« だらりホリディ | トップページ | のだめドラマパリ編! »

アニメ「天元突破グレンラガン」第15話激動感想

ぐわー、朝っぱらからすごいものを見てしまったあああ。ここ20年でちゃんと見たロボットアニメはエヴァくらいなんだけど、なんだかずーっとロボットアニメ見続けていたよな気になってしまったよ。動画枚数20,000枚というウワサでOVAならともかく30分のTVシリーズの枠もクオリティも完全に超えてるし。採算度外視してナニをするつもりなんだガイナさん!

例によって私の感想はネタバレには躊躇がありませんので、未見の方はご注意くださいませ~。 また私の感想は劇団☆新感線の座付作家の中島かずきさんが脚本を書いたアニメという観点に基づいています。

ナニもかもが明らかになり、それがまた新たな伏線となる第2部最終回。26話(27話になるのかな)の2クールを、4部に分けて、それぞれを70/80/90/00年代のロボットアニメのオマージュとする。しかも、オリジナルなストーリーとしても十分に楽しめるものとしてというチャレンジャブルな試みは折り返し地点の当話までは十二分に成功しているね。

70年代はファンとして楽しみ、80年代はセミプロとして創作にかかわり、90年代からはメインストリームに躍り出た...これってゼネプロ=ガイナさんの歴史だけど、まんまかずきさんの新感線経歴とも重なるのが不思議だなあと思ってみたり。ま、同世代の才能あるアーティスト達の典型的な成功ロードマップだからなあ。

閑話休題。テッペリン攻略戦の感想いきますヨ。とにかくもうオープニングから度肝を抜かれる演出。最終回でもないのにタイトルすっとばすかあ。崩壊を始めるテッペリンに大回頭でよけるダイグレンとグレンラガン。崩壊する年の向こうから現れるのは超巨大ガンメン。そう - テッペリンの中枢こそは螺旋王あやつる巨大ガンメンであったのだ..ってここでタイトルですよ。格好よすぎですよ螺旋王! (あれ?) てか全般的に今日は螺旋王様滅びの美学って感じでよかったよ~なるしーらぶー!

動画のみならず美術もほんとうにキレイ。雲を突き破って躍り出たグレンラガンごとテッペリン頂を俯瞰なんてもうどこの劇場版ってなくらい。ギガドリルブレイクで踊りかかるシモンを遮るATフィールド。ふっとばされたグレンラガンをナイスキャッチするダイグレン...ってあーもう絵の解説してもしかたないよう、とにかく熱い!燃えるのだ。

そして「お父様とお話したい」ニアを乗せて再び螺旋王の下にむかうグレンラガンと援護するダイグレン団。BGMはしょこたんの「happily ever after 」だ。音楽と戦闘シーンのシンクロはダイコンⅣの昔からガイナさんお手の物だけど、ここはむしろ劇場版マクロスの「愛・おぼえていますか」なんだろうな。ダイダロス・アタックを始めてみたときには鳥肌たったクチなので、再現は嬉しかったよ。

グレンラガンとダイグレンのパワーをあわせてテッペリン突入し、力尽きたダイグレンは崩壊する。このあたりは燃え絶好調。ダヤッカもリーロンもすげえ。包丁アンカーには笑ったけどね(てか録画見返してはじめてアンカー打ったってわかったよ)。脱いで脱出もすげー格好いい。

螺旋王の前で待っていたのは改造あいなったヴィラル。だがグレンラガンの前に全く歯がたたず愕然とする。螺旋王が彼を改造したのはグレンラガンに打ち勝つためではなく、螺旋王の勝利を語る語り部となるためだという。これはヴィラルさんの第3部語り部フラグだね。

「螺旋の力を得た人間にかなう獣人などいない」と語る螺旋王。それは物語のキーワード。以降娘ニアの問いに答える形でグレンラガンの世界観と螺旋王の意図が解き明かされていく(まあ、ほぼお約束展開なのですが)

以降、簡潔にこの世界観まとめ。人類が100万人を超えたら、宇宙から敵(?)がやってきて人類を殲滅してしまう。それを知った若き螺旋王は、その敵対勢力に挑むがあえなく惨敗。仕方なく人類を地下に追いやり、増えないまでも滅びないように厳重に管理して護る。地上は彼の作った獣人に維持させたのでありましたとさ。まとめおわり。

螺旋王があやつるのは真螺旋王機ラゼンガン(ラ・ゼンガン、禅銃...ベイリー?)。戦いの中で自嘲する螺旋王、「かってお前のように戦った男がいた。その行いが人類を滅ぼすことになるとも知らず」これはおそらく螺旋王自身のことでありシモンのこれからを暗示しているのだろう。

しかし螺旋王強すぎって後半生身になったのがどーしてもわからない。自身の体を改造してたってこと?絵的にはすげー燃えるんですけどね>生身ロージェノムvsラガンの白兵戦。結果としてこれも生身になったシモンの繰り出すコアドリルで螺旋王は倒されてしまうのだけれど、彼の残した「螺旋力 - その重み知ってから後悔するがいい」という言葉はそのまま3部の展開になるのだろうね。

ラスト、攻略戦7日目にして陥落したテッペリン、朝日のなか凱旋するシモンとニアとロシウ、歓声で迎える大グレン団。ここでOP空色デイズなんてもうどこの教科書かってなくらいのできすぎな最終回でもう言うことなしデスよ。

でも「まだまだ続く!」で次回はヴィラルさんのドライブする「総集片(片ってなんだよ!)」。そして7年後、少年から青年になったシモンを中核としての90年代アニメをオマージュする第3部。それはおそらく図らずしも螺旋王の立場に立ってしまったシモンの苦悩。その展開がどんなことになるのか想像もつかないけど、まだまだ期待するよ! てか、一昨年の「吉原御免状」で結成25周年にしてようやっとオトナ新感線を標榜したかずきさん。アニメでもオトナの人間ドラマは描けるのか?!お手並み拝見と行きましょう!

■■

公式ページ

過去感想目次
(目次独立させました)

|

« だらりホリディ | トップページ | のだめドラマパリ編! »

「アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33364/15688042

この記事へのトラックバック一覧です: アニメ「天元突破グレンラガン」第15話激動感想:

» 天元突破グレンラガン 第15話 「私は明日へ向かいます」 [アニメって本当に面白いですね。]
天元突破グレンラガン   現時点での評価:3.5〜   [ロボット ドリル]   テレビ東京系 : 04/01 08:30〜   監督 : 今石洋之   シリーズ構成 : 中島かずき   キャラデザ : 錦織敦史   メカデザ : 吉成曜   アニメ制作 : GAINAX   全26話  ....... [続きを読む]

受信: 2007.07.08 13:03

» [アニメ『天元突破グレンラガン』]『天元突破グレンラガン 第15話』 [どっかの天魔日記]
『天元突破グレンラガン』 ※下記の日記内容には、アニメ本編に対するネタバレの要素が多々記述されています。少しでも気になさ る方は御覧にならない様に注意をして下さい。 今週のお話は、第15話 『私は明日へ向かいます』。 ストーリーは…。 シモンたちの前で、崩壊を始... [続きを読む]

受信: 2007.07.08 16:21

« だらりホリディ | トップページ | のだめドラマパリ編! »