トリノの実況所感
カーリングの中継ですっかりファンになってしまったNHK刈屋アナウンサー(と小林さん!)。女子フィギュアの中継も担当されていたが、アツいカーリングとは打って変わった控えめな実況が視聴者を最大限選手の演技に集中させてくれて素晴らしかった。いやあ、さすがはNHK、良いアナウンサーがいるなと感心していたら、この方、アテネの男子体操も担当していたのだ。ほらあの有名フレーズ「伸身の新月面が描く放物線は、栄光への架け橋だ!」のアナウンサーだったんですね。
NHK刈屋アナ また金絶叫 「トリノの女神は荒川にキスしました」
あのときもブログに「体操男子団体決勝の時は日本選手たちのゆるぎない技術力と精神力に感動したが、中継アナウンサーと解説の名コンビにもしびれた。国という枠を超えた体操という競技そのものへの深い愛情が感じられたからだ。」と書いたのであった。
スポーツ中継の極意とは、その競技への深い理解と選手へのリスペクト、そしてそこで起こっていることを俯瞰的に捕えて平易に伝えることなのであろう。刈屋アナは素晴らしい職人だ。尊敬してます。でもマリリンはやめておけ。
| 固定リンク
« 大団円トリノ | トップページ | あざみ野うかい亭 »
「スポーツ」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
確かに。
結果としてメダルには届かない残念な競技が多かったわけですが、
それでも刈屋アナの慈愛あふれるコメントに救われたと思った視聴者は少なくなかったはず。
これが民法のだめな絶叫アナウンサーだったりすると、単に反感ばかりが募るんだよね。
投稿: やすべろ | 2006.02.26 13:54
やすべろさん、コメントありがとうございました。
本日のアルペンの皆川は惜しかった~!しかし日本勢があんなにやるとは思いませんでしたよ。
刈屋アナの実況には品格がありますな。見ているとどんどんその競技が好きになり、素直に各国の選手の健闘を称えたくなるのです。ちゃんと視聴者が見えている。絶叫系のアナウンサーにはそれがありませんね。
投稿: nya | 2006.02.26 16:57