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親の逆呪縛

夫が私の両親に対して違和感を抱く筆頭は、いまだに彼らが私の顔を見れば「ちゃんと勉強してる?」と聞くことだそうだ。子供の頃ならともかくも、40過ぎた社会人(しかもひとり娘でっせ)に向かっていうことじゃありませんがな。

私くらいの世代のキャリア志向の女子の学生時代は、受験戦争の真っ只中。そりゃもう男女の区別無く、小学生から予備校に通って学力を競った口。子供より親が加熱しちゃって、うちなんかも予備校の夏期講習の申し込みに父が徹夜して(先着順だったのだなYゼミナール)並んだりもした。家族総出でせっせと勉強し、念願かなって良い大学に入って、更には一流企業に総合職で就職。そしてそこで初めて男女の壁にぶちあたるわけ。うちの会社は外資系で待遇に男女差は無いけれど、それでも入社当時は女子は夜8時以降は残業するべからず、なんて( ゚Д゚)ハァ?な規定があったよ。

しかしそんな格差は気力と努力で跳ね返してキャリアを積んでがんばろう!..なんて張り切って仕事をしていると、お年頃になって浮いた話のひとつも無い娘を心配した親から、「お前もそろそろいい人見つけて結婚して、結婚退職を..」なんていわれて愕然とするわけ。「学生時代あれだけ勉強しろってハッパかけたのは何のためだったのよ(多分世間の風潮に流されただけ)。私はあなたたちの言うとおりに、一生懸命勉強して良い会社にはいってキャリアを積んでるのに、今度はそれを取り上げるわけ?」なあんて遅い反抗期にはいっちゃう - なんてのが一般フォーマットかな?まあ、大人になってまで、自分が「こうなってしまった」理由を親に求めるのはなんだかなとは思うけど、親の呪縛はそれなりにきついのもわかるんだよね。

しかしうちの親は学生時代のスタンス一歩も崩さず。今に至るまで、ただひたすら「勉強しなさい、ちゃんと仕事しなさい」ばっかり。親の面倒を見ろとか孫の顔が見たいなんてぜんぜんいわないんだわ。おかげで40過ぎても生活力ナッシングで試験から縁の切れない人生になっちまって、それはそれで逆呪縛。ちょっと怖いなあ。まあそれで親を責めたりはしないけど、世間の一般常識を振りかざす親の元で育ったらもう少し普通の人生を歩めたのかなあと思うのはちびっと仕事に疲れているせいであろう。

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