英国逍遥2005 7日目 -交通渋滞で肝を冷やす-
どんなに楽しい時間にも終わりは来るよ。今日は日本に帰らなきゃ。飛行機の時間は13時。11時前にはチェックインしたいところだ。バースからヒースローまでは100マイル。距離だけなら所要時間は2時間程だが、今日は月曜日。ロンドン周辺の交通渋滞が気になる。日本の高速道路ほど渋滞情報表示が充実しているわけでもないので、早めに出発するに越したことはない。
6時にモーニングコールとルームサービスの朝食を頼み、7時すぎにはバースを出発、すぐに高速道路M4に乗る。最初のうちは順調。これは9時くらいにはヒースローについちゃうかもーなんてのどかに話していたら、電光掲示のサインがあらわれた。「J13 - J11 delay」 これは渋滞のお知らせだ。英国のインターは地名ではなく数字で表される。J13とJ11はロンドンに程近い大都市Reading周りのインター。そのあたりが非常に混んでいたのだ。案の定J13を過ぎてロンドンまで50kmあまりのところでぴくりとも動かなくなった。下記の図の赤字あたりを抜けるのに非常に時間を食ってしまったのだ。結果的にはこのわずか20Kmあまりを抜けるのに1時間30分かかったわけだが、非常に気を揉んだ。J11を過ぎたらスムースに流れ始め、ほぼ予定通りのスケジュールで到着はしたけどね。いざとなったらVAに電話して航空券のリスケをしなきゃ~と携帯電話握り締めてた1時間30分の間は気が気じゃなかったよ。
ヒースローのガスステーションでガソリン満タンにして、AVISに返す。これも借りるとき同様に非常に簡単。RETURNの表示のある入り口からはいるとスタッフがまっている。書類を渡して外観やゲージをチェックしてもらい、料金の書類にサインすればOK。問題なければ5分で終了だ。その後はターミナルを回る循環バスで送ってもらう。
ターミナル3でチェックインしたのが11時。かえりもファストトラックが利用できるので出国審査や荷物チェックもラクチン。9.11同時多発テロ以降の米国の空港での荷物チェックは激烈をきわめている(乗り遅れ続出でダイヤ乱れまくりなのだ)ためそれ並みのチェックを覚悟したがそんなこと全然無くて日本よりユルイくらいだった。大丈夫か英国!?
その後は、DUTY FREEでお土産物などを仕入れる。ヒースローのDUTY FREEはデパートのように大きくてなんでもある。ここのバーバリーとリバティでショッピングするのが恒例だけど渋滞で神経をすり減らした夫がいい加減疲れていたので早々にラウンジに引っ込む。VAアッパークラス専用ラウンジ、ヴァージンクラブハウスは広大ででビジネスセンターにライブラリ、シャワーにマッサージに床屋さんとなんでもあるのだ。
<成田同様に軽食メニューも充実。ジントニックとチキンラップロール>
13時のVA900で一路日本へ。機内ではThinkPadでデジカメ写真を整理したり、メモをまとめて過ごす。各座席に電源(コネクタは特殊形状なので貸し出してくれる)があるので長旅の間も問題なく使えるのが嬉しいよ。
<乗ってすぐにランチ。行きと同じ松花堂弁当。お吸い物が嬉しい>
ヴァージンの機内食は基本的にフリーダムミールといってメニューから好きな時に注文可能。こんなものもあるよ。
到着は朝の9時。2時間前くらいに朝食の朝粥(英国式も選べるよ)が出る。
<芝漬け/昆布佃煮/玉子焼き/鱈の西京漬・オクラの辛子味噌あえ>
成田について空港をでればむわっとした熱気に包まれる。迎えのハイヤー(VAアッパークラスは空港までのハイヤー送迎がサービスに含まれている)に乗り込んで用意されていた新聞を広げれば衆院が解散していてあいかわらず(?)の混迷政局だ。亜熱帯気候に迷走する政局、そしてなぜか景気は好調。オトナな英国も好きだけど私はオトナになりきれない日本も好きだ。さて思い出を胸に日常に回帰!いっぱい遊んで楽しかったよ。
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