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ウーマンリブ「七人の恋人」感想

カオスの街下北沢になじめない。人が多いし街並もごちゃごちゃしすぎ。何度も行っているのに未だに道は覚えられない。駅の南口をでて線路沿いに歩けばヴィレッジバンガード、同じ建物に本多劇場。覚えているのはここだけだ。

で、いつものように劇場までの道を歩いていると、前からやってきたのは、大きなムク犬をつれたわが青春のアイドル(ライブ通いましたよ~)シーナ&ロケット夫妻。銀婚式はとうにすぎてるはずなのに...てかあなたがた犬の散歩中でしょう! なのになぜそんなばりばりのロッカーの格好してるのよ。かっこよすぎだぜ鮎川夫妻。てなわけでそれ以来私の頭の中には「ユーメイドリーム」が鳴り響いてるわけ。こんな状態でのウーマンリブ観劇だったのだ。

本多劇場はさすがのクドカン人気で満席なうえ、当日券で通路まで人をいれてるものだからもうなんだか足の踏み場もないほどにぎっしりで消防法はだいじょぶかーみたいな感じ。さきに書いたようにウーマンリブはちょっと苦手だったけど今回はゲストの面子(尾美+田辺)に惹かれての観劇で、まあ苦手の根拠のチープな喧騒感はあったけどおおむね無難でヌルいショート・コントで良かったのだ。こういうの大好き。以下寸評。

客入れ音楽は、80年代角川映画ヒロイン歌謡。「とーきをかける少女♪」(by原田知世嬢) 「晴ーれときどきキルミー♪」(by渡辺典子嬢)。うーんクドカン角川映画好きだったのだな。それでこその尾美さん起用だと思うが。そしてこれはラストへの伏線にもなっていたのだー。

FIRST KISS : タイガー&ドラゴンではすっかりおじさん役も板についていた尾美さんであるが、いやー学生服似合うわー。しかも転校生だし。一方の田辺誠一さんは白い学生服とメントスが嫌味なほど似合います。そしてこの二人のキスシーンはなんだかアレな感じがして腐男子と呼ばれたクドカンの面目躍如なのでした。

ナンバーワン・イン・ザ・UNKO:舞台上には巨大UNKO。なぜかそれに埋まったNo.1ホストのサダヲちゃん。後輩ホストの少路さんに理由を問われて語る回想シーンの自分を演じるのは田辺さん - 回想の自分は美化されてるからという理由がめちゃおかしい。そして彼に貢いだ女の人たちは社長婦人(女装!)の尾美さんとキャバクラ嬢の三宅アニキ。これは美化されてないから醜いという設定。筋肉質なのにギャル風衣装が妙に似合ってる三宅アニキがステキ。

マタニティ堀内:やたらテンション高いホモのマタニティビクスインストラクターのサダヲ。相方のクドカンは細すぎでこわい。おかま走りがうまいよー。妊婦訳の星野源さんと三宅さんはかわいい。医者役の田辺さんは白衣似合いすぎ。

ほとんどX三宅マン!:今回のいちおしコント。テーマソングとオープニングまであるほとんど三宅マンカコヨス。ナレーションは松尾スズキさんだ。ほとんど三宅マンはダメだしで巨大化するのだー。道理でアンケート用紙に「三宅弘城へのあなたのダメだし」という項目があったと思ったよ。小学生サダヲとそのガールフレンドの巨乳子ちゃんのクドカンがカワイス。弟子のほとんど少路マン&ほとんど源ちゃんマン激プリティ。!

SHOW-Z.COM : ヒップホップのダンサー少路さん/尾美さん/クドカン + 彼らにからむ魔性(てかメンヘル)ゴスロリ女にサダヲ。ゴスロリ女が痛すぎて笑えね~。いや大笑いしたんですが。

むねさん:なんだかシティボーイズにこんなコントあったなあ。笑いと痛さの危うい綱渡りとしみじみペーソス。ちょっと足りないむねさんを演じる尾美さんは全裸スーツまで着て体当たりの大熱演。はげづらの田辺さんもある意味体当たりだが。

七人の恋人 : 役者さん全員が七色の学生服で登場。恋人の座を奪い合う。冒頭のFIRST KISSで尾美さんの憧れのマドンナ - 高校の音楽の先生がナレーターとなって登場。七色の恋人の誰を選ぼうかしらと迷うちょっとカマトトっぽいしゃべりは誰かと思ったら薬師丸"美礼先生"ひろこさんなのでしたー。おお角川三人娘そろいぶみ。

黒い恋人 : 尾美さん .. 薬師丸さんに「びび?」と呼ばれてキレル
赤い恋人 : クドカン .. 喧嘩っぱやい。オレンジの恋人とふたりで狩人のCMの歌をハモる(それはニュージ~♪ね)
オレンジの恋人 : サダヲ .. 柑橘系。赤の恋人と取っ組み合いの喧嘩をしてる
青い恋人 : 三宅さん 緑の恋人と間違えられてキレル
白い恋人 : 田辺さん .. 妙に足が長く(股下180cm)脚立に乗ってカレーうどんを食べてる
黄色い恋人 : 星野源さん .. 田辺さんの白い学生服にとんだカレーのしみからできた
緑の恋人 : 少路さん .. 田辺さんの歯にはさまったネギからできた。光合成で皆をさわやかな気分に。

ラストはそのまま薬師丸さんの紹介でご挨拶に。舞台上に一列にならんで制服の第二ボタンを舞台において退場。みんなありがとうございましたっていってるのに、最後の田辺さんだけがカレーうどんのどんぶりをおいてごちそうさまでしたーで締め。それが落ちかよ!ヌルすぎるぜクドカン(褒めている)

そしてカーテンコールはなし。なぜなら「恋人の安売りはいたしません。みんなも劇場をでて恋をしましょう!」なのでした。

今回のコントでは田辺さんが徹頭徹尾コソクでヘタレな役どころでそれもまたよし。田辺さんに比べて尾美さんは舞台経験が少ない(ない?)はずなんだけど、とーっても馴染んでました。大人計画の役者くらいに。

あ、それから舞台音楽は皆の生演奏。三宅さん(ってゆーかグループ魂の石鹸)のドラムは力強くてかっこよかった。星野さんとクドカンのギターもぐー。テーマソングの七人の恋人ないす。大人計画の面々ってマルチな才能ありすぎだよね。グループ魂(クドカン/サダヲ/三宅さんとサケロック(星野源)とプロのミュージシャンが二組もいるしな。三宅さんはナイロンの役者さんだけど大人所属だからさ。

てなわけで物販でグループ魂の「君にジュースをかってあげる(ケロロシール付)」を買ってほくほくしながら帰ったのでありました。

ところで私は尾道三部作をリアルタイムでみた口だ。マイベストは「さびしんぼう」。ラストのオトナになった尾美くんの隣でにっこり笑ってる着物に老けメイクの富田靖子ちゃんが良かったよ。あ、そいえば今年は姫ダニで富田靖子ちゃんも見たのであった。恐るべし角川春樹の呪い(違うと思う)

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コメント

クドカン舞台の七人の花嫁、
すごく楽しそうな様子が伝わってくるレポートですね!
クドカン、薬師丸ひろ子がお気に入りなんですな。
私も薬師丸ひろ子好きなので、なんか親近感覚えます。
歌声がとってもステキなところが特にいいのです。

新感線ネタを見つけたので、ちょこっと貼ってみます。
http://www.style.fm/as/05_column/some75.shtml

投稿: 研太郎 | 2005.11.01 04:49

研太郎君、コメントありがとう!

でも花嫁じゃなくて恋人だかんね。そこんとこよろしく。
薬師丸さんいいですよねー。木更津キャッツアイの美礼先生として新しい魅力を見出され、すっかりクドカン組になっている最近の薬師丸さんなのでした。

そういう意味では尾美さんも、マンハッタンラブのイボリーとして評価を高めたし、自分の青春のアイドルをただノスタルジーとして使うのではなく、新しい魅力を付加させるという意味ではクドカンはたいした脚本家と感心していますよ。

投稿: nya | 2005.11.01 05:56

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