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知らぬ間に移転

ちっとも気がつかなかったのだ。電話もかわっていなかったし、数日前、席の予約をいれたときも場所を確認するなんてことはしなかった。だってもう10年以上も通ってるレストランなんだもん。

土曜日の夕方、「SHIROH」マチネ観劇後、友人と夕食をとるため日比谷から京橋までそぞろ歩いて、INAXのビルの前、いつものレストランのある場所に来て愕然とした。店の灯りは暗く小さな扉には貼り紙。

「い、移転?!」 そんなあ、この場所にあるこじんまりとした店が好きだったのに!貼り紙を読んだ友人は言った。「あ、でもすぐそこだよ」 そう、そこに書かれた地図を良くみると移転先は僅かワンブロック離れたところ。ほどなく店はみつかった。真新しいビルの一階。新しい「シェ・イノ」だ。

席について開口一番!「いつ移転したんですか?」
店員さんはいった。「11月26日です。25日までは前のビルで営業して一晩で移転したんですよ」

シェ・イノは有名なフランス料理店。オーナーの井上氏はマスコミにもよく登場するスター・シェフ。その華やかなシェフの名前を冠するレストランは意外にもこじんまりとしてカジュアルな、敷居の高さを感じさせない店なのだ。そしてなにより料理がおいしい。新鮮な素材を際立たせる魔法のようなソースが特徴。バブルの頃にさまざまなフレンチの名店を試し、結局ここに落ち着いた。フレンチが食べたければもっぱらシェ・イノになってしまって長いのだ。まあ、お財布と肝臓のためにせいぜい半年に一度..なのが庶民の悲しいところであるが。

お店はだいぶ広々となり、調度も新しくなったが不思議と店内のかもし出す雰囲気はかわらない。格子の天井、ステンドグラス。そんな話を支配人の方にしたら「移転する際にもっとも気を使ったのは、お店の持つ雰囲気を変えないこということでした」とのこと。「カジュアルで気の置けないレストラン」を心がけているとも。なるほど。それが私がシェ・イノを気に入っている理由なのだ。そして移転した後もそれを守ってくれる限りまた通うだろう。

ところでシェ・イノの私のお気に入りの料理は「オマールと季節野菜のガトー仕立て」「羊のパイ包み焼き“マリア・カラス”」どちらもシェフの手になる定番メニュー。マリア・カラスはフォアグラを子羊の肉で巻き、パイに包んで焼いたもの。ソースはマデラ風味。しっとりしたパイ皮に包まれほどよく火の通った柔らかい子羊肉の中心にはトロっとしたフォアグラ。味覚、触覚、嗅覚、視覚、五感すべてに心地よい一皿だ。私はこの料理に出遭って以来、羊がもっとも好きな肉になった(次点は鴨♪)

ここのソムリエにはたくさんのおいしいワインを教わった。(いつもラベルをくれるのだ!)。自宅にワイン・セラーを供え、プリムールでおさえるまでになったのもその薫陶のおかげだ。

移転後の住所は、中央区京橋2-4-16 明治製菓本社ビル1F(電話は同じ)


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こんにちは! シェ・イノで修行されていた方のお店“アンプレッション(広尾)”を紹介しておりますので、TBさせていただきました。よろしかったら、遊びにきてください。 [続きを読む]

受信: 2005.04.30 20:42

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