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2004年10月

リカバリー日和

かれこれ2年以上家ではThinkPad T30を使用している。古いモデルではあるが、メモリを1GBに増設したくらいで、特にチューンアップしていない。スペック的に不自由は感じていないし、DVDも読めるので、仕事&私用で便利に使っていたのだ。

でもコンピューターは所詮消耗品。先週あたりからハードディスクの動きがおかしくなってきて、一昨日ついにカタカタと音がし始めた。危険を感じて、メールやファイルのいくつかをバックアップにとり、リブートをかけたら案の定ブルースクリーンがでてOSが起動しなくなった。チェックディスクをかけてもX。予備のHDDをさしてみたら、問題なくたちあがる。40GBの東芝製HDDが昇天したのだ。長い間お疲れ様でした。ならばいっそ増強してしまえとネットショップでHDDをオーダーした。

いやー今の2.5インチ(5400rpm)HDDって安いのな。40GBはいうにおよばず、60GBで10,000円を切るのだ。ついでに、DVDにデータを焼けるようにと内蔵のDVDスーパーマルチドライブもオーダーしてしまった。だって安かったんだもん(;-;)

そんでもって今朝10時にパーツが届いたので、リカバリーしている次第。フルバックアップなんてとっていないので、リカバリーCDからこつこつ環境復元。一日仕事だけど天気もよくないからちょうどいいや。

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万聖節には

かぼちゃを食べると風邪をひかない(そりゃ冬至だよ)

今日、帰宅時に街で幼児の「Trick or Treat! 」の声を聞いたよ。ハロウィンはあさってじゃないかなと思ったが、きっと幼稚園などの行事なのであろう。かわいいね。

実はお菓子作りは子供の頃から続いている趣味のひとつだ。造形センスはないので手の込んだものは作れないが焼き菓子は目を瞑っていても焼けるくらいには作りこんでいる。使っている道具もけっこうな年代ものだ。(父からもらった電動泡だて器なんてもう30年以上使ってる。すごいぞGE)

てなわけで写真で解説するかんたん!パンプキンパイの作り方。レシピは超いい加減なのだ。いい加減でもけっこうおいしくできちゃうのがポイントだ。

☆パンプキンパイ☆

○かぼちゃフィリング

かぼちゃ半分
甘味(砂糖・三温糖、メープルシロップなど)はお好みで(大さじ2~)
卵黄 1個分
牛乳 適当(100cc~)
バター 1かけ(50g)
シナモン
あればラム酒

1.かぼちゃ半分の種をとり、皮のついたまま大きくくし型に切る。ラップをかけて電子レンジで10分(硬いようなら調整)。
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2.かぼちゃの身の部分をはずし、小鍋にあけてスリコギなどで粗くつぶす。甘味・牛乳・バターを加えて弱火にかけ、沸騰したら卵黄をいれて手早く混ぜる。
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3.生地にツヤがでるまで練る。しあげにシナモンをふってさます。
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○パイ生地(直径18cmのパイ型)

薄力粉 100g
砂糖 少々
塩 少々
バター60g
水 40cc

他にツヤ出し用の卵黄および打ち粉用の小麦粉

4.薄力粉、塩、砂糖を混ぜてふるう。粉ふるいがあると便利だがザルなどでも可。
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5.刻んだバターを粉に混ぜ、手早く指ですり混ぜる。時間をかけるとバターがとけちゃうので注意。ラップをかけて30分ほど冷蔵庫で冷やす。
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6.水をいれてさっくりと混ぜ生地をまとめる。多少ぼろぼろしていても大丈夫。
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7.ラップで包んで1時間ほど冷蔵庫で放置。
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8.台に打ち粉をして、生地を長方形にまとめて短辺を手前におき、打ち粉をした綿棒でのばす。
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9.長方形の短辺を持って中心に向かって折り、
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さらに半分に折る。
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10.短辺を手前において、また伸ばして折りたたむ。9,10を4-5回くりかえす。この作業は手早くしないとパイがきれいに層にならないので注意です。
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11.厚さ1cmくらいに伸ばして、ラップで包んで1時間ほど冷蔵庫で放置。
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12.パイ型に粉を振り、生地の2/3を正方形に伸ばしてパイ型に敷く。はみ出た部分はナイフでカット。
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13.生地の残りを伸ばして幅2cm X 長さ18cmのひも状にカットする。
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14.パイにフィリングをつめる、表面をひも状の生地で編むように覆う。まず十字に置いて
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交互に置いていく。
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刷毛で卵黄を塗る。
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14.250度で予熱したオーブンで、220度 5分 180度30分程度。焦げ目を見ながら焼く。こげるようならホイルなどかぶせる。

15.完成。デジカメとりながらつくっていたので生地がちょいと失敗。でも味はイケます。
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大人っていいな。大人買いができるから。

毎日近所のセブンイレブンでタカラのアルフォンス・ミュシャ フィギュア ミュージアムをすこしづつ買っているのだ。全部で10種。

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<だいぶそろってきたよ>

ベル・エポックの寵児。アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナーのミュシャが大好きだ。意匠も色使いもすごく好き。画家と違いポスター、パッケージやラベルデザイン、挿絵などといったいわゆるマスプロダクト・デザインを主に行っていたため、オリジナルのリトグラフも手が届かない金額ではない。いまは廉価な複製を寝室に飾っているがいずれはよい状態のものが欲しいなって思っている。

いつも思うのだがフィギュアの原型師さんたちの二次元を三次元に移し変える技術はすごいよね!ミュシャのあの意匠が見事に立体化されているのだ。(あ、ミュシャファンの間では賛否両論なのは勿論知ってます。でも私は素直に感心しました) もちろん塗りはアレなんですが、象牙彩色はいい感じ。

ぜんぶそろったらカップボードに飾るんだ!

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<今日のお弁当は趣向を変えてオムライス。かぼちゃのポタージュと>


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私のささやかなお楽しみが

本日の心の叫び - また渡辺淳一かよ!(本日付日経新聞朝刊より)

まったく~何が純愛の極みのエクスタシーだよ!あられもない。「秘すれば花」って言葉を知らんのかオヤヂ共はよ~!直接の行為をいくら微に入り細を穿って描写したところで、そこから得られるのは興奮はするかもしれないが脊髄反射で情もへったくれもない仮想の性体験だけだ。胸詰まるような片恋や身を焦がすほどの嫉妬。奔流に身をまかすような背徳の快楽。そして何よりも愛が成就した際の世界が一度に拓けるような快感 - を感じさせてこその「滴る様なエロティシズム」ではないのか。みんなそんなに即物的なのがいいのかっ!
(渡辺先生のファンの方すみません。他意はありません。<-ありすぎだっ!)

すみませんつい興奮しました。

毎日ストイックな高村文体に萌えてたのになあ..。 日経とるのやめようかしらん。とはいえ、高村先生、紆余曲折はありましたが長期の新聞連載お疲れ様でした。いち読者として毎日楽しみに切り抜いておりました。この切抜きをよりどころに「新リア王」の書籍での完結を心待ちにしております。はあ、晴子情歌でも読もう(;-;)

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ふりむけばかえる

かえるが好きだ。一時期サンリオのけろけろけろっぴにはまったことがあって家中がけろっぴグッズだらけだったことがあったよ。旅行の際にもお土産として蛙の意匠のものを買うことが多い。リバティプリントの蛙ぬいぐるみも結構な数がある。

土曜の午前中、テレビのチャンネルのザッピング中にふと目にとまったキュートな生物。カエルのアニメ? あ、仲間がいる。しっぽがついている。おたま? かわいい!
そこで夫に聞いてみた(ヲな業界人なので詳しい)。「ねーねー、このケロロ軍曹ってカエルのアニメかわいいね」
「あー、そいつカエルじゃないぞ。地球を侵略しに来た異星人だ。なぜかガンプラ(=ガンダムのプラモデル)にはまっちゃって小隊ごと冬樹(主人公)の家にいついたんだよ」 「へ?ガンプラ?あ、確かにケロロ軍曹のお部屋にはガンプラが飾ってある。それって他のアニメなのに問題ないの」 「だってこれ制作サンライズ(=ガンダムの製作会社)だもん」「ふ、太っ腹!」

というわけでさいきん好きなケロロ軍曹であります。単行本もそろえたよ。お気に入りは二重人格のタママ二等兵。おたまのしっぽが超キュート。わたしの本来の性向ではクルル曹長が好きになるはずなんだけどな。電波系眼鏡君だしクールだし子安声だし。(ギロロ伍長もワイルドで優しくて好き!) アニメのエンディングのダンス☆マンのアフロ軍曹も妙にハマルよ。

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新潟県中越地震に思う

何しろ代々東京下町の商人の生まれだ。あの界隈は関東大震災と東京大空襲で大きな被害を受けた。ために、私は寝る前に聞くおとぎ話のようにその被災の様子を祖母や母から聞かされて育ったのだ。関東大震災の折には祖父母は裏の竹林に逃げて家屋の倒壊から免れたのだという。(竹林は地下茎が密に張っているため地震に強いらしいよ)

首都を襲う直下型地震は近いうちに来る。下町は未曾有の被害を受けるといわれ続けて数十年。東京に大地震はまだこない。同郷の方ならご理解いただけると思うが、あの地域の子供は幼い頃から地域単位、学校単位で避難訓練や訓話を繰り返し受け、大地震への恐怖を植えつけられて育つのだ - これはトラウマになるよ。

首都はまだ被災していないが、十勝沖、日本海中部、三陸はるか沖、阪神・淡路大震災 そして今回の新潟県中越と日本全国で地震禍はやむことなく発生している。阪神・淡路大震災で起きた長田地区の大火災をテレビでみたときの衝撃は忘れられない。それは私が怖れ、悪夢にまで見た直下型地震に見舞われた東京下町の被災の姿であったのだ。なぜそれが東京ではなく神戸であったのか - 言葉もなかった。

しかし怖れているだけで何の策も講じないのは愚かな話で、いまできることをするしかない。手前味噌で申し訳ないが、私の勤務する会社では、新潟県中越地震が発生して1時間後には新潟のお客様の被災状況を確認し復旧するための緊急チームができていて、建物、機器類、回線その他もろもろ、被害をうけた各種設備機器の手配とリカバリーが始まっていた。 その迅速な対応は阪神・淡路大震災の経験により災害対応マニュアルが整備されたことによるものだ。

文明が発達し、治水の進んだ今日でも今年の台風禍のように河川は決壊し、たいへんな被害が起きる - あらゆる天災に対して人間はほんとうに無力だ。しかし、起きる被害を全て防ぐことは無理でも、起きた被害にすばやく対処し、復旧することは可能なのだ。私たちは災害に学び、備え、直接もしくは二次・三次被害を最小にすることができる。それが地震(今年は台風も)大国日本の住民としての心のよりどころとなるのだ。

最後に、(再度ではありますが)新潟県中越地震で被災されたかたがたへお見舞い申し上げます。些少ですが日本赤十字社宛に義援金をお送りさせていただきました。

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地震とかアオドクロとか

10月23日の地震で被災された新潟地方の方々にお見舞い申し上げます。

観劇中に地震にあったことは実は何度かある。近いところではさきのガマ大王とザリガニ魔人@渋谷パルコ劇場。木場勝巳さんと山崎一さんの静かな会話シーンで渋谷が揺れた。決して小さくはない震度であったと記憶するが役者さんからは僅かな動揺も感じられずさすがと感心したものだ。

昨夜はアオドクロ二度目の観劇であった。私はお財布とスケジュールに余裕があれば演劇は複数回みることにしている。おおむね前半と後半。演劇はナマモノだ。脚本も演出もすこしづつかわる。日ネタもある。何より役者さんの成長著しい場合、舞台はがらりと変わってまったく別のシバイになったりするのが楽しい。さきのアカドクロでも前半と後半では水野美紀さんの無界屋が別人になり、芝居の世界がぐんと膨らんで見えた。(前回の観劇感想)

てなわけでアオドクロの変化を楽しみに訪れた日生劇場で地震に遭遇した。6時前に劇場にはいって、ロビーの椅子に座ったところでまずぐらりときた。けっこう大きい。ロビーは携帯電話が通じるので早速ニュースサイトに接続すると、新潟で震度6強というたいへんな強震。ほどなく地震による舞台装置点検のため開場を遅らせる旨のアナウンスがはいる。結局10分ほどで遅れて開場したのだが、席についても余震で度々揺れる。たびに観客がざわめき本当に開演できるのかちょいと不安になった。20分ほど遅れて例の「Defenders of the faith」が鳴り響いたときは、劇場全体にほっとした雰囲気が漂った。

前回の観劇は最前列上手側であった。最前列というのは舞台上の役者さんの表情をみるのにはとてもよい席だが死角が多くできてしまい舞台全体をみるには適さない。特に映像あり、細かなライトワークあり、花道(下手側だ!)ありというようなダイナミックな舞台使いをするような新感線の芝居では最前というのは致命的に見づらいのだ。もちろん
メリットも多い。何より役者の細かい演技、衣装のディティールが見えるのが良い。無界屋の場面で、聖子さん、よし子姐さん、カナ子さんの新感線歌姫衆の艶姿(胸とおみ足が美しい!)を間近で拝ませていただいたのは眼福であった。

というわけで今回は中二階のグランドサークルでみた。舞台はちょいと遠いけど、舞台全体も花道も見渡せるよい席であった。前回わからなかった舞台下手側や花道の演技(小ネタが多いこと!)がよく見えた。でもそんな席にもかかわらず芝居自体の印象はあまりかわらなかったのだ。理由はわかっている。染五郎丈の演技が完璧であること(今回も台詞回しに酔った。口跡が本当に良かったのだ)を筆頭に、ほぼ全員の演技が非常に安定しているためあまり変わりようがないのだ。変わる可能性があるとしたら池内さんなのだが、残念ながら大きく化けているとはいいがたかった。

池内蘭はあのガタイにもかかわらずとても儚い印象を受ける。初舞台ゆえの台詞回しが弱いところ、殺陣がぎこちないところも相まって髑髏城に赴き天魔に翻弄される場面では舞台上で消え入りそうだ(存在感が無いということではないよ)。だからこそ今回の最後の捨之介の台詞が「今度は間違いなく殿の後をついていけよ!」になったのだと思う。そう、誘蛾灯に吸い寄せられるように天魔に魅入られ操られる意思無き「流され系」の蘭兵衛。女たちに乞われるままに無界の里をつくり、天魔に操られてその里を破壊する蘭兵衛の行動の一貫性のなさは、彼が自分の魂を信長の死とともに葬った「空の器」だからであるとしたほうがいっそわかりやすい。

だからこそ天魔王とそれに添う蘭丸の姿が美しいのだ。彼らはすでに地上のものではないのだから。

てなことを舞台をみながら妄想していました。でも後半、蘭丸の鎧姿、長髪黒髪に銀の鎧ってかっくいーなーとか思いながら、でもあれってハインリッヒだと思ったことは秘密だよ。腐ってるからね。

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<日生劇場アオドクロ看板>

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<日比谷公園で開催されていたガーデニングショーにでていたフランス料理屋台。キッシュとワインで開場前の腹ごしらえをしたのだ。おいしかったよん>

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ぼくらのラヴ(ィ)・ストーリー?

電車の吊広告に気がつき「??」。

家に帰ってサイトを確認して「!!」

NECシネマパラダイス「ぼくらのラヴィ・ストーリー」

ネスカフェの三谷唐沢とか、P&Gの洗剤ボールドの玉山とか、なんとなくアヤシゲな関係を示唆するやお疑惑のCMってコンスタントにあるよね。

でもこのコマーシャルというかミニフィルムは、あきらかに腐女子狙いで(しかもかなりの萌え設定)

NECさんは私たちにどうしろと!(LaVie買えってことかなあ)

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捏造写真

不名誉な写真をとるなと夫から叱られた。

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<ボーイズラブ雑誌を読むねこまる>

好きな作家(寿たらこ先生らぶ)の連載目当てでひさびさに買ったBL雑誌をぱらぱらと読む。BLドラマCD広告のあまりの多さに目を疑った。 どうみても供給過多だ。 いったい誰が買うのだろうか...。

いや大昔は漫画のドラマCDを買ったりもした私だが(「ここはグリーンウッド」と「究極超人あ~る」は名作だと思うよ)、そして「西洋骨董洋菓子店」のドラマCDはVer4まで全部持っている私だが(山寺宏一さんのオーナー、郷田ほづみさんの"魔性のゲイ"小野のからみは絶品ですよ)...はいなにも言う資格はありませんね。

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雨の日と火曜日は

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<アンニュイというよりはバンニャイなねこまる>

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ドクロイヤー万歳! - 「アオドクロ」感想

この項思いっきりネタバレしていますので、アオドクロ観劇予定の方は読まぬが吉でございます~。

同じストーリーの芝居をキャストを変えて再演・再々演するというのは歌舞伎の例をとるまでもなく芝居の世界では当たり前のことだ。魅力的な物語、魅力的なキャラクターをさまざまな役者がさまざまな切り口で演じる。すばらしい演技は賞賛され継承され、時には独自の解釈が生まれ、繰り返し繰り返し演じ続けられるのだ。
- これは、オペラでも落語でもみんないっしょだ。それが普遍的な意味での「Play - 演じる」ということなんだろう。

だから、前の○○さんは良かった - それに比べて..というのは無意味な議論だと思う - とはいえ比べちゃうのが人情だけどな。いや昨今90・97・アカ・アオの比較がかまびすしいものでついね。

本文

さてさて、春のアカに続くアオドクロ、染五郎バージョンの捨之介だ。貫禄のアカ古田捨に対して染捨は...白かった。だって銀髪に白いキモノなんだもん。対する池内蘭の衣装は...水白チェック羽織はないだろう..(勿論水白は喪の意味なのであろうが)、アカ古田捨のウエスタン羽織と同じくらい納得がいかない衣装だったよ。

正直ちょっと不安だった。実際、捨之介自身の背負う業とそれへの諦観がうまくでているとは言い難かったが、それを凌駕するものがあった。「天魔王」の存在感である。

「髑髏城の七人」は脚本として弱いところがある。それは「天魔王」の動機だ。光秀を唆し本能寺の変を引き起こし、8年かけて英国と交渉して手を組み、関東に居城を構え数万人の兵を集め、満を持して秀吉・家康を攻める - 信長の影武者だった彼をそこまで駆り立てたものはなにか、それだけ周到に叛乱を準備したのにいざ英国が手を引いたら、周囲を全員惨殺し、ひとり逃げ出すという竜頭蛇尾な最後もずっと納得いかなかった。

しかし、染五郎の天魔王から古田版にはなかった「天魔王」の「魔」を感じたのだ。そうか、あれは戦国の世に凝った悪霊のようなものなのだ。そう思って得心がいった。「業を全て三途の川にながした」捨之介に対し「業を捨てきれずに呑み込まれた」蘭兵衛。それに対し「業に自ら呑み喰らわれた」天魔王なのだ。
膨れ上がった信長の業に呑まれ、その欲の赴くままに主を殺し忠臣を篭絡し、ひたすら戦乱の世を目指す。そこにはすでに人の意思はない、あえていえば妄執だ。そんな妄執にとりつかれた哀しい天魔王の姿が見えたのだ。

それだけでもアオを観た価値があった。

真面目な感想はこんなところかな。あとはキャラミーハーな感想(所詮キャラ萌えファンなのだー!)まず、狭霧の鈴木杏ちゃんは本当に17才ですかっ!所作も決まり声も通ってベテランの趣。末恐ろしいや。そして、アツヒロ忠馬もキュートで光ゲンジ(?)で素敵。じゅんさんの兵庫が馬鹿だけど頼れるアニキなら、忠馬は馬鹿でまっすぐで誰もがほおっておけない弟キャラ。極楽太夫とはカップルというより姉弟でした。川原アニキは渋キャラなのに出番少なくてもったいない...。ナイロンの三宅アニキよかった!歴代でいちばんダイナミックでスピード感あふれる100人切りはアニキの功績だ。よし子姐さんとカナ子さんのツインボーカルも大好き。これに聖子さんが加わったら無敵だ。これでこその新感線でしょう(;-;)。 高杉アニキのメカゴジラ(目が赤く光るのだ。そしてしっぽがキュート!)も好きです。舞台向きのいい俳優さんだよ。聖子さんはお目が高い。

そして池内蘭.....声良し、顔よし、姿良しの伊達男。立ち姿がもっさりしているのは初舞台ゆえの不慣れでしょう。前半はあれ、ミスキャスト?と思ったけど後半の鎧姿がきまりすぎ。どこのヒーローかと思いました。歴代の蘭と違って色や情はないが、あくまでストイックな蘭もありだと思ったのは後半の存在感ゆえ。きっとあと少しではじけるよ(水野蘭も後半の厚生年金になってぐーっとよくなったしね)

最後に ... 粟根渡京...もう巨大コロ助でたとたんに場内拍手喝さいで。「ああ、粟根蘭は愛されていたのね」と思いました。粟根さんのオタクキャラは大好き。そしてキレのある殺陣も大好き。だからもっともっと悪乗りしてくださいませ。

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ヘルシオを試してみた

以前の日記で語ったシャープのウォーターオーブン「ヘルシオ」を試用する機会に恵まれた。

しかしでかい。庫内が広いのに加えて横幅は水タンクの分、そして奥行きは(多分)水蒸気発生機構(?)のためけっこう大きい。とても我が家の狭い台所に置く余地はないよ。せめて電子レンジの機能があれば、それの代替としておけるのだが...。あと結構音が大きい、余熱時間が必要、スチームモード時は扉を開けると水蒸気がもわっと立ち込めてちょっと扱いが怖い(でも、扉部分にエアーカーテンが仕込まれていて熱気がそのまま外に出ない仕組みはGood)など最初はネガティブな印象を持ってしまった。

ところがテストのために、出来合いの鳥のから揚げを温めてみて(10分弱) 印象を改めた。おいしいのだ!外はかりっと、中はジューシーとまるで揚げたてのような味わい!しかもかなりの油が下に落ちる。これは大変に嬉しい。油が抜けるのに触感も風味もそのまま....これは気に入った。ご飯などもあたためてみたが電子レンジを使うよりもふっくらとおいしくなる。

ううむ、家の台所が広ければ買うかも....シャープさん。ひとまわり小さいのをだしてください~、せめて電子レンジ機能と一緒にしていただければすぐにでも買います~(;-;)

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<色もなかなかキュートなヘルシオ>

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リスペクトは悲しからずや

通勤途中の電車で、何気なく中吊り広告を眺めてびっくり。し、少佐とBJがっ!

小学生の時に手塚漫画の洗礼を受け、初萌えはロック(初見はバンパイヤだけど)、勿論ブラックジャックはリアルタイムで読んだ。それなりに思い入れのある私にとって、昨今のBJ大露出(アニメ化とかね)はちょっと苦痛だったが、まさか御大登場とは。

もちろん「エロイカより愛をこめて」も大好きだ。この2作、連載時期はほぼ同時期じゃないのかなあ。(wikipediaで調べてみたら、エロイカ開始は1977年。BJ開始が1973年 - 1983年の連載だから重なる。掲載誌プリンセスと少年チャンピオン、ともに秋田書店だ)

というわけでコンビニでちらっと呼んでみたら.....BJというより、エロイカの番外編でした。そんなに違和感なかったしね。

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ホットケーキ

時折無性に食べたくなるもの。オムライス、チキンラーメン..そしてホットケーキ。つくってから我が家にはバターが無いことに気が付いてちょっと鬱。

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<ちょっといびつ。メープルシロップをデミタスカップにいれてみた>

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<おまけのねこまる。しっぽが邪魔でノートが書けない>

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あらしのよる

ガブXメイ萌え~っ!て話題がちがうがな(もちろん持ってますよ腐女子ですから)。

今年はほんとうに台風が多い。7月に旅行した三重県の被災状況をみるにつけ心が痛む。天気予報では明日は嵐だ。スーパーに出かけて(最近のスーパーは深夜までやっているよね)、週末の食料をたっぷりと買い込んだ。同じことを考える人は多いと見え、スーパーの駐車場はこの時間でも満杯だったよ。

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萌え日記

萌えのつぼはまさに人それぞれ。それがたとえば私の場合「眼鏡」だったり「40男」だったり「理系」だったりするわけだ。そんな萌えにであったとき「それって胸キュン?(byトロ)」状態になるのだよ。

そんなわけで「アオドクロ」の公演も始まり、マイフェイバリッド役者の劇団☆新感線の粟根まことさんがめっちゃ萌えツボ刺激キャラになってるらしいと風の便りにきいて浮き足立っているのだ。ううっ観劇の日は遠い。

そっか獲物は○○○○か~(うっとり)

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画竜点睛を欠く

秋は深まりつつあるわけだ。先週末衣替えをやって完璧ーと思ってたら、街行く女性のストッキングが黒系に!そしてすでにブーツをはいている人まで! そこまで気が回らなかったよ~。

ところで東京では圧倒的に秋冬はストッキング黒系が多いですが、関西ではそんなことないと聞いたことがあります。本当かな。私は秋は黒、冬は黒タイツ(あったかいよ~)。

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<秋晴れを寿ぐお赤飯、玉子焼き、アスパラのおひたし>

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浸透と拡散

帰宅途中の電車の中、私の後ろで学生さんらしいお嬢さんが二人、会話をしていた。

特に耳を傾けていたわけではなかったのだが、以下の発言が耳にはいりちょっと吃驚した。

「でね、テレビみていたら○○(タレントの名前)がすごいこと言っていたのよ。急いで2ちゃんの実況板をみたらやっぱり大騒ぎでねー」

恐ろしやインターネット時代、アングラでインモラル(古いよね)と思っていた2ちゃんねる(しかも実況板)が、このような場であっけらかんと語られるほど一般に浸透しているとは!そういえばちらとみた女子高生(多分)の携帯メールの画面にも2ちゃんのAAがみえたっけ。

いやわたしも勿論見ているんですが...しかも実況板はよく人大杉になるので、ギコナビ使ってるんですが..(だめやん)

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<のりたまごはん、つくね団子とアスパラのおひたし>

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苦しまぎれの翻訳

午前中に某営業から急ぎで頼まれた要件。先週私が作成したプレゼン資料を午後までに英訳。20ページあまり。

「ラフな訳になっちゃいますよう」
「いーよ、あとは俺のしゃべりでつくろうから」
「じゃあ資料は日本語でもいいじゃないすかー」
「客の偉いさんへのプレゼンに使うんでそんなわけにもいかないんだ」

英語は苦手だ。外資系の会社に入って10余年たつのに全然覚束ない。英国に長期出張したこともあるし、外人のボスについた経験もあるのにね。

急ぎの英訳をおおせつかったときは逐語訳などと考えてはいけない。なまじ日本語に対応した英語なんてものを考えるから時間がかかるのだ。なにも考えずにいちから英文をでっちあげて行くのが一番早いよ。

とはいえ、自分の叩いている英文がはたして、外人に通じる適切なものなのか戸惑うことがある。メールなんかかいていてもそう。情けないけどそんなとき私はその文章をGoogleにまるごといれて検索する。Nativeのサイトにヒットすればああ、この言い回しはありなのだ、と自信がもてるのだー。

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<お弁当王国続き。のりたまごはんとしゅうまい、アスパラのおひたし>

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今日の私

なにかから(試験勉強だよ)逃避するようにいろいろやってしまった。もうダメだヲレ ..orz。

1.午前中は衣替え
- 夏物の靴をクリーナで汚れをとって、クリームで拭いて、かかとの磨り減ったものは靴の修理屋に持っていくものとして隔離、その他はシューキーパーをいれて秋冬の靴と入れ替えに靴箱にしまう。
- 秋冬物の服をウオークインクロゼットからだしてきて夏物の服と入れ替える。重いよ秋冬物の服...そしてどうしてこんなに量があるんだ!(と衣替えの度に思うんだ...)

2.午後はアマゾンで大人買いした本を読む

-「真夜中を駆け抜ける」「「千の花」  依田沙江美 BL漫画。少年の日に出逢い、激しい恋に落ちやがて別れた二人が30歳を越えて画家と雑誌編集者として再会する。かつての日々ほど純粋ではない二度目の恋は浮気もするし、駆け引きめいたこともする大人の恋。それぞれに打ち込むべき仕事があって、お互いを大切にも思っている。執着と諦めの間を揺れ動き、カミングアウトの問題もはらみながら恋はゆっくりと成熟していく。

ラブコメと銘打っているが、なかなかどうして静謐に細やかに二人の心の機微を描いて秀逸。そしてタイトル作、二人の出逢いを描いた「真夜中を駆け抜ける」はボーイズの枠に収めてしまうにはもったいない傑作。万人に読んで欲しいんだけどなあ。

- 「しゃばけ」「ぬしさまへ」 畠中恵 お江戸人情推理帖。病弱な大店の若旦那と彼を助ける手代の妖怪コンビ(いい男!)...ってこれは百鬼夜行抄の小説版かよっ!でも主人公の若旦那とそれをとりまく人間&妖怪がみんないいひと(人?)たちで読んでてほのぼのするよ。私は屏風のぞきが好きだなあ。

3.夜はTV三昧

- NHKスペシャル「チペット 天空の湖」 凍った湖を渡る羊たちが愛らしい。余分な装飾のないドキュメンタリーは大好きだ
- テレビ朝日「火山高」 吹き替え版は古田新太さんがナレーションなので、すでにペイテレビでみている。でもみちゃった。みればみるほど天上天下(漫画は大好き)実写版...ああ、すっげーのりのりなナレーションだよ古ちん..

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ひぐちアサ「おおきく振りかぶって」

物語が好きだ。それは本だったり演劇だったり映画だったりいろいろ。よくできた物語には力がある。魂ごとふわりと(時折は強引に)その世界にもっていかれるのだ。

そんな力のある物語に出逢い、その僥倖に喜び、次には大声で触れ回りたい高揚感にみまわれた。こんな気分はひさしぶりだ。ひぐちアサ「「大きく振りかぶって(既刊1.2巻。以下続刊)」。野球漫画だ。

お題は高校野球。新設の野球部。監督は得体のしれない女性(巨乳)。理論派の顧問。傲慢とも見える言動のキャッチャー。やんちゃな四番とチームメンバーと芯が強く愛らしいマネージャー。そして主人公。野球を愛し、誰よりも努力家で才能にも恵まれているのに、不幸な中学野球部時代の経験で萎縮してしまっているピッチャー。彼らできたばかりの野球部がすこしづつまとまって「本当の野球部になる」様子がきめ細やかに描かれている。切なくて爽やかで - そして登場人物すべてが前向きで愛らしい。

この作品が掲載されている講談社の月刊青年漫画誌「アフタヌーン」をその昔定期購読していた。ちょうどその時期に作者のひぐちアサがデビューしたのだ。繊細な描画に、真皮がむき出しのような(ファンの人ごめん)イタイ系の自虐的な性格の登場人物、容赦のないストーリー展開に当時はさほど興味はひかれなかった。その作家がよもやこのようにおお化けしようとは。嬉しい誤算だ。

人間の内面に深く沈みこんでいくような作風は、瑞々しい心理描写をそのままに外に向かった。ディテイールのこだわりは科学的な野球のトレーニングの表現となった。そして何より登場人物が前向きで魅力的だ。それはかつて主人公のピッチャーを疎み追い出した中学時代の野球チームのメンバーですら例外ではない。

彼らの葛藤と気づき、そしてピッチャーに対する謝罪とフォロー(と新しい挑戦)の描写は見事だ。この作品には敵キャラはいない。それぞれが仲間を得て、ともに戦い、己と向き合い、成長していくのだ。

まあ、読んで欲しいとしか言いようがない。面白くってはらはらしてそして読んだあとぐんぐん力がわいてくる。そんなプリミティブな物語。なによりピッチャーの三橋くんがネコみたいでかわいいし(キャラ萌えかよ!)

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チケット話

芝居のチケットをとるのはなかなかに大変だ。私が現在のようにチケットをコンスタントにとれるようになったのはインターネット経由のチケット予約が一般的になってからだ。劇場に並ぶほどマメではないところが己の演劇ファンとしての限界だが。

芝居のチケットはだいたい3ヶ月程前からファンクラブ等の先行販売がはじまる。その先行販売、ちょっと前までは電話で先着順受付だったために人気公演の発売当日は携帯・自宅電話のりダイヤル機能を駆使して電話をかけまくった。NTTの「ただいま電話がたいへんに混みあっております」メッセージを耳にタコができるほどに聞かされたよ。

現在は殆どの先行がネットで受付&抽選となったために過日ほど殺気立たなくても良くなった。しかし抽選である以上外れる率も高くなった。ファンクラブ、カード会社やコンビニの先行、eプラスやぴあのプレリザーブなど、次々とトライして全部外れたら一般(これは先着だ)に挑む。それでもだめならチケット譲掲示板などを探すのだ。

どうしてこんなことをいっているかというと、NODA・MAP「走れメルス―少女の唇からはダイナマイト!」のチケットの先行がことごとくはずれてちょっと焦っているのだ。来年1月のチケットなんだけどね。鬼が笑ってるよ...(orz)

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ねこだより

あさもはよから机にむかって試験勉強中。試験まで1ヶ月を切ったのでちょっとお尻に火がついてきたのだ。

そこへ絶妙なタイミングで邪魔をしにやってくるねこまる。

「出たな陰獣!」(*1)

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<そこにいたら邪魔だって>

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<机から追い払ったら椅子の背に飛び乗っておりないよ>

*1: さいきん利用者急増中の某うぷろだ付掲示板(?)に深夜になると必ず貼られるジョバンニとカムパネルラの画像(アニメ銀河鉄道の夜<-大好きだ!)に対してのお約束コメント。


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にんげんだもの

世の中には様々な差別がある。人種、宗教、職業、性別、セクシャリティ等々。
いわれなき差別の話を聞くと心が痛い。先入観に囚われて人を評価することはとても愚かだ。私自身はできるだけフェアであるよう常に心がけているつもりだ。

でもその心がけはふとしたところで崩れてしまう。私は所詮心弱く嫉妬深い人間なのだ。

過日、新宿歌舞伎町で夫と私の共通の友人達と飲み会があった。会がお開きになった後、店をでて夫も私も少し離れてそれぞれ別の友人と話しながら歩いていた。するとさすが夜の歌舞伎町、街角で夫が客引きの女性につかまった。アジア系の女性がつたない言葉で遊びましょうと夫に誘いを掛けてくるのだ。彼が無視していたら、ついに彼女が夫の腕にしなだれかかった。肌も露な格好で。その瞬間、頭に血が上った。思わずかけよって「離れなさいよこの売女!」と叫んでその女性を引き剥がしたのだ。

友人と夫は呆気にとられた後爆笑していたが、私はしばらく落ち込んだ。
よもや私の語彙に「売女」という言葉があろうとは(「泥棒猫」ならちょっと言ってみたいものだ)! 彼女だって商売で客引きをやっているのだからそんな風に貶められるいわれはないのだ。

嫉妬心は怖い。信念や信条をあっさり崩すから。できるだけ守るように自分を戒めようと思った。

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<秋の味覚の栗ごはん。おかずは昨日と同じだよ。カップお味噌汁つき>

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