姦しい娘たち - モンキーパトロール感想 -
身体はナイスバでもこころは下劣オヤヂのドラッグストア店員ヤイチ(26)、フェロモン爆弾プー女すず(26)、苦労症でオトコ運のない売れっ子ライター香(28)。20代後半の仲良し三人娘の日常を描いたストーリー四コマ漫画「モンキー・パトロール(通称モンパト・由来は一巻参照)」が大好きだ。
そのモンパトの最新刊6巻がでたのさ! 単行本読みの私としては、香ちゃんがロクデナシの愛人(本名・22才)と切れたのか。香に思いを寄せるモリタ(古着屋店員・25才)とはどーなったとか。ヤイチのツレの玄夜(ナイスバディの色男、働き者の古着屋店長27才)のユウウツの理由はなにか..とか気になるところを1年待たされてもう大変(香ちゃんのくだりは待ちきれなくて掲載誌のFEELを立ち読みしちゃったけどね)落ち着くべきところに落ち着いた香ちゃんにほっとしたら、今度は玄夜が大変なところで以下続刊なのでまた1年この悶々とした思いで待たなきゃいけないのかと...くそっ美味しいなあ有間せんせい。
四コマ漫画を重ねていってひとつのストーリーにするのはいまどき普通だし、その登場人物が基本八頭身というのもまあ常套ではあるよね。なのになぜ有間しのぶ先生の漫画が面白いのか - それはキャラクターの魅力なのではないかなと思っている。有間さんの漫画は端役にいたるまで捨てキャラがいないのだ。
別に丹念に書き込んでいるわけではない。しかしさらっと描かれる愛人(本名)の浮気相手の女子大生の一群にだって彼女たちの日々の生活が垣間見える。みなそれぞれに一生懸命に生きていて(のぞく愛人)魅力的でいとおしい。あのぞんざいな絵(そう西田東先生だけでなく有間先生もまたヘタヘタ魔王に祝福された漫画家なのだ)で生き生きとしたキャラが描かれ、日々の生活やこころの揺れを無理なく伝えてくれるのだ。
老若男女の登場人物はみなキャラがたってて面白いし、玄夜をはじめでてくる男はみなナイスバの色男(すずとかわいい界の王座をあらそう魔性の営業日向君をのぞく)で目の保養だし、香ちゃんのつくるご飯はおいしそうだしで捨てるところのない栄養たっぷりのモンパトなのさ。
で、私のベストオブモンパトキャラはストーカー治郎(興信所調査員・眼鏡)。よかったね~幸せつかんで。でもそっちの方とは思わなかったけどね。
| 固定リンク
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 「87CLOCKERS」短感 003(2011.08.31)
- 「87CLOCKERS」短感 002(2011.07.28)
- 「87CLOCKERS」短感 001(2011.06.26)
- コミック版「まほろ駅前多田便利軒」感想(2011.04.17)
- 「のだめカンタービレ イラスト集」感想(2011.04.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント