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だってそれはインフラだろう

SBIも参戦してますます喧しくなったライブドア社によるニッポン放送 - フジサンケイグループの敵対的買収だ。新聞やTVのニュースでインターネットはテレビやラジオを凌駕するのかというトピックが論ぜられるようになって久しい。でもこれってちと論点がずれてはいないか?だってインターネットはあくまで情報伝達手段。電話線や電波、無線などと同等に語られるべきもので、その上の情報伝達の主体である放送局やラジオ局、新聞社と比べるべきものではないと思うのだ。

そもそもインターネットって何か? それはTCP/IPという汎用の言語(プロトコル)を用いて、異機種のコンピュータ同士が通信できるようにしたものだ。コンピュータ同士は構内回線や広域通信網(専用線もしくは電話線)で接続される。非常にシンプルな仕組みだがこれが世界中に広がっているところが肝要だ。

インターネットは米国の軍用ネットワークにはじまり、全世界の学術機関、企業、そして家庭へと瞬く間に広がっていった。そしてインターネットが研究者や学生のものだったころから、TCP/IP上でさまざまな上位プロトコルが開発された。ファイルをやりとりするFTP、いろいろな情報をまとめて参照できるHTTP、メール配信のSMTP/POP、通信を暗号化するSSLといったような。そしてそれらをサポートするGUIのアプリケーション(NetScapeやIE、OutLookなど)が開発され一般人でも気軽に情報のやりとりができるようになったのだ。その上で通信や情報サービスを商売として提供するサービスプロバイダーが登場するのはそのあとだ。

電波、無線、インターネット、電話 - いずれもひとしく情報の伝達手段だ。そこに違いを見出すとしたらそのインフラ上でどのような種類の情報を流せるかということだ。TVは映像と音声を片方向で、電話は音声を双方向で、極論すれば新聞も紙という媒体に活字を基にした情報を印刷し、物流というネットワークに乗せて情報を配布するインフラなのだ。たまたまインターネット上の豊富なアプリケーションが活字から音声、動画まで広範囲の情報の配布と再生をサポートし、スピードが速くかつ双方向であるから自由度が高そうに見えるだけでその本質はかわらない。

どれがどれを凌駕するものではない。なにより私たちは一番古い情報伝達手段(言語だ)をいまだに持ち続けているではないか。活字、郵便、無線、電話、放送、インターネット - 時代時代でさまざまに新しい情報伝達手段が発見され、たびに旧来の情報伝達手段は存続の危機にさらされたが(Video killed the radio star~♪だね)だからといってなくなるわけではない。なぜか? - 情報伝達手段は多いほうがいいからだ。災害や戦火、その他さまざまな理由により社会のインフラが脅かされるとき、ひとつの手段に頼るのはあまりにも脆弱だ。その手段が高機能であればあるほど危機には脆いものなのだ。(この項つづくっつーかもっとちゃんと考えます...)

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