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野生の王国 - 黒い絨毯編

郊外の自宅周囲には自然が多い。美しい野鳥や草花は嬉しいが、苦手な昆虫爬虫類系が部屋にまで侵入してくるのが困りものだ。私は街育ちなのでこういった生物にめちゃめちゃ弱い。足が多い&無い生物(ムカデ芋虫蜘蛛蛇のたぐい)がダメなのだ。彼等に出遭うと腰が抜ける。かつて夫が雑誌社勤めだった頃は、先に帰宅した私が部屋で彼等に遭遇し闇雲に夫に助けを求めるというシチュエーションが多々あった。夫は山育ちのためこういったシチュには慣れているのだ。

さてマンションのベランダは広く、ぐるりと備え付けのプランターが取り囲んでいる。住民は生垣を設えたり四季折々の花で飾ったり思い思いに楽しんでいる。我が家では割と無計画に花やら潅木やら野菜やらハーブやらを植えてきたもので、いまやそれが半ば野生化し、さながら英国の廃園のような様相を呈している。

いつしかここに蟻が棲みついた。そして彼らはベランダに面した窓から食料調達を目当てに部屋に侵入してくるのだ。数年前から彼らとの攻防が続いている。蟻退治の薬品はよく効くが、油断するとあっというまに復活し部屋にはいりこんでくるのだ。さて、ある夜、残業して深夜に帰宅した私。ねこまるを飼うずっと前だ。夫もまだ帰宅しておらず、居間に電気はついていなかった。部屋に一歩足を踏み入れた私は、やけに床がざらざらすることに気がついた(スリッパなんて気の利いたものは家にない)。おかしいな掃除はしたばかりなのに、なにかこぼしたかなあ?と思い、電気のスイッチをつけた私の眼にはいったものは - 床一面の黒い絨毯...無数の蟻だった! 「XXXXX~!」声にならない悲鳴をあげた私は居間からi一目散に逃げだし、ドアをしめて、床との隙間にタオルをつめて(幸い蟻は居間にしか進入していなかったので、他の部屋は無事)おもむろに夫に電話をかけた。「すぐ帰ってきて!リビングの床一面に蟻がたかって真っ黒なの~。」 ただならぬ私の声音に夫も真剣に答えた。「わかった。すぐに帰るよ。」「あっ、開いてる薬屋を探して蟻退治の薬を買ってきてね」「いやいや、それよりもあいているペットショップを探して」「??」「アリクイをかって帰るよっ!」「いらんわ~っ!」 ..... いやギャグじゃなくて(夫がこういったのは本当)

とりあえず、蟻退治の薬で無数の蟻は駆除されたが、彼らは食卓に放置された夫の朝ごはんの残りであるパンにたかっていたのであった。それ以来、食器はちゃんと洗って家をでる。食材はだしっぱなしにしないということが不文律になったことはいうまでも無い。

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