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若い頃は好きだった

「千と千尋の神隠し」は映画館でみた最後の宮崎アニメだ。 - そして私は宮崎アニメに訣別したわけで。

今日テレビで放映されていたので、テレビをニ画面にして音はBS2の「生放送!シンガーソングライター・不滅の名曲集」を流していた。細野ハリーと矢野あっこちゃんの「恋は桃色」に滂沱の涙を流して夫にあきれられたりもしていた。

湯屋のシーンとかものすごいイマジネーションだが如何せん散文的に過ぎてなにも心に残らない。砂を噛むような思いで映画館を出たことだけが思い出される。ただ、もう宮さんに物語を紡ぐ力はないのだということだけがわかった。
そんなことを夫に話すと、宮崎アニメはもともと記号の羅列でそこから物語を喚起していたのは受け手の方なのだと言われた。なるほど、そして近年の作品では物語を喚起させる力が失われたため、ただの散文的な場面の羅列にしかみえなくなっているのかと得心した。しかし - と夫は言う。それはもしかして受ける私たちが年をとって物語を喚起する力をなくしてしまったのが原因かもしれないよと。長年宮崎アニメを見ていて(何しろ「太陽の王子ホルス」をリアルタイムで見た世代だ)新鮮な驚きを失い、そこから物語を紡ぎだすことを放棄してしまっているのだと。

なにしろこれは「アカデミー賞」作品なのだ。ひろく人々に評価され受け入れられている。受け入れられない自身を哀しいと思うけれど。

そんな私の宮さんマイベストは漫画版「ナウシカ」だったりする。ものすごく悲観的で暗い話だけれど、それでも人は人として生き続けるのだというパワーにあふれているから。まあアニメは「On Your Mark」があればいいや。別にチャゲアスのファンじゃないんですが(いやもちろんホルスとか長猫とかルパンとかパンコパは好きですが)

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