「のだめカンタービレ」感想 Lesson 104
KISS05号、Lesson104(表紙のLesson103は誤植だね)
孫Ruiカンタービレ続く。前回はのだめ、今回は千秋との関わりで語られるという趣向。父との確執もひと段落し、マルレとの関係も良好の千秋の穏やかな日常に割り込んでくるRuiの苦悩。彼女との語らいのなかで、上海でのシュトレーゼマンの代振りの一部始終が語られる。突然あらわれた駆け出しの指揮者に冷淡なオケに必死の思いで立ち向かう千秋。そしてNYタイムズに酷評されたばかりのRuiもまた逃げ出したいほどのプレッシャーの中でコンサートに挑んでいたのだ。思いがけず楽しかった共演の思い出を語り合ううちに、Ruiの胸に失っていたはずのトキメキや喜びが訪れる。感動は全て彼女の身のうちにあったのだ。
まあ、そんな彼女と対峙してても「変態の森シック」の千秋の頭の中には、自分の作った料理を食べて「あへー」とか「はうーん」とか喜ぶ変態しかいないわけですが。
千秋に篭絡(またかよ)されたRuiの渾身の家おしかけアプローチに「ダメ、のだめが来るから」と瞬殺する千秋の冷淡さに萌え。そして千秋の新居にマーキングしまくるのだめ。でもRuiはあきらめないみたい。どーするどーなるゴールデン・ペア...ってぜんぜん揺るいでませんがな。
それにしても、池落ちのだめの伏線は「水の戯れ」だけでなくこんなところで効いてくるとはね。のだめの音楽がRuiに与える影響はハンパじゃない。そしてRuiの音楽もまたのだめ成長の動機となるはずなのだ。それはとても楽しみな予感だ。
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