英国逍遥2007:目次
英国の夏は美しく儚い。6月は初夏の趣。7月は夏の盛り。そして8月も半ばを過ぎれば日も短くなり、朝晩は冷え込み、すっかり初秋の風情となるのだ。特に今年は7月に長雨が続き、各地で洪水禍が起こった記憶も真新しい。現地在住の方々からは、今年は夏は来ないのではないかとまで伺い、すっかり覚悟して防寒対策も万全にして現地に赴いたのだ。
そしたらびっくり。私は英国の夏の只中にいた。そりゃあ日は短い。7月頃は11時過ぎまで明るい英国も、8月を過ぎれば9時には夕暮れだ。夜は10度以下まで冷え込むし、時折雨もぱらつく。それでも、垣間見る青空はどこまでも高く、連なる雲はヒース咲き乱れるヨークシャーの荒野に影をおとし、晴れれば日差しは強く肌を刺す。揺れる薊(シスル)。スコットランドではなかば綿毛となって、風に乱舞し、イングランドではいまを盛りと丘を紅く染める。
なんだ。なんだあ。英国にちゃんと夏は来てるじゃあないか。嬉しいな。そして私はまた英国の夏に回帰する。2007年の幸福な旅の記憶。
Haworth、名作「嵐が丘」の舞台。ヒース咲くYorkshire moor
8/23 :1日目: 長い長い一日
8/24 :2日目: Wheelを見に行く
8/25 :3日目:湖水地方からヨークシャーへ
8/26 :4日目:螺旋の塔に登る(ヨーク観光)
8/27 :5日目: 城に泊まる(ハワース~バーミンガム)
8/28 :6日目; 鉄の橋に感じ入る
8/29 :7日目; 宮殿の朝
追記:英国つれづれ2007
as of 09/01/2007
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