。

生来の生真面目さ完全主義者が仇をなしてオケと対立してしまい、ポッキリ折れた千秋はいいんだけど、ちょっと落ち込みすぎかなあ。や、玉木千秋は原作千秋よりだいぶん丸いので(よく泣くし)、それもありなんだけど、もっと俺様的に落ち込んでほしかったなあ。

カタイラのジャンプ指揮はすごいなあ。指揮指導飯森先生が考えたのかなあ。ジャンプだけでなく、手と顔の表情が豊かで素晴らしい~。石井さんは得がたい才能だなあ。それをみて喜ぶのだめと、「もっと喜ばせたかった」と思う千秋が甘くて素敵。百戦錬磨のオケのメンバーの心を打つ千秋の誠実な姿。千秋を励ますジャンや地元のファン。本選に残ったことをともに喜ぶ片平。たくさんの人に触れ、成長していく千秋の姿は真摯で胸をうたれる。その一方で「D…」シーンも外さないドラマスタッフが大好きだ!

そして一夜目のフィナーレ。スメタナホールでの本選。千秋の指揮はすでに風格すら漂わせており素晴らしい(掛け合いのシーンは圧巻!)。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は本当にキラキラしていて素敵だなあ。飯森先生の指導の賜物もあるんだろうけど、何より玉木くんが誠実に役に向かい合っていて、その気概がこの歴史のあるスメタナホールに負けていない。よくぞここまで…とお母さんのような気持ちになってしまったよ。それにしても超名曲のチャイコのヴァイオリン協奏曲は素晴らしい!はしょらずに全楽章聞かせろ~(それは無理ってものです)とテレビに向かって叫んでしまったよ。

ラスト。私の脳内全原作千秋ファンが叫んだ「千秋はそんなことしね~!でも玉木千秋なら許す~!」の「先輩ゴール一個きめたやないですか」シーンの「ほら」。ほんとうに玉木千秋はかっこいいなあ眼福眼福。二日目のロマンチックお城シーンにも大いに期待が持てるというものです。

しかし、一夜目はまるまるプラティニってことは、二夜目は、"千秋拉致→「つかまえて蝶ダイ」→千秋Rui競演→「何しにきたの」→「俺はお前のピアノが好きだから」→変態の森→孔雀千秋→「恵ちゃーん!」→「じゅーでーん」→鈴蘭散る→くろきんロバ→ボン・ヌフの決闘→サン・マロ"なのか!?それすごく駆け足じゃね?まあ、いいや。心配は杞憂ってことは今日わかった。純粋にわくわくしながら二夜目を待ってるよ!

あ、そうそう。エンディング秀逸。さりげなく「変態の森」に誘われる千秋なのだ~。明日のエンディングは中にはいっちゃうかな?

(あ~、五回目のリピでやっと感想がまとまった~←まとまっていません)

過去のドラマ感想に今回のスペシャルと一挙再放送の感想を追加しました

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コメント

あけましておめでとうございます☆
inヨーロッパ,,本当に素敵でしたね~(/∀≦)♪フランスもチェコもすっごく綺麗+゜
千秋様めっちゃ指揮上手くなってるし、ターニャもフランクもゆうこさんもカタイラもキャラにぴったりで面白いし(^∀^)漫画にはなかった日本のみんなとのシーンもすごく良かったデス♪

ドラマ化は難しいんじゃないかと思っていた所も、漫画の世界観を崩さないでそのままだったので、本当に嬉しかったデス(>_<)スタッフさんも、キャストさんも尊敬します!!

あと、私も伊勢丹行きましたッ(*^^)v結構遠いのに、どうしても見てみたくて連れてってもらいました(笑)ジャンのうちわとかいくらが生えたご飯もありましたよね(≧∀≦*)

今日の第2夜(のだめコンサト+゜)も楽しみですね♪
Nyaさんの感想も楽しみにしてマス★今年もよろしくお願いします(*^_^*)

投稿: 結衣 | 2008.01.05 08:49

おお、結衣さん、あけましておめでとうございます!

よかったですね~第一夜。みな素晴らしく役にあってたし、日本編の皆の登場も無理矢理感がなくてナイスでした。

漫画の世界観をすごく尊重してくれるスタッフだからこそこれだけのものができるんですよねえ。本当にドラマスタッフとキャストの皆様を尊敬します。

あ、結衣さんも伊勢丹いったのですね!千秋のガラ・コンサートのポスターが欲しい!売ってくれないかな~と思いました。

今日もはりきって第二夜見ましょうね!感想は……きっとミーハー炸裂してると思いますのでなま暖かい目でみてやってくださいませ。

ではでは、またいらしてくださいね!今年もよろしくお願いいたします。

投稿: nya | 2008.01.05 11:31

のだめヨーロッパ編初日は面白かったようですね。私仕事だったので見られなかったのです(涙)。姪っ子が録画したそうなので、後日貸してもらいます。
英国偏愛のNyaさんも、大陸に心が動いていますね(笑)。今年の夏はパリですか。いいですよー 欧羅巴。でもフランスだけですと少々不快感も味わうかも(なんせカエルですから...)。ですので、パリ入りして、ドーバー海峡くぐって、古巣の倫敦から日本に戻るのが良いかと。パリに行ったのにルーブル美術館に入らなかった私ではアドバイスにならんか。子連れだとユーロディズニーがメインなんです(涙)。

投稿: Kazz | 2008.01.05 13:29

Kazzさん、コメントありがとう!

いいですよね~大陸!実はドーバーからフェリーに乗ってカレーには行ったことがあるんですよ~。

いずれフランスやチェコには行ってみたいと思ってるんですけど、基本我が家は車でしか動かないので、語学に不安もあり、時間も十分にはとれない今ではちょっと難しいです。

なので、英国に1年くらい住んで、語学学校に通いつつ、休暇には大陸を車で回るのが我が家の老後のプランなのです~。あーボルドーのワイナリー巡りして~。モン・サン・ミッシェルにも行きて~。

投稿: nya | 2008.01.05 13:52

nya さん、ねこまるさん、遅くなりましたがあけましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

のだめTV、本編は見てなかったのですが、『in ヨーロッパ』の初日は見ました。
や、私の場合、お話の内容より、パリロケと聞いたものですから、仏車乗りとしてはドラマ中に見られるフランスの風景や、何気に走っていたり停まっていたりするクルマに大喜びしてまして(滝汗)

いつかお金ができたら、イタリア・フランス旅行なぞ行ってみたいものです。
ブランドショップとかには興味なく、下町のさりげない情景や、どこかボコボコっとしてそうな大衆車をいっぱい眺めてきたいかなと(^^;;;

投稿: 中埜実(亀井) | 2008.01.06 20:03

中埜さん、あけましておめでとうございます。

本年もねこまるともどもよろしくおねがいたします。

パリの日常風景、いいですよねえ。のだめドラマではプラハもパリもとても自然に撮られていたのがよかったです。ちなみに原作の千秋の車はルノーのメガーヌ(中古)です。

パリは慣れないと車はたいへんかもです。みんなぼこぼこあててますしねえ。でも郊外を車で走るのは絶対気持ちいいと思います。いつか私もシャトー(ワイナリー)巡りをしてみたいです。

ではでは、またいらしてくださいね。

投稿: nya | 2008.01.06 23:24

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