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轟天な週末

今日は、先週届いた劇団☆新感線の轟天BOXを鑑賞していてすっかりお馬鹿な頭になってしまったよ。

剣轟天(つるぎごうてん)は新感線の看板俳優橋本じゅんさんの演じる最高に暑苦しくてスケベでめっちゃ強くてかっこいいキャラクターだ。彼が主役の「直撃!ドラゴンロック」シリーズ三部作は2001年末に完結してしまったけど、リスペクトはいまだに多く去年は大人計画の宮藤官九郎さんプロデュースのお芝居「轟天vs港カヲル」にも主演したりしている。

20050305<ねこまるはリードをつけてベランダにはなしている>

新感線のお芝居は大きく分けて2種類ある。いのうえ歌舞伎とおポンチ(ネタもの)だ。すっごく大雑把だけど。中島かすきさん脚本の骨太活劇のいのうえ歌舞伎に対して、ネタものは演出のいのうえさんがホンも書く。そしてそれがみっごとに内容がないよう!なのだ。その場のノリのギャグと小学生並の下ネタといろっぽいおねーちゃんでがんがんに攻めてくる濃ゆいお芝居。もちろん主役も濃ゆい。初期はいのうえさん(むかしはスリムでかっこよかった!)の宇宙防衛軍ヒデマロシリーズ。中期は古田さん(むかしはスリムで以下同文)のゴローにおまかせシリーズ。そしてその次が、橋本じゅんさん主演の轟天シリーズなのだ!いのうえ歌舞伎は一部を除いてビデオやDVDとなって販売されているけれど、おポンチはいままでは映像化されていなかった。ために今回、轟天三部作がDVDボックス(カバーアートは寺田克也)となって発売されたのは新感線ファンにとってはたいへんに嬉しいことだったのだ。嬉々として予約しちゃったよ..高いのにさ(;-;)

ところで新感線の男優さんたちは太るというジンクスがある。女優さんたちがその美しいプロポーションを永年保っているのに対して男優さんは半数が崩れた。古くは座長いのうえさん(彼は昔、座長にして看板俳優だった。針のように細い美少年だったのだ!)そしてご存知古田さん。それから右近さんに逆木さん、磯野いっそん君あたりが太り組。粟根さん、小道具のインディ君、河野サンボちゃんはプロポーション維持組だ。そしてそのハザマにいるのが橋本じゅんさんなのだ!彼は気を抜くと太るタイプだが轟天を演じる際には身体を絞ってそれはそれは見事な肉体美(なんせカンフーの使い手なので、上半身はほぼハダカなのだ)を披露してくれた。まるでキアヌ・リーブスのように。

で、この轟天シリーズ。三作あるけど前述のとおり内容はない!(きっぱり)。流しの格闘家剣轟天が、聖子さん演じる謎の美女とともに地球征服をたくらむ悪の組織にのりこみ壊滅させる。という基本ストーリーに沿ってあとはてきとーに濃い劇団内キャラたちが歌ったり踊ったり戦ったりしているというもの。そうおポンチのポイントは基本が劇団内調達。ヒーローもヒロインも悪のボスもみんな劇団員なのが古参ファンには嬉しいのだ。まあ、池田なるしーみたいな準劇団員も活躍するけどさ。

ちなみに悪の組織のボスは1.橋本さとしさん、2.古田さん、3.粟根さんだ。それぞれみな強くてかっこよくて情けない。特に2の古ちんが格好よくてねえ。私はやっぱり2が好きだなあ。橋本X古田のラスト対決はリバーダンス!(当時流行っていた)うっとりするくらい素敵だ。もちろん粟根ファンとしては3.の粟根さんの姿をDVDで永久に見れることが嬉しい。かわいーんだ地球征服をたくらむパンダの国の将軍様(という設定)が!その将軍様をひっぱりまわすパンダの国のプリンセスも超キュート。演じるのはナイロン100℃の新谷真弓さんだ。声も姿も衣装もみなかわいくって当時の観客の心をわしづかみにした。

そう、男は強くてスケベでみんな馬鹿。女は色っぽくてかわいくて何より強くて凛々しくて -新感線のおポンチは永井豪先生の全盛期の少年マンガをそのまま舞台にかけたみたいに猥雑でプリミティブでなによりもわけわからないパワーがあるのだ。(ちなみにいのうえ歌舞伎も永井豪先生のサーガみたいだよ) くだらなくてだらだらと長くて(3は長すぎー)しかも観た後に何も残らないのになぜか時間を無駄にした気がしない。それはまさにいのうえマジックなのだ!

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