旬の味
腕時計のメンテをしに銀座に出かけた。時計屋は並木通りにある。修理を待つ間に程近い「天一」で昼食。老舗のてんぷら屋さんだが、四季折々気軽に利用している。いつ行っても座れるし(ここ重要)。お座敷でお好みを適当につまむ。
<いつもはカウンターだが今日はお座敷だった。板前さん貸しきり状態>
私が旬の味覚を味わうのは専ら「天一」だ。小さめに下ごしらえした素材にごく薄い衣をつけてさっと胡麻油で揚げる。さっくりとした衣の感触は一瞬だけで、ほんのわずか火の通った素材の香りと滋味だけが印象に残る。私は生よりもここのてんぷらの方が旬をより深く味わえると思っている。本日美味いと思ったのは「あおりイカ」「子鮎」「雲丹(利尻産。海苔で巻いてあげる)」「鮑」。あと「茗荷」と「生姜」。とくにほんのり火の通った雲丹の甘さ旨さといったら!
ところでここではさつまいものことを丸十という。丸に十は薩摩藩の御紋だから。判じ物ですな。厚く切ったさつまいもをじっくりあげて火を通したてんぷらは甘くてほくほくでとてもおいしい。江戸前穴子のてんぷら(カレー粉でいただくのは天一オリジンです)とともに天一おすすめのメニューなんだけど私は滅多に食べない。両方とも大きいのでこれだけでおなかいっぱいになってしまうからなのだ..(;-;)
お店の人に聞いたら、いつもの年ならもう国産の松茸がはいってきているのだが今年は猛暑のせいでまだとのこと。松茸のてんぷらもなかなかにオツな味です。次回は初秋だな。
修理相成った時計を受け取って、ぶらぶらと歩く、今日は曇りなのでしのぎやすい。
三越地下でお惣菜やパンなどを買って帰る。
<メロンを半球にくりぬいてブラマンジェをつめたケーキ。うまかった~(食ったのか!)>
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