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日本の夏、英国の夏

なにか苦行でもしているような気になる今日この頃の猛暑だ。本日営業と地下鉄の出口で待ち合わせをした。時刻はお昼過ぎだ。約束の時間に地下鉄の階段を上がっていくと、彼が先に来ており、地下鉄の階段をあがったところで背広を着こんで待っていた。いっておくが炎天下だ。

「暑くない?」「暑いっす。いまシャツ脱いで絞ったらこのあたり汗で水びたしっすよ。」
「上着は脱いでよ~。見てるほうが暑いよ~ってか日陰で待ってろっ!」「でもこのあたり日陰が無くて..」
「階段の下は地下で日陰でしょうが。死んじゃうよ~(;-;)」「あ、そーか!」

などというとぼけた会話はさておいて、いつから東京はこんなサバイバルな街になったのだ?

さて猛暑といえば昨年の英国。ロンドンの今日の天気は曇。最低16度最高22度。例年だいたいこんなものである。従って英国はあまり暑さに対しての対策をとってはいない。レンタカーはエアコンがないのが普通だし、ホテルだってよっぽど近代化されていなければクーラーなんて気の利いたものはない。(10年ほど昔、ロンドンのハイドパークホテルに泊まった際、部屋にクーラーはついていたが、これがつけるととんでもない騒音を吐き出すシロモノで..今はマンダリン・オリエンタルグループになって設備は近代的になったとは思うが。)

いってみれば英国は軽井沢。夏は国全体が天然避暑地なのだ。しかも高緯度のため、夜10時をすぎても日が暮れないという遊ぶのには格好な場所だ。それなのになぜ君たちはわざわざ休暇を暑い南仏で過ごすのだ~?!と昔、出張中にがらんとした夏のラボで叫んだこと数回。英国人てニース好きだよな。

そんな天然避暑地の英国を含む欧州全体を熱波が襲ったのは昨年の夏。フランスやイタリアで多くのお年寄りが亡くなった痛ましいニュースは記憶に新しい。

昨年の英国の猛暑状況。最高気温が25度を越えれば猛暑といわれる英国でのきなみ30度が続いたのだ。そりゃ死者もでるよ。
そんなさなかに英国にいったのである。おりしも昨年の日本は冷夏。涼しい日本から猛暑の英国へ。ニースへ行く英国人を笑えないや。

ヒースローについてその熱気に愕然とした。まずハーツのカウンターに行ってクーラー付と念を押してレンタカーを借りた。通常車種はフォードやプジョーの小型車なんだけどそういうわけで昨年はトヨタ(AVENSIS)だった。さすが日本車、温度指定でがんがんにクーラーがきかせられる。+15£/Day(;-;)でもこれは有難かった。

ヒースローから40分ほどのテムズ川沿いのホテル「コンプリート・アングラー(釣魚大全荘)」が定宿だ。テムズ川上流の堰に面した美しい佇まいのクラシックホテルの名は勿論アイザック・ウォルトンの著書「釣魚大全」からとっている。そしてその名の通り釣宿、船宿としての機能ももつホテルである。

私は釣りはしないが、車の交通の便も良くご飯もおいしく、そして何よりホテルのあるマーローという小さな町が大好きで、ここ数年、英国一泊目は必ずここにとまっている。もちろんクーラーはない。かわりに各部屋には扇風機がそなえつけられていた。町にでれば、レストランに「Air Conditioned!」の大きな看板が。逆にこれがなければクーラーがはいっていないわけだ。ふー。

昨年の旅行は、1週間ずっとマーローに滞在し、テムズ沿いのパブリックフットパスを散策したり、凶暴な白鳥と遊んでいた。何もしないのもなんだからと近くのウィンザーにいったり、通行税の適用されたロンドンをバイパスしてカンタベリーなどにもいってみたのだが、お城でも大聖堂でもあちらこちらに扇風機が設置され生ぬるい空気をどよんどよんとかき混ぜていたのであった。さぞかし欧州の扇風機需要はあがったことだろう。

ところで夏の英国は郊外でファームショーやプロムナードコンサートなど様々な催しが開かれるが、臨時駐車場にはかならず「あなたの犬を車の中で死なせないで!」の大きな警告の垂れ幕やポスターが貼られている。日本では赤ちゃん、英国では犬が炎天下の車の熱気の犠牲になるのだろうか。日本もこれくらいアピールすればパチンコ屋の駐車場での痛ましい事故がなくなるのかな?

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コメント

東京やばいっすね。
こうも暑いとおそらく誰かおかしくなります。
海沿いの高層ビルが一因だってしきりにTVでいってるので、そこのビルに勤める方々の身の安全が心配です。

投稿: natuna | 2004.07.22 01:32

うちの会社の窓からは汐留シオサイトが見えるんです~。
あのビル群のせいで海からの風がこないんだーと思ってちょっと悲しい気分に。

小泉さんとか奥田さんとか北城さんとか政治経済の偉い人が率先して背広脱いでくれないと、サラリーマンみんな熱中症で死んじゃいますよう。

投稿: nya | 2004.07.22 21:13

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