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佐野元春 「THE SUN」

私の音楽に関する感性と経験は非常にプアだ。ピアノを長年やっていたせいで、クラシックの楽曲に対する基礎知識は持っているが、それにしたって非常に大衆的だ。なんせ好きな作曲家がバッハとベートーベン、オーケストラはカラヤン指揮時代のウィーンフィル、尊敬するピアニストはケンプなのだ。ね、わかりやすいでしょ? 
ましてやロック、ポピュラーにいたってはいわずもがなだ。恥ずかしくてカラオケにもいけないよ(行くけどさ)。でも、そんな私でもおよそ人生の各局面にさまざまな音楽があった。

誕生日にねだって買って貰ったBCLラジオ(流行ってたのよべりカード集め)から流れてきたBeatlesの「Ticket To Ride」に衝撃を受けたのは9才のときだ。クラシック以外の曲は殆ど聞いたことのなかった私にいきなりBeatlesはないだろう。お約束のように溺れ、私は小学生にして東京近郊で開かれているBeatlesのフィルムコンサートにでかけたよ。好きだったなあ「Hard Days Night」

Beatlesからはじまったため私の興味は専ら英国ロックに向き、なかなか日本のロックに親しむ機会がなかった。そんな私を揺さぶったのはYMOだ(ほんとにわかりやすいね)細野"ハリー"晴臣に惹かれ、そこから日本ロックへの回帰がはじまるのだ。キャラメル・ママ - ティン・パン・アレイ(復活コンサートもいったよん)-そしてはっぴい・えんどにたどりつく。はっぴい・えんどは今でも私のエヴァーグリーンだ。そのメンバーにも当然興味が向いた。大瀧詠一 - ナイアガラと下って佐野元春にたどりついたのだ。ややこしいね。

ハイティーンの多感な時期に佐野元春の少年ボイスとビートを効かせた小気味よいメロディーラインとドラマチックに響くホーンセクションに乗ったセンチメンタルなリリックは効いた。その後長いこと影響されるほどに。
それから20年。佐野元春自身は音楽は続けていたけど、自己再生産的な要素の強いものに感じられたし、どちらかといえば「This」やネットなどで語る人になってしまい、また私的には「ポエム・リーディング」「スポークン・ワード」などに馴染めず、アルバムは新作がでれば買うけどそれほど注目はしない音楽家になってしまった。

そんな折、ラジオから流れてきた「月夜を往け」。あれ?モトハルって昔こんな歌うたってたっけ?ってまず思い、新曲ってきいて愕然とした。メロディーラインまんま昔じゃん!でもなんか最近の自己再生産ぽかった曲に比べてパワーがある。昔「VISITORS」や「99BLUES」をわくわくしながら聴いた気持ちがよびおこされるよ。

てなわけでTHE SUN (初回生産限定盤)通して聴くとそれほどノスタルジックでもない。「希望」なんか昔のメロディーラインに日常生活のリリックのせてるな。「恋しい我が家」は丸ごと好きだ~。「遠い声」「君の魂大事な魂」とかムード歌謡(?)っぽい切り口もいいな。

それにしても「月夜を往け」と「太陽」を続けて聞くと、あまりにノスタルジックすぎるよな~という気になる。やっぱり新しいレーベル立ち上げたよ~っていう往年のファン向けのメッセージなのかな?でもとても気持ちよく聴ける。思惑とかどうだっていいや。やっぱ好きだよ佐野元春。

ところでうちの会社にはセントポールで元春とバンドやっていた上司がいる。そういう世代なんだよねー。すごいやあの少年っぽさ。

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iPodをあしらってみた

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