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2004.07.05

癒され系-SPAフリークの戯言

マッサージが好きだ。いやむしろフリークといっていいかも。スノッブと笑えば笑え、私もいま流行りの「癒されたい女」なのだ。すみません。それほど疲れてるわけじゃないんですけど(;-;) 自分の稼ぎでささやかなセレブ気分を味わう小市民なのさ。

出張で地方のホテルに泊まればマッサージを必ず頼む。オヤヂっぽいけど、立ち飲み屋といっしょで最初の垣根をのりこえちゃえば割と平気。がんがんフロントに電話かけて呼んで貰うのだ。
それからSPA - 直訳すれば温泉。おおむね女性専用のマッサージサロンだ。ハーブオイルや海草などを用いた入念なマッサージ、ジャグジーやアロマミストのサウナ、クールダウンのためのレストルームがセットになっている。
エステサロンといってしまうと美容、痩身のイメージがあって、勿論その機能も含むんだけど、どちらかといえばリクラゼーション「癒し」が目的だ。ホテルの中の一施設として多く存在している。

出張、プライベートの旅行で訪れた様々な国でSPAを利用してきた。お風呂発祥の地、英国のBATHにはちゃんと「BATH SPA」という名前の温泉ホテルがある。SPA好きとしてははずせない。勿論行った。個人の大邸宅をホテルに転用。クラシックなたたずまいのわりにホテル設備は近代的。クラシックな建物にクラシックな設備が普通の英国ではこれは貴重(不便を楽しむのも一興だけどね)。SPAも勿論充実で、ご飯もおいしかった。おすすめっす。

BATHにはこの秋には健康ランドもできるみたい。「大江戸温泉物語」みたいにROMAN BATHならよかったのにどうも今風のSPAのようだ。つまんないの。

香港「ペニンシェラ・ホテル」のSPAはヴィクトリア・ハーバーを一望できるテラスが絶景。夕暮れ時なんか最高の気分だ。過日、ここのジャグジーで和んでいたら、関西弁のご婦人団体がはいってきて、ごーぢゃすなSPAが一気に大阪の銭湯化してました。それはそれで痛快だったけど。
ハワイ「ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジ」の「MANDARA SPA」は広大なホテルに配置されているだけあって空間使いが贅沢で、1日でもいられるほどの充実設備だったよ。出張でいったんだけど、プライベートでも行きたいなあハワイ。

で、シンガポール出張の折に利用したバリ風マッサージのSPA、「ST.GREGORY SPA」の日本支店が家の近くにできたというので早速いってみた。家から車で10分もかからない。雰囲気は南国。バリという感じで設備もよいし、スタッフの人も非常に丁寧でマッサージも気持ちいい。

最初にアロマソルトで足を簡単にマッサージ、その後足湯で20分、全身マッサージを40分くらい、ハーブテント(1人分の小さな布のテントの中でハーブを焚いている。信じられないくらい汗がでる)これで120分のコース。その後はジャグジー、ミストサウナ、リラックスエリアでクールダウン。私は冷え性で夏でも身体が冷たいのだけど、あれからずっと足先、手足がぽかぽかしていて気持ちいい。1ヶ月に1度くらい、リゾート気分を味わいにきてみるのもいいなと思ったよ。それ以上はお財布が許しません(;-;)

ただ難点はリゾート地のSPAにくらべると空間の使い方がコンパクトなことか。リラックスエリアの寝椅子なんか3つしかない。混まないように調整しているのかもしれないけど、混んでるのなら利用したくないなあ。

ちなみにこれがある三規亭(みきてい)は東急グループが子育てを終えて、比較的自分の自由にお金が使える、50代のご婦人層をターゲットにした、レストラン、ショッピングなどの和の複合施設。こ、小癪な。たしかに顧客層は年配のご夫婦が中心であった。でもこれってどうよ。世の中ってそんなに富裕層がいるのかなあ。謎の東急戦略。受けるのかはまだ謎だ。

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