ひとりで地震にあう
お昼前のひととき。私は無人のプロジェクトルームで午後の打ち合わせの準備をしていたのだ。プロジェクトルームは10畳くらいの小部屋。四方に本棚。うずたかく詰まれた書類。パソコンやプリンターなどもおかれている。要するに半分物置状態。
そこへ地震だ。四方は本棚とマシン類に囲まれている部屋でひとりきり。けっこうピンチだ。やけに長いゆれ、きしむ建物。足元がおぼつかない中ようやく部屋の入り口までたどりつきドアを開けた。ところで弊社のはいっている建物はデータセンターなどもあるため免震構造となっている。関東ローム層の下の岩盤に直接杭を打ち込み基礎をしっかり作り、建物自体は揺れを逃がす構造になっているのだ。今回の地震の際もすぐに館内放送があった。「強い揺れであるがこの建物は絶対に倒れない(本当にこう言った)ので、落ち着いて対応してください」ってね。
でも免震構造って揺れるのだ。かなり長いこと揺れていたので気が気ではなかったよ。頭では安全だとわかっているが心は動揺しまくりだ。幸いにも倒れた本棚などはなかったがその後家に電話しようとするも手が震えてプッシュホンがうまく押せない。動揺は激しく、午後の打ち合わせ中に余震があった際には思わず棒立ちになってしまい、参加者に私が地震に弱いことを印象付けてしまったよ。
今回の宮城県沖地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。天災は忘れた頃にやってくるというが、昨年から大きな地震が続いて忘れる暇も無い今日この頃だ。
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