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ドラマ「のだめカンタービレ」第九話感想

「いやだな、もうすぐ終わりだ - 」。楽しい時間は永遠に続かない。いつか終わるとわかっているから愛おしい。てなわけでシリアス展開が物語終盤を感じさせて涙にくれる第九回。広げた風呂敷をたたみはじめてマスよ。

今回はオリジナルなラスト(=R☆Sオケのクリスマスコンサート@サントリーホール)に向けてそれまでの原作に沿った展開から大きく舵を切った回。微妙なところもあるけれど、とても丁寧に作ってるし、なにより樹里ちゃんのだめの憑かれた演技がその展開を納得の行く物にしてるので全肯定。

以下感想は、今後の展開に関わるネタバレを含んでいるため原作未読の方はスルーしてくだされ~

感想羅列しマス!

あ、くろきんまたジャングルジムだ。で、千秋いきなり北海道かよ!そして同行者は峰かよ!空港ロケ地は品川インターシティですな。仕事でよく行くので気がついたよ。前回ラストのシリアスムードはなんだったんだ..てなくらいのどたばたに大笑い。のだめ...暗示かけたのカニだけじゃなかったんだ...ウニ、ラーメン、夕張メロン、白い愛人(こんなコネタまでよく再現したよな)...おそろしい女だ。そしてびんぼーで清良におみやげ買ってあげられなくて泣きそな峰に萌え。

「コンクルでマス!よろしくおねがいしマス!」の再現度は神。ハリセン愛妻かおりちゃんもすげー雰囲気でてる。かに(とウニともろもろ)を届けに来る千秋の姿が....いじらしいよな。かにをむさぼり喰うのだめの表情は、千秋トラウマ克服を知り自分もがんばるぞ!という決意の表情だったんだとしみじみとドラマを見て知るのであった。樹里ちゃんはうまいなあ。

「のだめ.........携帯持ってたのか」はナイスボケ。それにしてものだめーる絵文字ばりばりだなあ若いもんな。「あんなに素敵な女性....」くろきんの美しい誤解が解けるのは、単行本にしてあと4巻くらい後になりますよ。ああ、「大きくして~すぐちっちゃくする~」など楽譜の書き込み懐かしいなあ。わたしもやったよ。スラーが苦手でよくセンセイに赤鉛筆でここスラー!と書かれた。

のだめが練習するハリセン邸のピアノのまわりがいつのまにか汚部屋状態に...コンクル終わる頃にはゴミの山ですな。真剣に楽譜に向き合うのだめ - その耳に届くのは千秋の言葉。幻の彼の姿と対話しながら曲への理解を深めていくのだめ。やがてすべての音は意味をなしてつらなり美しい情景を描き出し - コンクールの舞台へと転換する...この幻想的なシーンは原作ほぼ踏襲で素晴らしい。 幻千秋が夢のように儚くて美しいのはきっと玉木くんが激務でやつれちゃってるからだな...お身体をおいといください(祈)

ねぐせドレス姫のだめちゃんかわいい!聴衆の拍手喝さいを受ける姿が初々しくてほんとうに嬉しそう。オクレール先生がごついよう(涙)

さてここからは怒涛のオリジナル展開。千秋に一次予選の通過を報告にきて、いつヨーロッパに行くかと問うのだめ。原作ではさくっと渡欧を決めた千秋もドラマではR☆Sオケとの狭間にたって逡巡する。そんな千秋をのだめは叱咤する。後にハリセンにのだめのコンクル参加の理由が、自分に後を追って留学したいがためと聞いて愕然とする千秋。千秋の逡巡ものだめの動機もナニモカモ言葉にされて明快に物語が進むのはちょっと興ざめなんだけど...まあ仕方が無いですよね。

千秋渡欧の決心と、マラドーナコンクール二次予選。幼少時ピアノの先生に受けた暴力がトラウマとなり、音楽と真剣に向き合えなくなってしまったのだめ。当時のライバル瀬川悠人君に出会ってそのつらい記憶がよみがえり、おそろしくイヤそうに超絶技巧のショパンのエチュード10-4を弾いてしまう(ちゃんと鍵盤の上で指が滑ってる)のだめ。客席から心配そうに見守る千秋 - 。

うわーすごいところで切るなあ。この気の無いショパンから、一転してラブ全開のドビュッシー「喜びの島」を弾くわけだ。原作では千秋の「がんばれ」メールがのだめを励ますけれど会場にきちゃってるしな...ってことは、客席の千秋がナニかするわけだ。考えられるのはアレだけど、その展開には無理があるよなあ。.でもまあいいか、それちょっと見たいし。でもこの調子だとラスト二話で一気に千秋のだめを恋人モードまで持っていくんだろうなあ。日本編をドラマとしてきちんと完結させるためにはそれもやむなしとは理解しているが、いやがる俺様千秋様に変態のだめがじゃれついている恋人未満の二人の関係が大好きな原作厨としてはちょいとフクザツ。まあパリ編の変態のだめにふりまわされる恋する「しんいちくん」も大好きだし、何より二人の甘い雰囲気も垣間見たいので良いけどね。(変態のだめ→KISS最新号(Lesson101)の千秋のモノローグに「4年間変わらないのはこいつの変態だけか」ってあるんですよ。)


ただ、やはりドラマは駆け足過ぎるのが残念。千秋の言葉に導かれ、コンクールを目指し練習するのだめ。原作では当の千秋自身は既に渡欧を心に決めて、自分がいなくなった後のR☆Sの存続のためにオケのレベルを高めようと奮迅努力する - ピアノとオーケストラ、それぞれの場所でがんばる二人が交互に描かれているのだ。この対比は、学園祭でラフマの練習をする千秋とマングスの着ぐるみ(笑)をつくるのだめのシーンと対になっている。それぞれが自身のためだけに努力していた昔から、お互いを想い高めあう関係へと成長したことをあらわしているのだ - 原作の二人の関係はゆっくりと成熟し、やがて実る - そんな余韻が駆け足のドラマでは片鱗しか感じないのがちょっと悲しい。 いやこの短いクールで片鱗を感じさせることができていることはとても素晴らしいのですが。

さて次回は...おお高橋君登場...変態かな?笑顔で清良や千秋を送り出す峰は本当にいい男。傷心のだめ..本当に物語は大詰めだあ!

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エピ予想添削。- []は順番違い/登場回数予想違い、( )は新規追加

9 [北海道カニ(ウニ)]、[ハリセン妻かおりちゃん登場]、のだめコンクル挑戦、R☆S二回目コンサート、高橋君登場→千秋にアプローチ、オクレール先生登場→のだめを見出す、[千秋渡欧決意]、悠人君登場、のだめ倒れる、

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前回、のだめの催眠術にまんまとかかった千秋は何故か羽田に峰と共に来ていた。とり [続きを読む]

受信: 2006.12.12 21:55

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