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映画「阿修羅城の瞳」

WOWOWで本日放映、上映時の散々な評判を聞いていたのであまり期待せずに観始めた。

あ、この項は映画版をテレビ放映で観て言いたい放題言ってる所詮舞台版ファンの戯言なので、お心ある方はスルーしてくださいませー。

冒頭3分で夫が「だめだこれ、止めろ」と言った。

すげー舞台の100万分の1くらいカキワリくさい風景と安っちいCG。これならまだ舞台中継DVD観てたほうがマシじゃん。ナニが目的で作ったんだよこの映画。センスねえぇぇぇぇぇ!

あ~あ、ストーリー完全に改悪だよ。これよくいのうえさんとかずきさんが怒らなかったなあ(大人の事情なんだろうなあ)。邪空もだめだな。なにこのセリフ棒読み。渡部篤郎さんってこんなに下手だったっけ。いやいや達者なコヒさんでさえ下手に見えてしまうのだからこれは脚本と演出の責任だろう。

おお、りえちゃんの闇のつばきはきりりとしててかっこいいな。富田靖子ちゃん(再演)の可愛らしさと天海姐さん(再々演)のりりしさを両方持っている。阿修羅(首だけは笑止)姿も素敵。是非次の再演(あるのか?)に出て欲しいなあ。まあ染さんは舞台に立たせてナンボの人だし、歌舞伎のシーンはうまいわな(長いけど)。

噴飯ものはさかしまの城が江戸を攻撃する場面。夫がぼそっといった。「あ、このシーン知ってる。暴れん坊将軍の 『江戸壊滅の危機!すい星激突の恐怖』(伝説の回)だ」 - 言いえて妙です。特撮はほぼ同じセンスで作られてます。

邪空出門の一騎打ち。ひでー情感なっしんぐ。血を吐くような邪空の告白に胸抉られる場面なのに台無し。これも夫の言で「いやー、映画版キャシャーンやデビルマンも相当映画の体を成していないと思ったけどこれもまあどっこいどっこいだね。むしろ原作の冒涜という意味ではこちらの方がひどいかも」。そうですか私はキャシャーンもデビルマンも観てないので知らないんですが。

わークライマックスいきなりチャイナ特撮。やるならやるで徹底してやれい!お飾り程度に飛ぶんじゃねぇぇぇ!台詞は舞台と変わらないのに全然声力がないよ~染さん。ラストの阿修羅王一騎打ちって情交画面じゃないですか。染さんの「手練手管で逝かせてやるぜ。」とか「突き立ててぇんだよ、お前の中に。俺の情のありったけをな!」とかって滴る位の色気で言わなきゃいけないのに~。

更にエンディングの余韻の無さはどうだろう。さいてー。舞台版蹂躙されまくり。どうしてこんなことになっちゃったんだろう。ただ呆然とするのみだ。

これに比べたらALW(「オペラ座の怪人」)はえらいなと思いました。次は自分で撮ってくれいのうえさん。

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コメント

これ、劇場で見てきたよー。

えっと、映画の中には「劇場で演じたものを、フィルム撮りして上映しました」みたいなジャンルもあるわけで、
それの一つと思えば1800円で劇場版を見た気分になれて、お得なんです。

だって、演劇の場合5000円以上するっしょ?

劇場で見た人には確かに「かきわりっぽい。なんだこりゃ?」だと思うだろうけど、映画が初見の人には、劇場版ってこういうもんなんだー、そっか、チケットが手には入ったら見てみようかな。と思えるわけです。

というのが、映画版を最初に見た私の率直な意見です。

投稿: やすべろ | 2006.05.13 20:23

やすべろさん、コメントありがとうございます!

そうか、やすべろさんは映画館で阿修羅城を見られたのですね。そうですね、舞台もスジも知らずにこれを観たらそれなりに見られるのかもしれません。

しかしあえていわせていただければこの映画、舞台の魅力の100万分の1も伝えてはいません。むしろその魅力を損なっている。これを観るくらいなら舞台中継のDVDを観たほうがまだマシです。家のテレビサイズでは...という方にはゲキシネというシステムも最近はできていますからね。

すみませんキツいことを言って。やすべろさんには是非阿修羅城の舞台DVDを観ていただきたい。今度夫に言付けます。

投稿: nya | 2006.05.13 20:38

ありゃりゃりゃ~、nyaさんも見ちゃったんですね。
私も舞台も筋も知らないで見たのですが、やっぱり???でした。
でも宮沢りえは本当に綺麗で、最高でしたねえ。
nyaさんの日記読んでたら舞台DVD、見てみたくなりました(^-^)

投稿: 研太郎 | 2006.05.13 22:43

おお、研太郎くん、コメントありがとう!

舞台DVDは是非機会があれば観て頂きたいなあ。映画とは同じ場面があるけど別物です。りえちゃんは舞台演技も達者なので新感線には是非出演いただきたいと思いました。華がある~。

こちらで販売(おすすめは2000年版、だけど素晴らしい天海さんの阿修羅女王様演技が堪能できる2003年もおすすめではあります)されてるけどまあ高いんでいずれ逢う機会にはお持ちしましょう。

2000年(再演版)http://www.e-oshibai.com/items/006.html

2003年(再々演版)http://www.e-oshibai.com/items/023.html

投稿: nya | 2006.05.14 00:42

おいらも映画館で見て椅子からずり落ちかけました。
りえちゃんはいいんですよ、りえちゃんは。
でも、あの変な特殊効果と渡部邪空は受け付けられませんでした。
金返せー!って思いましたよ、実際o(´^`)o ウー

舞台の再々再演ってありませんかねー?

投稿: くまのすけ | 2006.05.14 15:33

くまのすけさん、コメントありがとうございます!

わーくまのすけさん、映画館で観たのですか。舞台を知っててあの内容はきつかったでしょう。お察し申し上げます。

>あの変な特殊効果と渡部邪空
なんでしょね。あのぞんざいな緑の血の表現とかねー。井原邪空がありなら渡部邪空もあっていいと思ったのですが...すごい薄っぺらかった。でもこれ渡部さんのせいにするには酷ですな。

初演では出門=古田さんで邪空=いのうえさんですからねえ。ああ、この二人のラスト対決のシーンを生で観たかった...。いのうえ邪空の古田出門に対する恋心の告白ですよ。すっごい萌えですよ!(暴走)

ま、来年の演舞場の朧月に期待いたしましょう...ってその前にメタマクですよ!もうカウントダウンっすよ!

投稿: nya | 2006.05.14 21:50

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