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人生に煮詰まったら(林檎と胡桃のパイ)

なにもかもがうまくいかなかった今日。明日もあさってもどうしたってうまくいきそうにないと感じる絶望的な夜をひとはどのように乗り切るのか? 好きな音楽を聴いたり、お酒をのんで寝てしまうのもひとつの手だが、私は何故か昔からお菓子をつくりたくなるのだ。

冷蔵庫の野菜室をあけるとしなびた林檎が二個。さくさくと皮をむいてくし型に八等分。芯を取ってさらに三等分すると、ころころとしたダイス型になる。行平の鍋にいれレモン汁をかける。カップ2/3の砂糖をまぶしてしばし置くとずいぶんと水がでてくるから、そのまま弱火で煮込むのだ。砂糖を煮詰めて蜜状にしてダイスの林檎を絡めるといった按配。

煮込んでいる間に夫が酒のつまみに常備しているミックスナッツから胡桃をカップ半分くらい拝借。荒みじんに刻む。

林檎は煮るとずいぶんとあくがでるので、細かい泡をこまめにすくいながらゆっくりと煮詰めていく。かなり煮詰まったら胡桃を投入。さっとからめてパットにひろげてさますのだ。煮詰めすぎると鋼鉄林檎になっちゃうので注意。

こうして作った林檎と胡桃のフィリングをパイ皮につめて焼くのだ。パイ皮の作り方と焼き方はこちら。フィリングはそのまま詰めても良いけど、パン粉を乾煎りしたものを下に敷くと、パイ皮がしっとりしないし、かさもあがってちょっと豪華だ。

お菓子をつくろうと思い立って2-3時間。煮詰まっていた頭も出来上がるころにはすっかりクールダウンしているという寸法だ。私はこうしてお菓子とともにいくつものつらい夜を乗り切ってきた。真夜中に鬼気迫る形相で小麦粉をふるっていたりする姿はあまりひとに見せたくはないがな。

20050206<ねこまるは煮詰まらない>

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