春を探して河津まで
先週末、地元のスーパーマーケットに買い物にいった折、おいてあった「河津桜祭り」のツアーチラシに目が止まった。2月の初旬から咲き始め、中旬から下旬にかけて満開になる河津桜。河津川の岸の桜並木と土手に植えられた一面の菜の花はとても美しいコントラストだという。今年は年初からかなり多忙な日が続いていたため、骨休みもかねて、有給休暇を一日とって、日・月と一泊二日で南伊豆まで出かけることにしたのだ。
なにせプランしたのが一週間前、この時期では旅館を探すのも面倒くさい。カード会社のトラベルデスクでは、いくつかの旅館の部屋を通年で押さえているため、直前に思い立った旅行には便利だ。というわけでお宿は河津に程近い下田蓮台寺温泉の清流荘。
ルレ・エ・シャトーというワールドワイドのホテル&レストランチェーンがある。小規模ながら高品質なサービス、おいしい料理を提供するホテルやレストランが多く加盟しており、英国を旅行する際などには、ここのホテルをよく利用する。日本では、この清流荘の他に強羅花壇などが加盟している。強羅花壇は、交通のアクセスがよいこともあって、たびたび利用しており、ホスピタリティ、料理の質ともにたいへん気に入っている旅館だが、清流荘ははじめてなので楽しみにしていたのだ。
ところが、日曜はあいにくの雨。天気が回復するとのことだったが昼前頃は冷たい雨がしとしと降っていたのだ。東名厚木から小田原厚木道路~箱根ターンパイク~伊豆スカイラインと伊豆の中央を南下したのだが、山間部はたいへんに濃い霧で、道路脇や周囲には雪が残りまだまだ厳冬の趣。これははやまったかも~と後悔したが、天城高原にかかるころにはようやく晴れ間も見え始め、下田に到着した夕方にはうらうらと暖かな春の日暮れの気配。さすがは南伊豆だ。
清流荘は下田の中心部から車で10分ほどのところにある。いわゆる典型的な和風旅館だ。珍しいといえばテルマリウムと呼ぶローマ式サウナが温泉プールに併設されていることかな。到着してさっそく温泉に入る。
以下は夕食の一部。とてもおいしかった。写真に残ってないのだが、金目鯛のスープ仕立ての「板長渾身の(仲居さん談)」スープは絶品でした。
<さざえ・あわび・伊勢海老の刺身盛り合わせ>
<天城鹿~天然・捕獲量が決まっているとのこと~のステーキ。添えてあるのはベリー類と焼き姫りんご。クランベリーソースでいただく>
<かさごのから揚げ。手づかみで頭からばりばりと食べる!>
<デザートはアーモンドのムース。果物>
食後は、温泉プールで泳ぐ。プール脇にのテルマリウムはローマ式ミストサウナとドライサウナ、ジャグジーなどのSPA施設。こじんまりとしていたが利用者は私ひとりだったので独占状態。ま、夜10時頃だしね。堪能した後はお部屋でマッサージしてもらって極楽状態で就寝。
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