ダイエットに王道なし
元来、享楽的な性格である。いわゆる「こらえ性がない」ってやつ。
10代の頃は意識せずとも体型をキープできていたのだが、就職し親元を離れたのが折りしもバブル真っ盛りの頃。東京下町で質素(注)な公務員の家庭に育ち、両親より清廉をもって善とする薫陶を受けた私だが、堕落は早かった。仕事とともに美食と酒も覚えた。以来、私はずっと自分の体重およびコレステロール値と戦ってきた。
(注:こんな感じ)
高校生の時に大病をした。入院を経て自宅療養中の私に滋養に良いと聞き込んだ母が上野松坂屋でローストビーフを買い求め、食べさせてくれたのが私の生涯牛肉初体験だ。これは20年程前の話であり決して戦前ではない。
巷に流行る怪しげなダイエット方法も結構ためしたし、エステサロンに通ったこともある。
しかし何十万円も費やして得た結論、それは「ダイエットに王道なし」という身も蓋もないものだった。結果として私にとって効果のあったダイエット方法は一種類しかなかった。食べないことだ。これだけは効いた。
1ヶ月で10Kg以上落ちたことがある。当時私は初めて大きなプロジェクトを任されたが、トラブルが頻発しスケジュールは遅れお客様からは連日叱責され針のむしろ状態を味わったのだった。過度のストレスで食欲は無くなった。当初は栄養ゼリーでしのいでいたがやがてそれすらも喉を通らなくなりみるみる痩せた。それが続けば身体も壊していたろうが、良くしたもので程なくプロジェクトはうまく流れはじめ、食欲も戻っていったのだが(そして体重も元に戻った..とほほ)
あんな心労は二度と御免だが、要するに摂取より消費を増やせばやせるということだ。
まあしばらくがんばってみます。
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コメント
ダイエットに王道なし。なるほど。私もそうだと思ったので、ダイエットにはお金をかけたことがありません(太目ですけど)。
が、20歳の頃から記憶力が悪くなってることに非常な焦燥感を持ち、これにはお金をかけちゃいました~。速読教室とか気功教室とか習ったりして。でもやっぱりこれもダイエットと同じでした。
スクールに通っても言われるのは本に書いてあることと同じで、「気をつけて早く読む」とか「気をつけて覚えるようにする」とかを、毎日コツコツ出来るかどうかにかかっているのですね!
わかっていても「それでもどこかの誰かが魔法みたいに直してくれるんじゃないかな~」と思ってしまう。あ~馬鹿~。
投稿: natuna | 2004.06.20 03:10
natunaさん、コメントありがとうございます。
そうなんです。王道なしなんですよ。それに気づくのにずいぶん高い勉強料を払ってしまったオロカナ私です。
私もここ数年とみに記憶力が落ちてきまして、これはひょっとして若年性アルツハイマーで脳が萎縮しているのでは?と、昨年脳ドックで脳スキャンしてもらいました。結果は...きれいなものでした。
やっぱこつこつ覚えるしかないんですね(;-;)
投稿: nya | 2004.06.20 08:00
すごい奇遇ですねーーー
私も慶応大学病院で脳をスキャンしてもらいました。
しかも自分で行ったのに、受付で悲しくて泣き出してしまいました。
結果は同じくきれいなものでした(爆)。
重病で機械の空きを待ってた皆さん、すみませんでした。
しかも健康保険いっぱい使ってしまって保険料負担してる皆さん、すみませんでした。
投稿: natuna | 2004.06.20 20:38
おお、これは奇遇ですねー。
何事も無くて幸いでした。私もきれいなMRI写真をみたときほっとして涙がでました。
とった写真はおみやげにもらいました。と、いうわけで我が家には私の脳のMRI写真と乳がん検査のマンモグラフィー写真があるのでした。へんなコレクションだ。
投稿: nya | 2004.06.21 21:00