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La flamme(Voyage Ⅰ)

ため息をついて鍵盤から手を離した。鏡に映った炎に手を伸ばしても、指先に触れるのは冷たい鏡面だ。そこには確かに燃え盛る炎があるのに、いっさいの熱は伝わらない。わかっている。その炎は彼のものであってわたしのものではない。わたしはわたしの内なる火を熾さねばならないのだ。

Fin

2008.1.4

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