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2004年7月

ABCが復活したら

昨日の日経夕刊の記事、青山ブックセンターの民事再生法申請。

日経は勇み足記事も多いので(うちの会社も結構ヤラれてます)まだ確証はないけれど、見事再建相成って、六本木店が復活したら - 勿論同じ店員さん、同じコンセプトで - そして深夜も営業してくれたら。

週末の深夜に思い立って車を飛ばして30分。そこはいつでも開いている私の心のよりどころで - 両手に持ったABCの紙袋(もちろん二重だ)にいっぱい本がはいっていて、お財布は軽くなったけど、「収穫収穫~」なんてにこにこしながら店をでるのだ。

毎週絶対行くことを誓うよ。

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そして人生は続く

玉造小劇店のふっこさんの言葉にしみじみとしてしまったよ。そういえば昨年の逮捕直後にリリパⅡの舞台を本多劇場に見に行ったのだった。「あーもうしょうがないわねえ。あのあほはー」みたいな感じだったなあと懐かしく思い起こす。

ちょっとだけ立ち止まってまた日常に還るのだ。そんなに悲しいわけじゃない。だっていつか必ず私たちもそこへ行くんだから。ただほんのちょっと切ないだけさ。

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日常のスケッチあれこれ

散文的に - きわめて散文的に。

そのいち

朝の天気予報をみて、今日は本格的に雨が降るだろうと思い、長い傘を持って出た - 結局傘を使ったのは、出社時の駅から会社までの5分間だけであった。人生とはえてしてこんなものである。

そのに

今日の蒸し暑さは尋常ではなかった。たいへんに暑い思いをしてお客様を訪問する。入り口で汗を拭き、上着を着てお客様のビルにはいると - 暑いよ? お客様が受付までエスコートに来て開口一番「いやーすみませんねえ。今朝からビルの空調が故障してて」 「....」

社員の反乱がよくおこらないなあと思ったよ。

そのさん

最近の歌番組ってみんなモーニング娘とサザンと175R(これをイナゴライダーと読むことは最近になって知った)がでていないか?

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今夜すべての -

はじめて読んだのはぴあの巻末の「啓蒙かまぼこ新聞」だったか -

「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」でそのシニカルな視点に舌を巻き、「西方冗土」で関西の奥の深さに呆れ、「白いメリーさん」で戦慄し、「ガダラの豚」でついにブレイクした!と興奮し、「バンド・オブ・ザ・ナイト」でこの人は日本のバロウズになったと思った。

そしてその合間に、リリパの舞台でちくわも撒いてもらったんだ。

なんというか「らしい最後」だ。でもわたしはつい先週「牢屋でやせるダイエット」を読んだばかりだったんだよ。おばあちゃんになったミケ豊中はちゃんと看取れたの?

でもまあ、いずれまたどこかの -東京だと下北沢あたりで飲んだくれてるおっちゃんに逢えるのかな。いかしたじじいになってるよね。呂律回ってないけど。

いまさっき帰宅して中島らも先生の訃報を聞いたばかりで唖然としてます。この項あとで書き換えるかもです。

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驟雨の朝

朝6時半に家を出たときはまさか降るとは思わなかった。電車にのって約1時間。会社最寄の駅から外に出たときにはすでにざんざん降りであったのだ - そんなー(;-;)

たしかに天気予報ではにわか雨に注意と言ってはいたがこの季節なら夕立と思うのが人情ではないか。会社の置き傘を使うつもりであったので傘は持っていない。仕方なく手に持った日経新聞をかぶって走ったのであった。見栄えの悪さなどかまっていられない。会社まで5分。新聞はすっかりつかいものにならなくなってましたとさ。

その後、10時に客先に出向くため外出した際には雨はすっかり上がっていて涼風が立っていた。今日は出入りが多く午後も外出したがとても楽だった。夏の朝の雨も捨てたもんじゃない。でもにわか雨を恐れて折り畳み傘を持ち歩いたのでけっこう重かったのだ。

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期待通りだよFIAT COUPE..

愛する私のヘタレ車FIAT COUPEは先週の「どこか無茶だよ熊野詣で」旅行、推定500Km半分山道をとても機嫌よく走ってくれたのでちょっと見直していたのだ。

ところが帰って程なく、走ると異音がするようになった。エンジンの回転に応じてぶいーんと唸りはじめたのだ。早速隣のガレージへ持っていったらハブベアリングが磨り減ってしまっているという。ううう.. (;-;) ハブかよ~(心の叫び)! つい例のリコール事件を思い浮かべてしまいました。

べつにそのままにしておいても炎上するということはないようだが、走行中突然止まるのもこまるので交換してもらうことにしたよ。また出費がかさむ~(;-;)

しかし例のリコール事件。あれは現場のサボタージュによるものでは絶対無いと思うんだ。だって国民性を考えればFIATのほうがよほど...。

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佐野元春 「THE SUN」

私の音楽に関する感性と経験は非常にプアだ。ピアノを長年やっていたせいで、クラシックの楽曲に対する基礎知識は持っているが、それにしたって非常に大衆的だ。なんせ好きな作曲家がバッハとベートーベン、オーケストラはカラヤン指揮時代のウィーンフィル、尊敬するピアニストはケンプなのだ。ね、わかりやすいでしょ? 
ましてやロック、ポピュラーにいたってはいわずもがなだ。恥ずかしくてカラオケにもいけないよ(行くけどさ)。でも、そんな私でもおよそ人生の各局面にさまざまな音楽があった。

誕生日にねだって買って貰ったBCLラジオ(流行ってたのよべりカード集め)から流れてきたBeatlesの「Ticket To Ride」に衝撃を受けたのは9才のときだ。クラシック以外の曲は殆ど聞いたことのなかった私にいきなりBeatlesはないだろう。お約束のように溺れ、私は小学生にして東京近郊で開かれているBeatlesのフィルムコンサートにでかけたよ。好きだったなあ「Hard Days Night」

Beatlesからはじまったため私の興味は専ら英国ロックに向き、なかなか日本のロックに親しむ機会がなかった。そんな私を揺さぶったのはYMOだ(ほんとにわかりやすいね)細野"ハリー"晴臣に惹かれ、そこから日本ロックへの回帰がはじまるのだ。キャラメル・ママ - ティン・パン・アレイ(復活コンサートもいったよん)-そしてはっぴい・えんどにたどりつく。はっぴい・えんどは今でも私のエヴァーグリーンだ。そのメンバーにも当然興味が向いた。大瀧詠一 - ナイアガラと下って佐野元春にたどりついたのだ。ややこしいね。

ハイティーンの多感な時期に佐野元春の少年ボイスとビートを効かせた小気味よいメロディーラインとドラマチックに響くホーンセクションに乗ったセンチメンタルなリリックは効いた。その後長いこと影響されるほどに。
それから20年。佐野元春自身は音楽は続けていたけど、自己再生産的な要素の強いものに感じられたし、どちらかといえば「This」やネットなどで語る人になってしまい、また私的には「ポエム・リーディング」「スポークン・ワード」などに馴染めず、アルバムは新作がでれば買うけどそれほど注目はしない音楽家になってしまった。

そんな折、ラジオから流れてきた「月夜を往け」。あれ?モトハルって昔こんな歌うたってたっけ?ってまず思い、新曲ってきいて愕然とした。メロディーラインまんま昔じゃん!でもなんか最近の自己再生産ぽかった曲に比べてパワーがある。昔「VISITORS」や「99BLUES」をわくわくしながら聴いた気持ちがよびおこされるよ。

てなわけでTHE SUN (初回生産限定盤)通して聴くとそれほどノスタルジックでもない。「希望」なんか昔のメロディーラインに日常生活のリリックのせてるな。「恋しい我が家」は丸ごと好きだ~。「遠い声」「君の魂大事な魂」とかムード歌謡(?)っぽい切り口もいいな。

それにしても「月夜を往け」と「太陽」を続けて聞くと、あまりにノスタルジックすぎるよな~という気になる。やっぱり新しいレーベル立ち上げたよ~っていう往年のファン向けのメッセージなのかな?でもとても気持ちよく聴ける。思惑とかどうだっていいや。やっぱ好きだよ佐野元春。

ところでうちの会社にはセントポールで元春とバンドやっていた上司がいる。そういう世代なんだよねー。すごいやあの少年っぽさ。

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iPodをあしらってみた

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フランク・ロイド・ライトが好き

20世紀初頭~半ばにかけて活躍した米国の著名な建築家フランク・ロイド・ライトが好きだ。日本の美術・建築に大いに影響を受け、また日本の現代建築にも多大な影響をあたえたライトのバイオグラフィーや作品はこちらに詳しい。

彼の建築は木と石と水 - 前期は直線、後期は奇天烈な曲線で構成された、ひどく無機質で未来的で、それでいて懐かしく冗長なデザイン。

前期の有名な建築物としてはカウフマン邸(落水荘)がある。家の床下を滝がながれているアレだ。

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<これはMetのミュージアムショップで買った落水荘のスケッチ>

プレーリーハウス(後期はユーソニアハウス)という安価に建築できてすみやすいプレファブ住宅を考案すると思えば、こんな建物(ジョンソン・ワックス社営業ビル)もデザインしちゃう。本人は毀誉褒貶のとても激しい人生を送ったようだが、彼の建築はいまなお愛され、現代の建築家達に影響を与え続けているのだ。

で、私がどれくらいライトが好きかというと、はじめてニューヨークに出張したとき、真っ先にむかったのが、ダゴダハウス(レノンファンなのだ)でもMoMAでもMetでもなく、ロイドデザインのグッゲンハイム美術館だったというくらい好き。

建物全体が螺旋の意匠で外も変だが中はさらに変。回廊が螺旋状にとりまいていて、その回廊が特別展示(常設展示はこの建物のつづきの普通のビルの方)。私が行ったときにはビデオアートのナムジュン・パイク展をやっていた。建物のグランドフロア部分にいちめんの藪がつくられその間に設置された無数のテレビモニターがさまざまな映像を映し出す。その光が回廊に反射してえもいわれぬ雰囲気をかもしだしていた。ないす。
 
てなわけでいつか家をたてる時はフランクロイドライト風にしたいなー、彼のステンドグラスもいれたいなー(通販しているのだ)と思っているのだが多分予算的に無理(;-;) せめてものよすがにヤマギワのライトのレプリカシリーズ「タリアセン1」を買いましたとさ。

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<買ったときは気づかなかったが多分タリアセン・ミニ>


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ゴーヤと私

今日の叫び・エヴァ落ちかよ~!(わかるひとだけ笑ってください。最近の我が家の流行語は「台無しだよ!」です)

初めて苦瓜を食べたのは、青山紀ノ国屋スーパー(あ、工事中だ)の近くの蓬莱だったか。苦瓜となにかの炒め物。
あまりの苦さになにこれっ!とまず思い、食べていくうちにやみつきになった。とってもくせになる味だけど、当時は中華料理店でしか見かけなかったし、身近ではなかった食材だった。それから幾星霜。いまや近所のスーパーでもゴーヤが安売りされてる。良い時代になったものだ。

てなわけで今日の夕ご飯は大好きなゴーヤチャンプルー。なんか日替わりでゴーヤチャンプルーとラタトゥイユを食べている夏の私だ。

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本日のゴーヤチャンプルーには厚揚げがはいっていたよ。おいしいよう(;-;)

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日本の夏、英国の夏

なにか苦行でもしているような気になる今日この頃の猛暑だ。本日営業と地下鉄の出口で待ち合わせをした。時刻はお昼過ぎだ。約束の時間に地下鉄の階段を上がっていくと、彼が先に来ており、地下鉄の階段をあがったところで背広を着こんで待っていた。いっておくが炎天下だ。

「暑くない?」「暑いっす。いまシャツ脱いで絞ったらこのあたり汗で水びたしっすよ。」
「上着は脱いでよ~。見てるほうが暑いよ~ってか日陰で待ってろっ!」「でもこのあたり日陰が無くて..」
「階段の下は地下で日陰でしょうが。死んじゃうよ~(;-;)」「あ、そーか!」

などというとぼけた会話はさておいて、いつから東京はこんなサバイバルな街になったのだ?

さて猛暑といえば昨年の英国。ロンドンの今日の天気は曇。最低16度最高22度。例年だいたいこんなものである。従って英国はあまり暑さに対しての対策をとってはいない。レンタカーはエアコンがないのが普通だし、ホテルだってよっぽど近代化されていなければクーラーなんて気の利いたものはない。(10年ほど昔、ロンドンのハイドパークホテルに泊まった際、部屋にクーラーはついていたが、これがつけるととんでもない騒音を吐き出すシロモノで..今はマンダリン・オリエンタルグループになって設備は近代的になったとは思うが。)

いってみれば英国は軽井沢。夏は国全体が天然避暑地なのだ。しかも高緯度のため、夜10時をすぎても日が暮れないという遊ぶのには格好な場所だ。それなのになぜ君たちはわざわざ休暇を暑い南仏で過ごすのだ~?!と昔、出張中にがらんとした夏のラボで叫んだこと数回。英国人てニース好きだよな。

そんな天然避暑地の英国を含む欧州全体を熱波が襲ったのは昨年の夏。フランスやイタリアで多くのお年寄りが亡くなった痛ましいニュースは記憶に新しい。

昨年の英国の猛暑状況。最高気温が25度を越えれば猛暑といわれる英国でのきなみ30度が続いたのだ。そりゃ死者もでるよ。
そんなさなかに英国にいったのである。おりしも昨年の日本は冷夏。涼しい日本から猛暑の英国へ。ニースへ行く英国人を笑えないや。

ヒースローについてその熱気に愕然とした。まずハーツのカウンターに行ってクーラー付と念を押してレンタカーを借りた。通常車種はフォードやプジョーの小型車なんだけどそういうわけで昨年はトヨタ(AVENSIS)だった。さすが日本車、温度指定でがんがんにクーラーがきかせられる。+15£/Day(;-;)でもこれは有難かった。

ヒースローから40分ほどのテムズ川沿いのホテル「コンプリート・アングラー(釣魚大全荘)」が定宿だ。テムズ川上流の堰に面した美しい佇まいのクラシックホテルの名は勿論アイザック・ウォルトンの著書「釣魚大全」からとっている。そしてその名の通り釣宿、船宿としての機能ももつホテルである。

私は釣りはしないが、車の交通の便も良くご飯もおいしく、そして何よりホテルのあるマーローという小さな町が大好きで、ここ数年、英国一泊目は必ずここにとまっている。もちろんクーラーはない。かわりに各部屋には扇風機がそなえつけられていた。町にでれば、レストランに「Air Conditioned!」の大きな看板が。逆にこれがなければクーラーがはいっていないわけだ。ふー。

昨年の旅行は、1週間ずっとマーローに滞在し、テムズ沿いのパブリックフットパスを散策したり、凶暴な白鳥と遊んでいた。何もしないのもなんだからと近くのウィンザーにいったり、通行税の適用されたロンドンをバイパスしてカンタベリーなどにもいってみたのだが、お城でも大聖堂でもあちらこちらに扇風機が設置され生ぬるい空気をどよんどよんとかき混ぜていたのであった。さぞかし欧州の扇風機需要はあがったことだろう。

ところで夏の英国は郊外でファームショーやプロムナードコンサートなど様々な催しが開かれるが、臨時駐車場にはかならず「あなたの犬を車の中で死なせないで!」の大きな警告の垂れ幕やポスターが貼られている。日本では赤ちゃん、英国では犬が炎天下の車の熱気の犠牲になるのだろうか。日本もこれくらいアピールすればパチンコ屋の駐車場での痛ましい事故がなくなるのかな?

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ウィルス騒動

昨日の午後あたりから、会社のメールアドレスにぽつぽつと添付ファイル付の無件名メールが届き始めた。送信者は匿名だったりそうでなかったり。本文はなしで添付ファイルのみ。こんな怪しいメールは勿論内容をみずに即削除。そもそもこれらは会社のメールサーバーを通過しているので、「添付ファイルはウィルスに感染しているので削除済み」のレポートがもれなくついている。

私のPCのシステムにはウィルスシールドが常駐しているから怪しければ検疫されるけど盲信するのも良くない。アンチウィルスソフトのシグネチャファイルを最新にしてウィルスチェック、無感染を確認した。
会社のイントラネットの掲示板をみると警告及び対応策が掲示されている。いま現在、世界中を席巻しているW32.Beagleの新種で、ついに会社内にもはいりこんでしまったようだ。今日の早朝まで、ひとしきり不穏なメールがとびかっていたが、対応が周知徹底していたためか、就業開始後、今日の午前中でほぼ沈静化した。

会社で使用するパソコンのシステムおよびアプリケーション周りは高度な標準化がされており、こまごまと決まっているセキュリティ・ポリシーを遵守していないとすぐに警告がくる。定期的に監視されているのだ。そりゃビッグブラザーみたいでかなり窮屈な仕組みだけど、最近よくある機密漏洩などが起こっても、個人と会社の責任が明確に線引きされているのである意味安心だと思う。

しかし可能な限りの防御策をとっていても入り込んでくるウィルス。会社のシステム管理担当者は本当に気の休まる暇も無い。

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ラスカル絵皿とウェッジウッド

セブンイレブンでいま行われている世界名作劇場絵皿プレゼントにはまってしまった。いっしょうけんめいポイントをあつめて、ラスカルのお皿2枚もらったよ。

もらった絵皿をしみじみ見ていて、ふと思いついたので家にあるウェッジウッドのワイルドストロベリー柄のお皿と並べてみたら緑の葉と赤い実の意匠がなんとなく似てる。

下がワイルドストロベリー。上がラスカル(ラスカルのアイコンがかわいいのだ!)。

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私は英国の陶器メーカー、ウェッジウッド社のワイルドストロベリー柄の食器(ファブリックもある)をコレクションしている。ディナーが出来るくらいの種類は持っていて(変わったところではご飯のお茶碗もあるよ)居間のカップボードに並べているのだけど、これも並べるべきかちょいと悩んでいるのだ。

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<関係ないけどさっきのねこまる。椅子の足元であおむけ姿勢>

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青山ブックセンターの思い出

行きつけの本屋が無くなってしまうのは活字中毒者としてはとてもショックだ。青山ブックセンター六本木店には長いことお世話になっていたから寂しさはひとしおだ。

- 品揃えが良くていつ行っても何かしら買う本がある。漫画系、旅行系、美術系(建築系)が充実していた。
- 終夜(朝5時まで)空いているので、夜中に突然思い立っていくことができた。
- カードがつかえるため、手持ち現金が寂しいときでも気にせずに本が買えた。
- 飲み会の後に酔っていくことが多かった。酔うと気が大きくなり、本を山のように買ってしまった。
- したがってここで本を買うと、店員さんはいつもABCの紙袋を二重にしてくれた。

六本木交差点ほど近くに輝く緑のABCの看板はもう無いのだ。青山ブックセンターは大好きな本屋だった。ただ寂しい。書店の破産を意識するのは三省堂以来だ(あそこは再建したからなあ)。

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街道を行くかも~ その4・さて日常に回帰篇

7月15日(木) 那智勝浦~川崎

夫は言った。「スノッブな君が団体客も来る様な普通のホテルを予約するなんてね」

まあそりゃそうだ。私の基本は出不精だ。子供の頃の家族旅行を除いてはプライベートではほとんど旅行をしたことがなかった。はじめて飛行機に乗ったのは会社に入って出張をしたときだった。そんな性質なものでプライベートで旅行にするときは出来る限りストレスなくしたい。団体旅行をしたことはない。エアはビジネスクラス(勿論格安航空券だしマイレージためてるから安くチケット買えるのだ) ホテルも小規模の行き届いたサービスの期待できるできるだけなじみのところを使う(ルレ・エ・シャトーに属しているホテルが好き。日本では強羅花壇とか)

お金もない住宅ローンに苦しむ扶養家族もちのヒラ会社員ではありますが、せめて1年に1回の休暇くらいは十分にリラックスしたいのだ。すみません俗物ですわたし。

そんなわけで、旅行はわりといつも同じ地域(日本なら箱根・海外なら英国)を選ぶのだが、今年は予算の都合により異例の国内・はじめての地域・マス向けのホテルとなったのだ。

でも「ホテル中の島」は大正解だった。たしかに普通のハコの大きい温泉ホテルだけど、十分非日常はあじわえたよ。なにしろ孤島なのだ。

部屋の窓からすぐ下の海を見ると瑠璃色の鱗を日の光に煌かせながら魚の群れが泳いでいるよ。夜は満点の星。部屋からは北斗七星、カシオペア、ケフェウスなど夏から秋の星座が良く見えた。朝の5時に起きて潮聞の湯でくつろげば、遠くに出航していく漁船が見える。しかしさすが温泉のホテル。この時間でも年配のご婦人で露天風呂はいっぱいだ。みんな元気だなあ。

私としては大満足。お食事もサービスも申し分なかったし、那智の火祭り同様機会があればまた来たい。

さて名残惜しいが、本日は自宅まで一挙の強行軍。10時にはお宿をでた。

道の駅で1時間おきに休みながらR42で延々北上。伊勢自動車道の勢和多気インターから終点と鳥羽まで訳4時間。2時の伊勢湾フェリーに乗る。

3時に伊良湖。そこから浜名バイパス経由で浜名湖ICで東名に乗る。がんがんとばして7時に家についた。1時間おきに休みをとったとはいえ9時間のドライブはかなりきつい。まあ、オリジナルプランでは帰りも鳥羽で一泊するはずだったのだが、はずせない仕事が金曜にはいってしまったため急遽短縮スケジュールになった。疲労困憊で日常に回帰なのだ。ちっとも休暇じゃないよう(;-;)


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街道を行くかも~ その3・豪快!那智の火祭篇

7月14日(水) 晴れ 熊野那智大社

そもそもこの旅行をプランした理由は、ネットで偶然「熊野那智大社」のWebサイトを発見したことだった。

神武天皇に発見されたという那智の大滝を御神体とし、彼をそこから大和に導いた八咫烏を御使とする那智熊野大社。そこで年に一度、7月14日に行われる「那智の火祭」は、もともとの那智大社のあった那智の大滝の滝壺(御滝本)に滝を模した巨大な扇御輿12体(熊野那智大社には12の神が祀られている)が山の中腹にある那智大社から参道を下って里帰りするという神事だ。その扇御輿の先触れとして参道を巨大な松明12体が清める。これは勇壮で荘厳そうなお祭りだ。見てみたいなと思ったのだ。

朝の10時ごろホテルを出発する。ホテルから那智大社までは車で20分くらいの距離だ。ただしこの日は交通規制で参道まで車でいけない。那智山の麓の臨時駐車場で車をとめ、あとはパーク&ライドの要領でシャトルバスが那智熊野大社まで往復してくれる。

ところで熊野那智大社は山の寺、参道は基本的に石段。もちろんこのあたりは覚悟してきたので帽子を被り、運動靴を履きタオルをまいた簡易登山スタイルでやってきた。しかし暑い。当日の気温は32度で多湿。立っているだけで汗がでる状態。バスの駐車場から参道を登る。たちまち吹き出る汗。アイソトニック飲料を握り締め、ぜーぜーいいながら登ったのだ。

sandou1.JPG<参道登り始め>

sandou2.JPG<参道登り中>

torii.JPG<鳥居にたどり着く。まだ階段がある>

torii2.JPG<社殿から鳥居を臨む>

社殿につくと、ちょうど稚児舞が奉納されているところであった。とてもかわいい。近くの若い女性が「陰陽師の世界だね~」などと話していた。私も同じことを思ってしまった。所詮はミーハー神事ファンなのである。

syaden.JPG<社殿の様子。右手奥に扇御輿がならんでいる>

chigomai.JPG<稚児舞手勢ぞろい>

火祭りのメインイベントは13時本社前に扇御輿と松明が勢ぞろいするところから始まる。

main1.JPG<扇御輿と大松明それぞれ12体が本社の前に並ぶ>

ここで私たちは本社から那智の滝へ移動。すでに滝への参道は見物客で埋め尽くされている。適当な場所をみつけて陣取る(ここが偶然とてもよい場所だった)
まず火のついていない松明が滝前に下りる。そしてその後、小松明をもった先触れ - 御使 -が参道を走り抜ける.御使は三人。被っているのは黒いカラス帽。三本足の八咫烏を模しているのだ。

main2.JPG<先触れの松明。藁をまとめた細長いもの>

やがて滝前で点火された50-60kgの巨大松明が参道を清めるために上ってくる。燃え盛る巨大松明は迫力だ!この松明を三人がかりで参道に叩きつける。清めのためだ。舞い上がる火の粉は容赦なく見物客にふりかかる。熱気で顔が焼けそうになる。でもこれは神の火、清めの火だ。だから見物客は競って火の粉を被る。これは神事だ。1000年以上の歴史を持つ祭祀はそれだけでものすごい説得力がある。

main3.JPG<大松明には担ぎ手の名前が書いてあったよ>

そして清められた参道を下りてくる12体の巨大な扇御輿。御輿と松明は参道の中央で出会う。陣取った場所がちょうど出逢いの場所だったのは偶然の幸運だ。

main4.JPG<御輿の担ぎ手はヘビ模様の着物をきているのだ>

main5.JPG<滝前に到着した扇御輿>

滝前におりると、たくさんの報道陣が集まり、地元放送局の番組の収録などが行われていた。滝前で魔よけの御札を買う。カラスがキュート。

私は神そのものを信じてはいないのだけれど、人間の精神の生み出す共同幻想としての神は確かに存在するし、それがプリミティブであればあるほど強いものだと思っている。そしてその神の力を表現する日本古来の神事はとても説得力があるし、何より力強くて魅力的だ。また見たいなと思ったよ。

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街道を行くかも~ その2・陸の孤島で海の孤島だ!篇

7月13日(火) 晴れ 鳥羽~那智勝浦
あさ5時に起きる。ちょうど部屋の窓から朝日が上るところが見えたよ。

tarako.JPG<部屋はすべてオーシャンビュー。岬の上に朝日が昇る。右に見えるのはプール。>

朝食はバイキング形式だけど、徹底したことに全ての食材にカロリー表示がされている。卵は好みに焼いてくれるし、ワッフルも焼きたてが供される。夫がとったチーズ入りオムレツを一口だけもらう。ふわふわでおいしいよう(;-;)

breakfast0713.JPG<前方が夫のご飯。カロリーを気にした私のご飯は後方。>

チェックアウトは12時なので、SPAでちょいと運動。塩水プールで泳いで、ドライとウェットサウナの両方で茹だって、屋外ジャグジーでくつろぐ。天国にゃー。

12時にホテルを出る。今日は最終目的地、那智勝浦に向かうのだ。まずパールロードを南下する。賢島近辺の風景がすごくきれい。リアス式海岸のためかなり深く海が陸に入り込んでいて、その変化に富んだ風景がとても美しい。

kashiko.JPG<牡蠣養殖の筏。これは伊勢志摩ロイヤルホテル前の風景。>

パールロードを的矢まで南下、R260で紀伊長島まで、R42にはいって那智勝浦まで一気に南下。都合4時間ほどの難コースで道幅も狭く、車を運転するのはとても疲れる道。 なので道の駅で休み休み行く。「道の駅」 - それは一般道のサービスエリア。非常に地元に特化していて、特産物はもとより、展示・ミニ博物館などが併設されていてたいへんに楽しい。道の駅・紀宝町うみがめ公園なんて、海がめ水族館が併設(というかメイン)されていた。立ち寄った道の駅は三駅。熊野きのくにまんぼう・紀宝町うみがめ公園。

このあたりは、とてもアクセスがしづらい、いわゆる「陸の孤島」 熊野古道が世界遺産登録され、街道のあちこちに「祝・世界遺産登録」ののぼりがたっていたり、道の駅では古道弁当や古道Tシャツが売られていたけど、道路や鉄道などのインフラを整備しないと観光客の増加は見込めないんじゃないかなあと思った。R42は、バイパス道路などができつつあったけど。

さて、いよいよ那智勝浦到着。今夜のお宿は「ホテル中の島」 那智勝浦湾の島ひとつがまるまる温泉ホテルなのだ。したがってホテルへは船でわたる。

nakanoshima.JPG<ホテル全景>

nakanoshima1.JPG<ホテルエントランスは船着場>

ホテル中の島はよくある温泉ホテル。変わっているのは孤島ホテルであるということ。部屋のみならず露天風呂まで海に面していてそりゃあもう絶景。実は部屋から男性露天風呂が丸見えであった。それに対して何か感慨を抱くほどの年齢でもないが(あー見えてますねえといった感じ) でも夜中におじさんたちがはしゃぎがら露天風呂から海に飛び込んで泳いでいるのをみてしまった。ありゃあぶないよ。

spring.JPG<部屋から見える男性露天風呂 「潮聞の湯」という。女性用も同じ佇まいのものがある。>

sashimi.JPG<過剰な夕ご飯。尋常ではないおつくりの量。伊勢海老の刺身あま~。生鮪に鰹。鮑のステーキも劇うま。>

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街道を行くかも~ その1・志摩でくつろぐ篇

さて夏休み。本来ならば1週間ほど休暇をとって英国にドライブ旅行に行くのが慣例だが、今年はリフォームのため夏のボーナスがとんでしまい先立つものがない。つつましく国内でのんびり休暇を過ごすことにした。結果としてはぜんぜんのんびりできなかったのであるが(私の旅行計画はいつもちょっとどこか無茶)以下はその記録

7月12日(月) くもり 川崎~鳥羽

9時に川崎の家を出発。12時前に浜名湖SA

eal.JPG<お昼のうな丼。うま~>

次の三ケ日ICで降りて、R42経由で伊良湖フェリーターミナル。ここから伊勢湾フェリーで55分。生ビールなど飲みながらのんびり伊勢湾の風景を楽しむ(+320円で特別室が利用可能。ゆったりとしたサロンでくつろげるのだ)。

ferry.JPG<フェリーの風景>

3時には鳥羽に到着。ここからパールロードで15分。今夜のお宿はタラサ志摩 海岸に面した美しいフォルムのSPAリゾートホテルだ。さっそくフロントでエステを予約。オイルマッサージなどを受ける。夜はダイエティークディナーという、フルコース770Kcalのフレンチ。量が多くて品数が多くておいしい!
コースの料理それぞれカロリー表示されているのだ。それを見る限りコース内でいちばんカロリーが高いのはパンの126Kcal。メインの子牛なんて86Kcalだ。デザートまでちゃんとついているのがうれしい。これで味が平凡だったらとほほだけどなかなかどうしてバリエーションにとんでいるし、ソースも工夫されていてリッチさが無い分、ハーブなどでおぎなっていて飽きさせない。こんなメニューをだすレストランが東京にあれば通いたいなあと思ったよ。

awabi.JPG<志摩産鮑のカクテルと鮑のゼリー/52kcal>

robstar.JPG<活オマール海老パイナップルソースカレー風味/80kcal>

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幸福の蟹味噌

昼寝から起きるとまだ12時。空は黒雲。遠くで雷鳴。猫が出窓から外を見ている。鳥の声。さーっと風がわたる。「雨がくるよ」夫が言った。ソファに座ってぼーっと外をみている。雷鳴がどんどん近くなってくる。空が光る。夫が三脚をベランダに向けてセットする(彼はフリーのカメラマンだ)。やがて最初の雨音。稲妻が空を走り雷鳴が轟く。あっというまに土砂降り。がんがん稲妻が走る。私と猫はただ呆然と外をみている。猫の尻尾が雷に反応して逆立っている。

やがて雷鳴が遠くなり空が明るくなる。青空がどんどん広がってくる。猫の逆立っていた尻尾も元にもどる。

日の光。なんて強い。

ああ、夏だ。

夏がはじまるのだ。

てなわけで明日から私は夏休み(ちとはやい)で旅行に行くので、猫をペットホテル(かかりつけのペットクリニックに併設されている)にあずけに行く。帰りに選挙の投票に。

お中元にボイル毛蟹三匹がとどく。せっせと殻をむく。むきながら蟹みそと身を食べあまりのおいしさに滂沱の涙を流す。のこりの身の半分はトマトソースにいれて生パスタとあわせる。この世にこんなにおいしいものがあるのか~(;-;)

作り方は激かんたん!きざんだにんにくをオリーブオイルで炒めて香りをだす。そこにみじんの玉ねぎを投入。(夫は紫玉ねぎを使う)、しんなりしたら、湯剥きした料理用トマト、パプリカ、ズッキーニを角切りにしたものを投入して、タイム・セージなどいれて若干煮込む。しあげに蟹のほぐしみをいれてさっと煮立ててできあがり、味は塩と胡椒で適当に。蟹味噌をいれるとこくがでるよ。蟹ではなくベーコンを使ってもおいしい。パスタはフィットチーネがおすすめ。 

冷え冷えのシャブリも飲んでいい気分。のこりの半分は冷凍してまたパスタソースにするのだ!

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<毛蟹記念撮影。こんなでかいのが三匹だっ!>

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「MID SUMMER CAROL ~ガマ王子とザリガニ魔人~」感想

芝居が好きだ。その理由は前に書いたけど。ちいさな舞台。演じているのはわたしたちと同じ人間。芝居が終わって客電がつけば、その世界は消えうせる。その儚さはまるで起きているときにみる夢のようだ。

そんな夢の紡ぎ手のひとり、脚本家にして俳優(怪優?)「後藤”大王”ひろひと」の世界が大好きだ。残酷で美しい物語がベタな吉本新喜劇の手法で語られる。笑って泣いてそして恐怖に陥るーそんな世界がかける大王に一生ついて行こうと思っているよ。なぜ彼は大王と呼ばれるのか?まあ詳しくは彼のユニットPiperのHPで。

MID SUMMER CAROL ~ガマ王子とザリガニ魔人~」はその題名のとおり、大王の「クリスマス・カロル」だった。偏屈で吝嗇できらわれものの老人が儚い命の子供とふれあい改心するというたいへんにストレートなストーリーが摩訶不思議な大王の文法で語られる。2時間余りの舞台でなんどもなんども泣いてしまった。

大王はもともと関西の中堅劇団「遊気舎」の座長にして座付き作家だったのだけど、そこを退団してからほぼフリーとなって、さまざまな舞台を作っている。そのひとつが、パルコ・リコモーションと組んだ童話シリーズ。童話のような架空で浮遊した作品世界。登場人物は無垢だったり、悪意に満ちていたり、ねじが外れていたりする。そこで起こる残酷で美しい物語。それが大王独自のちょっとはずした視点で語られるのだ。

童話シリーズは中心に有名どころのTV俳優さんをすえて、脇を小劇場系の個性的な役者さんでかためる布陣だ。(そして実は物語の影の主役は小劇場系役者さんだったりするのだ)

今回もそんな感じ。伊藤英明、長谷川京子がほぼ初舞台。でもふたりともとてもがんばっていた。とくに伊藤英明君は、ガタイも良いし、声も通るし、もうちょっとふっきれば阿部寛のようになれるんではないかな?(私がはじめてみた芝居は阿部寛主演のつかこうへい「熱海殺人事件-モンテカルロ・イルージョン-」だ。これはすごかった。阿部寛の肉体・演技・声にすべて魅せられた。捨て身っつーかなんつーかあのイブニングドレスは歴史に残るよ。尊敬!) ハセキョウの評価はさんざん(えんぺ一行レビュー)みたいだけど、わたしはいいんじゃないかと思ったよ。

素敵なのは影の主役木場勝己、スクルージの役どころをあますところなく演じていた。にくらしくてキュートなおじいさん。年季の入った舞台役者さんのすごさを知らしめてくれました。もちろん他の脇をかためる山崎「NOVAの鈴木さん」一、犬山「ニャースの声のひと」イヌコ、瀬戸カトリーヌ(この人の舞台の上のふっきれかたはすごい!)、山内「映画瀬戸内少年野球団の主役だった美少年、今は美丈夫」圭哉(愛しています)などなど、どの方もみんな相変わらずとても良い。

たくさん笑ってたくさん泣いて、私のこころの源泉に触れる楽しい舞台をありがとう。大好きだよ大王!でも次の舞台は「人間風車」みたいに、もうちょっと悪意はいってもいいかもね。

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人の足を踏む

朝の混んだ電車の中でよろけて思わず踏ん張ったら足元にヤな感触。「すっ、すみません!」と振り返ったら、そこには足を押さえてうずくまった若い女性が。 しかもそのひと素足にサンダル!か、過失傷害!!

 「けっ、怪我はありませんかっ!!」 青くなった私にそのひとは顔をあげて「大丈夫です」と微笑んだ。

でもその目には涙がいっぱい~(;-;) 

私はヒール5cmくらいのパンプスを履いていた。そのヒールにかかる過重で華奢な女性の素足の足先を踏んづけたとなると衝撃ははかり知れない。骨が折れても不思議じゃない。「ほんとに大丈夫ですから~」といって、その人は足をひきずりながら電車を降りていった。

いたたまれなかった。 本当にごめんなさい。

これから素足にミュールとかサンダルの女性が増えてくる。満員電車は危険がいっぱいだっ!

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<最近のねこまるは寝室のカーテンボックスの上で寝ている。木の上の虎みたいな寝姿>

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巨大銭湯都市東京

気温34.8度。この熱気の中外回りをしていると空気がお風呂に思えてくる。陽炎にゆらめく通りのむこうから「かぽ~ん」という音が聞こえてくるのだ。東京全体が巨大な銭湯。そんなシチュエーションが「うる星やつら」にあったような気がする。

でも私はまだましだ、カットソーに半袖の麻のスーツ。同行の顧客担当営業はネクタイしめてダークなスーツ。外を歩いているときは背広を脱いでいてもお客様のビルに入る前にちゃんと着る。偉いなあ。暑さに負けずにがんばれー(無責任)

この季節の外回りにかかせないアイテムとしては、厚手のタオルに扇子。最近はクールミストのスプレー。UVベースはSPF50だ。SPF値の高い美白液は乳液と混ぜてつけるともちが良いと先だって読んだ婦人雑誌に書かれていたので早速実行しているよ。それでも直す暇もなく汗で崩れていく化粧。

この季節の昼間、電車の中で化粧直しをしているスーツ姿の女性をみたら、それは客先回りのはしごで化粧室に行く暇も無い営業なのだ。どうか男性諸氏は大目に見てやってくれ給え。

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親子ThinkPad

マイマシン2台。ThinkPad T30とX40。親子みたいだけど、ほぼ同スペック。メモリ512MB、HDD40GB。
さいきんはもっぱらX40を使用。軽いからね。会社で使ってるけどどちらも私物。

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癒され系-SPAフリークの戯言

マッサージが好きだ。いやむしろフリークといっていいかも。スノッブと笑えば笑え、私もいま流行りの「癒されたい女」なのだ。すみません。それほど疲れてるわけじゃないんですけど(;-;) 自分の稼ぎでささやかなセレブ気分を味わう小市民なのさ。

出張で地方のホテルに泊まればマッサージを必ず頼む。オヤヂっぽいけど、立ち飲み屋といっしょで最初の垣根をのりこえちゃえば割と平気。がんがんフロントに電話かけて呼んで貰うのだ。
それからSPA - 直訳すれば温泉。おおむね女性専用のマッサージサロンだ。ハーブオイルや海草などを用いた入念なマッサージ、ジャグジーやアロマミストのサウナ、クールダウンのためのレストルームがセットになっている。
エステサロンといってしまうと美容、痩身のイメージがあって、勿論その機能も含むんだけど、どちらかといえばリクラゼーション「癒し」が目的だ。ホテルの中の一施設として多く存在している。

出張、プライベートの旅行で訪れた様々な国でSPAを利用してきた。お風呂発祥の地、英国のBATHにはちゃんと「BATH SPA」という名前の温泉ホテルがある。SPA好きとしてははずせない。勿論行った。個人の大邸宅をホテルに転用。クラシックなたたずまいのわりにホテル設備は近代的。クラシックな建物にクラシックな設備が普通の英国ではこれは貴重(不便を楽しむのも一興だけどね)。SPAも勿論充実で、ご飯もおいしかった。おすすめっす。

BATHにはこの秋には健康ランドもできるみたい。「大江戸温泉物語」みたいにROMAN BATHならよかったのにどうも今風のSPAのようだ。つまんないの。

香港「ペニンシェラ・ホテル」のSPAはヴィクトリア・ハーバーを一望できるテラスが絶景。夕暮れ時なんか最高の気分だ。過日、ここのジャグジーで和んでいたら、関西弁のご婦人団体がはいってきて、ごーぢゃすなSPAが一気に大阪の銭湯化してました。それはそれで痛快だったけど。
ハワイ「ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジ」の「MANDARA SPA」は広大なホテルに配置されているだけあって空間使いが贅沢で、1日でもいられるほどの充実設備だったよ。出張でいったんだけど、プライベートでも行きたいなあハワイ。

で、シンガポール出張の折に利用したバリ風マッサージのSPA、「ST.GREGORY SPA」の日本支店が家の近くにできたというので早速いってみた。家から車で10分もかからない。雰囲気は南国。バリという感じで設備もよいし、スタッフの人も非常に丁寧でマッサージも気持ちいい。

最初にアロマソルトで足を簡単にマッサージ、その後足湯で20分、全身マッサージを40分くらい、ハーブテント(1人分の小さな布のテントの中でハーブを焚いている。信じられないくらい汗がでる)これで120分のコース。その後はジャグジー、ミストサウナ、リラックスエリアでクールダウン。私は冷え性で夏でも身体が冷たいのだけど、あれからずっと足先、手足がぽかぽかしていて気持ちいい。1ヶ月に1度くらい、リゾート気分を味わいにきてみるのもいいなと思ったよ。それ以上はお財布が許しません(;-;)

ただ難点はリゾート地のSPAにくらべると空間の使い方がコンパクトなことか。リラックスエリアの寝椅子なんか3つしかない。混まないように調整しているのかもしれないけど、混んでるのなら利用したくないなあ。

ちなみにこれがある三規亭(みきてい)は東急グループが子育てを終えて、比較的自分の自由にお金が使える、50代のご婦人層をターゲットにした、レストラン、ショッピングなどの和の複合施設。こ、小癪な。たしかに顧客層は年配のご夫婦が中心であった。でもこれってどうよ。世の中ってそんなに富裕層がいるのかなあ。謎の東急戦略。受けるのかはまだ謎だ。

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よしもとばなな 「海のふた」

不見転で新作を買う現役作家は何人かいる。筒井康隆、小林信彦、村上春樹などなど。そしてよしもとばななも(ちょっと恥ずかしいけど)デビュー作のキッチンからずっと読み続けている作家のひとりだ。

やばいほど精神世界に傾倒していっても最近はリゾート旅行記ばかり書いていても、飽きずに読み続けている理由 -それは人の儚さという無常観を前提に、それでも人は生きて行く、そして何かを残さずには、残されずにはいられないという割と前向きなメッセージに素直に励まされてしまうからなのだ。私の場合だけどね。

新作、海のふたも、まさにそんな感じ。ちょっと雰囲気は「TUGUMI」に似ているかな。

今回の作品のメインテーマは寂れ行く故郷 - かな。ゆっくりと生命力を失っていく海辺の町 - 故郷に対して、その衰退をとどめることはできないけれど、何かを注がずにはいられなくてかき氷屋をひらく主人公まりと大切な祖母を失ってひとの悪意に深く傷ついたはじめとのひと夏の物語。なにが起きるわけでもなく静かに流れる日常が心にふかく染み入ってくる。

そして物語の終わりと共に気づくのだ。終わらない日々はない。失くならないものなんてないけど、人は今日も生きてここで出来る事をするしかない。再会の約束 - それは果たされることは無いのかもしれないけれど - このあっけらかんとした喪失感と希望!やっぱり好きだなあばなな。

食べ物の描写がおいしそうなのもよし。今回はかき氷とエスプレッソ。続キッチンの「満月」に登場したかつ丼はほんとうにおいしそうで、命を救うことのできるパワーに満ちていた。一番好きな話は「ムーンライト・シャドウ」。川の向こうに二度と逢えないひとが佇む。こんなにもふたりの間は隔てられてしまったけれど、やがて来るあさに光に解けて消えてしまう姿だけれど、二人が愛し合った時間はけしてなくなりはしない - 私のエヴァーグリーンなのだ。

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<いい天気なので葉山でお茶。えびとアボカドのベーグル。飲み物はカシスのソーダ。私がジン・トニックを飲んだことは秘密だよ>

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折口信夫「初稿・死者の書」諸般の事情によりまだ途中

国書刊行会のオンラインショップで折口信夫「初稿・死者の書」をオーダーしたら一日で到着。地方に住んでいても稀少本が即時に手にはいる。しかも配送料フリー。ビバ国書刊行会! カストマーサービスは最高だよ。

過日、中公文庫版「死者の書」を読んで非常に感銘を受けた。膨大な学術的知識に支えられた物語もさることながら、独特の語り口に魅せられたのである。くるくるとかわる視点、場面、語り手に振り回されているうちに物語の世界に分け入っていくようなグルーブ感がたいへんに好ましかったのであった。

今回雑誌初出時の原稿を完全収録した版がでたというので、中公版と比較して読もうと思ったら、書斎がリフォーム中でよめないよ。現在、書斎にあった本棚10基と推定5,000冊以上の本が家中に散っている。殆ど積みあがっているのでアクセスできないのだ。

こんな感じ。

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<ここは廊下>


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<ここは寝室>

家中本まみれ。地震がきたら即死って感じ。

しょうがないので、収録されている著者の自伝的作品「口ぶえ」を先に読もうっと。

男子校に通う憂い顔で病弱な美少年の安良は粗野で強引な上級生と高潔な同級生に求愛されて、二人の間でこころ揺れ動く...って、これボーイズラブじゃん! しかも自伝だし.. ためしに「折口信夫」と「口ぶえ」でぐぐってみたらいわゆるガイシュツ。少年愛研究者や腐女子の間ではスタンダードな話なのね。..あなどりがたし日本近代文学!人生いくつになっても勉強だ!


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