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2006.02.05

「Toxic Audio」感想

ああ、面白かった「Toxic Audio」のパフォーマンス。夫はあれからずっとアカペラで「ルパン三世」のテーマを歌ってるよ(インパクト強かったらしい)。オフ・ブロードウェイあんどラスベガスで鍛えたエンターティナーの凄さを思い知れって感じ~。

まだまだ公演中なのでネタバレ注意ってことで。今後の公演スケジュールはこちら。お近くの方は是非どうぞ。絶対見て損はないからね!

日ごろは縁のないこの手のパフォーマンスグループのライブ。実は夫の友人から譲り受けたチケットなのだ。打診を受けたとき夫が私に「どうする?」って聞いて来たのでささっとググってみたらなかなかに面白そうだったので譲り受けることに決定。私はこの手のパフォーマンスグループはラスベガスでは良く見たよ。ラスベガスのホテルでオフオフやオフ・ブロードウェイなどで人気を博したパフォーマンスを招聘して公演を打つのはよくあること。そしてラスベガスを訪れる観光客は世界各国の老若男女。彼らは言葉に頼らない万人に受けるパフォーマンスをするのだ!一昨年観たMGM Grandの「Blue Man Group」も面白かった~。(ちょっと明和電気はいってる感じ)

てなわけで、オフ・ブロードウェイで人気を博し、その後ラスベガスでも公演を行った「Toxic Audio」が面白くないわけがない。期待をして会場の横浜BRIZに足を運んだよ。

冒頭スクリーンに現れる設定。「地球に程近い惑星、Audio-con。彼らの姿は頭がマイク。そして何よりボイスの力が優れてる。その力を駆使して地球に「UKE」をとりにやってきたのだ!」

てなわけで登場する頭がマイク姿の五人組。てっきりこの姿でパフォーマンスするのかと思ってたら、すぐに人間の姿にチェンジしちゃった。

さてメンバーは5人、女性二人に男性三人、あと音響スタッフ。芸の内容は人間リズムボックス、口ギター、四ヶ国語マージャン、効果音芸、多重録音芸にモノマネ、あ、もちろん正統派アカペラ(しかもマイクオフ)もあります。要するに声と音響をつかった何でもありのサウンド・エンターテインメント。日本ではタモリと清水ミチコとキッチュあたりがいちばん近い感じかな。彼らのように毒はないけどね(マイケルジャクソン芸はちょっと毒あったかな?<-バブルスく~ん)

まだ公演中だし中身について詳しく書くのは避けるけど、すごいと思ったのは日本のローカライズ芸をたくさんやってくれてまたそれが外してないってこと。よほど日本側の企画の人が良かったんだろうね。そして日本語の発音がいちいち正確なのは、それを言語ではなく音としてとらえているからだろう。気持ちいいくらいに馴染んでる。

これは日本語ではないけれどアカペラのスキヤキソング(withスタンド・バイ・ミー)に涙してしまったよ。天国の九ちゃんもさぞかし喜んでいることだろう。言葉は音楽。音楽は言葉 - 私達はお互いわかりあえる魔法の呪文を持っているのに!

ところで本日2/5(日)のソワレ。満場のカーテンコールに応えて現れたのがパックンあんど松本アナ@NHK「 英語でしゃべらナイト」。観客大騒然(釈ちゃんはどこだ~!)。月曜夜11時のお楽しみを私は割りと律儀に観てるんだけどさ、まさかその中継がはいってるとは思わなかった。道理で公演中にNHKのロゴの入ったカメラ(1台)が舞台の上下を走り回ってたはずだよ。カーテンコールに応えてパックンと松本アナもいっしょに番組のテーマソングのBeatles「Help!」の大合唱。なおこの模様は2月27日の「英語でしゃべらナイト」で放送されるとのこと。や~良い記念になりました。ありがとう○○○さん!さ、番組予約予約。

追記 : 敬愛する唐沢俊一先生のブログ、「裏モノ日記」の2月2日の項に、Toxic Audioの観覧記が書かれている。庶民の芸事に造詣の深い先生ならではの感想に感銘。そうそう、これって声帯模写だよね、口三味線だよね!はあ、先生と世代は変わらないのにどうして私はこんなにモノ知らずなのかなあ。

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コメント

マリオじゃなくて、ルパンだったのかー!
公演の中身のレポートも期待してます。

投稿: やすべろ | 2006.02.06 00:47

を、やすべろさん。チケットありがとうございます~。

ルパンだけじゃなくってドラ○モンもサザ○さんもウルト○マンもありましたよ!チケットの半券持って行くと当日券が1000円割引ってことで、やすべろさんも追加公演を是非見に行ってください~。今週中に(チケット代とともに)お渡ししますんで。

投稿: nya | 2006.02.06 05:55

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